博士が見た風景

Euclase

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08-地球の表面

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助手「この車・・・けっこうまえの車ですね」

博士「ん・・・10年くらい経ってるかな、中古だし」

助手「お金持ってるのに」

博士「興味がないんだよね」

助手「そうなんですか・・・車って保証がありますよね?」

博士「気にしたことないな・・・」

助手「エンジンの排気ガスってどうなんでしょう?」

博士「あ・・・たしかに新車の排ガス規制はあるけど、5年くらい経ったエンジンが何を吐き出してるか・・・」

助手「わかりませんね・・・」

博士「昔の車の後ろは危ないね」

助手「そんな気がしますね」



博士「それにしても暑いね」

助手「温暖化が進んでいる気がしますね」

博士「それって人のエゴのせいになってるけどさ・・・」

助手「産業の発展による環境汚染ですよね」

博士「らしいけどね」

助手「けど?」

博士「地球と太陽の距離が近づいていたらどうなると思う?」

助手「・・・それは、暑くなりますね」

博士「正確な距離がわからないけどね」

助手「確かに星の距離がいつまでもいっしょとは限りませんからね」

博士「まぁ、地球の中の温度があがったり、火山活動が活発な山が増えたら環境も変わるだろうし」

助手「地球としては表面で起きてることだから問題ではないかもしれませんね」

博士「問題視してるのは人間だけだからね」

助手「それは人にとっては問題ですよ」

博士「たとえば、キャベツの表面が傷んでいたり虫がついていたらどうする?」

助手「ん・・・外側はすてます」

博士「うん、それと同じだよ」

助手「視点が地球の外からになってませんか?」

博士「人が地球を壊したって言っているのが好きじゃないんだよね」

助手「嫌なことでもあったんですか?」

博士「・・・ひみつ」

助手「のみにいきます?」

博士「うん」
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