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縁の切れ目
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なんだか変な気分だ。
普段、顔を合わせばヤるばかりの二人がこうして普通に昼間の街中にいる。
「今、僕たち同じこと考えてそうだね」
「え?」
映画館の椅子に座って上映を待つ。
そう、今日はこの前誘ったデート (とあえて言わせてくれ。これでも浮かれているんだから)の日だ。
「私服もカッコイイな~、とか?」
「サラッと嘘つかない。確かにカッコいいけどさ」
「なっ……」
瑠衣さんズルい。俺のことは軽薄な男扱いするクセに、俺よりずっとさり気なく褒めるっつーか口説くんだもん。
「瑠衣さんってモテるだろ」
「まあね」
「謙遜しないんだ」
ま、謙遜する方がイヤミになるか。
「男には特にね」
「デショウネ……」
そこはいわないで欲しい一言だった。
「幻滅したかい?」
「いえ」
こんな美貌だ。そこらの女より顔良し、色気たっぷり。男なんて星の数ほど――。
「ちなみにカノジョもいた事あるからね」
「ええっ!?」
「声、大きい」
「はっ……ご、ごめん。つーかマジで? 瑠衣さん、女の子と付き合ったことあるの!?」
それってもはやレズ、いや百合だっけな。なんじゃないのか。
だいたいセックスできないだろ、瑠衣さんの身体は。
そんな失礼極まりないことをつらつら考えているのがバレたのか。
「僕も一応、男」
と短く釘を刺された。
「は、はぁ」
「まったく僕をなんだと思ってんのさ」
ヤレヤレとため息をつきながらも、その目は笑っていたからこれは本当か嘘かいまいちわかんねぇな。
「でも映画館デートは初めてだよ」
「え?」
「学生っぽいなぁって。浮かれてるのは僕だけかな」
初めて、はじめて、ハジメテ……俺って本当にバカかもしれない。
こんなことで舞い上がっちまうなんて。
「瑠衣さん!」
「ほら、静かに。そろそろ時間」
鼻息の荒い俺の頭を、彼がわしゃわしゃと撫でる。
「……楽しみだね?」
くそっ、やっぱり惚れたら駄目な人だ。
小悪魔すぎる義兄に、俺は (メンタル的にも)崩れそうだった。
※※※
――結論、映画館デートって最高じゃね?
「余韻に浸ってるねぇ」
「おかげさまで」
作品はまあ、うん。原作好きだと賛否両論別れるかな。というかどちらかというと否の方が多いというか。
「あのキャラの性別改変はちょっとな」
「だよね。あれは無い」
瑠衣さんの方が若干キレてる? いわゆる主人公の敵役が男性から女性になって、しかもガッツリ恋愛描写まであって。
そこまで原作に思い入れのない俺だとそれなりに楽しめたが、彼はそうでないらしい。
「……」
むぅ、とふくれっ面してるのは映画あとに立ち寄ったカフェでのことだ。
「そりゃね、普通に面白かったけどさァ」
「面白いなら良かったでしょうよ」
「それがまた悔しい」
よく分からんがそうなのか。
俺はというと、ちょっとラブなシーンで手を握ったりキスしたりしたのがたまらなくよかったという感想なんだが。
「でも不倫だよね」
「え?」
突然なんの話だと彼の顔を見る。
「主人公には半年前に死んだ奥さんがいたのに、あんな女と…………って」
ふと我に返ったように笑った。
「僕らもそうだったね」
そう。しかも俺の嫁はまだ生きてるよな。
それどころか今朝も寝坊しただとかなんとかで、不機嫌そうにしてたっけ。
お義母さんに。
『ママ、なんで起こしてくれないのよ!』
なんてブツブツ言って。
こういう所も苦手なんだよな。
親離れ出来てないっていうか。ママ呼びも俺の前じゃなるべくしないようにしてるみたいだが、感情的になると駄目みたいで。
こんな彼女が子どもを産みたいってんだから怖いと思うのは俺だけなんだろうか。
「俺とのこと、後悔してますか」
アイスコーヒーの入ったグラスのふちに指を滑らせながら問う。
してる、なんて言われたらショックだろうなと考えながら。
「それはもっと先の話だよ、多分」
瑠衣さんは諦めたような目をしてこたえた。
「今だけは――」
「あのすいません」
突然声をかけられて振り向く。
そこにいたのは若い女、とどこかで見覚えのある男。
「あ、やっぱりそうよね。瑠衣、久しぶり」
