32 / 48
32.単純な生き物
しおりを挟む
気を失った三人が起き上がるまでそう時間は掛からなかった。
「結局、あんた一人であのデカブツを倒したのか」
もじもじと黙り込むパーティーリーダーに変わって、弓手を担う男口調の綴が話始めた。
「助かったよ、あんたマジで強いんだな。オレたちのが先輩なのに不甲斐ないぜ」
「いや、あれはイレギュラーだろ。六階層の敵はこれまでとは強さの上り幅が違うって話だしな。俺だってまさか一人で勝てるとは思っていなかったんだ」
一人で時間を稼いで、桃李の回復、気絶した三人の目覚めをあてにしながら幸隆は戦っていた。
「それが大切なもんってのを意識したら不思議と力が沸いてよ。そしたら勝ってた」
「大切……?」
幸隆のその言葉の意味を気絶していた三人は理解ができない。
「まぁ、お前たち(女)にはわかりにくいだろうな。な、桃李!」
「ひぅ……う、うん」
「桃李???」
さっきから態度のおかしいうちのパーティーリーダーの様子に何か変な事が起きたのだと直感で理解した。
「うちのリーダーになにか変なことしたんじゃないだろうなおっさん」
「お、おい綴!失礼なことは言うもんじゃない!命の恩人なんだぞ!」
変なこと……。
それを聞いて桃李の粗相を思い出してしまった幸隆は染みになった床に一瞬だけちらりと意識が向いてしまう。
「本堂さん!?」
どこを見たのかすぐに察した桃李は火が吹き出しそうなほどに顔を赤くして焦りだし幸隆に抗議した。
「あ、すまん。わざとじゃないんだ」
咄嗟に謝る幸隆とそれを見てぷんぷんと怒る彼女の姿を見て三人が固まった。
「え、アタシたちが気を失っている間になにがあったの」
「……あやしい」
「おい!おっさん!本当に何もなかったんだろうな!」
気を失っていた時間もそう長いものでもなかったはずだ。
しかしその僅かな時間で、桃李の幸隆に対する一変した態度と、幸隆の何かを隠す態度から三人はただ事ではない事が起きたのだということだけは理解ができた。
「おっさんはこれからどうすんだ」
綴の本音としては幸隆も共にここから離れてほしい。
それは桃李も同じであり、他の二人も同意だ。
幸隆がいくら強いといってもここから先はあの狂った豚鬼で溢れかえる六階層。
あの強さの化け物がうじゃうじゃといる階層でいくらこの男であってもたった一人で通用するとは思えない。
探し人もそう都合よく見つかるとも思えない。
それは彼女たちから見ればただの自殺行為だった。
「考えが変わった。俺は一人で六階層にあいつを探しに行く」
その答えに桃李の顔が曇った。
「本堂さんはその人の自己責任だって言っていましたよね?どうして考えを改めたんですか」
相談もなく、たった一人で制限階層に足を踏み入れた彼女に、桃李達が抱く感想も幸隆と同様だ。
それでも、桃李達が幸隆に同行したのは、危険を顧みず、仲間を集う時間すら惜しんで一人で捜索に当たる彼の優しさに看過されたからだ。
彼女達は優しい人間だ。
そんな彼女達であっても、瀬分杏という女性の行動には身勝手なものに感じた。
ギルドに嘘を吐き、仲間に嘘を吐いてまで危険な階層に向かう理由が分からなかった。
そんな彼女の行動に彼が付き合う筋もない。
彼の言う通り自己責任だ。
「あいつが一人で戦って死ぬなら探索者として当然の報いだ。命を奪うなら自分の命も奪われる覚悟を持たなきゃいけない」
戦うものとしての覚悟。
かつての戦士や現代の軍人達がしかと胸に抱かなければならない世界の摂理。
魔物と戦い糧とする探索者も当然、例に漏れることは決してない。
「だがあれは戦士のしていいことじゃねえ」
幸隆の顔に青筋が走っていた。
「これは想像以上に腹に据えかえる」
短い時間とは言え、生死を共にした仲間は、遺体を弄ぶ俗物の溢れかえる場へと身を投じている。
しかもその身が女性であるために、ただの死すらも許されず、奴らは杏を欲望のままに凌辱の限りを尽くすだろう。
それも自己責任といえばそうかもしれない。
しかし、我慢ならないことは誰にでもある。
知っている女性が、言葉にできない酷い目に遭う。
幸隆の逆鱗がたまたまそこであったというだけの話だ。
だから幸隆はこの気に食わない感情を解消するために六階層へと向かう。
「そう、ですか。本堂さんには危ないところを助けてもらいました、だから力になりたい───」
幸隆の据わった眼が桃李を捉えた。
「───と言いたいところですが、僕達にはもうそこまでの余力はありません。それに僕達では歯が立たないということを身を持って知りました。だから僕達はここで退かせて頂きます。命を助けて貰った上で薄情かと思われるかもしれませんが、パーティーリーダーとして間違った判断はできません。申し訳ありません本堂さん」
迷いを残したままの顔。
助けになりたいという善性の気持ちが見て取れる。
「それでいい。ついてくるって言ったらぶん殴ってたわ」
安心したように笑みを浮かべる幸隆。
彼女の判断は正しい。
もっと胸を張っていい回答だ。
彼女の優しさが故に未だ葛藤が伺えるが、彼女は仲間を危険に晒す判断をしなかった。
ここで間違った判断をしたならば幸隆は桃李を気絶させて彼女達に連れ帰らせていたところだ。
バカな決断をするのはバカ一人で十分だ。
「感謝をしないといけないのはこっちの方だって言っただろ。帰ったら一杯奢らせろ」
「は、はいっ!」
幸隆は彼女たちに見送られながら、分不相応である第六階層へと足を踏み入れた。
「結局、あんた一人であのデカブツを倒したのか」
もじもじと黙り込むパーティーリーダーに変わって、弓手を担う男口調の綴が話始めた。
「助かったよ、あんたマジで強いんだな。オレたちのが先輩なのに不甲斐ないぜ」
「いや、あれはイレギュラーだろ。六階層の敵はこれまでとは強さの上り幅が違うって話だしな。俺だってまさか一人で勝てるとは思っていなかったんだ」
一人で時間を稼いで、桃李の回復、気絶した三人の目覚めをあてにしながら幸隆は戦っていた。
「それが大切なもんってのを意識したら不思議と力が沸いてよ。そしたら勝ってた」
「大切……?」
幸隆のその言葉の意味を気絶していた三人は理解ができない。
「まぁ、お前たち(女)にはわかりにくいだろうな。な、桃李!」
「ひぅ……う、うん」
「桃李???」
さっきから態度のおかしいうちのパーティーリーダーの様子に何か変な事が起きたのだと直感で理解した。
「うちのリーダーになにか変なことしたんじゃないだろうなおっさん」
「お、おい綴!失礼なことは言うもんじゃない!命の恩人なんだぞ!」
変なこと……。
それを聞いて桃李の粗相を思い出してしまった幸隆は染みになった床に一瞬だけちらりと意識が向いてしまう。
「本堂さん!?」
どこを見たのかすぐに察した桃李は火が吹き出しそうなほどに顔を赤くして焦りだし幸隆に抗議した。
「あ、すまん。わざとじゃないんだ」
咄嗟に謝る幸隆とそれを見てぷんぷんと怒る彼女の姿を見て三人が固まった。
「え、アタシたちが気を失っている間になにがあったの」
「……あやしい」
「おい!おっさん!本当に何もなかったんだろうな!」
気を失っていた時間もそう長いものでもなかったはずだ。
しかしその僅かな時間で、桃李の幸隆に対する一変した態度と、幸隆の何かを隠す態度から三人はただ事ではない事が起きたのだということだけは理解ができた。
「おっさんはこれからどうすんだ」
綴の本音としては幸隆も共にここから離れてほしい。
それは桃李も同じであり、他の二人も同意だ。
幸隆がいくら強いといってもここから先はあの狂った豚鬼で溢れかえる六階層。
あの強さの化け物がうじゃうじゃといる階層でいくらこの男であってもたった一人で通用するとは思えない。
探し人もそう都合よく見つかるとも思えない。
それは彼女たちから見ればただの自殺行為だった。
「考えが変わった。俺は一人で六階層にあいつを探しに行く」
その答えに桃李の顔が曇った。
「本堂さんはその人の自己責任だって言っていましたよね?どうして考えを改めたんですか」
相談もなく、たった一人で制限階層に足を踏み入れた彼女に、桃李達が抱く感想も幸隆と同様だ。
それでも、桃李達が幸隆に同行したのは、危険を顧みず、仲間を集う時間すら惜しんで一人で捜索に当たる彼の優しさに看過されたからだ。
彼女達は優しい人間だ。
そんな彼女達であっても、瀬分杏という女性の行動には身勝手なものに感じた。
ギルドに嘘を吐き、仲間に嘘を吐いてまで危険な階層に向かう理由が分からなかった。
そんな彼女の行動に彼が付き合う筋もない。
彼の言う通り自己責任だ。
