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第1章
32 悪魔の神だと?
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「アル!早かったわね?で、どうだった?魔王達の会議」
「うん。話すから皆んなに集まってもらって」
「……そうか、話は大体分かった。
それにしても……悪魔神……悪魔の神だと?
またとんでもなく厄介そうなのが、出てきたもんだな?
そんなのが、裏で糸を引いていたとはな……
悪魔神とは、どう言う存在なのだアル?わしは初めて聞く名だぞ?
……神話とかでも、読んだ覚えが無い」
「俺も分からないよ?今まで聞いた事もなかった。創造神のじいちゃんも、首を傾げてたよ?」
「創造神様にも分からないとは……
それが、どれ程の脅威になるのやら想像すらつかんな?
神をコピーする事が出来るとか……そんなもん、対策のしようも無いぞ。
それに〝今は未だその時では無い〝と言うのも気がかりだ」
「そうだね?とにかく、俺も色々調べてみるよ。
時間の余裕は、ありそうだから、今はまだ、あんまり心配しないで」
(まさかな……憶測で迂闊な事は言えないな……)
アルティスは、これ以上の混乱を避ける為、
悪魔神が、自分の事をよく知ってそうな事は、伏せておいた。
「……しかしアルよ、お前、魔族との戦いで、
奴らを1人も殺していなかったんだな?」
「うん、不味かった?生かしといたらダメ?
ほとんどの奴は、自分の意思で戦いに参加したんじゃないと思うんだ。
そんな奴らを、有無を言わさず殺すのは嫌だったんだ」
「いや、良いのだ。何時ものお前を見ていると、
敵とは言え、大量に殺して平気でいるのが不思議だった。
違和感が大きくて、お前らしくない……そう思っておった」
「そうよね?いつも、言ってるもんね?
〝魔族も人族も変わらないよ?分かり合えば、良い友になれるのに……〝って。
そんなアルが、魔族を簡単に殺せるはずないものね」
フィオナもリヴァルドに同意する。
「これで良かった?」
「良いに決まってるじゃない。さすが私の可愛い息子。そんな貴方が大好きよアル君」
すっかり美しさを取り戻したエリザベスに、優しく抱き寄せられる。
「ありがと、エリザベス母さん。俺も大好き」
「うむ。わしも更に、お前の事が好きになったぞ」
「リヴァルド父さん……」
「息子よ……」
手を握り合う2人。
「……キモいから止めてくれる?」
フィオナ達、皆んなの生暖かい視線が冷たい……暖かいのに冷たい?
「「…………」」
「しかし、たった1日で訓練できるのか?」
「大丈夫っしょ?学園の生徒達だって、数時間レクチャーしただけだし。
その生徒達に惨敗しちゃったんでしょ?
騎士団、魔法騎士団どっちもマナの量、コントロール共、生徒達よりもずっと上だよ?
コツさえ教えれば、直ぐ強くなるよ。1日あれば十分でしょ」
「まあ、我が息子の言う事を、疑うわけではないがな……」
「大丈夫。あの人達見ればすぐ分かる。今まで必死に訓練してたのは間違いないよ。
ただちょっと、変な方向に努力してただけだと思うよ」
「そうか……分かった。それでは頼むぞアルティス」
先日、王城の大きな会議室に呼び出されたアルティスは、
マナを、あまり上手く使いこなせていない、騎士団幹部や魔法騎士団幹部に、
マナの本来の使い方を説明するも、屋内では出来る事が限られていた。
その為、後日、改めてレクチャーする事を約束していた。
「で、そのたいそう貴重そうな書物は何なのだ?」
「魔法書、剣術書、体術書、とかだよ」
「新しい物の様だが、何故そんな物をお前が?」
「この前、
〝大昔に、神から授かったと言われている、この本を見て研究しているんです〝
って見せて貰った指導書ね、伝言ゲームしたんかい?って位、変なのになってたんだ」
「どれ位昔の物か分からんが、あれは、原本の写しの写しの更に写し……とかだろ?
写し間違いだの、写した者の主観が入ったりだの、
原本とはだいぶ違う物になっていても不思議じゃないな?」
「でしょ?神界に持ってったら、〝は~あ~?何じゃこれ?〝ってなって、
新しいの、用意してくれたんだよ」
「何と、神々が我らの為に用意して下さったと?」
「そうそう。だから今日の最後に、皆んなに渡そうと思ってさ」
「ちょっと待て。それ、正確に写本させるから、渡すのはその後にしてくれ!
原本は国庫の禁書庫に保管だろ?」
「良いけど、それ程?」
「当たり前だろ?こんな貴重な物。それに又、おかしな物にならない様に、管理せんとだろ?」
「キース副団長。本当にあの少年が、俺らに指導出来る程の、剣技のスキルを持ってるんすか?
「ん?剣技と言われると、正直、俺にも分からん。
魔族との戦いでは、目にも止まらん程のスピードで空を飛び交い、
通り過ぎたその後には、魔族が切り裂かれて消えていく……
そんな光景しか見ていないからな。
しかし、彼の指導で学園の生徒達が、驚く程進歩していたのは紛れもない事実だ」
「空を飛んでいたんでしょ?魔族を切り裂いたのも、魔法なんじゃないっすか?
魔力が凄いのは分かりますけど、剣技の指導とかどうなんすかね?」
「スパイク団長。あの人の魔法ってそんなに凄いんですか?
魔族数万を倒したって聞きますけど、誰も見てないんですよね?」
「何言ってんだ、お前?ソフィアが目の前で全部見てるぞ?
それにあの秘めた魔力量……お前には分からないのか?
俺など足元にも及ばない。底がまるで見えないんだよ」
「ハルステイン王国一と言われる団長が?」
「如何致します?陛下」
「まあ、未だ少年と言っても良いアルティスだからな。
素直にその力を認める事が出来ん者もおるとは思ったが……
もっともアルティスは、意に介さず。気にもしていない様だがな」
「疑心暗鬼のまま進めると、上手くないですな?」
「うん。話すから皆んなに集まってもらって」
「……そうか、話は大体分かった。
それにしても……悪魔神……悪魔の神だと?
またとんでもなく厄介そうなのが、出てきたもんだな?
そんなのが、裏で糸を引いていたとはな……
悪魔神とは、どう言う存在なのだアル?わしは初めて聞く名だぞ?
……神話とかでも、読んだ覚えが無い」
「俺も分からないよ?今まで聞いた事もなかった。創造神のじいちゃんも、首を傾げてたよ?」
「創造神様にも分からないとは……
それが、どれ程の脅威になるのやら想像すらつかんな?
神をコピーする事が出来るとか……そんなもん、対策のしようも無いぞ。
それに〝今は未だその時では無い〝と言うのも気がかりだ」
「そうだね?とにかく、俺も色々調べてみるよ。
時間の余裕は、ありそうだから、今はまだ、あんまり心配しないで」
(まさかな……憶測で迂闊な事は言えないな……)
アルティスは、これ以上の混乱を避ける為、
悪魔神が、自分の事をよく知ってそうな事は、伏せておいた。
「……しかしアルよ、お前、魔族との戦いで、
奴らを1人も殺していなかったんだな?」
「うん、不味かった?生かしといたらダメ?
ほとんどの奴は、自分の意思で戦いに参加したんじゃないと思うんだ。
そんな奴らを、有無を言わさず殺すのは嫌だったんだ」
「いや、良いのだ。何時ものお前を見ていると、
敵とは言え、大量に殺して平気でいるのが不思議だった。
違和感が大きくて、お前らしくない……そう思っておった」
「そうよね?いつも、言ってるもんね?
