55 / 97
第2章
55 あ、いた……ソフィアだ
しおりを挟む(何だ?白い砂しか見当たらないぞ?ここは砂漠なのか?他には何にもない?)
見えるのは白い砂ばかり、ソフィアの姿は見つけられない。
感知を最大限にまで上げるアルティス。
しかしアルティスの感知の波動には何も引っかからない。
(だめか……これでも分からないって事は……砂の中だからか?
だったらむずいぞ?砂の中は感知の波動が届きにくい……)
片膝を着き、両手の平を砂に乗せ、静かに目を閉じ感知の波動を流す。
すると、何かが直ぐに引っかかった。
「あ、ありゃりゃ?真下?しかもめっちゃ浅い……」
その手を真下に差し込み、手探りするアルティス。
「あ、いた……ソフィアだ」
真下だった。しかも4~50cmの浅い位置だった。
「ア……アイリス……ごめんなさい……アイリス……」
息苦しそうにジタバタしている。
(砂の中って息できてたんだろうか?夢の中だから大丈夫だったんかな?)
「なんか、砂に埋もれてるって言うより、ジタバタ砂に溺れてるって感じだな?」
抱きかかえて、砂を払ってあげる。
「お~い!ソフィア~!分かるか~!?お~い!」
ソフィアの肩を抱き、ゆさゆさ揺らすアルティス。
「あ、あれ?アル君?何して…… ね、ここはどこ?」
「大丈夫か?」
「アル君……ニギニギやめて……」
顔を赤らめてソフィアが言う。
「ニギニギ?何それ?」
「……おっぱい……手でニギニギ……」
「?俺の手はここだぞ?」
肩を握った手をニギニギするアルティス。
「でも、おっぱいニギニギしてた……別に嫌じゃ……」
「え?嫌じゃないの? してないけど?
あ、そうそう、ここはどこ?って言ったろ?ここはソフィアの夢の中だぞ?
ニギニギとか悪い夢見てたんじゃ?」
この夢の中では、確かにニギニギしてないけど、現実でニギニギしてたよ?アルティス?
「でもダメ。フィオナに悪いもの……え?何?今、夢の中って言った?」
「ソフィアも知ってるかもだけど、悪夢虫……それに毒麻酔を仕込まれて、
目覚めなくなってるんだよ?ソフィアは。皆んな心配してるぞ?
これって悪魔の仕業か?それにしてはせこい仕掛けだし……いったい誰の仕業なんだか?」
「……あ……ああ…………」
「ん?心当たりでもあるの?」
「誰……とかじゃなくて…… このところ私、……真の聖女……とか言われ始めて……
その事を良く思わない人達がいるみたいなの。いつもは些細な嫌がらせなんだけどな」
「そうなんだ……それは目を覚まして現実で解決しよ?
犯人はすぐ分かるし~聖女の件も俺に任せて?」
「犯人は……見つけなくて良い……」
「なんで?俺、嘘がつけなくなる術を使えるから、
皆んな集めて〝これやった人~〝ってやればすぐ分かるよ?痛い思いとかもさせないし」
「……う~~ん……」
「今回のケースは、ソフィアの側に俺がいたから良いけど、
本当だったら、目覚めなかったかもしれないんだよ?
そのまま衰弱していったらって考えると、結構悪質だろ?」
「うん、でもね。聖女の件をアル君が解決してくれるなら、
嫌がらせも無くなるでしょ?それで良い。
その後、なんか気まずくなるのもやだし、逆に仲良くなれれば……それが一番良い」
「そうか?ソフィアがそう言うのなら、それはそれで良いとして……じゃあもう一つ。
ソフィアが普段不安に思っている事、心配事って何?悪夢虫の事知ってるんでしょ?
凄く苦しそうに砂に溺れていたよ?嫌がらせの件じゃないよね?別に何か有るんだろ?」
「……………………」
「他人には言いにくいかもしれないけど、
それも解決しないと、一生不安を抱えていては、心安らかに生きていけない気がするよ?」
「……で、でも……誰にも解決出来ない事なの……」
「解決出来ないかどうか話してみなよ。アイリスって誰?」
「え?なんで?」
「〝ごめんなさい……アイリス…〝ってうわ言で言ってたよ?」
「……そっか。そんな事言ってたんだ私……分かった……話すね。聞いてくれる?」
優しそうな目をして頷くアルティス。
「……私ね?前世の記憶があるの……思い出したくなかった記憶が……」
「思い出したくない?よっぽど辛い記憶なんだね?
普通は自分の魂と会話出来ないのと同じ様に、
生きているうちは、魂に刻まれた記憶を、思い出す事は無いんだけどね?
その記憶、俺がソフィアの魂から探っても良い?聞くよりずっと理解が早いから」
「探る?私の魂から?他人の魂と繋がる事が出来るの?アル君になら良いけど……どうやって探るの?」
「魂の一番近く……手で胸に触れて、魂に語りかけ、俺の魂と繋げるんだよ?」
顔を赤らめて、両手で胸を隠し、体を横に向けるソフィア。
「あのさ~ おっぱい触るんじゃなくて、おっぱいとおっぱいの間の少し上!柔らかくない所!そこなら別に良いでしょ?」
上目遣いでじっとアルティスを見つめ、赤い顔で静かに頷くソフィア。
胸に手を乗せそっと目を閉じるアルティス。
(いや俺はおっぱいでも良いんだけどさ、むしろそっちが良いんだけどさ。
どうせ夢の中なんだから……)
「なに、ぶつぶつ言ってるの?」
「言ってない……」
(う~む……集中集中……)
見えるのは白い砂ばかり、ソフィアの姿は見つけられない。
感知を最大限にまで上げるアルティス。
しかしアルティスの感知の波動には何も引っかからない。
(だめか……これでも分からないって事は……砂の中だからか?
だったらむずいぞ?砂の中は感知の波動が届きにくい……)
片膝を着き、両手の平を砂に乗せ、静かに目を閉じ感知の波動を流す。
すると、何かが直ぐに引っかかった。
「あ、ありゃりゃ?真下?しかもめっちゃ浅い……」
その手を真下に差し込み、手探りするアルティス。
「あ、いた……ソフィアだ」
真下だった。しかも4~50cmの浅い位置だった。
「ア……アイリス……ごめんなさい……アイリス……」
息苦しそうにジタバタしている。
(砂の中って息できてたんだろうか?夢の中だから大丈夫だったんかな?)
「なんか、砂に埋もれてるって言うより、ジタバタ砂に溺れてるって感じだな?」
抱きかかえて、砂を払ってあげる。
「お~い!ソフィア~!分かるか~!?お~い!」
ソフィアの肩を抱き、ゆさゆさ揺らすアルティス。
「あ、あれ?アル君?何して…… ね、ここはどこ?」
「大丈夫か?」
「アル君……ニギニギやめて……」
顔を赤らめてソフィアが言う。
「ニギニギ?何それ?」
「……おっぱい……手でニギニギ……」
「?俺の手はここだぞ?」
肩を握った手をニギニギするアルティス。
「でも、おっぱいニギニギしてた……別に嫌じゃ……」
「え?嫌じゃないの? してないけど?
あ、そうそう、ここはどこ?って言ったろ?ここはソフィアの夢の中だぞ?
ニギニギとか悪い夢見てたんじゃ?」
この夢の中では、確かにニギニギしてないけど、現実でニギニギしてたよ?アルティス?
「でもダメ。フィオナに悪いもの……え?何?今、夢の中って言った?」
「ソフィアも知ってるかもだけど、悪夢虫……それに毒麻酔を仕込まれて、
目覚めなくなってるんだよ?ソフィアは。皆んな心配してるぞ?
これって悪魔の仕業か?それにしてはせこい仕掛けだし……いったい誰の仕業なんだか?」
「……あ……ああ…………」
「ん?心当たりでもあるの?」
「誰……とかじゃなくて…… このところ私、……真の聖女……とか言われ始めて……
その事を良く思わない人達がいるみたいなの。いつもは些細な嫌がらせなんだけどな」
「そうなんだ……それは目を覚まして現実で解決しよ?
犯人はすぐ分かるし~聖女の件も俺に任せて?」
「犯人は……見つけなくて良い……」
「なんで?俺、嘘がつけなくなる術を使えるから、
皆んな集めて〝これやった人~〝ってやればすぐ分かるよ?痛い思いとかもさせないし」
「……う~~ん……」
「今回のケースは、ソフィアの側に俺がいたから良いけど、
本当だったら、目覚めなかったかもしれないんだよ?
そのまま衰弱していったらって考えると、結構悪質だろ?」
「うん、でもね。聖女の件をアル君が解決してくれるなら、
嫌がらせも無くなるでしょ?それで良い。
その後、なんか気まずくなるのもやだし、逆に仲良くなれれば……それが一番良い」
「そうか?ソフィアがそう言うのなら、それはそれで良いとして……じゃあもう一つ。
ソフィアが普段不安に思っている事、心配事って何?悪夢虫の事知ってるんでしょ?
凄く苦しそうに砂に溺れていたよ?嫌がらせの件じゃないよね?別に何か有るんだろ?」
「……………………」
「他人には言いにくいかもしれないけど、
それも解決しないと、一生不安を抱えていては、心安らかに生きていけない気がするよ?」
「……で、でも……誰にも解決出来ない事なの……」
「解決出来ないかどうか話してみなよ。アイリスって誰?」
「え?なんで?」
「〝ごめんなさい……アイリス…〝ってうわ言で言ってたよ?」
「……そっか。そんな事言ってたんだ私……分かった……話すね。聞いてくれる?」
優しそうな目をして頷くアルティス。
「……私ね?前世の記憶があるの……思い出したくなかった記憶が……」
「思い出したくない?よっぽど辛い記憶なんだね?
普通は自分の魂と会話出来ないのと同じ様に、
生きているうちは、魂に刻まれた記憶を、思い出す事は無いんだけどね?
その記憶、俺がソフィアの魂から探っても良い?聞くよりずっと理解が早いから」
「探る?私の魂から?他人の魂と繋がる事が出来るの?アル君になら良いけど……どうやって探るの?」
「魂の一番近く……手で胸に触れて、魂に語りかけ、俺の魂と繋げるんだよ?」
顔を赤らめて、両手で胸を隠し、体を横に向けるソフィア。
「あのさ~ おっぱい触るんじゃなくて、おっぱいとおっぱいの間の少し上!柔らかくない所!そこなら別に良いでしょ?」
上目遣いでじっとアルティスを見つめ、赤い顔で静かに頷くソフィア。
胸に手を乗せそっと目を閉じるアルティス。
(いや俺はおっぱいでも良いんだけどさ、むしろそっちが良いんだけどさ。
どうせ夢の中なんだから……)
「なに、ぶつぶつ言ってるの?」
「言ってない……」
(う~む……集中集中……)
10
お気に入りに追加
15
あなたにおすすめの小説
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
迷い人 ~異世界で成り上がる。大器晩成型とは知らずに無難な商人になっちゃった。~
飛燕 つばさ
ファンタジー
孤独な中年、坂本零。ある日、彼は目を覚ますと、まったく知らない異世界に立っていた。彼は現地の兵士たちに捕まり、不審人物とされて牢獄に投獄されてしまう。
彼は異世界から迷い込んだ『迷い人』と呼ばれる存在だと告げられる。その『迷い人』には、世界を救う勇者としての可能性も、世界を滅ぼす魔王としての可能性も秘められているそうだ。しかし、零は自分がそんな使命を担う存在だと受け入れることができなかった。
独房から零を救ったのは、昔この世界を救った勇者の末裔である老婆だった。老婆は零の力を探るが、彼は戦闘や魔法に関する特別な力を持っていなかった。零はそのことに絶望するが、自身の日本での知識を駆使し、『商人』として新たな一歩を踏み出す決意をする…。
この物語は、異世界に迷い込んだ日本のサラリーマンが主人公です。彼は潜在的に秘められた能力に気づかずに、無難な商人を選びます。次々に目覚める力でこの世界に起こる問題を解決していく姿を描いていきます。
※当作品は、過去に私が創作した作品『異世界で商人になっちゃった。』を一から徹底的に文章校正し、新たな作品として再構築したものです。文章表現だけでなく、ストーリー展開の修正や、新ストーリーの追加、新キャラクターの登場など、変更点が多くございます。
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
*****************************
***毎日更新しています。よろしくお願いいたします。***
*****************************
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
ガチャと異世界転生 システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!
よっしぃ
ファンタジー
偶然神のガチャシステムに欠陥がある事を発見したノーマルアイテムハンター(最底辺の冒険者)ランナル・エクヴァル・元日本人の転生者。
獲得したノーマルアイテムの売却時に、偶然発見したシステムの欠陥でとんでもない事になり、神に報告をするも再現できず否定され、しかも神が公認でそんな事が本当にあれば不正扱いしないからドンドンしていいと言われ、不正もとい欠陥を利用し最高ランクの装備を取得し成り上がり、無双するお話。
俺は西塔 徳仁(さいとう のりひと)、もうすぐ50過ぎのおっさんだ。
単身赴任で家族と離れ遠くで暮らしている。遠すぎて年に数回しか帰省できない。
ぶっちゃけ時間があるからと、ブラウザゲームをやっていたりする。
大抵ガチャがあるんだよな。
幾つかのゲームをしていたら、そのうちの一つのゲームで何やらハズレガチャを上位のアイテムにアップグレードしてくれるイベントがあって、それぞれ1から5までのランクがあり、それを15本投入すれば一度だけ例えばSRだったらSSRのアイテムに変えてくれるという有り難いイベントがあったっけ。
だが俺は運がなかった。
ゲームの話ではないぞ?
現実で、だ。
疲れて帰ってきた俺は体調が悪く、何とか自身が住んでいる社宅に到着したのだが・・・・俺は倒れたらしい。
そのまま救急搬送されたが、恐らく脳梗塞。
そのまま帰らぬ人となったようだ。
で、気が付けば俺は全く知らない場所にいた。
どうやら異世界だ。
魔物が闊歩する世界。魔法がある世界らしく、15歳になれば男は皆武器を手に魔物と祟罠くてはならないらしい。
しかも戦うにあたり、武器や防具は何故かガチャで手に入れるようだ。なんじゃそりゃ。
10歳の頃から生まれ育った村で魔物と戦う術や解体方法を身に着けたが、15になると村を出て、大きな街に向かった。
そこでダンジョンを知り、同じような境遇の面々とチームを組んでダンジョンで活動する。
5年、底辺から抜け出せないまま過ごしてしまった。
残念ながら日本の知識は持ち合わせていたが役に立たなかった。
そんなある日、変化がやってきた。
疲れていた俺は普段しない事をしてしまったのだ。
その結果、俺は信じられない出来事に遭遇、その後神との恐ろしい交渉を行い、最底辺の生活から脱出し、成り上がってく。
世界最強の勇者は伯爵家の三男に転生し、落ちこぼれと疎まれるが、無自覚に無双する
平山和人
ファンタジー
世界最強の勇者と称えられる勇者アベルは、新たな人生を歩むべく今の人生を捨て、伯爵家の三男に転生する。
しかしアベルは忌み子と疎まれており、優秀な双子の兄たちと比べられ、学校や屋敷の人たちからは落ちこぼれと蔑まれる散々な日々を送っていた。
だが、彼らは知らなかったアベルが最強の勇者であり、自分たちとは遥かにレベルが違うから真の実力がわからないことに。
そんなことも知らずにアベルは自覚なく最強の力を振るい、世界中を驚かせるのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる