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童話

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私「童話って不思議なのがおおいよね」

君「ん・・・例えば?」

私「シンデレラは違和感がない?」

君「そう?」

私「24時まで踊るって・・・社交ダンス部の練習合宿かなにか?とか」

君「・・・あぁ・・・まぁね・・・」

私「何をどうしたらそうなった?って話が多くない?」

君「童話の原作が子供用ではないから・・・じゃないの?」

私「はぁ?」

君「塔の上の少女の話の原作はしってる?」

私「あぁ・・・それは聞いたことがあるかな・・・知っているとなんかね」

君「でしょう?白雪姫が一番エグイかな・・・」

私「そう?」

君「魔法の鏡に質問するでしょう?」

私「世界で一番美しいのは?だった?」

君「世界は違うかな・・・人種が違うと価値観が違う」

私「ん?鏡の価値観?」

君「そうではなくて国単位だと思うけどね」

私「・・・あぁ」

君「鏡が映した女性を順番に殺していく」

私「は?」

君「そのうち自分が一番美しくなる」

私「・・・なるほど」

君「その次は自分の娘が出てくるのはそういうことだと思う」

私「たしかに酷い話だね」

君「その後がもっと酷いと思うけどね」

私「なんだっけ?」

君「男に森の奥で娘を殺すように依頼する」

私「かわいそうだね」

君「まぁね・・・殺していい娘を森の奥に連れて行ったらどうするだろうね」

私「あぁ・・・」

君「その後はなぜか7人の男性と生活を送る」

私「なんでそこで小人を省略するのかな?」

君「子供向けにするために小人にしたかもしれないと思わない?」

私「ん・・・それは・・・キャラクターデザインは老人風だしね」

君「本当の所はどうだったんだろうね?」

私「さぁ・・・で?」

君「その後は毒リンゴで毒殺だったかな?」

私「そこで王子様の登場か」

君「とても素晴らしい趣味の王子様だよね」

私「ん?」

君「死体に欲情するフェティシズムを持った王子様」

私「はぁ?」

君「ネクロフィリアだったかな・・・ん?君は死体にキスする気が起こる?」

私「あ・・・」

君「でしょう?目覚めて幸せになれる気がしない」

私「・・・」

君「そのまま死にたい気分にならない?」

私「なんかとても壮絶な人生を送ったお姫様に思えてきたんだけれど」

君「1人の少女をどこまで追い詰めるかを追求したようなお話だね」

私「・・・なんだろう絶望しか感じない」

君「毎日のように鏡に話かけている母親がいた時点で終わってるけどね」

私「なるほど・・・もう白雪姫を普通に見られる気がしない」

君「・・・それは残念でした」
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