「あいつが一人で戦って死ぬなら探索者として当然の報いだ。命を奪うなら自分の命も奪われる覚悟を持たなきゃいけない」
戦うものとしての覚悟。
かつての戦士や現代の軍人達がしかと胸に抱かなければならない世界の摂理。
魔物と戦い糧とする探索者も当然、例に漏れることは決してない。
「だがあれは戦士のしていいことじゃねえ」
幸隆の顔に青筋が走っていた。
「これは想像以上に腹に据えかえる」
短い時間とは言え、生死を共にした仲間は、遺体を弄ぶ俗物の溢れかえる場へと身を投じている。
しかもその身が女性であるために、ただの死すらも許されず、奴らは杏を欲望のままに凌辱の限りを尽くすだろう。
それも自己責任といえばそうかもしれない。
しかし、我慢ならないことは誰にでもある。
知っている女性が、言葉にできない酷い目に遭う。
幸隆の逆鱗がたまたまそこであったというだけの話だ。
だから幸隆はこの気に食わない感情を解消するために六階層へと向かう。
「そう、ですか。本堂さんには危ないところを助けてもらいました、だから力になりたい───」
幸隆の据わった眼が桃李を捉えた。
「───と言いたいところですが、僕達にはもうそこまでの余力はありません。それに僕達では歯が立たないということを身を持って知りました。だから僕達はここで退かせて頂きます。命を助けて貰った上で薄情かと思われるかもしれませんが、パーティーリーダーとして間違った判断はできません。申し訳ありません本堂さん」
迷いを残したままの顔。
助けになりたいという善性の気持ちが見て取れる。
「それでいい。ついてくるって言ったらぶん殴ってたわ」
安心したように笑みを浮かべる幸隆。
彼女の判断は正しい。
もっと胸を張っていい回答だ。
彼女の優しさが故に未だ葛藤が伺えるが、彼女は仲間を危険に晒す判断をしなかった。
ここで間違った判断をしたならば幸隆は桃李を気絶させて彼女達に連れ帰らせていたところだ。
バカな決断をするのはバカ一人で十分だ。
「感謝をしないといけないのはこっちの方だって言っただろ。帰ったら一杯奢らせろ」
「は、はいっ!」
幸隆は彼女たちに見送られながら、分不相応である第六階層へと足を踏み入れた。
11
お気に入りに追加
68
あなたにおすすめの小説
レベルを上げて通販で殴る~囮にされて落とし穴に落とされたが大幅レベルアップしてざまぁする。危険な封印ダンジョンも俺にかかればちょろいもんさ~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界に転移した山田(やまだ) 無二(むに)はポーターの仕事をして早6年。
おっさんになってからも、冒険者になれずくすぶっていた。
ある日、モンスター無限増殖装置を誤って作動させたパーティは無二を囮にして逃げ出す。
落とし穴にも落とされ絶体絶命の無二。
機転を利かせ助かるも、そこはダンジョンボスの扉の前。
覚悟を決めてボスに挑む無二。
通販能力でからくも勝利する。
そして、ダンジョンコアの魔力を吸出し大幅レベルアップ。
アンデッドには聖水代わりに殺菌剤、光魔法代わりに紫外線ライト。
霧のモンスターには掃除機が大活躍。
異世界モンスターを現代製品の通販で殴る快進撃が始まった。
カクヨム、小説家になろう、アルファポリスに掲載しております。
ダンジョン美食倶楽部
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
長年レストランの下働きとして働いてきた本宝治洋一(30)は突如として現れた新オーナーの物言いにより、職を失った。
身寄りのない洋一は、飲み仲間の藤本要から「一緒にダンチューバーとして組まないか?」と誘われ、配信チャンネル【ダンジョン美食倶楽部】の料理担当兼荷物持ちを任される。
配信で明るみになる、洋一の隠された技能。
素材こそ低級モンスター、調味料も安物なのにその卓越した技術は見る者を虜にし、出来上がった料理はなんとも空腹感を促した。偶然居合わせた探索者に振る舞ったりしていくうちに【ダンジョン美食倶楽部】の名前は徐々に売れていく。
一方で洋一を追放したレストランは、SSSSランク探索者の轟美玲から「味が落ちた」と一蹴され、徐々に落ちぶれていった。
※カクヨム様で先行公開中!
※2024年3月21で第一部完!
性奴隷を飼ったのに
お小遣い月3万
ファンタジー
10年前に俺は日本から異世界に転移して来た。
異世界に転移して来たばかりの頃、辿り着いた冒険者ギルドで勇者認定されて、魔王を討伐したら家族の元に帰れるのかな、っと思って必死になって魔王を討伐したけど、日本には帰れなかった。
異世界に来てから10年の月日が流れてしまった。俺は魔王討伐の報酬として特別公爵になっていた。ちなみに領地も貰っている。
自分の領地では奴隷は禁止していた。
奴隷を売買している商人がいるというタレコミがあって、俺は出向いた。
そして1人の奴隷少女と出会った。
彼女は、お風呂にも入れられていなくて、道路に落ちている軍手のように汚かった。
彼女は幼いエルフだった。
それに魔力が使えないように処理されていた。
そんな彼女を故郷に帰すためにエルフの村へ連れて行った。
でもエルフの村は魔力が使えない少女を引き取ってくれなかった。それどころか魔力が無いエルフは処分する掟になっているらしい。
俺の所有物であるなら彼女は処分しない、と村長が言うから俺はエルフの女の子を飼うことになった。
孤児になった魔力も無いエルフの女の子。年齢は14歳。
エルフの女の子を見捨てるなんて出来なかった。だから、この世界で彼女が生きていけるように育成することに決めた。
※エルフの少女以外にもヒロインは登場する予定でございます。
※帰る場所を無くした女の子が、美しくて強い女性に成長する物語です。
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
俺が異世界帰りだと会社の後輩にバレた後の話
猫野 ジム
ファンタジー
会社員(25歳・男)は異世界帰り。現代に帰って来ても魔法が使えるままだった。
バレないようにこっそり使っていたけど、後輩の女性社員にバレてしまった。なぜなら彼女も異世界から帰って来ていて、魔法が使われたことを察知できるから。
『異世界帰り』という共通点があることが分かった二人は後輩からの誘いで仕事終わりに食事をすることに。職場以外で会うのは初めてだった。果たしてどうなるのか?
※ダンジョンやバトルは無く、現代ラブコメに少しだけファンタジー要素が入った作品です
※カクヨム・小説家になろうでも公開しています
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
契約スキルで嫁沢山!-男少女多な異世界を正常なる世界へ-
Hi-104
ファンタジー
HOT2位 ファンタジー12位ありがとうございます!
慌てて乗った電車は女性車両、しかも周りは女子中高生だらけ…
女子中高生に囲まれたまま異世界召喚発動!
目覚めた先に婆さんが現れて男女の比率が狂った異世界を救えと…
魔王は倒さなくていいって?でもゴブリンどもは皆殺し?
チートも伝説の武器もくれないって?唯一貰った物がこれって…
あまり期待されていない感じがするが気のせいだろう…
そしてついに!女子中高生の待つ場所へ送ってくれると婆さんがおっしゃった!
いざ楽園へと旅立つがそこに待ち受けていたものは…
記憶力に自信がない主人公はしっかりと使命を忘れずにいられるのか!?
異世界で幸せを掴めるのか!?世界を救ったりできるのか!?
ちょっとおバカで、たまに真面目そんな物語の始まりです。
異世界転生はどん底人生の始まり~一時停止とステータス強奪で快適な人生を掴み取る!
夢・風魔
ファンタジー
若くして死んだ男は、異世界に転生した。恵まれた環境とは程遠い、ダンジョンの上層部に作られた居住区画で孤児として暮らしていた。
ある日、ダンジョンモンスターが暴走するスタンピードが発生し、彼──リヴァは死の縁に立たされていた。
そこで前世の記憶を思い出し、同時に転生特典のスキルに目覚める。
視界に映る者全ての動きを停止させる『一時停止』。任意のステータスを一日に1だけ奪い取れる『ステータス強奪』。
二つのスキルを駆使し、リヴァは地上での暮らしを夢見て今日もダンジョンへと潜る。
*カクヨムでも先行更新しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる