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第2章
65 カメハメ波を撃ちそうなじいちゃん
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天使にすっかり癒されて、少し落ち着きを取り戻したフィオナ。
「は,は,は,初めまして……フィオナ・ハ、ハルステインと申ししします」
ああダメだこりゃ。
「わ、わ、わしが騒々しい……じゃなく、創造神……あ、あ、アルティスのじいちゃんじゃよ?よ、よう来たの~」
「何、あんたまで緊張してんの?」
じいちゃんもすっかり緊張が移っていた。
「フィオナ~!よく来たわね~」
「ミリアお姉様!」
ミリアに思いっきり抱きしめられるフィオナ。ミリアの胸に埋まり、息苦しそうなフィオナ。
「お姉様……く、苦しい……」
「あ~ん……ごめんごめん」
「な?巨乳怖いだろ?」
〝コクコクコク〝
「ミリア姉!私も私も~」
「あ~ん、ユッフィーたら可愛いんだから~」
「柔らかくって気持ちい~」
「え?そう?……じゃ俺も」
「ダメよ?アルは私ので……じゃなくって、も、もう直ぐ結婚でしょ?」
「もう直ぐフィオナのオッパ……オッ……オ、オーマイゴー!」
「ん?何じゃアル?」
「オーマイゴー!」
おっぱいですっかり緊張が解け、打ち解ける神界の面々。
「アル……元気だった?」
「あ、母さん!それに父さんも……来てたの?ってか、神界に来れたんだ?
普通、結界で中に入れないよね?」
「俺と母さんを、創造神様が招待してくれたんだよ。お前達が来るからってさ」
「そうよ?貴方がフィオナ姫を紹介に来るって言うから……」
「そうなんだ?じいちゃんありがとうね。
フィオナ。紹介するよ。俺の父さんと母さん。
会った事あるはずだけど、小さい時だから覚えてないだろ?」
「……うん。申し訳ありません。初めまして……ではないと思いますが、
初めまして。アルティス様と婚約させて頂いたフィオナ・ハルステインと申します。
本来でしたら、婚約前にご挨拶に伺い、結婚の、ご許可頂かなければならない所……」
「そんな姫殿下……こう見えましても、私たち死んでおりますの……
許可など必要ございません。それに以前も一度、婚約頂いておりますしね?」
「亡くなられている様には、見えませんね?それにお二人共、とてもお若くて……
アルティス様は……」
「ちょっとスト~プ!スト~プ!何?アルティス様って?
俺達もう家族なんだから、普通に喋ろうよ~」
「それもそうね?フィオナさん……いえ、フィナちゃんで良いかしら?」
「あ、それ嬉しいです!お母様……で良いですか?」
「わ~嬉しいわ~娘ができたのね~フィナちゃん♡」
フィオナを愛おしそうに抱きしめる母シャルロット。その2人の肩に手を添える父ライアルド。
「フィナちゃん。アルのめんどうは、大変じゃないかい?困らせてはいないかな?」
「アハハハ。めんどうですか?そうですね~ アルには常識が通じない所が有りますから……
そう言う意味では大変だと言えるかもしれませんが……
アルに何かしてあげている時が、私にとって一番幸せな時間なんです。
アルの周りの人達も皆んなそうですよ?アルになんかしてあげる事はないかと、
チャンスを伺っています」
「アルに何かしてあげる事は、皆さんにとってチャンスなのかい?
そうか……アルは、とっても幸せなんだね」
「ええ、だってアルはその何倍もの事を皆んなにしてあげてますから……
近い将来、アルが、この国の王位につきますが、
〝アルティス王になんかしてあげる事はないかと、皆んながそう考えて動く……
そしてそのアルティス王は、みんなの為に労を惜しまない……
どれ程素晴らしい国が出来るのだ……本当に楽しみだ〝
そう、父……リヴァルド王が言っています」
「リヴァルド陛下がそこまで期待を掛けてくれているのか……
アルに政治はどうかな?そう思っていたけど、
それ程までに皆さんがサポートしてくれていると言うのなら、
心配いらないのかな?なあ?アル」
「そうなんだ父さん。頼まなくても皆んなが色々手伝ってくれるんだ。
そうじゃなきゃ、王なんて逃げ出したい位だよ」
「フフ……貴方がハルステインの王様になるなんて、全くイメージできないわ」
「でしょでしょ?母さん!俺も全くイメージ出来ないよ。ハハハッ」
「ちょっとアル。ハハハッじゃないわよ?も~ 今少しだけ不安がよぎったわ?
国民が皆んな笑顔で貴方を囲んでいる……そのイメージだけは持っててよ?」
「ん?フィオナと、子供達に、笑顔で囲まれているイメージは出来るんだけどな……」
「ま、取り敢えずそれで良いんじゃない?フィナちゃん。
私欲に囚われない貴方達が笑顔でいられるって事は、その下の皆んなも、きっと笑顔でいられるって事よ?」
「そうじゃな。何も心配は要らんよフィオナ。
そもそもアルティスは、ハルステインで治っている様な器じゃない。
それも他国を侵略して……なんて言うつまらん方法でなくてな。自然と皆が集ってくるじゃろ」
創造神が話に加わってきた。
「ハイ。ほんとは少しも心配なんてしてません……
アルティスが、誰かを不幸にするなんて事は、全く想像出来ないですから。
私はそんなアルティスをずっと隣で見ていたいです」
「ハルステインで収まる器じゃない……本当にそうなると、
フィナちゃん達、周りの人達の負担が増えると思うけど……ずっとアルのそばにいてあげてね?」
「そうだぞフィナ。ずっと俺のそばにいてあげてね?」
「……バカ……もう、離れられるわけないじゃない……」
話は尽きない様だ。
「ねえじいちゃん……」
「ん?どうした小声で?」
「ぁのさぁ……ぁの魔神とか言ぅの……俺の予想で合ってる?」
「さあ?わしには何の事やら?……」
「何でよ?もう、隠し事多過ぎ……大賢者もじいちゃんなんでしょ?」
「何故そう思うんじゃ?」
「何千年も保つ結界。大掛かりな転移装置に数々の魔道具。上位の悪魔を封印する力。
あんなの人間に出来る訳ないじゃん?王城に飾られている肖像画、笑っちゃう位、じいちゃんそっくりだったぞ」
「そ、そうか?」
「ま、良いや。言える時が来たら魔神の事教えてよ。未だ2年程有るって事でOK?」
「2年?お前もそう思うか?それで、その時が来たらどうするんじゃ?」
「ま、何とかなるっしょ」
「楽観的じゃな?何が起きるか分からんのに……ま、お前ならどんな困難が立ち塞がろうと、
難なく対処してしまいそうじゃがな……」
「何コソコソ話してるの?」
「フィナが胸が小さくって悩んでるって……」
〝パカ~ンッ!〝
「いって~ 冗談だって~」
「何じゃ?胸を大きくしたいのかフィオナは?出来るぞ?」
「その手の動き……まさかとは思うけど?」
「な~に……昔からこうやってモミモミ揉むとじゃな~」
「他人の嫁の胸、揉もうとすんな~エロジジイ~」
「いや親切で……分かりましたよ~ ども、済まんじゃ」
「創造神様、イメージが……」
「言ったろ?唯のじいちゃんだって。俺に猫やらせたのもこのじいちゃんだし」
「うん、貴方の、おじいさまって感じ」
「本当の家族じゃからな」
「良い話みたいに終わらせんな~」
創造神はカメハメ波を撃ちそうなじいちゃんだった。
「は,は,は,初めまして……フィオナ・ハ、ハルステインと申ししします」
ああダメだこりゃ。
「わ、わ、わしが騒々しい……じゃなく、創造神……あ、あ、アルティスのじいちゃんじゃよ?よ、よう来たの~」
「何、あんたまで緊張してんの?」
じいちゃんもすっかり緊張が移っていた。
「フィオナ~!よく来たわね~」
「ミリアお姉様!」
ミリアに思いっきり抱きしめられるフィオナ。ミリアの胸に埋まり、息苦しそうなフィオナ。
「お姉様……く、苦しい……」
「あ~ん……ごめんごめん」
「な?巨乳怖いだろ?」
〝コクコクコク〝
「ミリア姉!私も私も~」
「あ~ん、ユッフィーたら可愛いんだから~」
「柔らかくって気持ちい~」
「え?そう?……じゃ俺も」
「ダメよ?アルは私ので……じゃなくって、も、もう直ぐ結婚でしょ?」
「もう直ぐフィオナのオッパ……オッ……オ、オーマイゴー!」
「ん?何じゃアル?」
「オーマイゴー!」
おっぱいですっかり緊張が解け、打ち解ける神界の面々。
「アル……元気だった?」
「あ、母さん!それに父さんも……来てたの?ってか、神界に来れたんだ?
普通、結界で中に入れないよね?」
「俺と母さんを、創造神様が招待してくれたんだよ。お前達が来るからってさ」
「そうよ?貴方がフィオナ姫を紹介に来るって言うから……」
「そうなんだ?じいちゃんありがとうね。
フィオナ。紹介するよ。俺の父さんと母さん。
会った事あるはずだけど、小さい時だから覚えてないだろ?」
「……うん。申し訳ありません。初めまして……ではないと思いますが、
初めまして。アルティス様と婚約させて頂いたフィオナ・ハルステインと申します。
本来でしたら、婚約前にご挨拶に伺い、結婚の、ご許可頂かなければならない所……」
「そんな姫殿下……こう見えましても、私たち死んでおりますの……
許可など必要ございません。それに以前も一度、婚約頂いておりますしね?」
「亡くなられている様には、見えませんね?それにお二人共、とてもお若くて……
アルティス様は……」
「ちょっとスト~プ!スト~プ!何?アルティス様って?
俺達もう家族なんだから、普通に喋ろうよ~」
「それもそうね?フィオナさん……いえ、フィナちゃんで良いかしら?」
「あ、それ嬉しいです!お母様……で良いですか?」
「わ~嬉しいわ~娘ができたのね~フィナちゃん♡」
フィオナを愛おしそうに抱きしめる母シャルロット。その2人の肩に手を添える父ライアルド。
「フィナちゃん。アルのめんどうは、大変じゃないかい?困らせてはいないかな?」
「アハハハ。めんどうですか?そうですね~ アルには常識が通じない所が有りますから……
そう言う意味では大変だと言えるかもしれませんが……
アルに何かしてあげている時が、私にとって一番幸せな時間なんです。
アルの周りの人達も皆んなそうですよ?アルになんかしてあげる事はないかと、
チャンスを伺っています」
「アルに何かしてあげる事は、皆さんにとってチャンスなのかい?
そうか……アルは、とっても幸せなんだね」
「ええ、だってアルはその何倍もの事を皆んなにしてあげてますから……
近い将来、アルが、この国の王位につきますが、
〝アルティス王になんかしてあげる事はないかと、皆んながそう考えて動く……
そしてそのアルティス王は、みんなの為に労を惜しまない……
どれ程素晴らしい国が出来るのだ……本当に楽しみだ〝
そう、父……リヴァルド王が言っています」
「リヴァルド陛下がそこまで期待を掛けてくれているのか……
アルに政治はどうかな?そう思っていたけど、
それ程までに皆さんがサポートしてくれていると言うのなら、
心配いらないのかな?なあ?アル」
「そうなんだ父さん。頼まなくても皆んなが色々手伝ってくれるんだ。
そうじゃなきゃ、王なんて逃げ出したい位だよ」
「フフ……貴方がハルステインの王様になるなんて、全くイメージできないわ」
「でしょでしょ?母さん!俺も全くイメージ出来ないよ。ハハハッ」
「ちょっとアル。ハハハッじゃないわよ?も~ 今少しだけ不安がよぎったわ?
国民が皆んな笑顔で貴方を囲んでいる……そのイメージだけは持っててよ?」
「ん?フィオナと、子供達に、笑顔で囲まれているイメージは出来るんだけどな……」
「ま、取り敢えずそれで良いんじゃない?フィナちゃん。
私欲に囚われない貴方達が笑顔でいられるって事は、その下の皆んなも、きっと笑顔でいられるって事よ?」
「そうじゃな。何も心配は要らんよフィオナ。
そもそもアルティスは、ハルステインで治っている様な器じゃない。
それも他国を侵略して……なんて言うつまらん方法でなくてな。自然と皆が集ってくるじゃろ」
創造神が話に加わってきた。
「ハイ。ほんとは少しも心配なんてしてません……
アルティスが、誰かを不幸にするなんて事は、全く想像出来ないですから。
私はそんなアルティスをずっと隣で見ていたいです」
「ハルステインで収まる器じゃない……本当にそうなると、
フィナちゃん達、周りの人達の負担が増えると思うけど……ずっとアルのそばにいてあげてね?」
「そうだぞフィナ。ずっと俺のそばにいてあげてね?」
「……バカ……もう、離れられるわけないじゃない……」
話は尽きない様だ。
「ねえじいちゃん……」
「ん?どうした小声で?」
「ぁのさぁ……ぁの魔神とか言ぅの……俺の予想で合ってる?」
「さあ?わしには何の事やら?……」
「何でよ?もう、隠し事多過ぎ……大賢者もじいちゃんなんでしょ?」
「何故そう思うんじゃ?」
「何千年も保つ結界。大掛かりな転移装置に数々の魔道具。上位の悪魔を封印する力。
あんなの人間に出来る訳ないじゃん?王城に飾られている肖像画、笑っちゃう位、じいちゃんそっくりだったぞ」
「そ、そうか?」
「ま、良いや。言える時が来たら魔神の事教えてよ。未だ2年程有るって事でOK?」
「2年?お前もそう思うか?それで、その時が来たらどうするんじゃ?」
「ま、何とかなるっしょ」
「楽観的じゃな?何が起きるか分からんのに……ま、お前ならどんな困難が立ち塞がろうと、
難なく対処してしまいそうじゃがな……」
「何コソコソ話してるの?」
「フィナが胸が小さくって悩んでるって……」
〝パカ~ンッ!〝
「いって~ 冗談だって~」
「何じゃ?胸を大きくしたいのかフィオナは?出来るぞ?」
「その手の動き……まさかとは思うけど?」
「な~に……昔からこうやってモミモミ揉むとじゃな~」
「他人の嫁の胸、揉もうとすんな~エロジジイ~」
「いや親切で……分かりましたよ~ ども、済まんじゃ」
「創造神様、イメージが……」
「言ったろ?唯のじいちゃんだって。俺に猫やらせたのもこのじいちゃんだし」
「うん、貴方の、おじいさまって感じ」
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