オタサーの姫を奪ったゲス野郎に制裁がくだる理由

田中 乃那加

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制裁3

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「ああっ♡ はっ♡ ん゙ぉ、ぉ゙♡」
「ふっ……いい声で鳴くようになったじゃねぇか」
「だって、だってぇ♡ ひぃぃんっ♡ あぅ゙っ♡♡」

 聞きたくない。聞きたくないのに、ぐじゅぐじゅぐじゅと水音が響いてキツい。
 
「お前、感じ過ぎだろ。もしかして、の経験もあんのか?」
「ちがぅぅっ♡ オレっ、はぁぁっ♡♡ あ゙っ♡」
「前立腺、ここを刺激すると良いって本当だったんだな」
「い゙ぐっ♡ いぐからぁ゙っ♡♡ やめてぇぇぇ!」

 最初は気持ち悪さしかなかったんだ。方ローションでベタベタにされたから、痛みはなかったけど。それでもなんな変な感じで。
 そりゃそうだよな。だってここ、入口じゃなくて出口だもん。ここで感じるなんて、女だって変態しかいねぇよって思ってたのに。

「前も触ってやろうな」
「ひぎぃぃ゙っ♡ やめ゙♡♡ やめ゙でっ、でちゃうっ♡ でぢゃゔぅぅ♡♡♡」
「出せよ。見ててやる」

 舌なめずりしたアイツの顔が、やけに頭から離れず。オレは、腰をガクつかせてイっちまった。

「はぁーっ……♡ あっ……♡」
「やれやれ。一人でたのしみやがって」

 ひどい。アイツがオレの身体を、こんなにぐちゃぐちゃにしたのに。
 もう情けなくて泣きたくて。でも悔しいから、必死で顔を横に背けた。

「泣くほどよかったのか」

 うるせぇバカ。そんなワケないだろ。こっちの気持ちなんて関係なく、いじくりやがって。
 
「こっち向けよ」
「やだ……」

 言うことなんて聞くもんか。オレは曲がりなりにも、コイツのこと友達だって思ってたんだ。
 だからアホみたいな説教してきても、コイツとはつるんできたし。コイツになら、愚痴だって言えたんだ。
 それなのに。

「伊織……なんて……っ……大嫌いだ……!」

 そう、嫌い。顔も見たくない。気がすんだなら、さっさと縄を外して解放して欲しい。
 オレはその足で女を抱きに行こう。そうじゃなきゃ、今度こそ頭がおかしくなっちまう。
 オレがオレじゃなくなる。

「なぁ、晶」

 伊織の大きな手が、オレの頭をなでた。そっと、壊れ物でも扱うように。

「まだ俺が満足してないんだが?」
「!」

 コイツ、まだするつもりか。いや、普通に考えれば分かることだった。
 男が、これだけで終わらないってことくらい。
 でも認めたくない。男に犯されるなんて。

「もう充分慣らしたぞ」
「やだっ! それはやめてくれっ……くそっ、このホモ野郎!」
「そのホモ野郎に喘がされたのは、どこのどいつだろうな」
「うっ……」

 あれは別に好きで感じてたワケじゃない。むしろあんなことされて、変にならないヤツがいるかよ。
 どれだけ暴れて泣いて、わめいても。アイツは止まってくれない。バカみたいに強い力でオレの足をわり開いて、掴みあげる。

「ひっ!? み、見るな」
「ちゃんと見ねぇと、れられねぇだろ」
「やめっ! あ、あ゙ァ゙ァぁ!!」
 
 息がとまるかと思った。それくらい苦しくて、痛くて――。

「あ゙……あ……ぁ……」
「結構キツいもんだな」

 ひどい、ひどすぎる。いきなり、ぶち込むなんて。
 呼吸すら出来ず震えるオレに、アイツの手がまた髪をなでるのがわかった。

「大丈夫か、ちゃんと息しろよ」

 バカ言うな。だれのせいだと思ってんだ。
 ムカつくのに、その優しい手にすがりたくなって辛い。
 
「すまん、晶」
「い、伊織……」

 謝るくらいなら――。

「もう動くぜ」
「っひぃ゙ぃぃぃっ!?」

 指なんか比べ物にならない。ヘタしたらオレのよりデカいんじゃないかって思うくらいの、ちんこがオレの中に。
 なんの躊躇もなくなかをごりごりって、そんな、おかしくならないワケがなくて。

「あ゙っ♡ な、なんかっ♡ へんっ、こりぇっ、おかしぃっ♡♡」

 初めてハメられたってのに、狂いそうなほど気持ちいい。いや、気持ちいいなんてもんじゃない。
 これは暴力だ。レイプだって思ってんのに、中から無理やり精子を絞りだされるみたいな……ああ、もうダメ。

「い゙ぎっ♡ あ゙っ♡」
「ここだろう? お前の好きなところ」
「しゅ、しゅきじゃっ、ないぃぃっ♡♡ しんぢゃゔっ、しんじゃゔからぁぁっ♡♡」
 
 さっきオレをおかしくした、ええっと、なんだっけ、ぜんりつせん? ソコがぶっといアイツのちんこで押しつぶされて。
 くそっ。もう、なんにも考えらんない!

「晶……お前、なんて顔しやがるんだ」
「ん゙ゔっ♡ お゙っ♡ 」

 ダメになるっ。ダメなとこ、いっぱい突かれて頭ん中がキモチイイばっかりなって――。
 
「なぁ、晶」

 どろどろに溶けたみたいになったオレに、アイツが声をかける。
 それがなんか、すごく辛そうで苦しそうで。

「い……いお……り?」

 手ぇのばしてやりたいって、思ったのに縛られてるから無理だ。だから、必死こいて閉じてた目を開けた。

「愛してる」
「!」

 こんなにヒドイことしてんのに、アイツの表情がすごく優しくて。それで、すごく――悲しそうで。
 なんで伊織がそんな顔をするんだよって、怒鳴りつけてやろうと思ったら。

「狂え」
「えっ……あ゙っ!? い゙ぎっ♡ お゙ぉ゙♡♡ ん゙ぁぁぁぁぁっ♡♡♡」

 めちゃくちゃ中をえぐられて、また頭がおかしくなる。
 縄に締め上げられた腕が痛いハズなのに、それも分かんなくなるほどで泣き叫びながら感じ続けた。

「も゙っ、ゆるしてぇ♡ やらっ、やらぁぁ♡♡」

 とりあえずイかせて欲しい。オレのちんこもガチガチで痛いくらいなのに、触んないとさすがにイけない。
 でもこの手じゃ前をしごくことも出来ないから、伊織のバキバキの腹筋にすり付けるように腰を揺らす。

「おい。なにしてんだ」
「ん゙っ♡ ……イ、イかせて、くれよぉ……♡」

 ちんこいじってくれるか。せめて縄をほどいて欲しいと懇願するも。
 伊織は意地の悪い笑みを浮かべた。

「なにいってんだ? ペニスでイくのは男だけだ」
「な、なにを言って――」

「!?」

 意味がわからない。というか、分かりたくない。
 オレはれっきとした男だ。でも。

「穴に挿れられて、喘ぎ散らすヤツが男なわけあるか」
「!」
「認めろ」
「こ、このやろ……んん゙っ♡」

 小刻みに動かされると、振動でまたたまらなくなる。
 
「ほら、ちゃんと言え」

 そして、囁かれた言葉にオレは唇を噛んだ。
 
「や゙、だっ! だれがお前なんかの――っ、んお゙ぉぉぉっ♡♡♡」

 この野郎、オレのちんこを根元から締めあげやがった!?
 痛いほどにガチガチになったそれで、身体を仰け反らせてわめく。

「ひぃ゙っ、や゙らっ、はなせっ、はなせよぉぉぉッ!!!」
「暴れるな。そうだ、後ろでだけでイってみろ。それが嫌なら、わかるよな?」
「っ、そ、そんなぁ……んひぃ♡」

 前はせき止められて、尻はせめられて。もうどうしよもない。これ以上、狂いたくなかったオレはついに口を開いた。

「うくっ……ぅ……い゙うっ、いうから゙っ♡ はっ♡ あっ♡♡」
「さっさと言えよ。本当にメスになっちまうぞ」
「あ゙ーっ、お゙♡ んん゙♡♡ お、オレ……っ……はぁっ……お、おまえっ、のっ♡ メスに……っ、なり……ますぅぅ♡♡♡」
「そうだ。男をやめて、女として俺だけのモノになれ。浮気なんてしたら――」

 アイツの唇が、オレの喉元にふれる。

「殺してやる」
「っ、あ゙ぁ゙ぁぁぁぁぁッ!!!!」

 ガブリと噛み付かれた瞬間、目の前が真っ白になった。
 

 
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