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純愛のテイクアウト
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ぐるぐるぐるぐる。さっき見た変な夢に見覚えがあった、これは酩酊感ってやつが見せたものだ。
不思議と寒さなんてのは感じなくて、でもやけにスースーするっていうか。
「!」
その瞬間。
目をこらし無理矢理こじ開けて、僕は跳ね起きた。
「んんッ!?!?」
服! 服はどこだ!! スースーするっていうか、服きてないじゃないか。ベッドのシーツらしい布があたる背中は素肌だったし、この頼りない感じはもう……。
「うわぁぁっ」
素っ裸でベッドに寝てたんだ。しかもかなり広いそこは、大の男である僕が横たわっても充分の広さ。ダブルベッド? キングサイズ? よく知らないけど、どう考えても僕のアパートの部屋じゃない。
「こ、ここは」
「おぅ。目が覚めたか」
「!!!!」
タイミングを合わせたよう部屋のドアが開くと共に、男の声が響く。
「え……」
「具合はどうだ。水飲めるか?」
「あ、あの」
「飲め。ゆっくりな」
淡々と言って見下ろしてくる男に、かすかな見覚えがあった。
ええっと誰だっけ。やけに鋭い目付き、それでいて薄い唇は弧を描いている。目鼻立ちはすごく整っていて、パッと見ただけで分かる。こいつはイケメンだと。
「えっと、僕は」
「飲め」
差し出されたのはグラス。
うっ、なんかイヤな記憶が……お酒を飲んでこんなことになったからかも。
でもなにも言わせない視線と、突きつけられるような目の前のグラスに根負けした。
「ありがと」
一応礼を言って、口をつける。
「っ……ぅ」
なんだこれ、すごく美味しい。冷たくて。でも冷たすぎなくて。一口飲んで、自分の喉がすごくかわいていた事に気がつく。
それからは無我夢中で飲み干した。
「もう少しいるか?」
「う、うん。お願いします」
がっついてしまった気恥しさから顔を伏せ気味でグラスを返す。
すると男はかすかに笑ったようで。
「ああ、待ってろ」
「!」
グラスを受け取った瞬間、優しく頭を撫でれられた。
頭ポンポン、ってやつ。男の僕がされるなんてのは初めてで、思わず勢いよく顔を上げる。
でもすでに男はこっちに背を向けてドアの向こうへ。
あとは一人取り残された、全裸の僕。状況の奇妙さに呆然とした。
「なんなんだ……」
落ち着け、思い出してみよう。確か、あの居酒屋で合コンしてて。ええっと、そこでビールをちょっとだけ飲んで。
あと。
「あっ!」
そうだ、愛梨って子だ。明るくて可愛い子が、すごく親切だった。僕のためにノンアルコール頼んでくれて、美味しいねって二人で飲んで。
「か、関節キス」
思い出すだけでドキドキするのが情けない。いやキスくらいはしたことあるよ? でも元カノともほんの触れるだけのだけだったし、前うっかり舌を入れる感じになったら慌ててやめた。
彼女はビックリしてたけど、こういうのもやっぱり結婚前にするべきじゃないっていうか。綺麗なままで付き合いたいっていうか。
でもこれも、優子から言わせたら『キモい』とか『女々しい』とか『少女趣味』とか罵倒されるかも。
そんなことをつらつら考えながらも、僕は辺りを見渡した。
「えーっと」
やっぱり知らない部屋、だよな。
多分だけどアパートとかマンションとかじゃなくて、それなりの広さの一軒家じゃないかな。
だってやたら広いんだもん。寝室だと思うけど家具も部屋の雰囲気も何もかもが、なんて言うか……高級そう。
金のない大学生がいるには、かなり場違いすぎる空気感だ。
「服が、ない……」
しかも身に付けていだろう服はそこらをいくら探しても見つからない。
ていうかなんで裸なの!? そこからもう怖すぎてやばいんだけど!
