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喪失と帰結の回廊4
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「おい! ニア……って、あれ?」
「あらあら。久しぶりですわね」
侍女数人に聞いて、ようやく足を踏み入れた部屋には少年の姿はなかった。
その代わりに、優雅に紅茶の入ったカップをかたむける聖女。
「シスター・マリア、なぜ君がいるんだ」
「まあ。ずいぶんな言い草なこと!」
言葉では嘆いてみせるが、その表情は穏やかな笑顔だ。
さすが何事にも動じない、神に仕える聖女である。
「アレン、貴方と目的は同じですよ。わたくしもニアと話をしに来たのです」
「ふぅん。いつの間に、君たちは仲良しになったんだ?」
半眼でじっとりとした視線を送れば、マリアはカップを置いて肩をすくめた。
「あらまあ、ヤキモチですか。アレン」
「ヤキモチなんか妬くかよ、女じゃあるまいし」
「そういうとこ、ですよ」
「ハァ?」
訝しげに首を傾げれば。彼女は、からかうような一瞥をくれて傍らに置いた物を取り出す。
煤けた紙、厳つい装丁。恐ろしく分厚いそれは、どうやら本らしい。
少しでも乱雑に扱えば、バラバラに崩れ吹き飛んでしまいそうだ。
表紙を一見しただけで、異国語と思わしい文字が書いてあるのが分かる。
「聖書かい?」
「いいえ。あいにく、聖書は持ち歩かない主義で。ここにすべて入っていますわ」
細く長い指が、トントンと軽く自らの胸を叩いた。
いくら教会の司祭であっても、聖書や教典の内容が一字一句頭に入っている者はなかなかいないだろう。
しかし確かに、シスター・マリアが聖書を持っている姿は見たことがなかった。
「これは、古文書です。何かの参考になるかと思いまして」
「古文書?」
彼女に近づき、テーブルの上に置かれた本を眺める。
「確かに、古ぼけて壊れそうだな」
「壊さないで下さいましね。これ、結構高価ですから」
「ふーん」
なんだかよく分からないが、どうやらニアはいないらしい。
誰か他に居場所を訊ねられそうな者を、頭の中で物色し始めた時だった。
「そろそろニアを、ちゃんと探しましょうかね」
「探す?」
振り向けば、彼女がテーブルになにやら書いている。
指先が光り、まるで他愛のない落書きをするようになにやら書いていく。
「マリア、なにしてるんだ」
「最近少し便利な魔法を覚えたのですよ」
「それはどんな――」
言い終わる前。洒落た大理石のテーブルに、小さな魔法陣が青白い光を放っていた。
「『探せ』」
桜色の唇が、そう呟く。
次の瞬間。
「!」
透明な水の球。
まるで水晶のような煌めきと、ゴムのような弾力を持ったモノが魔法陣の上に出現した。
ぽわん、となんとも言えぬ音をさせて小さく弾んでいる。
マリアはそれを包むように、手をかざす。
「ほら、便利でしょう?」
「なんなんだ、それ……」
微笑む彼女に対し、アレンは恐る恐る覗き込んだ。
手のひらに乗るくらいのサイズの玉が、しゅわしゅわと微かな音を立てて浮かんでいる。
「見世物小屋の占い師より、よほど役に立ちますよ」
「水晶玉か」
「まあ、似たようなものです」
いまだ警戒心をあらわにすれば、ウィンク一つ返される。
そしてもう一度、先程の呪文を唱えた。
「わっ!」
「ふふ、驚きまして?」
「なにか映ったぞ!」
そう、透明な玉の中になにやら色が映り始めたのだ。
それは判然としない、まるで絵の具を水に溶かしたようなものであった。
しかし。
「もう少し待っててもらいますね」
マリアがさらに呪文を唱える。
どうやら占い師の水晶玉のようなもので、探しモノに効果がある抽象魔法の一種らしい。
これは攻撃や回復といった、目的と結果のハッキリしているものとは違う。自らの潜在的な意思や心の内について、曖昧な映像や音で指し示していく。
術者は、提示されたそれらを読み解く事が求められる。
つまり、非常に専門性の高い魔術なのだ。
「君、いつからそんな特技を身につけたんだ」
「ふふっ。少し、気まぐれで」
「あのなぁ」
気まぐれでやってみた、で出来る芸当ではない。
魔力があっても、この手の魔法は生まれつきの才能と特性がいる。
しかも、一通りの回復魔法を使いこなす美しい聖女。まさに天は二物も三物も与えた状態なのだ。
「……視える」
「何が見えるっていうんだ」
ポツリと呟かれた言葉に、気が急く。
彼女はニアの居場所を視ているのだろう。城中ひとしきり探していない彼は、一体どこにいるのだろうか。
「シセロ大臣と、一緒にいますね」
「なに!?」
つまり、魔王のところに殴り込み掛けてるという事か。
そう早口で問えば。
「焼けた塔……西の森……滅びた村……」
「!!」
アレンの脳裏に、幼きエルフの姉妹たちが浮かぶ。
まさか魔王は。
「あの森にいるのか? あの姉妹たちが住む、あの森に――」
「待って……ああ、なんてこと!」
マリアは天を仰いだ。
「アレン、魔王はわたくし達を。いいえ、貴方を騙していました」
「え?」
玉は、ふるふると震えだす。表面にいくつもの波紋を作る様は、やはり不思議な水の塊のようだ。
それに手をかざす彼女の手もまた、小さく震えていた。
「あの猟師……姉妹を匿っていた、彼が――」
「っ、まさか!」
一族もろとも惨殺され、村まで焼かれたエルフ達。
彼女達を助け出し保護したのは、猟師を名乗る男だった。
眉間に傷跡があり、身体の大きな壮年の男。
(ウソだろ……)
最初から騙されていた。
「彼女達は、無事なのか!?」
「……ええ、今は」
今は。
アレンの心に焦燥と危機感、苛立ちがつのる。
(まさか魔王は、姉妹を人質にするつもりか)
――しかし。なぜ皆、気が付かなかった?
ふと強烈か違和感が、頭をもたげる
「なぁマリア……」
「キャァッ!!!」
聖女が悲鳴をあげた。
透明だった玉の内部に、ふつふつと気泡が湧きだしたのだ。
まるで急激に沸騰する湯のように。
さらにどこからか血のような赤が一滴、差し込んだ。すると、またたく間に真紅に染まった。
赤くなった玉は、マグマのような熱を帯びているのだろう。
恐怖の表情を浮かべたマリアが、呪文を叫ぶ。
「『フラル』!」
それはけたたましい音を立てて、爆発した。
不思議と飛沫はなく。後に残ったのは不気味なほどの静寂と、うって変わった冷気であった。
「気付かれたようです。いや、最初から気付いていたと言うべきでしょうか」
「魔王が?」
「ええ」
マリアが魔法で視ていることを、知っていたというのか。
「だから、攻撃されたのです」
「……」
悔しげにそう口にする彼女に、アレンは掛ける言葉を失う。
「とにかく、目的地は分かりましたね」
「ああ」
シセロとニア、そして魔王は同じところにいる。
そしてそこは見知った場所。
「こうなったら何が嘘で、何が真実か。突き止めてやる」
魔王討伐の旅から今まで、アレンは自分が手のひらで転がされていた事を知った。
それは間違いなく屈辱であり、何としても借りは返さなければならない。
「僕は、男にコケにされるのが一番嫌いなんだよな」
とびきりの美女になら、多少騙されても我慢できる。
しかし何が悲しくて、男達にここまで翻弄されなきゃならないのか。
「なぁシスター・マリア」
「はい」
凛とした眼差しを見つめ返す。
胸元のロザリオを握り、微笑む聖女はなんとも心強い。
「魔王討伐を、やり直そうぜ」
「今度こそ完膚なきまでに叩きのめしてやりましょうね!」
「ああ、頼りにしてる」
「うふふ。腕が鳴りますわ」
(とりあえず剣を手に入れよう。城の武器庫辺りから失敬すればいいか)
ついでに壺のひとつやふたつ、宝箱の三つや四つほど割って中身を持ち出してやろうか――なんて、ほくそ笑んでいた。
……目的地は西の森。
そこで全てを終わらせるのだ。
「あらあら。久しぶりですわね」
侍女数人に聞いて、ようやく足を踏み入れた部屋には少年の姿はなかった。
その代わりに、優雅に紅茶の入ったカップをかたむける聖女。
「シスター・マリア、なぜ君がいるんだ」
「まあ。ずいぶんな言い草なこと!」
言葉では嘆いてみせるが、その表情は穏やかな笑顔だ。
さすが何事にも動じない、神に仕える聖女である。
「アレン、貴方と目的は同じですよ。わたくしもニアと話をしに来たのです」
「ふぅん。いつの間に、君たちは仲良しになったんだ?」
半眼でじっとりとした視線を送れば、マリアはカップを置いて肩をすくめた。
「あらまあ、ヤキモチですか。アレン」
「ヤキモチなんか妬くかよ、女じゃあるまいし」
「そういうとこ、ですよ」
「ハァ?」
訝しげに首を傾げれば。彼女は、からかうような一瞥をくれて傍らに置いた物を取り出す。
煤けた紙、厳つい装丁。恐ろしく分厚いそれは、どうやら本らしい。
少しでも乱雑に扱えば、バラバラに崩れ吹き飛んでしまいそうだ。
表紙を一見しただけで、異国語と思わしい文字が書いてあるのが分かる。
「聖書かい?」
「いいえ。あいにく、聖書は持ち歩かない主義で。ここにすべて入っていますわ」
細く長い指が、トントンと軽く自らの胸を叩いた。
いくら教会の司祭であっても、聖書や教典の内容が一字一句頭に入っている者はなかなかいないだろう。
しかし確かに、シスター・マリアが聖書を持っている姿は見たことがなかった。
「これは、古文書です。何かの参考になるかと思いまして」
「古文書?」
彼女に近づき、テーブルの上に置かれた本を眺める。
「確かに、古ぼけて壊れそうだな」
「壊さないで下さいましね。これ、結構高価ですから」
「ふーん」
なんだかよく分からないが、どうやらニアはいないらしい。
誰か他に居場所を訊ねられそうな者を、頭の中で物色し始めた時だった。
「そろそろニアを、ちゃんと探しましょうかね」
「探す?」
振り向けば、彼女がテーブルになにやら書いている。
指先が光り、まるで他愛のない落書きをするようになにやら書いていく。
「マリア、なにしてるんだ」
「最近少し便利な魔法を覚えたのですよ」
「それはどんな――」
言い終わる前。洒落た大理石のテーブルに、小さな魔法陣が青白い光を放っていた。
「『探せ』」
桜色の唇が、そう呟く。
次の瞬間。
「!」
透明な水の球。
まるで水晶のような煌めきと、ゴムのような弾力を持ったモノが魔法陣の上に出現した。
ぽわん、となんとも言えぬ音をさせて小さく弾んでいる。
マリアはそれを包むように、手をかざす。
「ほら、便利でしょう?」
「なんなんだ、それ……」
微笑む彼女に対し、アレンは恐る恐る覗き込んだ。
手のひらに乗るくらいのサイズの玉が、しゅわしゅわと微かな音を立てて浮かんでいる。
「見世物小屋の占い師より、よほど役に立ちますよ」
「水晶玉か」
「まあ、似たようなものです」
いまだ警戒心をあらわにすれば、ウィンク一つ返される。
そしてもう一度、先程の呪文を唱えた。
「わっ!」
「ふふ、驚きまして?」
「なにか映ったぞ!」
そう、透明な玉の中になにやら色が映り始めたのだ。
それは判然としない、まるで絵の具を水に溶かしたようなものであった。
しかし。
「もう少し待っててもらいますね」
マリアがさらに呪文を唱える。
どうやら占い師の水晶玉のようなもので、探しモノに効果がある抽象魔法の一種らしい。
これは攻撃や回復といった、目的と結果のハッキリしているものとは違う。自らの潜在的な意思や心の内について、曖昧な映像や音で指し示していく。
術者は、提示されたそれらを読み解く事が求められる。
つまり、非常に専門性の高い魔術なのだ。
「君、いつからそんな特技を身につけたんだ」
「ふふっ。少し、気まぐれで」
「あのなぁ」
気まぐれでやってみた、で出来る芸当ではない。
魔力があっても、この手の魔法は生まれつきの才能と特性がいる。
しかも、一通りの回復魔法を使いこなす美しい聖女。まさに天は二物も三物も与えた状態なのだ。
「……視える」
「何が見えるっていうんだ」
ポツリと呟かれた言葉に、気が急く。
彼女はニアの居場所を視ているのだろう。城中ひとしきり探していない彼は、一体どこにいるのだろうか。
「シセロ大臣と、一緒にいますね」
「なに!?」
つまり、魔王のところに殴り込み掛けてるという事か。
そう早口で問えば。
「焼けた塔……西の森……滅びた村……」
「!!」
アレンの脳裏に、幼きエルフの姉妹たちが浮かぶ。
まさか魔王は。
「あの森にいるのか? あの姉妹たちが住む、あの森に――」
「待って……ああ、なんてこと!」
マリアは天を仰いだ。
「アレン、魔王はわたくし達を。いいえ、貴方を騙していました」
「え?」
玉は、ふるふると震えだす。表面にいくつもの波紋を作る様は、やはり不思議な水の塊のようだ。
それに手をかざす彼女の手もまた、小さく震えていた。
「あの猟師……姉妹を匿っていた、彼が――」
「っ、まさか!」
一族もろとも惨殺され、村まで焼かれたエルフ達。
彼女達を助け出し保護したのは、猟師を名乗る男だった。
眉間に傷跡があり、身体の大きな壮年の男。
(ウソだろ……)
最初から騙されていた。
「彼女達は、無事なのか!?」
「……ええ、今は」
今は。
アレンの心に焦燥と危機感、苛立ちがつのる。
(まさか魔王は、姉妹を人質にするつもりか)
――しかし。なぜ皆、気が付かなかった?
ふと強烈か違和感が、頭をもたげる
「なぁマリア……」
「キャァッ!!!」
聖女が悲鳴をあげた。
透明だった玉の内部に、ふつふつと気泡が湧きだしたのだ。
まるで急激に沸騰する湯のように。
さらにどこからか血のような赤が一滴、差し込んだ。すると、またたく間に真紅に染まった。
赤くなった玉は、マグマのような熱を帯びているのだろう。
恐怖の表情を浮かべたマリアが、呪文を叫ぶ。
「『フラル』!」
それはけたたましい音を立てて、爆発した。
不思議と飛沫はなく。後に残ったのは不気味なほどの静寂と、うって変わった冷気であった。
「気付かれたようです。いや、最初から気付いていたと言うべきでしょうか」
「魔王が?」
「ええ」
マリアが魔法で視ていることを、知っていたというのか。
「だから、攻撃されたのです」
「……」
悔しげにそう口にする彼女に、アレンは掛ける言葉を失う。
「とにかく、目的地は分かりましたね」
「ああ」
シセロとニア、そして魔王は同じところにいる。
そしてそこは見知った場所。
「こうなったら何が嘘で、何が真実か。突き止めてやる」
魔王討伐の旅から今まで、アレンは自分が手のひらで転がされていた事を知った。
それは間違いなく屈辱であり、何としても借りは返さなければならない。
「僕は、男にコケにされるのが一番嫌いなんだよな」
とびきりの美女になら、多少騙されても我慢できる。
しかし何が悲しくて、男達にここまで翻弄されなきゃならないのか。
「なぁシスター・マリア」
「はい」
凛とした眼差しを見つめ返す。
胸元のロザリオを握り、微笑む聖女はなんとも心強い。
「魔王討伐を、やり直そうぜ」
「今度こそ完膚なきまでに叩きのめしてやりましょうね!」
「ああ、頼りにしてる」
「うふふ。腕が鳴りますわ」
(とりあえず剣を手に入れよう。城の武器庫辺りから失敬すればいいか)
ついでに壺のひとつやふたつ、宝箱の三つや四つほど割って中身を持ち出してやろうか――なんて、ほくそ笑んでいた。
……目的地は西の森。
そこで全てを終わらせるのだ。
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