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逃亡勇者と魔界の花嫁

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「――はやくこっちへ!」

 切羽詰まった怒鳴り声の先を無我夢中で探す。

「オルニト!」
「アルマ!?」

 爆音、そして粉塵から白くしなやかな腕がのびる。
 それはパニックに陥っていた彼の手を猛然と掴み引いた。

「そこのアホ勇者も、モタモタしてんじゃねーわよ!!」

 怒声と焦った横顔を呆然と眺めながらも、オルニトはなんとか彼女についていく。

 どうやら屋敷の一部を爆破させたらしい。瓦礫を飛び越え、外に向けて駆け出していた。

 人々の怒号や足音。物々しい空気で状況だけは何となく理解出来る。

 地下室から出たオルニトとケンタロを待ち受けていたのは、大勢の兵士と見知らぬ魔法使いたち。
 
 そして爆発の直前、聖女らしき女の言葉。

『王の花嫁を誘拐した罪』

 これはまさか自分のことだろうか、と思いオルニトの背筋がゾッとする。

 いちおう見た目からも分かる通りに男のはずなのに。
 しかしこの淫紋をつけた魔物も言っていたではないか。魔王の花嫁、と。
 そしてこれからこの身体は魔王の子を孕むなんて。

「アルム、花嫁って一体なんのことなんだ。僕にはまるでわけが……」
「その話は後よ。って、さっそくおいでなすったわね」

 忌々しそうに舌打ちひとつ。そして立ち止まった先には魔法使いの男と、ナイフを手にした少女が立ちはだかっていた。

「あの時のエルフだな。お前も誘拐犯一味だったか」
「あー、あの時のバカ冒険者の一人ね。ていうかアンタたちこそオルニトをどうするつもり?」

 薄くこそ笑っているものの、その表情はぶちギレているものだとよくわかる。
 拳を握りしめ彼を背中に隠すようにして睨みつけた、が相手も怯む様子はない。

「彼は花嫁だ。もちろん王国へお連れする。貴様ら薄汚い反逆者どもの手から取り戻してな」
「なにトチ狂ったこと言ってんのかね。この子は普通の人間としてこの村で真っ当に暮らすの。その約束でしょうよ」
「黙れ、反逆者。今すぐここで排除してやる」

 二人が何を言っているのかオルニトには分からない。
 しかし殺気立つ空気は痛いほどだ。

「リュウ・ジー!」

 声をあげたのはケンタロだった
 大きく目を見開き、驚いた様子で魔法使いの男を見つめている。

「やっぱりそうだ。なんでこんな所にいるんだよ。それにこれはどういうことだ、ちゃんと説明しろ」
「偉そうにするんじゃない。この臆病者のヘタレ野郎が」

 歩み寄ろうとする彼に、リュウと呼ばれた男は顔をしかめ吐き捨てた。

「あと馴れ馴れしくするな。貴様とはもう仲間でもなんでもない」
「なっ……」

 追放されたという冒険者パーティの者たちなのだろう。ショックを隠せない表情で彼はうつむいた。

「命が惜しくばさっさと花嫁をこちらに差し出せ。今なら多少の温情をかけてやってもいい」
「ほざいてなさい。オルニトは下がってて」

 アルマが拳をかためて構える。まさか魔法使い相手に素手で挑むつもりなのだろうか。
 いくらなんでもムチャだと止めようとした時。

「一瞬で消し炭にしてやるッ――!」

 鋭く呪文を叫ぶ声。
 その刹那、轟音とともに炎の渦が湧き踊り迫ってきた。
 それは正しく炎龍。すべてを喰らい焼き尽くさんとする苛烈の炎魔法に、悲鳴すら忘れた。

「っ!?」

 思わず顔を伏せ、頭を抱える。
 死ぬ――。そう思ったのだ、しかし。

「危ないでしょうが。まったく大技出せばいいと思ってんのかね、最近の子は」

 ジュッ、とまるでタバコの火を消すような音と煙が辺りに立ち込める。

 しかしそれもアルムのため息で一気に霧散した。

「な、なに……が」

 愕然としているリュウに、彼女が不敵に笑う。

「技量もパワーもまあ悪くない。むしろは良い。でも」

 握っていた拳のひとつを開いた。そこには小さなロウソクのような火がふよふよと浮いている。

「しょせんまだヒヨっ子よね、クソガキ」
「!」

 手のひらの火を握り潰した。
 音もなく消し去ったそれに、彼の唇がワナワナと震える。

「侮辱しやがって……っ!!」

 次の魔法を放つのだろう、彼が素早くまた呪文を叫ぶ。

 しかしアルムの方が早かった。

「遅い」

 ため息混じりの言葉と同時に、リュウの脇腹から血が吹き出す。

「ぁがっ!?」

 傷は浅いのだろう。崩れ落ちることはなく、足をなんとか踏みしめながら憤怒の形相でこちらを睨みつけている。

「悪いけど先にその呪文の魔法を跳ね返しただけよ」
「ひ、卑怯な」
「なーに、甘いこと言ってんのよ」

 呆れたように鼻を鳴らす。

「魔法学校からでもやり直しな。多少はそのクソガキっぷりがなんとかなるかもよ」

 まるで歯が立たないといった状況だろうか。
 魔法使い相手に杖ひとつ、魔法詠唱すらせずに効力無効化してるのだ。驚かぬわけがない。

「ふん、余裕な面も今のうちだぞ」

 今度はリュウが口角をあげる。それと同時に、辺りに立ち込める黒い煙。饐えた匂いにオルニトも思わず顔を覆う。

 黒く禍々しい瘴気だった。
 時に人を病にし、精神的にも狂わせるそれはリュウの身体に絡みつくように漂っている。

「【我が主、魔界の牢獄から姿を現せ。邪悪の門番ΞΔΙεζιСчξよ】」

 それは古の言葉。人間界では魔獣と意思疎通するためだけに造られたという忌み語のひとつ。

「これまた古臭い呪いモノを」

 アルムが表情を強ばらせてつぶやき、剣呑に目を細めた。
 彼の影からずるりと何かがまろび出たのだ。

「召喚魔法か。だとしてもとんでもないのと契約したわね」
「ふふ、怖気付いたか。ぼくの魔力と実力に見合う魔物だ。せいぜい八つ裂きにされるといい」

 確かに一目みるだけでわかる凶暴な者だ。
 低く唸りその喉笛を掻っ切らんとする殺意。
 目は爛々と不気味に光り、鋭い牙の覗く口元からだらりと垂れた舌は血肉のように赤い。
 姿こそ人間のそれだが、獣のように四つ足で今にも飛びかかる勢いである。

「魔物ねえ」

 アルムはため息混じりに再び拳をかためた。

「代償は高くつく。死ぬわよアンタ」
「お前がな」

 その瞬間、勝負が魔物が飛びかかってくる。 
 鋭い鉤爪を振りかざし疾風の如く。

「っ、と。毒入りかぁ」
「アルム!」

 避け切れなかったらしい。左脚から舞う血飛沫が辺りを汚した。

「怪我……血が……」
「大丈夫よ。それより触っちゃダメ。肉体が腐っちゃうから」
「大変じゃないか!」

 手当てしようとするオルニトを制して飄々としている彼女に、声も大きくなってしまう。

「あたしを誰だと思ってんの。最強の狩人ハンターよ」

 ま、失敗ばかりだけどね。なんて冗談めかして肩をすくめるのは虚勢か余裕か。

「ハッタリもここまでくると哀れだ。喰い殺されろ、骨まで遺さずな」

 その言葉と同時に、魔獣はまた凄い速さで迫ってくる。

「!」

 アルムが素早く呟いた。
 それが防御魔法シールドであって、しかもオルニトとケンタロをまもるためにかけられたものである事に気付いた時には。
 目の前の床に大穴が空いていた。

「アルム!」
「あははっ、追い掛けごっこするには少し狭いわね」
 
 壁に足を掛け、大きく飛び上がった彼女の高笑いが響く。

「オルニト、あとアホ勇者! そこから動くんじゃないわよ。魔法陣と結界張ってあるんだから」

 そう怒鳴ってまた飛びかかってくる魔獣の攻撃を華麗に避けた。

 光のように速い一撃を、屋敷の廊下を飛び回りながらかわしていく。まるで舞踏のような軽やかな動きに、黒く醜い魔獣は翻弄されているのだろう。

 使役しているであろうリュウ・ジーの額にも汗が滲んでくる。

「くっ、ちょこまかと」
「ほらほらぁっ、息上がってるわよ? こそらの小動物の方がもっとマシな動きするっつーの!」

 一撃が命取りだ。
 たちまち毒と瘴気が身体に回って、普通の人間であれば数分で死に至るだろう。

 だからこそオルニトは気が気じゃなかった。
 最初に受けた傷。じわりじわりと黒く変色しているように見える。

「オルニト、あの女エルフって」

 先程から空気状態になっていたケンタロが心なしか青ざめて口を開く。
 
「そう。君たちがケンカ売った娘だよ」
「ま、マジかぁぁ……」

 猛烈に航海が押し寄せたのだろう。へなへなと座り込み頭を抱えた。

「めちゃくちゃ強いし怖ぇじゃねぇか」
「強いのは強いけど」

 しかし心配じゃないわけではない。あと自分は守られているだけっていうのももどかしい。

「っ、そろそろ決着ケリつけようかしらね」

 彼女がそう言いながらかざした手が青白く光る、その時だった。

「リュウ・ジー!!」
「マリア」

 声をあげて駆け寄ってきたのは白い聖職者の服を着たマリアと呼ばれた女。
 彼を庇うように手を広げた。

「チッ……!」

 さすがに予想していなかったのだろう。放とうとした攻撃魔法を解除し、体制を立て直そうとした刹那。

「っ、ぐぅ!?」

 ゆっくりとアルムが膝をついて崩れた。背中や腹を刺されたのだろう、おびただしい量の血がゆっくりと床を濡らす。

「ふん、油断大敵ってヤツだよ。マヌケなエルフ」

 そう不敵に笑って出てきたのは、血まみれのナイフを手にした少女だった。
 マリアは、なおもリュウとアルムの前に立ち塞がりながら。

「カンナ、よくやりました。あとはちゃんとトドメを刺さなければ」

 と返り血で染まったカンナという少女を見た。

「へへっ、どんなもんだい。あたしにかかればこんなやつ敵じゃないよ」

 ニッと笑顔を浮かべた様子は無邪気な子どものようだ。しかしその光景は凄惨。

「アルム!」
「おい待てっ、オルニト」
 
 血相を変えて彼女に駆け寄ろうとするもケンタロに止められる。

「離して!! アルムが……アルム……あんなに血が……」

 ほんの一瞬の隙だった。
 どれだけ深い傷なのか、ぴくりとも動かない彼女はまるで死んでいるかのようで気が気じゃない。

「カンナ。それにマリアまで……なにしてんだよ。人を殺すなんて」
「人ぉ? このエルフのこと言ってんの。本当にバカだよね、ケンタロって」
「!」

 せせら笑う少女。血まみれのナイフを弄びながら。

「ムカついてたのよ。このババア、散々あたしらをバカにしやがって。へへっ、やっと殺せたァ」

 などと吐き捨てる。

「お前ら……どうしちまったんだよ。こんな奴らじゃなかっただろ、俺たちは王様からの命令で――」
「知らなかったのは貴方だけです。ケンタロ」
「アリア」

 聖職者、つまり聖女であるマリアが言葉を継いだ。

「私たちは密令を受けていました。この村には伝説の勇者の血を引く御方がいる、と。その方を国王陛下の花嫁として王国にお連れする事が私たちの役目なのです」
「そんなことオレは聞いてないぞ!」
「貴方は偽物の勇者ですから」

 そう鼻で笑う彼女に、ケンタロは信じられないと呻く。

「オレは勇者として国王に認められた男だぞ、お前たちだって――」
「まだ分からないのですか。可哀想な人」

 心底蔑んだ様子で、マリアは鼻を鳴らした。

「情けをかけてあげましょう。花嫁をこちらに差し出しなさい」
「な、なにを言ってるんだ」
「ここで死にたくないのなら、の話です。分かっているでしょう? 貴方は私やリュウ・ジーより遥かに弱い。その防御魔法も術者であるこのエルフが死ねば効果は無くなる」

 確かに足元に張られていた魔法陣の光は弱々しく、それが虫の息であるアルムの状態を表しているようだ。

「その前に自ら投降しなさい。そうすれば罪も軽いものと認められるかもしれません」
「オレは罪なんて犯してねぇぞ!」
「本当に物分りの悪い人。もう情けをかけるのはやめましょう――」

 そこで小さく呟いた呪文詠唱を聞いた瞬間、オルニトの身体に異変が。

「うっ、ぅぁ゙……!?」
「おいオルニト! お前、なにしやがった!!」

 苦しい。身体中を締めあげられる痛みと圧迫感とで悲鳴をあげる。

「緊縛の魔法です。大丈夫、抵抗出来ないようにするだけです」
「ひっ、あ゙ぁ、ぁ!」

 身体に赤い紐のようなものが巻きついてきたのだ。
 まさしく緊縛プレイ。平たいはずの青年の胸を強調するように締め付けて、そして下半身にも回されたそれは痛みだけじゃなく絶妙な快感まで与えるもので。

「んぁ、あっ、あ……し、しめつけ、ちゃ……あぅ゙」
「ふふ。反応がいいですわね」
「んひぃっ、きつ、ぃぃ」

 恍惚とした表情の聖女に、半泣きになりながらも感じまいと我慢する彼と。
 
「お、おい。くそっ、この変な紐を外せ! 大丈夫か!?」
「あ゙っ、ひ、ひぃっ、さわ、ちゃ……」

 ケンタロに触れられるとなぜか淫紋が疼く。
 男を欲して反応するのか、だとすればなんて浅ましいしるしだろう。

「さあ遊びはおしまいです。花嫁は王国へお連れします」

 リュウ・ジーとカンナ、そしてマリアが勝利の笑みを浮かべたときである。

「――だから甘ちゃんだって言ってんのよ、このクソガキども」
 
 地を這うような声とともに、彼らが立っている場所が一瞬で青白く光り輝いた。

「!」

 そして一秒にも満たない静寂の後。

「…………凍れラ・ルコン

 血にまみれたエルフが呪文を唱えた。
 


 


 



 

 

 

 
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