「俺」と皇帝=父上

らそまやかな

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マナとルカの存在

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「殿下?入ってもいいですか?」
「そんなの聞く必要ないわよ。ルイ、入るわよ」
なんだ?マナ、とルカ?今は1人で居たいんだけどな…
「…入れ」
「やほ。ルイ買い物行こ!私欲しいのあるんだけどぉお小遣い全部使っちゃってお父様に言ったんだけど…貰いすぎちゃって怒られちゃった。だから買って!」
はぁ?俺とルカの小遣いってほぼ無限って言ってもおかしくないくらいあるんだぞ?どんだけ使ったんだ…普通、貴族や皇族はお小遣いじゃなくて自由に使うんだけどルカが使いすぎて俺まで連帯責任で怒られて2人共お小遣い制になったんだよな。俺悪くないのに、そもそも俺はそまんなに使わないからいいんだけど!
「へぇ?俺がお小遣い制になったの誰のせいか忘れたのかな?」
その瞬間ルカは顔をしかめた。
「それは…私のせいじゃなくて連帯責任って言ったお父様が悪いんでしょ?私は悪くないもん!」
はぁ…ルカこの間の喧嘩からとてつもなくわがままになったな…そういえばお小遣い制になったのもその直後だったような…
「嫌だ!」
「えー!何でよぉ酷いわお兄様!ううっうっ」
「嘘泣きす…」
「殿下!」
嘘泣きするなと言おうとしたらマナがさえぎった。というかお兄様って何だよ!
「何だ?」
「ルカ様は殿下を元気づけるために買い物へ行こうと言ったんです!」
「ちょっマナ!言わないでって言ったじゃん!」
と言いながら恥ずかしそうに俺を見る。そういう事か。
「ふふっありがとうな。ルカ」
「何よ!笑えばいいでしょ…」
「ハイハイ」
と俺はルカを撫でた。って!何してんだ俺は…!
「ルイ!子供扱いしないでよぉ」
と顔を背けられた。
「ご、ごめっ…」
「ふふふっ。面白いですねお2人は」
マナに見られてた…とルカも思っただろう。皇太子の威厳がぁ…まぁでも
「ありがとう、ルカ。お前のおかげで元気でたよ」
「うん…じゃあ買い物付き合ってよね!勿論ルイのお小遣いで!」
「ハイハイ」
「ああ!また子供扱い!」
「違いますよー」
などとバカな会話をして買い物に付き合った(付き合わされた)
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