女は俺たちと変わらないくらいか。小柄で華奢で、黒髪ロングが目を引くそこそこ可愛い子だ。
「……京子ちゃん?」
訝しげに訊ねる瑠衣さんに、京子なる女はホッとした笑顔を浮かべる。
「そう! 覚えててくれたんだ、よかったぁ」
「もちろん、覚えてるよ」
「瑠衣はこの街に帰ってきたの? 東京行ってるって聞いたから」
「あー、そう。普段は向こうだよ。たまに帰ってるんだ……それだけ」
気安そうな女に対して、少しぎこちない彼の態度に少し引っかかる。
いつも飄々としてるのに珍しい。
「あっ、ごめんね? 友達といるのに。はじめまして、あたし彼の高校の時の友達で。すごく懐かしくてつい声かけちゃった」
「はぁ」
そうっすか、としか言えないが。もしかしてこの反応は。もしかするかもしれないぞ。
なんとなく妙な予感があったが俺は黙っておいた。
そのあと、ふたりは少し会話を交わしたあと。
「京子、もう行こう」
という無言で立ってた、やたら強面でガタイの良い男が言葉を発したことで女の方も。
「長々とごめんね? じゃあまたね!」
と笑顔で手を振り去っていった。
その時、男の方が俺をジロリと睨みつけていくのがムカついたが。
「瑠衣さん」
無言でタバコを取り出した彼の手を止める。
「店内禁煙」
「そうだったね。ごめん」
苦笑いしてタバコをしまう。
「もしかしてあの子、瑠衣さんの元カノ?」
「そう」
なんてことない様子で頷くのがなんかモヤモヤした。
「本当に女の子と付き合ってたんだ」
「まあね。でもほんの三ヶ月くらいだし、手を繋ぐのとキスだけ」
「え゙、マジで?」
「高校生だったんだから当たり前だろ」
うーん、なんかホッとした自分の狭量さが嫌かも。
「なんか可愛い子でしたね」
あ、余計なこと言った。
一瞬彼がなんとも言えない顔をした後すぐに。
「うん」
と口元だけで笑ったのにもまた苛立つ。
そして妙な気まずさが漂うのが分かった。
どっちが悪いとかそういうんじゃない。強いて言えば俺は悪くない。
「じゃあ僕は帰るよ」
一緒には帰れない。
別々に、まるで他人みたいに。
「……」
彼は立ち上がって伝票を掴む。
「あ、俺が」
「いいよ。義理とはいえ兄なんだし」
どうしてそんな冷たい声を出すんだろう。
呆然としている間に置いてかれた俺は、ぬるくなったコーヒーをジッと見つめた。
普段、顔を合わせばヤるばかりの二人がこうして普通に昼間の街中にいる。
「今、僕たち同じこと考えてそうだね」
「え?」
映画館の椅子に座って上映を待つ。
そう、今日はこの前誘ったデート (とあえて言わせてくれ。これでも浮かれているんだから)の日だ。
「私服もカッコイイな~、とか?」
「サラッと嘘つかない。確かにカッコいいけどさ」
「なっ……」
瑠衣さんズルい。俺のことは軽薄な男扱いするクセに、俺よりずっとさり気なく褒めるっつーか口説くんだもん。
「瑠衣さんってモテるだろ」
「まあね」
「謙遜しないんだ」
ま、謙遜する方がイヤミになるか。
「男には特にね」
「デショウネ……」
そこはいわないで欲しい一言だった。
「幻滅したかい?」
「いえ」
こんな美貌だ。そこらの女より顔良し、色気たっぷり。男なんて星の数ほど――。
「ちなみにカノジョもいた事あるからね」
「ええっ!?」
「声、大きい」
「はっ……ご、ごめん。つーかマジで? 瑠衣さん、女の子と付き合ったことあるの!?」
それってもはやレズ、いや百合だっけな。なんじゃないのか。
だいたいセックスできないだろ、瑠衣さんの身体は。
そんな失礼極まりないことをつらつら考えているのがバレたのか。
「僕も一応、男」
と短く釘を刺された。
「は、はぁ」
「まったく僕をなんだと思ってんのさ」
ヤレヤレとため息をつきながらも、その目は笑っていたからこれは本当か嘘かいまいちわかんねぇな。
「でも映画館デートは初めてだよ」
「え?」
「学生っぽいなぁって。浮かれてるのは僕だけかな」
初めて、はじめて、ハジメテ……俺って本当にバカかもしれない。
こんなことで舞い上がっちまうなんて。
「瑠衣さん!」
「ほら、静かに。そろそろ時間」
鼻息の荒い俺の頭を、彼がわしゃわしゃと撫でる。
「……楽しみだね?」
くそっ、やっぱり惚れたら駄目な人だ。
小悪魔すぎる義兄に、俺は (メンタル的にも)崩れそうだった。
※※※
――結論、映画館デートって最高じゃね?
「余韻に浸ってるねぇ」
「おかげさまで」
作品はまあ、うん。原作好きだと賛否両論別れるかな。というかどちらかというと否の方が多いというか。
「あのキャラの性別改変はちょっとな」
「だよね。あれは無い」
瑠衣さんの方が若干キレてる? いわゆる主人公の敵役が男性から女性になって、しかもガッツリ恋愛描写まであって。
そこまで原作に思い入れのない俺だとそれなりに楽しめたが、彼はそうでないらしい。
「……」
むぅ、とふくれっ面してるのは映画あとに立ち寄ったカフェでのことだ。
「そりゃね、普通に面白かったけどさァ」
「面白いなら良かったでしょうよ」
「それがまた悔しい」
よく分からんがそうなのか。
俺はというと、ちょっとラブなシーンで手を握ったりキスしたりしたのがたまらなくよかったという感想なんだが。
「でも不倫だよね」
「え?」
突然なんの話だと彼の顔を見る。
「主人公には半年前に死んだ奥さんがいたのに、あんな女と…………って」
ふと我に返ったように笑った。
「僕らもそうだったね」
そう。しかも俺の嫁はまだ生きてるよな。
それどころか今朝も寝坊しただとかなんとかで、不機嫌そうにしてたっけ。
お義母さんに。
『ママ、なんで起こしてくれないのよ!』
なんてブツブツ言って。
こういう所も苦手なんだよな。
親離れ出来てないっていうか。ママ呼びも俺の前じゃなるべくしないようにしてるみたいだが、感情的になると駄目みたいで。
こんな彼女が子どもを産みたいってんだから怖いと思うのは俺だけなんだろうか。
「俺とのこと、後悔してますか」
アイスコーヒーの入ったグラスのふちに指を滑らせながら問う。
してる、なんて言われたらショックだろうなと考えながら。
「それはもっと先の話だよ、多分」
瑠衣さんは諦めたような目をしてこたえた。
「今だけは――」
「あのすいません」
突然声をかけられて振り向く。
そこにいたのは若い女、とどこかで見覚えのある男。
「あ、やっぱりそうよね。瑠衣、久しぶり」
女は俺たちと変わらないくらいか。小柄で華奢で、黒髪ロングが目を引くそこそこ可愛い子だ。
「……京子ちゃん?」
訝しげに訊ねる瑠衣さんに、京子なる女はホッとした笑顔を浮かべる。
「そう! 覚えててくれたんだ、よかったぁ」
「もちろん、覚えてるよ」
「瑠衣はこの街に帰ってきたの? 東京行ってるって聞いたから」
「あー、そう。普段は向こうだよ。たまに帰ってるんだ……それだけ」
気安そうな女に対して、少しぎこちない彼の態度に少し引っかかる。
いつも飄々としてるのに珍しい。
「あっ、ごめんね? 友達といるのに。はじめまして、あたし彼の高校の時の友達で。すごく懐かしくてつい声かけちゃった」
「はぁ」
そうっすか、としか言えないが。もしかしてこの反応は。もしかするかもしれないぞ。
なんとなく妙な予感があったが俺は黙っておいた。
そのあと、ふたりは少し会話を交わしたあと。
「京子、もう行こう」
という無言で立ってた、やたら強面でガタイの良い男が言葉を発したことで女の方も。
「長々とごめんね? じゃあまたね!」
と笑顔で手を振り去っていった。
その時、男の方が俺をジロリと睨みつけていくのがムカついたが。
「瑠衣さん」
無言でタバコを取り出した彼の手を止める。
「店内禁煙」
「そうだったね。ごめん」
苦笑いしてタバコをしまう。
「もしかしてあの子、瑠衣さんの元カノ?」
「そう」
なんてことない様子で頷くのがなんかモヤモヤした。
「本当に女の子と付き合ってたんだ」
「まあね。でもほんの三ヶ月くらいだし、手を繋ぐのとキスだけ」
「え゙、マジで?」
「高校生だったんだから当たり前だろ」
うーん、なんかホッとした自分の狭量さが嫌かも。
「なんか可愛い子でしたね」
あ、余計なこと言った。
一瞬彼がなんとも言えない顔をした後すぐに。
「うん」
と口元だけで笑ったのにもまた苛立つ。
そして妙な気まずさが漂うのが分かった。
どっちが悪いとかそういうんじゃない。強いて言えば俺は悪くない。
「じゃあ僕は帰るよ」
一緒には帰れない。
別々に、まるで他人みたいに。
「……」
彼は立ち上がって伝票を掴む。
「あ、俺が」
「いいよ。義理とはいえ兄なんだし」
どうしてそんな冷たい声を出すんだろう。
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