77 / 108
主菜 ただいま営業中!
第50話 美男子の意地
しおりを挟む
オフェリアどのが留守を預かっているピリムどのの家にまだ名も知らない男を担ぎ込み、私は彼が目覚めるのを待っていた。
三十分ほどで気がついた彼は状況を把握すると、烈火のごとく怒った。
「なんで殺さなかった! 憐みのつもりか、クソが! 馬鹿にしやがって……! どこまでも馬鹿にしやがって……!」
そして泣き出した。
「勘違いなさるな。憐みなどではありません」
「じゃあなんだってんだ! 醜男が打ちのめされるのを見て笑いたいってか!?」
「そうではありません。あなたほどの誇り高い戦士を無為に死なせたくなかっただけです」
彼はぴたりと罵声をとめ、しばらく呆けた。
「なんだって……? おれが、なんだって?」
「あなたのような誇り高い戦士の命を奪いたくはありません」
「そりゃなんだ、新手の嫌がらせか? ハンサムさんのジョークはおれみたいな醜男にゃさっぱり理解できんぜ……」
「あなたは見た目でしか人を判断できないのですか」
「あん!?」
「そうでしょう。私とあなたの容姿がどうであれ、同じ人間です。同じ人間のいうことを、なぜ容姿で判断しようとするのですか」
「同じ人間……?」
「違いますか」
彼は言葉を絞り出そうとして失敗したように声を詰まらせ、やがて震え出し、また泣き始めた。
「違わねえよ……違わねえ……くそったれ、くそっ、負けたぜ、チクショウ……よりにもよって、こんなハンサム野郎によう……!」
よかった。どうやら私の言葉が本心であると、きちんと伝わったらしい。
「おれと対等に向き合ってくれたやつなんて、初めてだよ、くそう……」
「よほど苦労されたのですね」
「そうさ、きっとあんたにゃとうてい理解できねえだろうよ……」
「そうかもしれません」
彼はぽつぽつと、自らの生い立ちを語ってくれた……
彼、グスタフ・コイスは本名をマクシム・セヴラン・ドゥヴヌイといい、北隣のトランゼ王国に領地をもつ男爵家の長男なのだという。つまり本来ならば家督を継ぎ、一国一城の主として人の上に立つべき存在だ。
それがそうならなかったのはやはり、その容姿のせい。
生まれながらに醜かった彼に疑問をもっていた彼の父親は、彼が三歳になったとき、ついにいってはならぬことをいった。
自らの妻に、それは別の男の子ではないかと問い詰めたのだ。
あるいはそれが真実であったほうが、まだましだったのかもしれない。
しかし、事実グスタフどのは男爵の子であり、この件がきっかけで夫婦仲は険悪となり、ついにはグスタフどのと母親は絶縁され男爵家を追い出されてしまった。
母親は裕福な商家の娘だったので実家に戻り生活に困ることはなかったが、今度は母親の怒りがグスタフどのへ向いた。
むごいことに母親の両親まで彼女をかばい、男爵家を敵に回しただの看板に傷をつけただのと自らの孫を貶めた。
それだけにとどまらず、周囲の人間もグスタフどのの容姿を侮蔑し、彼は孤立した。
一二歳までその環境に耐えたというのだから、驚嘆に値する忍耐力だ。
一二歳で彼が家を飛び出したのは、母親の再婚が理由。
弟が生まれ、日に日に家の中にも居場所がなくなってゆき、とうとう部屋も取り上げられ空いている部屋で我慢しろといわれた。
……倒壊寸前の物置小屋だったらしい。
己がもはやゴミ同然でしかないことを悟ったグスタフどのは、その瞬間に家を去った。
よくぞ家族に手をかけなかったと、私は驚くばかりだ。
自分がその立場であれば耐えられただろうか?
いいや、私ならきっと……
「へっ、そっからは想像に易いだろう。ただただ生きるために生きた。山賊の手下にもなったし傭兵にもなった。一人で生きられる強さだけが必要だった……」
「罪なき人の命を奪ったことは?」
「……否定したところで、信じられるかい?」
「信じますよ」
彼は、凄まじいまでの怒りを抱えながらも、家族を手にかけなかった。最も憎いはずの対象を、そのままに家を出たのだ。
それだけでわかる。
いや、驕りなのかもしれないが、わかると思いたい。
彼は、怒りのままに暴力を振るい他人を傷つけることを、なによりもタブーとしているのだ。
それはきっと、自分を苦しめた者たちと同類にならないための、強い決意であり戒めなのだろう。
これを高潔といわずしてなんというのか。
彼はまた、泣いた。
「なんであんたは信じてくれるんだ……」
「私も同じだからです」
「おれとか?」
「はい」
怒るか、と思ったが、彼は小さく頷いた。
「ハンサムはハンサムで、苦労があるんだな……」
「私は危うく人を殺しかけました」
「それほどにか……」
私も語らねばなるまい。
私がなぜ、自分の容姿が嫌いなのかを。
発端といえるようなきっかけはないが、強いていうならやはり生まれついて、ということになるのだろう。
他人いわく生まれついて美しかった私は、常に羨望と嫉妬の目で見られ続けた。
生まれは伯爵家。ただし四人兄姉の末っ子で三男坊。むろん家督など継げるはずもなく、そもそもわが家はもはや完全に没落した名ばかり貴族、生活は一般庶民より苦しかった。
思い切って事業でも始めてみればよかったのだが、父は貴族としてのプライドが邪魔をして庶民と同じことはできぬといい、そのくせ方々に借金をして返済のためにまた借金という始末。
母は世間知らずなのであてにならず、兄姉も日々を生きるのに忙しい。
当然のこと、物心ついたとき私に居場所などなかった。
かといって外に出てみれば奇異の目で見られ、人買いや男色家などからさらわれそうになる始末。
自然、私は悪童どもの吹き溜まりへ入り浸り、貴族らしさなどどぶに捨てた。
しかしプライドの高い父はそれを許さず、ただでさえ金がないのに人を雇って私を連れ戻しにきては喧嘩をするの繰り返し。
そんなある日、いつもと違って一番上の兄が私を連れ戻しにやってきた。
「一度父上としっかり話し合え」
その言葉を兄弟としての情だと信じたのが誤りだった。
家に戻った私は、家族の手によって縛られ、売り飛ばされたのだ。
「すまぬ、すまぬ……」
泣いて詫びる父を見て、私は言葉も出なかった。
買い手はなんと、国内でも一大勢力を築く門閥貴族。これが養子縁組というならまだ諦めもついた。しかし、この貴族が私を欲しがった理由は、私の容姿だ。
見目麗しい少年を手籠めにするのが趣味という、見下げ果てた下種だったのだ。
屋敷へと連れられてゆく馬車の中でその話を聞いたとき、私は家族への復讐を決意した。
隙を突いて護衛を殴り倒し、馬車から飛び降りて一目散に家へと駆け戻るべく走った。
むろん、追手がくる。
主人の玩具を逃がすまいと騎士たちが剣を抜いて迫りくる。
その一人と取っ組み合いになり、剣を奪い取った私は迷わず振り下ろした。
しかし、その刃は別の刃に防がれた。
「これはなんの騒ぎだ?」
それが、私とルシエドさまとの出会い。
私が事情を話すと、ルシエドさまは私の剣を奪い、そのままご自分の屋敷へと連れてゆかれた。
その後、どのようなやりとりが行われたのか私はいまだに知らない。知るつもりもない。ただ、私はルシエドさまのご厚意で配下に加えていただくことになった。
「おまえには武の才がある。つまらん者の血でその手を汚すくらいなら私の剣となれ」
「あんたは、いい人に出会えたんだなあ……」
「はい。ですが、そこでもやはり揉め事は絶えませんでした」
「そりゃあそうだ、あんたみたいなハンサムがやってきたら他の男どもからすれば面白くないだろう。変に勘繰るやつだっているだろうし……」
「しばらくは喧嘩が訓練でしたよ」
のちにヒューレがやってきたとき、彼女は「女のくせに」といわれ、やはりいじめを受けていた。私もことあるごとに「顔がいいからと調子に乗りやがって」と陰口を叩かれた。
そのたびに思ったのだ。
彼らはいったい私のどこを見て、顔を理由に調子に乗っていると思ったのかと。彼らのほうから突っかかってこなければこちらからはなにもしないのに。
しかしそうではないのだと気づいた。
彼らはただ嫉妬しているだけなのだと。
それゆえに思う。
顔がよくて、それほど得をするものか?
徒党を組んで一人をいじめなければならないほど、欲しいものなのか?
くれてやれるものならくれてやりたい。
私の価値はそこにはないのだ。
「私はただ、あのかたの剣でありたい。あのかただけが私の人間としての価値を見抜き、居場所となってくださったのだから」
「おれにも、そんな人が一人でもいれば……」
「これからできるかもしれませんよ。まだお若いでしょう」
「いくつに見える?」
「三十ほどでは?」
「へへ、そこまで若く見てもらったのは初めてだ」
「もっと上でしたか?」
「いいや、二五だ」
なんと……
「これは失礼……」
まさか同年であったとは。
……それから私たちはすっかり夜が更けるまで語り合った。
正直にいって、私は嬉しかった。
初めて、対等の友ができたのだから……
三十分ほどで気がついた彼は状況を把握すると、烈火のごとく怒った。
「なんで殺さなかった! 憐みのつもりか、クソが! 馬鹿にしやがって……! どこまでも馬鹿にしやがって……!」
そして泣き出した。
「勘違いなさるな。憐みなどではありません」
「じゃあなんだってんだ! 醜男が打ちのめされるのを見て笑いたいってか!?」
「そうではありません。あなたほどの誇り高い戦士を無為に死なせたくなかっただけです」
彼はぴたりと罵声をとめ、しばらく呆けた。
「なんだって……? おれが、なんだって?」
「あなたのような誇り高い戦士の命を奪いたくはありません」
「そりゃなんだ、新手の嫌がらせか? ハンサムさんのジョークはおれみたいな醜男にゃさっぱり理解できんぜ……」
「あなたは見た目でしか人を判断できないのですか」
「あん!?」
「そうでしょう。私とあなたの容姿がどうであれ、同じ人間です。同じ人間のいうことを、なぜ容姿で判断しようとするのですか」
「同じ人間……?」
「違いますか」
彼は言葉を絞り出そうとして失敗したように声を詰まらせ、やがて震え出し、また泣き始めた。
「違わねえよ……違わねえ……くそったれ、くそっ、負けたぜ、チクショウ……よりにもよって、こんなハンサム野郎によう……!」
よかった。どうやら私の言葉が本心であると、きちんと伝わったらしい。
「おれと対等に向き合ってくれたやつなんて、初めてだよ、くそう……」
「よほど苦労されたのですね」
「そうさ、きっとあんたにゃとうてい理解できねえだろうよ……」
「そうかもしれません」
彼はぽつぽつと、自らの生い立ちを語ってくれた……
彼、グスタフ・コイスは本名をマクシム・セヴラン・ドゥヴヌイといい、北隣のトランゼ王国に領地をもつ男爵家の長男なのだという。つまり本来ならば家督を継ぎ、一国一城の主として人の上に立つべき存在だ。
それがそうならなかったのはやはり、その容姿のせい。
生まれながらに醜かった彼に疑問をもっていた彼の父親は、彼が三歳になったとき、ついにいってはならぬことをいった。
自らの妻に、それは別の男の子ではないかと問い詰めたのだ。
あるいはそれが真実であったほうが、まだましだったのかもしれない。
しかし、事実グスタフどのは男爵の子であり、この件がきっかけで夫婦仲は険悪となり、ついにはグスタフどのと母親は絶縁され男爵家を追い出されてしまった。
母親は裕福な商家の娘だったので実家に戻り生活に困ることはなかったが、今度は母親の怒りがグスタフどのへ向いた。
むごいことに母親の両親まで彼女をかばい、男爵家を敵に回しただの看板に傷をつけただのと自らの孫を貶めた。
それだけにとどまらず、周囲の人間もグスタフどのの容姿を侮蔑し、彼は孤立した。
一二歳までその環境に耐えたというのだから、驚嘆に値する忍耐力だ。
一二歳で彼が家を飛び出したのは、母親の再婚が理由。
弟が生まれ、日に日に家の中にも居場所がなくなってゆき、とうとう部屋も取り上げられ空いている部屋で我慢しろといわれた。
……倒壊寸前の物置小屋だったらしい。
己がもはやゴミ同然でしかないことを悟ったグスタフどのは、その瞬間に家を去った。
よくぞ家族に手をかけなかったと、私は驚くばかりだ。
自分がその立場であれば耐えられただろうか?
いいや、私ならきっと……
「へっ、そっからは想像に易いだろう。ただただ生きるために生きた。山賊の手下にもなったし傭兵にもなった。一人で生きられる強さだけが必要だった……」
「罪なき人の命を奪ったことは?」
「……否定したところで、信じられるかい?」
「信じますよ」
彼は、凄まじいまでの怒りを抱えながらも、家族を手にかけなかった。最も憎いはずの対象を、そのままに家を出たのだ。
それだけでわかる。
いや、驕りなのかもしれないが、わかると思いたい。
彼は、怒りのままに暴力を振るい他人を傷つけることを、なによりもタブーとしているのだ。
それはきっと、自分を苦しめた者たちと同類にならないための、強い決意であり戒めなのだろう。
これを高潔といわずしてなんというのか。
彼はまた、泣いた。
「なんであんたは信じてくれるんだ……」
「私も同じだからです」
「おれとか?」
「はい」
怒るか、と思ったが、彼は小さく頷いた。
「ハンサムはハンサムで、苦労があるんだな……」
「私は危うく人を殺しかけました」
「それほどにか……」
私も語らねばなるまい。
私がなぜ、自分の容姿が嫌いなのかを。
発端といえるようなきっかけはないが、強いていうならやはり生まれついて、ということになるのだろう。
他人いわく生まれついて美しかった私は、常に羨望と嫉妬の目で見られ続けた。
生まれは伯爵家。ただし四人兄姉の末っ子で三男坊。むろん家督など継げるはずもなく、そもそもわが家はもはや完全に没落した名ばかり貴族、生活は一般庶民より苦しかった。
思い切って事業でも始めてみればよかったのだが、父は貴族としてのプライドが邪魔をして庶民と同じことはできぬといい、そのくせ方々に借金をして返済のためにまた借金という始末。
母は世間知らずなのであてにならず、兄姉も日々を生きるのに忙しい。
当然のこと、物心ついたとき私に居場所などなかった。
かといって外に出てみれば奇異の目で見られ、人買いや男色家などからさらわれそうになる始末。
自然、私は悪童どもの吹き溜まりへ入り浸り、貴族らしさなどどぶに捨てた。
しかしプライドの高い父はそれを許さず、ただでさえ金がないのに人を雇って私を連れ戻しにきては喧嘩をするの繰り返し。
そんなある日、いつもと違って一番上の兄が私を連れ戻しにやってきた。
「一度父上としっかり話し合え」
その言葉を兄弟としての情だと信じたのが誤りだった。
家に戻った私は、家族の手によって縛られ、売り飛ばされたのだ。
「すまぬ、すまぬ……」
泣いて詫びる父を見て、私は言葉も出なかった。
買い手はなんと、国内でも一大勢力を築く門閥貴族。これが養子縁組というならまだ諦めもついた。しかし、この貴族が私を欲しがった理由は、私の容姿だ。
見目麗しい少年を手籠めにするのが趣味という、見下げ果てた下種だったのだ。
屋敷へと連れられてゆく馬車の中でその話を聞いたとき、私は家族への復讐を決意した。
隙を突いて護衛を殴り倒し、馬車から飛び降りて一目散に家へと駆け戻るべく走った。
むろん、追手がくる。
主人の玩具を逃がすまいと騎士たちが剣を抜いて迫りくる。
その一人と取っ組み合いになり、剣を奪い取った私は迷わず振り下ろした。
しかし、その刃は別の刃に防がれた。
「これはなんの騒ぎだ?」
それが、私とルシエドさまとの出会い。
私が事情を話すと、ルシエドさまは私の剣を奪い、そのままご自分の屋敷へと連れてゆかれた。
その後、どのようなやりとりが行われたのか私はいまだに知らない。知るつもりもない。ただ、私はルシエドさまのご厚意で配下に加えていただくことになった。
「おまえには武の才がある。つまらん者の血でその手を汚すくらいなら私の剣となれ」
「あんたは、いい人に出会えたんだなあ……」
「はい。ですが、そこでもやはり揉め事は絶えませんでした」
「そりゃあそうだ、あんたみたいなハンサムがやってきたら他の男どもからすれば面白くないだろう。変に勘繰るやつだっているだろうし……」
「しばらくは喧嘩が訓練でしたよ」
のちにヒューレがやってきたとき、彼女は「女のくせに」といわれ、やはりいじめを受けていた。私もことあるごとに「顔がいいからと調子に乗りやがって」と陰口を叩かれた。
そのたびに思ったのだ。
彼らはいったい私のどこを見て、顔を理由に調子に乗っていると思ったのかと。彼らのほうから突っかかってこなければこちらからはなにもしないのに。
しかしそうではないのだと気づいた。
彼らはただ嫉妬しているだけなのだと。
それゆえに思う。
顔がよくて、それほど得をするものか?
徒党を組んで一人をいじめなければならないほど、欲しいものなのか?
くれてやれるものならくれてやりたい。
私の価値はそこにはないのだ。
「私はただ、あのかたの剣でありたい。あのかただけが私の人間としての価値を見抜き、居場所となってくださったのだから」
「おれにも、そんな人が一人でもいれば……」
「これからできるかもしれませんよ。まだお若いでしょう」
「いくつに見える?」
「三十ほどでは?」
「へへ、そこまで若く見てもらったのは初めてだ」
「もっと上でしたか?」
「いいや、二五だ」
なんと……
「これは失礼……」
まさか同年であったとは。
……それから私たちはすっかり夜が更けるまで語り合った。
正直にいって、私は嬉しかった。
初めて、対等の友ができたのだから……
0
お気に入りに追加
64
あなたにおすすめの小説
物語の悪役らしいが自由にします
名無シング
ファンタジー
5歳でギフトとしてスキルを得る世界
スキル付与の儀式の時に前世の記憶を思い出したケヴィン・ペントレーは『吸収』のスキルを与えられ、使い方が分からずにペントレー伯爵家から見放され、勇者に立ちはだかって散る物語の序盤中ボスとして終わる役割を当てられていた。
ーどうせ見放されるなら、好きにしますかー
スキルを授かって数年後、ケヴィンは継承を放棄して従者である男爵令嬢と共に体を鍛えながらスキルを極める形で自由に生きることにした。
※カクヨムにも投稿してます。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
転生したのに何も出来ないから、、喫茶店を開いてみた
k
ファンタジー
新島 仁 30歳
俺には昔から小さな夢がある
まずはお金を貯めないと何も出来ないので高校を出て就職をした
グレーな企業で気付けば10年越え、ベテランサラリーマンだ
そりゃあ何度も、何度だって辞めようと思ったさ
けど、ここまでいると慣れるし多少役職が付く
それに世論や社会の中身だって分かって来るモノであって、そう簡単にもいかない訳で、、
久しぶりの連休前に友人達と居酒屋でバカ騒ぎをしていた
ハズ、だったのだが 記憶が無い
見た事の無い物体に襲われ
鬼に救われ
所謂異世界転生の中、まずはチート能力を探す一般人の物語である。
ダンマス(異端者)
AN@RCHY
ファンタジー
幼女女神に召喚で呼び出されたシュウ。
元の世界に戻れないことを知って自由気ままに過ごすことを決めた。
人の作ったレールなんかのってやらねえぞ!
地球での痕跡をすべて消されて、幼女女神に召喚された風間修。そこで突然、ダンジョンマスターになって他のダンジョンマスターたちと競えと言われた。
戻りたくても戻る事の出来ない現実を受け入れ、異世界へ旅立つ。
始めこそ異世界だとワクワクしていたが、すぐに碇石からズレおかしなことを始めた。
小説になろうで『AN@CHY』名義で投稿している、同タイトルをアルファポリスにも投稿させていただきます。
向こうの小説を多少修正して投稿しています。
修正をかけながらなので更新ペースは不明です。
全能で楽しく公爵家!!
山椒
ファンタジー
平凡な人生であることを自負し、それを受け入れていた二十四歳の男性が交通事故で若くして死んでしまった。
未練はあれど死を受け入れた男性は、転生できるのであれば二度目の人生も平凡でモブキャラのような人生を送りたいと思ったところ、魔神によって全能の力を与えられてしまう!
転生した先は望んだ地位とは程遠い公爵家の長男、アーサー・ランスロットとして生まれてしまった。
スローライフをしようにも公爵家でできるかどうかも怪しいが、のんびりと全能の力を発揮していく転生者の物語。
※少しだけ設定を変えているため、書き直し、設定を加えているリメイク版になっています。
※リメイク前まで投稿しているところまで書き直せたので、二章はかなりの速度で投稿していきます。
異世界転移したけど、果物食い続けてたら無敵になってた
甘党羊
ファンタジー
唐突に異世界に飛ばされてしまった主人公。
降り立った場所は周囲に生物の居ない不思議な森の中、訳がわからない状況で自身の能力などを確認していく。
森の中で引きこもりながら自身の持っていた能力と、周囲の環境を上手く利用してどんどん成長していく。
その中で試した能力により出会った最愛のわんこと共に、周囲に他の人間が居ない自分の住みやすい地を求めてボヤきながら異世界を旅していく物語。
協力関係となった者とバカをやったり、敵には情け容赦なく立ち回ったり、飯や甘い物に並々ならぬ情熱を見せたりしながら、ゆっくり進んでいきます。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
【書籍化確定、完結】私だけが知らない
綾雅(要らない悪役令嬢1/7発売)
ファンタジー
書籍化確定です。詳細はしばらくお待ちください(o´-ω-)o)ペコッ
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/12/26……書籍化確定、公表
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる