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7.香水と珈琲と誤回答と
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ふわり、と鼻腔を擽ったのは一体誰の香りだ、と問いただしたかった。
でも俺はそれが出来ないし、そもそもしてはいけないのだろうか。
隣を歩くずっと年下の少年から、おおよそ男子高校生がつけそうにない香水の香りがする―――。
「蓮」
「ん?」
俯きがちに歩く彼の名を呼んだのは俺だ。
ほとんど無意識だった。まるで欲するように呼んでいたのだと思う。
しかし返事を返されて、改めて困った。
……まさか『呼んだだけ』なんて言うわけにはいかねぇ。
「あー……なんか……香水」
「香水?」
しまった。やれやれ口が滑っちまった。
仕方ないから、素直に聞くことにする。
「ガキのクセに洒落た匂いさせてるな、と思ってな」
「香水? 僕つけた覚えなんか……あっ」
「なんだよ」
すると突然彼はきまり悪そうに視線を逸らした。
その態度が俺の心臓を必要以上に抉る。
「べ、別に……多分、電車の中で移ったんじゃないかなぁ。すごく香水臭い人、いたし」
「……」
それが明らかに演技臭いというか、こいつ嘘つくのが下手すぎだろう。それだけ正直者だということだが。
しかし嘘つかなきゃいけないことがあるって事でもあるわけで。
俺の心に一瞬で微妙な感情の火が灯ったのを感じる。
「どこの男か知らねぇが気を付けろよ」
「それ、どういう……」
「別に大した意味はない。ま、俺には関係ねぇしな」
こいつがどんな男に身体売ってようと関係持ってようと、なんて言葉に出してしまえば。
そしてこいつが怒って俺をぶん殴って帰ってくれたら……それで良かったんだろう。
でも俺は臆病者だ。
そんな幕引きすら出来ないし、かと言って物分りの良い大人を演じきることすら出来ない。
てめぇのモノでもないのに嫉妬するなんざ、いい歳したおっさんがみっともなくて見てられないな。
「さっさと行くぞ」
ほんの少し足を速める自嘲の笑いすら浮かばない。
「ま、待ってよ!」
慌てて後をついてくる足音を聞いて、心做しか安心する自分がまた浅ましいのだろう。
■□▪▫■□▫▪■□▪▫
「あらまぁ」
俺とその後ろのあいつの姿を見るやいなや、梨花は黄色い声を上げた。
そしてどこかソワソワと何か言いたげな視線を俺にくれると、いつも以上に優しげな笑みを浮かべる。
「アンタが誰かをこの店に連れてくるの、初めてじゃないの」
「そうだったか」
まぁプライベートと仕事は分けたいし、そのプライベートでもここに連れてきたいと思う奴はほぼ居ないからな。
カウンターに案内してから、甲斐甲斐しく世話をやこうとする彼女の目はキラキラとしている。
なんだ好奇心か。彼が件の高校生だと知っての態度だろう。
妙な気恥しさと気まずさを感じて、久しくやめていた煙草を吸いたくなる。
「貴方が蓮君よね。遼太郎から話は聞いてるわよ。思ってたよりずっと可愛い子じゃないの! ……ほんと遼太郎ってあぁ見えて悪い奴じゃないから。仲良くしてやってね」
「やれやれ、お前は俺のなんなんだ……」
母親か? 違うよな、俺には別にちゃんとの戸籍と性別上の両親が別に存在するもんな。
だからこんなに慈愛溢れる目で俺たちを見ないでくれ。
……ほら見ろ、蓮もビックリしてるだろうが。
ここに行く道すがら、一応説明はしておいた。とは言っても、単に俺の行きつけの喫茶店でここの女主人とは古い知り合いだと伝えただけだが。
「遼太郎はいつものよね」
「あぁ」
だいたいここでは珈琲しか飲まない。それも彼女は知っているからだ。
「蓮君は何がいいかしら。あいにくタピオカドリンクとかはないんだけどねぇ」
「いえ。遼太郎……さん、と同じのを」
「あら、いいの? 苦いわよぉ」
驚いたように言う梨花に、薄く微笑みながら蓮は首を振る。
妙に大人びたような、でもやっぱりガキっぽいその表情を横目で見ながら手持ち無沙汰気味に外を見る。
平日の夕方。でもまだ日は高い。今日は天気もよかったせいか、気温もこの季節にしては高い方だ。
珈琲を入れながら、梨花は彼に色々と話しかけている。
やれ、今の若い子の流行りはなんだとか。部活はやってるのか、とか。それに迷惑そうな顔一つせずに愛想良く答える彼は正しく年相応だ。
いや昨今の高校生というやつを俺は知らんが。ここまで大人に礼儀正しく、それでいて感じよく振る舞えるガキって多いのだろうか。
……俺の時はどんなだっただろう。遥か昔過ぎて忘れてしまったな。
余程、高校生の客は珍しいのだろう。それか単純に俺が連れてきたこの少年に興味を持っているか、だが。
傍から見れば、俺をよそに二人でとても楽しげに会話している。
やはり俺より彼女の方が適任だったらしい。
そろそろ口寂しくなり、煙草を取り出そうとポケットを探る。
「チッ……」
しまった。ちょうど切らしてたらしい。舌打ちしつつ、今買いに出るのはどうかと思案する。
一本表通りに行けばコンビニがあったか。
「蓮君、お砂糖とミルクは?」
……その声で隣を見れば、先に来たブラックコーヒーを慎重にすする姿。
その顔はすましているように見えるが、俺はさりげなく砂糖とミルクを彼に近付けた。
「無理すんなよ。ガキ」
「……飲めるよ。いつも飲んでるし」
可愛くない。いや、可愛いが可愛くない奴だ。
でも恐らく彼なりに精一杯大人ぶっているのだろう。
高校生と言えどもまだ見た目は幼顔で中学生でも通る。コーヒーよりココアやカフェオレ、ジュースの類の方が似合ってると思う。
「遼太郎だってコーヒーはブラックでしょ」
口を尖らせたどこか幼い口調で更に言い返す。
「俺か? そりゃお前」
俺は大人だ。それにここの彼女が入れるコーヒーが好きだ。普通に美味いし、俺好みなんだ。あと甘いのは嫌いじゃねぇが、そんなに好かない。
「ふふっ、蓮君は遼太郎とおそろいが良いのよね?」
「!」
柔らかく笑って言葉を差し挟む梨花と、真っ赤になって言葉を失い俯く蓮と。
よく分からんが……なんだか仲が良いようで良かった。
俺は何か言いたげな蓮の視線を頷きで受止め、そのまま梨花の方に顔を向ける。
「おい梨花。そう言えば、蓮がお前に相談に乗って欲しいんだとよ」
「ちょ、遼太郎!?」
慌てる蓮が可愛らしい。
まぁ梨花は美人だしな。初対面のガキには緊張しかしないだろうが。
それでも梨花の方はなんの動揺もなく、軽く笑って受け入れた表情をする。彼女は相談事や悩みを聞いたり解決したりが得意だ。
洞察力や聞き上手ってのもあるが単純に頭の良い女で、どんな難問も意表を突く形でたちどころに解決策を見つけてしまう。
それは今回のような恋愛相談から、人生相談、失せ物、更に過去には性犯罪を伴う殺人事件まで解決してきた過去がある。
そう、彼女は俺以上に優秀な捜査員の才能があるのだ。
まぁ梨花はそれをひけらかすこともしないし、そもそも『ただ話を聴いていただけ』と謙遜するが。
「そう。アタシで良ければ話聞かせてもらうわ! そうね……まず、遼太郎は少し御遣い頼もうかしら」
「あ? 俺!?」
彼女はニコニコと笑いながら、取り出したのは茶封筒。何の変哲もない長3程度の大きさだ。
……ここへ来てまた使いっ走りかよ。最初からそのつもりだったんだな。どおりで俺の分の珈琲が遅いと思ったぜ。
思わずそう漏らした俺の腕に彼女は宥めるように触れる。
「そんな拗ねないの。ね? お願い」
「くそっ……仕方ねぇな」
他に客は居るにはいるが、少し離れたテーブル席にいて連れ合いと話していたり本を読んでいる奴らばかりだ。
これは彼女なりの配慮だろう。
俺が外に出れば、カウンターには蓮だけになる。
「ほら。分かったらさっさと行って行って!」
「くそっ、はいはい。行きゃいいんだろ!」
別に気になったり……多少気になるが。でも、俺がここに連れてきたんだから仕方ない。
大人しく封筒片手に店の外へ出た。
窓からそっと覗く。俯いて珈琲飲んでる蓮と、カウンター越しにそれを眺めている彼女。二人の横顔が見える。
……なんかそっちが良い感じじゃねぇかよ。
そう内心呟いて次の瞬間には『何馬鹿な事を』と自嘲した。
まずはガキの片想い相手に。次に男の香りに、今度は女友達に嫉妬か。
全く俺はどうしようもないな、と内心ぼやいて僅かに気温の下がった外気に身震いした―――。
でも俺はそれが出来ないし、そもそもしてはいけないのだろうか。
隣を歩くずっと年下の少年から、おおよそ男子高校生がつけそうにない香水の香りがする―――。
「蓮」
「ん?」
俯きがちに歩く彼の名を呼んだのは俺だ。
ほとんど無意識だった。まるで欲するように呼んでいたのだと思う。
しかし返事を返されて、改めて困った。
……まさか『呼んだだけ』なんて言うわけにはいかねぇ。
「あー……なんか……香水」
「香水?」
しまった。やれやれ口が滑っちまった。
仕方ないから、素直に聞くことにする。
「ガキのクセに洒落た匂いさせてるな、と思ってな」
「香水? 僕つけた覚えなんか……あっ」
「なんだよ」
すると突然彼はきまり悪そうに視線を逸らした。
その態度が俺の心臓を必要以上に抉る。
「べ、別に……多分、電車の中で移ったんじゃないかなぁ。すごく香水臭い人、いたし」
「……」
それが明らかに演技臭いというか、こいつ嘘つくのが下手すぎだろう。それだけ正直者だということだが。
しかし嘘つかなきゃいけないことがあるって事でもあるわけで。
俺の心に一瞬で微妙な感情の火が灯ったのを感じる。
「どこの男か知らねぇが気を付けろよ」
「それ、どういう……」
「別に大した意味はない。ま、俺には関係ねぇしな」
こいつがどんな男に身体売ってようと関係持ってようと、なんて言葉に出してしまえば。
そしてこいつが怒って俺をぶん殴って帰ってくれたら……それで良かったんだろう。
でも俺は臆病者だ。
そんな幕引きすら出来ないし、かと言って物分りの良い大人を演じきることすら出来ない。
てめぇのモノでもないのに嫉妬するなんざ、いい歳したおっさんがみっともなくて見てられないな。
「さっさと行くぞ」
ほんの少し足を速める自嘲の笑いすら浮かばない。
「ま、待ってよ!」
慌てて後をついてくる足音を聞いて、心做しか安心する自分がまた浅ましいのだろう。
■□▪▫■□▫▪■□▪▫
「あらまぁ」
俺とその後ろのあいつの姿を見るやいなや、梨花は黄色い声を上げた。
そしてどこかソワソワと何か言いたげな視線を俺にくれると、いつも以上に優しげな笑みを浮かべる。
「アンタが誰かをこの店に連れてくるの、初めてじゃないの」
「そうだったか」
まぁプライベートと仕事は分けたいし、そのプライベートでもここに連れてきたいと思う奴はほぼ居ないからな。
カウンターに案内してから、甲斐甲斐しく世話をやこうとする彼女の目はキラキラとしている。
なんだ好奇心か。彼が件の高校生だと知っての態度だろう。
妙な気恥しさと気まずさを感じて、久しくやめていた煙草を吸いたくなる。
「貴方が蓮君よね。遼太郎から話は聞いてるわよ。思ってたよりずっと可愛い子じゃないの! ……ほんと遼太郎ってあぁ見えて悪い奴じゃないから。仲良くしてやってね」
「やれやれ、お前は俺のなんなんだ……」
母親か? 違うよな、俺には別にちゃんとの戸籍と性別上の両親が別に存在するもんな。
だからこんなに慈愛溢れる目で俺たちを見ないでくれ。
……ほら見ろ、蓮もビックリしてるだろうが。
ここに行く道すがら、一応説明はしておいた。とは言っても、単に俺の行きつけの喫茶店でここの女主人とは古い知り合いだと伝えただけだが。
「遼太郎はいつものよね」
「あぁ」
だいたいここでは珈琲しか飲まない。それも彼女は知っているからだ。
「蓮君は何がいいかしら。あいにくタピオカドリンクとかはないんだけどねぇ」
「いえ。遼太郎……さん、と同じのを」
「あら、いいの? 苦いわよぉ」
驚いたように言う梨花に、薄く微笑みながら蓮は首を振る。
妙に大人びたような、でもやっぱりガキっぽいその表情を横目で見ながら手持ち無沙汰気味に外を見る。
平日の夕方。でもまだ日は高い。今日は天気もよかったせいか、気温もこの季節にしては高い方だ。
珈琲を入れながら、梨花は彼に色々と話しかけている。
やれ、今の若い子の流行りはなんだとか。部活はやってるのか、とか。それに迷惑そうな顔一つせずに愛想良く答える彼は正しく年相応だ。
いや昨今の高校生というやつを俺は知らんが。ここまで大人に礼儀正しく、それでいて感じよく振る舞えるガキって多いのだろうか。
……俺の時はどんなだっただろう。遥か昔過ぎて忘れてしまったな。
余程、高校生の客は珍しいのだろう。それか単純に俺が連れてきたこの少年に興味を持っているか、だが。
傍から見れば、俺をよそに二人でとても楽しげに会話している。
やはり俺より彼女の方が適任だったらしい。
そろそろ口寂しくなり、煙草を取り出そうとポケットを探る。
「チッ……」
しまった。ちょうど切らしてたらしい。舌打ちしつつ、今買いに出るのはどうかと思案する。
一本表通りに行けばコンビニがあったか。
「蓮君、お砂糖とミルクは?」
……その声で隣を見れば、先に来たブラックコーヒーを慎重にすする姿。
その顔はすましているように見えるが、俺はさりげなく砂糖とミルクを彼に近付けた。
「無理すんなよ。ガキ」
「……飲めるよ。いつも飲んでるし」
可愛くない。いや、可愛いが可愛くない奴だ。
でも恐らく彼なりに精一杯大人ぶっているのだろう。
高校生と言えどもまだ見た目は幼顔で中学生でも通る。コーヒーよりココアやカフェオレ、ジュースの類の方が似合ってると思う。
「遼太郎だってコーヒーはブラックでしょ」
口を尖らせたどこか幼い口調で更に言い返す。
「俺か? そりゃお前」
俺は大人だ。それにここの彼女が入れるコーヒーが好きだ。普通に美味いし、俺好みなんだ。あと甘いのは嫌いじゃねぇが、そんなに好かない。
「ふふっ、蓮君は遼太郎とおそろいが良いのよね?」
「!」
柔らかく笑って言葉を差し挟む梨花と、真っ赤になって言葉を失い俯く蓮と。
よく分からんが……なんだか仲が良いようで良かった。
俺は何か言いたげな蓮の視線を頷きで受止め、そのまま梨花の方に顔を向ける。
「おい梨花。そう言えば、蓮がお前に相談に乗って欲しいんだとよ」
「ちょ、遼太郎!?」
慌てる蓮が可愛らしい。
まぁ梨花は美人だしな。初対面のガキには緊張しかしないだろうが。
それでも梨花の方はなんの動揺もなく、軽く笑って受け入れた表情をする。彼女は相談事や悩みを聞いたり解決したりが得意だ。
洞察力や聞き上手ってのもあるが単純に頭の良い女で、どんな難問も意表を突く形でたちどころに解決策を見つけてしまう。
それは今回のような恋愛相談から、人生相談、失せ物、更に過去には性犯罪を伴う殺人事件まで解決してきた過去がある。
そう、彼女は俺以上に優秀な捜査員の才能があるのだ。
まぁ梨花はそれをひけらかすこともしないし、そもそも『ただ話を聴いていただけ』と謙遜するが。
「そう。アタシで良ければ話聞かせてもらうわ! そうね……まず、遼太郎は少し御遣い頼もうかしら」
「あ? 俺!?」
彼女はニコニコと笑いながら、取り出したのは茶封筒。何の変哲もない長3程度の大きさだ。
……ここへ来てまた使いっ走りかよ。最初からそのつもりだったんだな。どおりで俺の分の珈琲が遅いと思ったぜ。
思わずそう漏らした俺の腕に彼女は宥めるように触れる。
「そんな拗ねないの。ね? お願い」
「くそっ……仕方ねぇな」
他に客は居るにはいるが、少し離れたテーブル席にいて連れ合いと話していたり本を読んでいる奴らばかりだ。
これは彼女なりの配慮だろう。
俺が外に出れば、カウンターには蓮だけになる。
「ほら。分かったらさっさと行って行って!」
「くそっ、はいはい。行きゃいいんだろ!」
別に気になったり……多少気になるが。でも、俺がここに連れてきたんだから仕方ない。
大人しく封筒片手に店の外へ出た。
窓からそっと覗く。俯いて珈琲飲んでる蓮と、カウンター越しにそれを眺めている彼女。二人の横顔が見える。
……なんかそっちが良い感じじゃねぇかよ。
そう内心呟いて次の瞬間には『何馬鹿な事を』と自嘲した。
まずはガキの片想い相手に。次に男の香りに、今度は女友達に嫉妬か。
全く俺はどうしようもないな、と内心ぼやいて僅かに気温の下がった外気に身震いした―――。
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