71 / 97
第3章
71 貴方の肌……暖かい
しおりを挟む
〝カラ~ン カラ~ン カラ~ン〝
ウエディングベルの音が、遥か遠くまで鳴り響く。
ウエディングマーチの演奏が始まると、バージンロードにアルティスとフィオナの2人が姿を現す。
白いドレスのフィオナ。僅かに金糸が混ぜられている様で、光が当たった部分がキラキラ反射している。
その美しさは神々しい程だ。
「「「「「「お、お~~~~~~」」」」」」
真っ青な空に、白いウエディング衣装の2人が、眩しい程に映える。
〝ズウウ~ウ~ウ~ウ~ウ~ン!〝 低く重い音がお腹に響く……
空からキラキラと光り輝く影が13体降りてきた。
「「「「「「神々が顕現けんげんされたのか……?」」」」」」
眩しく輝くその影は、アルティスとフィオナの周りを包み込む。
「来ちゃったの?」
今度は無数の小さな影が、川の様に降ってくる。天使達も来てくれた様だ。
これでは悪魔の入る隙間は、何処にも無い。
夢でも見ているかの様なその情景に、参列者も感動で心が震える。
跪ひざまずき、手を合わせて、祈る様に首こうべを垂れる参列者。
神々の祝福の中、式は進み、アルティスとフィオナの、誓いのキスでお開きを迎える。
「もう、お父様ったら泣き過ぎ!恥ずかしかったんだから!」
「だってお前、嬉しい様な寂しい様な……」
「寂しい訳ないじゃ無い。何にも変わらないのよ?私達、今まで通り王城に住むんだから」
「分かっては、おるのだが……」
「でもさ、魔王達まで泣いてたじゃん?フィオナが神々しい程、綺麗だったからだな?」
「アルティスだって眩しい位、かっこよかったわよ?」
「眩しい?明るい外だったからか?」
「……違うと思うけど……」
「もう2人共?何処か他でやってくれないかしら?」
「ハハハ……外って言えばフィオナ……目……あれ?まだブルー?」
「何がブルー?」
「海と空の青で、ブルーに見えるのかなって思ったけど……
フィオナ、お前の瞳、色が変わってないか?
少しだけピンクがかった紫色の瞳が、ブルーグラスになってる?」
そう言えばと、皆んながフィオナの目を覗き込む。
フィオナも首を傾けながら鏡を覗き込む。
「フィオ姉。ブルーグラスの中に少しだけキラキラが光ってる……エーテル?」
「あら本当。ブルーグラスの瞳がキラキラと綺麗ね」
「わ~フィオ姉、アル兄、そして私、皆んなお揃い!」
「私にもエーテルが?」
「このタイミングだし、そうなんじゃ無いの?身体は大丈夫?気分悪いとか無い?」
「ううん。それどころか魔力?マナが止めどなく湧いてくる感じ。すご~い」
「なら良いけど?」
「この目、このままかな?」
「エーテルは、宿ったままだと思うよ?色はどうかな?
ユッフィーの目は、元のフィオナと同じ、少しだけピンクがかった紫色の瞳だから、
落ち着いたら元に戻るかもね?フィオナはどっちが良いの?」
「う~ん?貴方はどっちが良い?」
「どっちでも良いよ?どっちも超可愛い」
「フィオ姉は私と同じじゃなきゃヤダ~」
アルティスは最近、フィナと呼んだりフィオナと呼んだり……
そして今はフィオナと呼ぶ事が多くなった。
フィオナはアルからアルティス、又は貴方と呼ぶ。
ユフィリナは、フィオナ姉様から、フィオ姉に代わり、アルティスはアル兄のまま。
段々と家族としての絆が深まっていた。
「フィオナ部屋に戻ろ?」
「アルティスも流石に疲れたのか?」
「いや?リヴァルド父さん、むしろ元気はつらつ!今からフィオナと子作りさ、ってな」
〝パコ~ン!〝
「昼間っから何言ってるのよ!」
真っ赤な顔でフィオナが叫ぶ。
「じょ……ジョークでしょ?」
「鼻の穴、広げるな~」
「ミャ~~ ミャ~~ ミャ~~」
「盛りか」
「やっぱり外に出るのは無理ね~ あ~残念だわ。ビーチとか行きたかったな~」
「流石に無理っしょ?この賑わいじゃあね?」
「う~ん。今日入れて後3日も有るのよ?部屋に篭りっぱなし?」
「あ、ビーチか。だったら北のビーチ行ってみる?」
「北のビーチって何?」
「開発出来たのは、未だ南の一部だけ。
北には道とかまだ無く、誰も入れないビーチが沢山あるよ。
こっちに負けず劣らず綺麗なホワイトビーチ」
「そっか。アルティスなら行けるものね?行く行く!」
「この後の開発の為に、地形調査する宿舎作っといたから、そこに滞在する?
ログハウスだからちょっとオシャレだよ。ビーチは、目の前」
「さいこ~じゃない?それ」
「じゃ、皆んなに言ってきてよ。俺、軽食と飲み物用意しとくから」
「うわ~良いよここ!ほんと、さいこ~!アルティス悪いけどもう一度戻ってくれない?」
「来たばっかじゃん?」
「泳ぎましょ?水着も買って来たのよ?貴方のも有るわよ。取りに行くの」
「何言ってんの?ここは2人きり。誰も入ってこれない場所だよ?」
フィオナをそっと抱きしめるアルティス。
〝スルスルスル~~〝
「キャ……あ、アルティス?」
フィオナのサマードレスを、肩から下ろす。レースの可愛い下着も不器用に外した。
「え?……」
「な、何?私の裸……変?胸小さすぎる?」
「こんな綺麗なものがあったんだ……透き通る様に白い肌、可愛い胸……丁度いい大きさだよ?……美し過ぎる」
「あ…アルッ……」
アルティスも衣を脱ぎ捨て、優しくフィオナを抱きしめる。
「ア、アル?貴方の肌……暖かい……凄く安心する……気持ち良い……」
「フィオナ……フィオナは柔らかくって暖かい……肌を寄せるだけなのに、こんなに気持ち良いんだね?」
「あ、愛する人とだからだと思う……」
「あれ?俺寝ちゃってた?」
ここはログハウスのベットの中。1人用だから少し狭く、身を寄せる様に寝ていた。
「うん。少しだけだけどね?」
「ごめんごめん」
「ううん?貴方の寝顔可愛かったわよ?でもね?」
「ん?何か?」
「お腹すいちゃった」
「そっか?確かに俺も。軽食しか持って来てないから一度戻るか?」
ウエディングベルの音が、遥か遠くまで鳴り響く。
ウエディングマーチの演奏が始まると、バージンロードにアルティスとフィオナの2人が姿を現す。
白いドレスのフィオナ。僅かに金糸が混ぜられている様で、光が当たった部分がキラキラ反射している。
その美しさは神々しい程だ。
「「「「「「お、お~~~~~~」」」」」」
真っ青な空に、白いウエディング衣装の2人が、眩しい程に映える。
〝ズウウ~ウ~ウ~ウ~ウ~ン!〝 低く重い音がお腹に響く……
空からキラキラと光り輝く影が13体降りてきた。
「「「「「「神々が顕現けんげんされたのか……?」」」」」」
眩しく輝くその影は、アルティスとフィオナの周りを包み込む。
「来ちゃったの?」
今度は無数の小さな影が、川の様に降ってくる。天使達も来てくれた様だ。
これでは悪魔の入る隙間は、何処にも無い。
夢でも見ているかの様なその情景に、参列者も感動で心が震える。
跪ひざまずき、手を合わせて、祈る様に首こうべを垂れる参列者。
神々の祝福の中、式は進み、アルティスとフィオナの、誓いのキスでお開きを迎える。
「もう、お父様ったら泣き過ぎ!恥ずかしかったんだから!」
「だってお前、嬉しい様な寂しい様な……」
「寂しい訳ないじゃ無い。何にも変わらないのよ?私達、今まで通り王城に住むんだから」
「分かっては、おるのだが……」
「でもさ、魔王達まで泣いてたじゃん?フィオナが神々しい程、綺麗だったからだな?」
「アルティスだって眩しい位、かっこよかったわよ?」
「眩しい?明るい外だったからか?」
「……違うと思うけど……」
「もう2人共?何処か他でやってくれないかしら?」
「ハハハ……外って言えばフィオナ……目……あれ?まだブルー?」
「何がブルー?」
「海と空の青で、ブルーに見えるのかなって思ったけど……
フィオナ、お前の瞳、色が変わってないか?
少しだけピンクがかった紫色の瞳が、ブルーグラスになってる?」
そう言えばと、皆んながフィオナの目を覗き込む。
フィオナも首を傾けながら鏡を覗き込む。
「フィオ姉。ブルーグラスの中に少しだけキラキラが光ってる……エーテル?」
「あら本当。ブルーグラスの瞳がキラキラと綺麗ね」
「わ~フィオ姉、アル兄、そして私、皆んなお揃い!」
「私にもエーテルが?」
「このタイミングだし、そうなんじゃ無いの?身体は大丈夫?気分悪いとか無い?」
「ううん。それどころか魔力?マナが止めどなく湧いてくる感じ。すご~い」
「なら良いけど?」
「この目、このままかな?」
「エーテルは、宿ったままだと思うよ?色はどうかな?
ユッフィーの目は、元のフィオナと同じ、少しだけピンクがかった紫色の瞳だから、
落ち着いたら元に戻るかもね?フィオナはどっちが良いの?」
「う~ん?貴方はどっちが良い?」
「どっちでも良いよ?どっちも超可愛い」
「フィオ姉は私と同じじゃなきゃヤダ~」
アルティスは最近、フィナと呼んだりフィオナと呼んだり……
そして今はフィオナと呼ぶ事が多くなった。
フィオナはアルからアルティス、又は貴方と呼ぶ。
ユフィリナは、フィオナ姉様から、フィオ姉に代わり、アルティスはアル兄のまま。
段々と家族としての絆が深まっていた。
「フィオナ部屋に戻ろ?」
「アルティスも流石に疲れたのか?」
「いや?リヴァルド父さん、むしろ元気はつらつ!今からフィオナと子作りさ、ってな」
〝パコ~ン!〝
「昼間っから何言ってるのよ!」
真っ赤な顔でフィオナが叫ぶ。
「じょ……ジョークでしょ?」
「鼻の穴、広げるな~」
「ミャ~~ ミャ~~ ミャ~~」
「盛りか」
「やっぱり外に出るのは無理ね~ あ~残念だわ。ビーチとか行きたかったな~」
「流石に無理っしょ?この賑わいじゃあね?」
「う~ん。今日入れて後3日も有るのよ?部屋に篭りっぱなし?」
「あ、ビーチか。だったら北のビーチ行ってみる?」
「北のビーチって何?」
「開発出来たのは、未だ南の一部だけ。
北には道とかまだ無く、誰も入れないビーチが沢山あるよ。
こっちに負けず劣らず綺麗なホワイトビーチ」
「そっか。アルティスなら行けるものね?行く行く!」
「この後の開発の為に、地形調査する宿舎作っといたから、そこに滞在する?
ログハウスだからちょっとオシャレだよ。ビーチは、目の前」
「さいこ~じゃない?それ」
「じゃ、皆んなに言ってきてよ。俺、軽食と飲み物用意しとくから」
「うわ~良いよここ!ほんと、さいこ~!アルティス悪いけどもう一度戻ってくれない?」
「来たばっかじゃん?」
「泳ぎましょ?水着も買って来たのよ?貴方のも有るわよ。取りに行くの」
「何言ってんの?ここは2人きり。誰も入ってこれない場所だよ?」
フィオナをそっと抱きしめるアルティス。
〝スルスルスル~~〝
「キャ……あ、アルティス?」
フィオナのサマードレスを、肩から下ろす。レースの可愛い下着も不器用に外した。
「え?……」
「な、何?私の裸……変?胸小さすぎる?」
「こんな綺麗なものがあったんだ……透き通る様に白い肌、可愛い胸……丁度いい大きさだよ?……美し過ぎる」
「あ…アルッ……」
アルティスも衣を脱ぎ捨て、優しくフィオナを抱きしめる。
「ア、アル?貴方の肌……暖かい……凄く安心する……気持ち良い……」
「フィオナ……フィオナは柔らかくって暖かい……肌を寄せるだけなのに、こんなに気持ち良いんだね?」
「あ、愛する人とだからだと思う……」
「あれ?俺寝ちゃってた?」
ここはログハウスのベットの中。1人用だから少し狭く、身を寄せる様に寝ていた。
「うん。少しだけだけどね?」
「ごめんごめん」
「ううん?貴方の寝顔可愛かったわよ?でもね?」
「ん?何か?」
「お腹すいちゃった」
「そっか?確かに俺も。軽食しか持って来てないから一度戻るか?」
10
お気に入りに追加
17
あなたにおすすめの小説
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。

異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?
お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。
飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい?
自重して目立たないようにする?
無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ!
お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は?
主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。
(実践出来るかどうかは別だけど)

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?


元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

神様に与えられたのは≪ゴミ≫スキル。家の恥だと勘当されたけど、ゴミなら何でも再生出来て自由に使えて……ゴミ扱いされてた古代兵器に懐かれました
向原 行人
ファンタジー
僕、カーティスは由緒正しき賢者の家系に生まれたんだけど、十六歳のスキル授与の儀で授かったスキルは、まさかのゴミスキルだった。
実の父から家の恥だと言われて勘当され、行く当ても無く、着いた先はゴミだらけの古代遺跡。
そこで打ち捨てられていたゴミが話し掛けてきて、自分は古代兵器で、助けて欲しいと言ってきた。
なるほど。僕が得たのはゴミと意思疎通が出来るスキルなんだ……って、嬉しくないっ!
そんな事を思いながらも、話し込んでしまったし、連れて行ってあげる事に。
だけど、僕はただゴミに協力しているだけなのに、どこかの国の騎士に襲われたり、変な魔法使いに絡まれたり、僕を家から追い出した父や弟が現れたり。
どうして皆、ゴミが欲しいの!? ……って、あれ? いつの間にかゴミスキルが成長して、ゴミの修理が出来る様になっていた。
一先ず、いつも一緒に居るゴミを修理してあげたら、見知らぬ銀髪美少女が居て……って、どういう事!? え、こっちが本当の姿なの!? ……とりあえず服を着てっ!
僕を命の恩人だって言うのはさておき、ご奉仕するっていうのはどういう事……え!? ちょっと待って! それくらい自分で出来るからっ!
それから、銀髪美少女の元仲間だという古代兵器と呼ばれる美少女たちに狙われ、返り討ちにして、可哀想だから修理してあげたら……僕についてくるって!?
待って! 僕に奉仕する順番でケンカするとか、訳が分かんないよっ!
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる