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11.不機嫌な執事と花瓶の欠片
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薄い絨毯を敷き詰められた廊下を歩けば、一際小さな部屋に辿り着く。
物入れらしいそれは、誘われるように中に入れば整然と物が整頓されていた。
「ドアは閉めて」
「あ、はい!」
執事アルカムに言われ、慌てて後ろ手に閉めた。
「赤い花には……これですかね」
戸棚を探しながら、彼が呟く。それをぼんやり眺めながら、テトラは薔薇の花をそっとかざしてみる。
(こういう華やかなのって、この人の方が似合いそうだなぁ)
テトラはどちらかと言うと、森に咲く素朴な花などが好きだった。この大輪は、どうも香りも存在感も強すぎる。
「なんですか」
「えっ、あ、ええっと、すいませんっ」
振り返ったアルカムが、不審そうに眉を寄せた。しまった、思考に耽りすぎたと大汗で謝る。
「ふん……この花瓶、持っていきなさい」
相変わらず不機嫌そうな顔で、差し出されたそれを彼は引きつった表情で受けとろうと―――。
「あ。はい……って、あ゙ッ!!」
つるり、と手を滑らせた。
重力の理のままに、花瓶は真っ直ぐ床へ。
けたたましい音を立てて、花瓶は派手に欠片になる。
「ひっ……ど、どーしよ……ごごご、ごめんなさいっ」
貸してもらった花瓶を割った、しかも自分の不注意で!
……その事実に悲鳴を上げて、彼は慌てて欠片を拾おうと跪く。
「テトラ、そんな不用意に触っては……」
「え? ……あッ、痛っ!」
落ちた破片で、指を切ったらしい。
瞬く間に伝ってくる血に、彼の顔は幾らか色を失っている。
「あぁ、言わんこっちゃない」
「す、すいません……」
切った瞬間より、今の方が痛むのだろう。顔を顰めながらも小さく頭を下げる、その指は血ですっかり真っ赤だ。
「そそっかしい人ですね。ほら、片付けは後でやりますから。見せなさい」
「っ、あ、だ、大丈夫です」
「見せなさい」
「は、はい……」
威圧感満々で言われ、渋々怪我した指を出せば。
「ふむ。思ったより切れてますね」
「はい……ひゃっ!?」
思わず、悲鳴を上げた。アルカムが突然、血まみれの指を咥えたのだ。
ぬるりと温かい舌が、傷口を柔らかく撫で回す。ちりり、とした痛みと突拍子もない行動に思わずへたり込む。
「おっと、危ないですよ」
指から口を離して肩を抱くその手にも、抵抗出来なかった。
「な、な、な、何するんですかぁっ!?」
「ん? 何か問題でも」
「問題しかありませんよ! そんなっ……まさか、アルカムさんって……」
『ヴァンパイア?』と問う前に、唇を人差し指で押さえられる。
「あんなアンデット種と、一緒にしないで頂きたい。わたしは、エルフです。と言うか、少しお黙りなさい」
「う……」
彼は煩わしそうに言うと、再び傷口に舌を這わし始めた。
「っん、な、なんで……痛ぁ、ぁ」
傷を舐められているのに、痛みの他に感じるものがある。小さく息を乱し、俯いてしまった彼にはアルカムがどんな顔をしているのか分からない。
静かな部屋には、吐息と微かな水音。まるで淫靡なそれのような雰囲気に、頭の芯がぼんやりとしてくる。
(なん、か、ドキドキしてきた……)
片手で胸を掻きむしるような仕草をするが、動悸は高まるばかり。
そんな時間は数十秒であったか。しかし彼には、数分にも感じられていた。
「……キミ、なんて顔してるんですか」
「えっ」
掛けられた声に、顔を上げる。
ほんの少しだけ眉間に皺を寄せた、いつものアルカムが彼を見つめていた。
「魔族の体液は、人間の薬なんかより効果高い治癒薬なんです」
「そ、そうなん、ですか?」
「言わば、治療行為です」
「あ、あー……なるほど」
途端、彼は恥ずかしくなる。
まるで自意識過剰で、破廉恥な人間だと咎められた気分になったのだ。
「……でもまぁ。その顔、すごくそそられましたよ」
「へ?」
てっきり軽蔑されて、睨みつけられると思っていた。なのに。
「可愛かった、ということです」
「あ、あ、アルカムさんっ!?」
テトラは驚き、声を上げた。
ポンポン……と撫でられた頭。
それはいつもの気難しげで、不機嫌そうな顔でなく。柔らかく優しく、信じられないくらい甘い表情であったのだ。
「思わずキスをしたくなる、位に……ね」
「!」
アルカムの額と、彼のそれが軽くぶつかった。
整った顔がすぐ目の前。その瞳に映る、自分の顔も覗き込めるくらい―――。
「あ。浮気現場、はっけーん!」
「!!!」
―――脳天気な声が、部屋に響く。
「……ケルタ。覗きとは、また下品ですね。ま、キミにお似合いの行為だが」
心底嫌そうに応えたアルカムに、声は無邪気な笑いを弾けさせた。
「アハハ、怒った? でも、さすがに主人のモノに手ぇ出しちゃマズいでしょ」
「やれやれ。何を勘違いしてるのやら……それに、貴方に言われたくありません」
ケルタ、と呼ばれたのは10歳くらいの少年。
褐色の肌。無邪気を装っているが、狡猾そうな笑みを浮かべている。
「あー、手厳しいなぁ。てか、この子? うん、可愛いね。オレの好み、かも」
そう言うと、彼は嬉しそうにテトラにグッと顔を寄せた。
「え゙」
「髪、きれーな色だね。君、いくつ?」
「えっと。19、です」
「おーっ、若いねぇ!」
距離なし遠慮なしの少年、ケルタは彼の髪にそっと触れる。
「……ケルタは、こう見えてもキミの2倍以上年上ですよ」
「ええっ!?」
横から口を挟んだアルカムに、彼は驚いた。
確かに一見ショタだが、実はオッサン。ドワーフで、見た目年齢が異様に若い。
「その手を離しなさい。だいたい、自分の仕事はどうしたんです?」
「えー? だって、俺の『ご主人様達』部屋から一歩も出ないんだもーん」
ケルタが口を尖らせて言った。
彼は、魔王の三男とその妻を世話するのが仕事だ。
しかしその2人が、ここ数日部屋から出てこないのだという。
「やれやれ……またですか」
「ほんと、お盛んだよね」
(???)
テトラは首を傾げた。
部屋から出て来ないなんて、どこか患っているんじゃないだろうか。なぜこの従者は、主人の心配をしないのか、と。
その思考を読んだのか、ケルタはニヤリと笑う。
「うちのご主人様達は、すっごく仲良しだからさぁ! ヤりまくるのに忙しくて、部屋から出てこれないんだよねー。ま、オレが確認しに行ってるんだけど。もう凄いのなんのって」
「……えッ!!」
(そ、そっち!?)
なんともアダルトな理由である。
顔を真っ赤にした彼に、見た目褐色ショタは意地悪く囁いた。
「ねーねー。テトラって、処女?」
「……っ、な、何聞くんですか!」
「だって興味あるじゃん。あ、でもオレは気にしないよ? 過去より今が大事だから」
「か、揶揄わないで下さいっ」
「アハハ、かわいー。この子、めっちゃ可愛いじゃん。小動物系? 絶滅危惧種だね」
「だから意味が……」
初心で顔をまっかにする彼を、いじめるショタ。2人のやり取りも、不機嫌な言葉に遮られた。
「……いい加減になさい。ったく。油売ってる暇があったら、ここの片付けでもしたら良い」
「えーっ、めんどくさいなぁ」
「ケルタ?」
「ハイハイ。分かりましたよ。やりゃあ良いんでしょ」
魔界で一番恐ろしい執事として恐れられている彼に、ギロリと睨まれてはケルタもたまらない。
大仰なため息をつき頷いた。
「テトラ、行きますよ」
「え?」
「花瓶は、わたしの部屋のを渡します。ここは、彼に任せて」
「あの……良いんですか?」
「あ゙? これ以上愚図ると、抱き抱えて連れて行きますが」
「わわっ、すいませんっ、行きます行きますよぉぉッ!」
強引に腰を引き寄せられそうになって、慌てて答える。アルカムの後を追いながらも、申し訳なさそうに振り返ると、肩を竦めて笑うケルタと目が合った。
「テトラ。こいつ超ドSだしハードプレイ好きだから、覚悟しときなよ」
「っ……!!!」
ウィンクして言った言葉に、度肝を抜かれた瞬間。執事の吠える声が飛ぶ。
「テトラっ!」
「アハハッ」
けたたましい笑い声に、送られるように彼らは部屋を出た。
物入れらしいそれは、誘われるように中に入れば整然と物が整頓されていた。
「ドアは閉めて」
「あ、はい!」
執事アルカムに言われ、慌てて後ろ手に閉めた。
「赤い花には……これですかね」
戸棚を探しながら、彼が呟く。それをぼんやり眺めながら、テトラは薔薇の花をそっとかざしてみる。
(こういう華やかなのって、この人の方が似合いそうだなぁ)
テトラはどちらかと言うと、森に咲く素朴な花などが好きだった。この大輪は、どうも香りも存在感も強すぎる。
「なんですか」
「えっ、あ、ええっと、すいませんっ」
振り返ったアルカムが、不審そうに眉を寄せた。しまった、思考に耽りすぎたと大汗で謝る。
「ふん……この花瓶、持っていきなさい」
相変わらず不機嫌そうな顔で、差し出されたそれを彼は引きつった表情で受けとろうと―――。
「あ。はい……って、あ゙ッ!!」
つるり、と手を滑らせた。
重力の理のままに、花瓶は真っ直ぐ床へ。
けたたましい音を立てて、花瓶は派手に欠片になる。
「ひっ……ど、どーしよ……ごごご、ごめんなさいっ」
貸してもらった花瓶を割った、しかも自分の不注意で!
……その事実に悲鳴を上げて、彼は慌てて欠片を拾おうと跪く。
「テトラ、そんな不用意に触っては……」
「え? ……あッ、痛っ!」
落ちた破片で、指を切ったらしい。
瞬く間に伝ってくる血に、彼の顔は幾らか色を失っている。
「あぁ、言わんこっちゃない」
「す、すいません……」
切った瞬間より、今の方が痛むのだろう。顔を顰めながらも小さく頭を下げる、その指は血ですっかり真っ赤だ。
「そそっかしい人ですね。ほら、片付けは後でやりますから。見せなさい」
「っ、あ、だ、大丈夫です」
「見せなさい」
「は、はい……」
威圧感満々で言われ、渋々怪我した指を出せば。
「ふむ。思ったより切れてますね」
「はい……ひゃっ!?」
思わず、悲鳴を上げた。アルカムが突然、血まみれの指を咥えたのだ。
ぬるりと温かい舌が、傷口を柔らかく撫で回す。ちりり、とした痛みと突拍子もない行動に思わずへたり込む。
「おっと、危ないですよ」
指から口を離して肩を抱くその手にも、抵抗出来なかった。
「な、な、な、何するんですかぁっ!?」
「ん? 何か問題でも」
「問題しかありませんよ! そんなっ……まさか、アルカムさんって……」
『ヴァンパイア?』と問う前に、唇を人差し指で押さえられる。
「あんなアンデット種と、一緒にしないで頂きたい。わたしは、エルフです。と言うか、少しお黙りなさい」
「う……」
彼は煩わしそうに言うと、再び傷口に舌を這わし始めた。
「っん、な、なんで……痛ぁ、ぁ」
傷を舐められているのに、痛みの他に感じるものがある。小さく息を乱し、俯いてしまった彼にはアルカムがどんな顔をしているのか分からない。
静かな部屋には、吐息と微かな水音。まるで淫靡なそれのような雰囲気に、頭の芯がぼんやりとしてくる。
(なん、か、ドキドキしてきた……)
片手で胸を掻きむしるような仕草をするが、動悸は高まるばかり。
そんな時間は数十秒であったか。しかし彼には、数分にも感じられていた。
「……キミ、なんて顔してるんですか」
「えっ」
掛けられた声に、顔を上げる。
ほんの少しだけ眉間に皺を寄せた、いつものアルカムが彼を見つめていた。
「魔族の体液は、人間の薬なんかより効果高い治癒薬なんです」
「そ、そうなん、ですか?」
「言わば、治療行為です」
「あ、あー……なるほど」
途端、彼は恥ずかしくなる。
まるで自意識過剰で、破廉恥な人間だと咎められた気分になったのだ。
「……でもまぁ。その顔、すごくそそられましたよ」
「へ?」
てっきり軽蔑されて、睨みつけられると思っていた。なのに。
「可愛かった、ということです」
「あ、あ、アルカムさんっ!?」
テトラは驚き、声を上げた。
ポンポン……と撫でられた頭。
それはいつもの気難しげで、不機嫌そうな顔でなく。柔らかく優しく、信じられないくらい甘い表情であったのだ。
「思わずキスをしたくなる、位に……ね」
「!」
アルカムの額と、彼のそれが軽くぶつかった。
整った顔がすぐ目の前。その瞳に映る、自分の顔も覗き込めるくらい―――。
「あ。浮気現場、はっけーん!」
「!!!」
―――脳天気な声が、部屋に響く。
「……ケルタ。覗きとは、また下品ですね。ま、キミにお似合いの行為だが」
心底嫌そうに応えたアルカムに、声は無邪気な笑いを弾けさせた。
「アハハ、怒った? でも、さすがに主人のモノに手ぇ出しちゃマズいでしょ」
「やれやれ。何を勘違いしてるのやら……それに、貴方に言われたくありません」
ケルタ、と呼ばれたのは10歳くらいの少年。
褐色の肌。無邪気を装っているが、狡猾そうな笑みを浮かべている。
「あー、手厳しいなぁ。てか、この子? うん、可愛いね。オレの好み、かも」
そう言うと、彼は嬉しそうにテトラにグッと顔を寄せた。
「え゙」
「髪、きれーな色だね。君、いくつ?」
「えっと。19、です」
「おーっ、若いねぇ!」
距離なし遠慮なしの少年、ケルタは彼の髪にそっと触れる。
「……ケルタは、こう見えてもキミの2倍以上年上ですよ」
「ええっ!?」
横から口を挟んだアルカムに、彼は驚いた。
確かに一見ショタだが、実はオッサン。ドワーフで、見た目年齢が異様に若い。
「その手を離しなさい。だいたい、自分の仕事はどうしたんです?」
「えー? だって、俺の『ご主人様達』部屋から一歩も出ないんだもーん」
ケルタが口を尖らせて言った。
彼は、魔王の三男とその妻を世話するのが仕事だ。
しかしその2人が、ここ数日部屋から出てこないのだという。
「やれやれ……またですか」
「ほんと、お盛んだよね」
(???)
テトラは首を傾げた。
部屋から出て来ないなんて、どこか患っているんじゃないだろうか。なぜこの従者は、主人の心配をしないのか、と。
その思考を読んだのか、ケルタはニヤリと笑う。
「うちのご主人様達は、すっごく仲良しだからさぁ! ヤりまくるのに忙しくて、部屋から出てこれないんだよねー。ま、オレが確認しに行ってるんだけど。もう凄いのなんのって」
「……えッ!!」
(そ、そっち!?)
なんともアダルトな理由である。
顔を真っ赤にした彼に、見た目褐色ショタは意地悪く囁いた。
「ねーねー。テトラって、処女?」
「……っ、な、何聞くんですか!」
「だって興味あるじゃん。あ、でもオレは気にしないよ? 過去より今が大事だから」
「か、揶揄わないで下さいっ」
「アハハ、かわいー。この子、めっちゃ可愛いじゃん。小動物系? 絶滅危惧種だね」
「だから意味が……」
初心で顔をまっかにする彼を、いじめるショタ。2人のやり取りも、不機嫌な言葉に遮られた。
「……いい加減になさい。ったく。油売ってる暇があったら、ここの片付けでもしたら良い」
「えーっ、めんどくさいなぁ」
「ケルタ?」
「ハイハイ。分かりましたよ。やりゃあ良いんでしょ」
魔界で一番恐ろしい執事として恐れられている彼に、ギロリと睨まれてはケルタもたまらない。
大仰なため息をつき頷いた。
「テトラ、行きますよ」
「え?」
「花瓶は、わたしの部屋のを渡します。ここは、彼に任せて」
「あの……良いんですか?」
「あ゙? これ以上愚図ると、抱き抱えて連れて行きますが」
「わわっ、すいませんっ、行きます行きますよぉぉッ!」
強引に腰を引き寄せられそうになって、慌てて答える。アルカムの後を追いながらも、申し訳なさそうに振り返ると、肩を竦めて笑うケルタと目が合った。
「テトラ。こいつ超ドSだしハードプレイ好きだから、覚悟しときなよ」
「っ……!!!」
ウィンクして言った言葉に、度肝を抜かれた瞬間。執事の吠える声が飛ぶ。
「テトラっ!」
「アハハッ」
けたたましい笑い声に、送られるように彼らは部屋を出た。
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