「おい」
「ひゃぁっ!?」
肩をグイィッと掴まれてのドスの効いた声に、情けなくも悲鳴をあげてしまった。
「すすすっ、すいませんっ!」
いや別に僕が謝ることじゃないよね。素っ裸でいる事がおかしいんだし、服を探しててって堂々と言えばいいんだけど。でもなぜか、この目つきの悪い巨人イケメンに及び腰になってしまうんだ。
てか誰だっけ、この人。
「お前なにをしてる」
「ふ、服を……だって、僕、裸だし」
「ああ。そうだな」
すると男は僕の身体を上から下までジロジロと見てきた。それこそ舐め回すようにねっとりとした目で。
顔が熱くなって、反射的に下を隠すけど恥ずかしいのは恥ずかしい。
「おい。水だ」
「あっ、ありがとう」
お代わりを持ってきてくれたらしい。それなのに怖がって申し訳ないな、なんて少し反省したのに。
「……」
グラスを受け取る瞬間、男の視線が間違いなく僕のアレに注がれているのに気が付いてしまった。
前言撤回。やっぱり怖い。
「あ、あの」
せめてもの自衛で、男に背中を向けて水を飲む。
「僕の服、知りませ――」
「あれなら捨てたぜ」
「へ?」
なんだって? 捨てた? 捨て、た??
さぞかしマヌケな顔になってただろう。男は小さく吹き出して。
「冗談だ、今洗濯している」
「え?」
まだポカン顔の僕に、彼はうなずいて説明してくれた。
どうやら僕はあの酒の席で、そうとうぐでんぐでんになってたらしい。
「もう歩けねぇし喋らねぇしでよ。俺が連れて帰ったぜ」
「するとここは君の……」
こんな立派な寝室のある家に?
「ああ、実家暮らしなもんでな」
「!」
その言葉にサッと青ざめた僕に、心配するなと男は言う。
「親父はずっと海外でな。母親は俺が高校卒業と共に親父について行ったんだ。ここは俺が管理って形でな」
「へ、へぇ」
だとしてもそうとう金持ちなんじゃないのか。普通の家庭で育った僕としては、なんとも別世界のようだ。
「他の部屋もあとで案内してやるよ」
「いいの?」
「お前には特別だ」
「!」
特別、なんてこんなイケメンに言われて喜ばない女の子はいないだろうな。もちろん僕は男だから……あれ?
なんか一瞬だけ、胸がキュッとなった。痛いというより。ううん、よくわかんない。もしかしたら二日酔いの症状なのかな。
「あ、あのさ、もし良ければ他になにか着れる服を――」
「断る」
「えぇぇぇっ!?」
なんでだよ! たしかに彼の服は身長が少し合わないかもだけど、それでも貸してくれたっていいじゃないか。
悲しいやらショックやらで何も言えなくなった僕に、男は口を開いた。
「そのままの方が俺は好きだぜ」
「っは、はぁぁ!?」
何言ってんの、この人!
思わず広いベッドを後ずさる。
「き、君、何を言ってるの」
「優希だ」
「え?」
「天木 優希、だ。優希と呼べ」
「優希、君?」
「ぶち犯すぞ」
「ひぃぃぃっ!!!」
やっぱりだった、なんか薄々イヤな予感してたよ! ……いやいやいやっ、こんなイケメンがゲイで僕なんかを抱こうって。
あははははっ。ファンタジーか、ご都合主義なエロ漫画じゃないんだから。
そんなワケ、ないよね?
「ゆ、優希」
「よし。えらいな」
満足そうに笑う男、いや優希は︎まるで食事前の肉食獣のように舌なめずりをした。
「初めては優しく抱いてやるよ」
「やだぁぁぁぁ!」
嘘つきだっ、やっぱりヤられるんじゃないか!!