〝魔族も人族も変わらないよ?分かり合えば、良い友になれるのに……〝って。
そんなアルが、魔族を簡単に殺せるはずないものね」
フィオナもリヴァルドに同意する。
「これで良かった?」
「良いに決まってるじゃない。さすが私の可愛い息子。そんな貴方が大好きよアル君」
すっかり美しさを取り戻したエリザベスに、優しく抱き寄せられる。
「ありがと、エリザベス母さん。俺も大好き」
「うむ。わしも更に、お前の事が好きになったぞ」
「リヴァルド父さん……」
「息子よ……」
手を握り合う2人。
「……キモいから止めてくれる?」
フィオナ達、皆んなの生暖かい視線が冷たい……暖かいのに冷たい?
「「…………」」
「しかし、たった1日で訓練できるのか?」
「大丈夫っしょ?学園の生徒達だって、数時間レクチャーしただけだし。
その生徒達に惨敗しちゃったんでしょ?
騎士団、魔法騎士団どっちもマナの量、コントロール共、生徒達よりもずっと上だよ?
コツさえ教えれば、直ぐ強くなるよ。1日あれば十分でしょ」
「まあ、我が息子の言う事を、疑うわけではないがな……」
「大丈夫。あの人達見ればすぐ分かる。今まで必死に訓練してたのは間違いないよ。
ただちょっと、変な方向に努力してただけだと思うよ」
「そうか……分かった。それでは頼むぞアルティス」
先日、王城の大きな会議室に呼び出されたアルティスは、
マナを、あまり上手く使いこなせていない、騎士団幹部や魔法騎士団幹部に、
マナの本来の使い方を説明するも、屋内では出来る事が限られていた。
その為、後日、改めてレクチャーする事を約束していた。
「で、そのたいそう貴重そうな書物は何なのだ?」
「魔法書、剣術書、体術書、とかだよ」
「新しい物の様だが、何故そんな物をお前が?」
「この前、
〝大昔に、神から授かったと言われている、この本を見て研究しているんです〝
って見せて貰った指導書ね、伝言ゲームしたんかい?って位、変なのになってたんだ」
「どれ位昔の物か分からんが、あれは、原本の写しの写しの更に写し……とかだろ?
写し間違いだの、写した者の主観が入ったりだの、
原本とはだいぶ違う物になっていても不思議じゃないな?」
「でしょ?神界に持ってったら、〝は~あ~?何じゃこれ?〝ってなって、
新しいの、用意してくれたんだよ」
「何と、神々が我らの為に用意して下さったと?」
「そうそう。だから今日の最後に、皆んなに渡そうと思ってさ」
「ちょっと待て。それ、正確に写本させるから、渡すのはその後にしてくれ!
原本は国庫の禁書庫に保管だろ?」
「良いけど、それ程?」
「当たり前だろ?こんな貴重な物。それに又、おかしな物にならない様に、管理せんとだろ?」
「キース副団長。本当にあの少年が、俺らに指導出来る程の、剣技のスキルを持ってるんすか?
「ん?剣技と言われると、正直、俺にも分からん。
魔族との戦いでは、目にも止まらん程のスピードで空を飛び交い、
通り過ぎたその後には、魔族が切り裂かれて消えていく……
そんな光景しか見ていないからな。
しかし、彼の指導で学園の生徒達が、驚く程進歩していたのは紛れもない事実だ」
「空を飛んでいたんでしょ?魔族を切り裂いたのも、魔法なんじゃないっすか?
魔力が凄いのは分かりますけど、剣技の指導とかどうなんすかね?」
「スパイク団長。あの人の魔法ってそんなに凄いんですか?
魔族数万を倒したって聞きますけど、誰も見てないんですよね?」
「何言ってんだ、お前?ソフィアが目の前で全部見てるぞ?
それにあの秘めた魔力量……お前には分からないのか?
俺など足元にも及ばない。底がまるで見えないんだよ」
「ハルステイン王国一と言われる団長が?」
「如何致します?陛下」
「まあ、未だ少年と言っても良いアルティスだからな。
素直にその力を認める事が出来ん者もおるとは思ったが……
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「疑心暗鬼のまま進めると、上手くないですな?」
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