ベッドに乗り上げ、覆いかぶさってくる彼に必死で抵抗する。
「ぼ、僕っ、そーゆー趣味は……」
「大丈夫だぜ。俺もない」
「だったらなんで!」
意味がわかんない。必死で手を突っ張って拒む僕に彼は、それは微笑みかけた。
「男とか女とかどうでもいいくらいに、お前に恋をしちまっただけだ」
「えっ」
視線が熱い。いや、熱いのは僕の顔か。
「なぁ鈴太郎」
その目、思い出した。
「こういうのってな」
あの時の奴だ。怖い目で、僕を睨んでた。でもあれは違ったのか。睨んでたんじゃなくて。
「純愛、って言うんじゃねぇのか?」
「それは……」
答えに窮した僕に、たたみけるような言葉。
「まずはヤってから考えようぜ」
それは純愛じゃないんじゃないの。と結局、言う前に僕の口は彼のそれにふさがれてしまった。
不思議と寒さなんてのは感じなくて、でもやけにスースーするっていうか。
「!」
その瞬間。
目をこらし無理矢理こじ開けて、僕は跳ね起きた。
「んんッ!?!?」
服! 服はどこだ!! スースーするっていうか、服きてないじゃないか。ベッドのシーツらしい布があたる背中は素肌だったし、この頼りない感じはもう……。
「うわぁぁっ」
素っ裸でベッドに寝てたんだ。しかもかなり広いそこは、大の男である僕が横たわっても充分の広さ。ダブルベッド? キングサイズ? よく知らないけど、どう考えても僕のアパートの部屋じゃない。
「こ、ここは」
「おぅ。目が覚めたか」
「!!!!」
タイミングを合わせたよう部屋のドアが開くと共に、男の声が響く。
「え……」
「具合はどうだ。水飲めるか?」
「あ、あの」
「飲め。ゆっくりな」
淡々と言って見下ろしてくる男に、かすかな見覚えがあった。
ええっと誰だっけ。やけに鋭い目付き、それでいて薄い唇は弧を描いている。目鼻立ちはすごく整っていて、パッと見ただけで分かる。こいつはイケメンだと。
「えっと、僕は」
「飲め」
差し出されたのはグラス。
うっ、なんかイヤな記憶が……お酒を飲んでこんなことになったからかも。
でもなにも言わせない視線と、突きつけられるような目の前のグラスに根負けした。
「ありがと」
一応礼を言って、口をつける。
「っ……ぅ」
なんだこれ、すごく美味しい。冷たくて。でも冷たすぎなくて。一口飲んで、自分の喉がすごくかわいていた事に気がつく。
それからは無我夢中で飲み干した。
「もう少しいるか?」
「う、うん。お願いします」
がっついてしまった気恥しさから顔を伏せ気味でグラスを返す。
すると男はかすかに笑ったようで。
「ああ、待ってろ」
「!」
グラスを受け取った瞬間、優しく頭を撫でれられた。
頭ポンポン、ってやつ。男の僕がされるなんてのは初めてで、思わず勢いよく顔を上げる。
でもすでに男はこっちに背を向けてドアの向こうへ。
あとは一人取り残された、全裸の僕。状況の奇妙さに呆然とした。
「なんなんだ……」
落ち着け、思い出してみよう。確か、あの居酒屋で合コンしてて。ええっと、そこでビールをちょっとだけ飲んで。
あと。
「あっ!」
そうだ、愛梨って子だ。明るくて可愛い子が、すごく親切だった。僕のためにノンアルコール頼んでくれて、美味しいねって二人で飲んで。
「か、関節キス」
思い出すだけでドキドキするのが情けない。いやキスくらいはしたことあるよ? でも元カノともほんの触れるだけのだけだったし、前うっかり舌を入れる感じになったら慌ててやめた。
彼女はビックリしてたけど、こういうのもやっぱり結婚前にするべきじゃないっていうか。綺麗なままで付き合いたいっていうか。
でもこれも、優子から言わせたら『キモい』とか『女々しい』とか『少女趣味』とか罵倒されるかも。
そんなことをつらつら考えながらも、僕は辺りを見渡した。
「えーっと」
やっぱり知らない部屋、だよな。
多分だけどアパートとかマンションとかじゃなくて、それなりの広さの一軒家じゃないかな。
だってやたら広いんだもん。寝室だと思うけど家具も部屋の雰囲気も何もかもが、なんて言うか……高級そう。
金のない大学生がいるには、かなり場違いすぎる空気感だ。
「服が、ない……」
しかも身に付けていだろう服はそこらをいくら探しても見つからない。
ていうかなんで裸なの!? そこからもう怖すぎてやばいんだけど!
「おい」
「ひゃぁっ!?」
肩をグイィッと掴まれてのドスの効いた声に、情けなくも悲鳴をあげてしまった。
「すすすっ、すいませんっ!」
いや別に僕が謝ることじゃないよね。素っ裸でいる事がおかしいんだし、服を探しててって堂々と言えばいいんだけど。でもなぜか、この目つきの悪い巨人イケメンに及び腰になってしまうんだ。
てか誰だっけ、この人。
「お前なにをしてる」
「ふ、服を……だって、僕、裸だし」
「ああ。そうだな」
すると男は僕の身体を上から下までジロジロと見てきた。それこそ舐め回すようにねっとりとした目で。
顔が熱くなって、反射的に下を隠すけど恥ずかしいのは恥ずかしい。
「おい。水だ」
「あっ、ありがとう」
お代わりを持ってきてくれたらしい。それなのに怖がって申し訳ないな、なんて少し反省したのに。
「……」
グラスを受け取る瞬間、男の視線が間違いなく僕のアレに注がれているのに気が付いてしまった。
前言撤回。やっぱり怖い。
「あ、あの」
せめてもの自衛で、男に背中を向けて水を飲む。
「僕の服、知りませ――」
「あれなら捨てたぜ」
「へ?」
なんだって? 捨てた? 捨て、た??
さぞかしマヌケな顔になってただろう。男は小さく吹き出して。
「冗談だ、今洗濯している」
「え?」
まだポカン顔の僕に、彼はうなずいて説明してくれた。
どうやら僕はあの酒の席で、そうとうぐでんぐでんになってたらしい。
「もう歩けねぇし喋らねぇしでよ。俺が連れて帰ったぜ」
「するとここは君の……」
こんな立派な寝室のある家に?
「ああ、実家暮らしなもんでな」
「!」
その言葉にサッと青ざめた僕に、心配するなと男は言う。
「親父はずっと海外でな。母親は俺が高校卒業と共に親父について行ったんだ。ここは俺が管理って形でな」
「へ、へぇ」
だとしてもそうとう金持ちなんじゃないのか。普通の家庭で育った僕としては、なんとも別世界のようだ。
「他の部屋もあとで案内してやるよ」
「いいの?」
「お前には特別だ」
「!」
特別、なんてこんなイケメンに言われて喜ばない女の子はいないだろうな。もちろん僕は男だから……あれ?
なんか一瞬だけ、胸がキュッとなった。痛いというより。ううん、よくわかんない。もしかしたら二日酔いの症状なのかな。
「あ、あのさ、もし良ければ他になにか着れる服を――」
「断る」
「えぇぇぇっ!?」
なんでだよ! たしかに彼の服は身長が少し合わないかもだけど、それでも貸してくれたっていいじゃないか。
悲しいやらショックやらで何も言えなくなった僕に、男は口を開いた。
「そのままの方が俺は好きだぜ」
「っは、はぁぁ!?」
何言ってんの、この人!
思わず広いベッドを後ずさる。
「き、君、何を言ってるの」
「優希だ」
「え?」
「天木 優希、だ。優希と呼べ」
「優希、君?」
「ぶち犯すぞ」
「ひぃぃぃっ!!!」
やっぱりだった、なんか薄々イヤな予感してたよ! ……いやいやいやっ、こんなイケメンがゲイで僕なんかを抱こうって。
あははははっ。ファンタジーか、ご都合主義なエロ漫画じゃないんだから。
そんなワケ、ないよね?
「ゆ、優希」
「よし。えらいな」
満足そうに笑う男、いや優希は︎まるで食事前の肉食獣のように舌なめずりをした。
「初めては優しく抱いてやるよ」
「やだぁぁぁぁ!」
嘘つきだっ、やっぱりヤられるんじゃないか!!
ベッドに乗り上げ、覆いかぶさってくる彼に必死で抵抗する。
「ぼ、僕っ、そーゆー趣味は……」
「大丈夫だぜ。俺もない」
「だったらなんで!」
意味がわかんない。必死で手を突っ張って拒む僕に彼は、それは微笑みかけた。
「男とか女とかどうでもいいくらいに、お前に恋をしちまっただけだ」
「えっ」
視線が熱い。いや、熱いのは僕の顔か。
「なぁ鈴太郎」
その目、思い出した。
「こういうのってな」
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「純愛、って言うんじゃねぇのか?」
「それは……」
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