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禁断
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「ああ、なんてことだ・・・妹の中に射精してしまった・・・」
ぼくは、後悔の念に苛(さいな)まれていた。
頭をかきむしって、ベッドにつっぷしていた。
みちるの移り香がシーツに残っていた。
「ああ、どうしよう」
気がつけば、妹のみちるが同じ布団に入ってきていた。
理由を問えばさびしいと言うだけだった。
「なら、一緒にいればいい」
ぼくも、かわいい妹がそばにいることを悪く思うはずも無く、そう言ってやった。
半分寝ぼけていたのだろう。
みちるは、しかし、添い寝だけのつもりではなかったらしい。
その華奢な手を伸ばし、ぼくのへその下を滑って、さらに下へ向かう。
「お、おい・・」
「お兄ちゃん。いいでしょ?」
暗がりでわからないが、きらりと瞳が光ったように見えた。
その手はぼくの下着を通り抜けて、分身をにぎった。
なんのためらいも無く、妹はにぎってきた。
「あ、ああ。みちる」
「あたし、お兄ちゃんにしてもらいたい」
何をしてもらいたいのか、わからない年齢でもなかった。
ぼくは、はっと気づいた。
昨晩、ぼくは、彼女ができたと妹に話した。
やや、自慢げに。
彼女というのは、みちるもよく知っている長谷川紀子だった。
「お兄ちゃん、のりこさんとしたの?」
意地悪そうに、そんな口を利くみちる。
「し、してないよ。まだ、そんな関係じゃない」
「よかった。あたし、お兄ちゃんの初めてのひとになりたいの。いいでしょ」
もともと、ぼくに対してべたべたする妹だった。
それが、許されない恋心からだったとは・・・
「いけないよ。そんなこと」
「あたしが嫌い?」
「そういうんじゃなくって。兄妹だから」
「いやよ!」
きっぱりと否定された。
そしてみちるが立ち上がると、さっさとパジャマを脱ぎ捨てて素っ裸になってしまった。
「おい、みちる」
「なによ。あたし、するの!ね、お願い」
十五になった妹は、もう大人の体をしていた。
常夜灯に浮かび上がるその裸体は、しっかりと陰影を持ち、発達の良さを表現している。
ぼくの、下着に手をかけられ、脱がそうとする。
ペニスは、勃起しつつあった。
腰ゴムに阻まれた勃起は、跳ね返すように弾けて、外に飛び出した。
「わぉ、おっきい」
みちるが賞賛の声を上げる。
「上に乗っていい?」
ぼくは、許可した。
ぼくも、異常なシチュエーションに興奮していたのだ。
両親は、一階の端の部屋で寝ているから、この時間ならまったく気づかれないだろう。
少しくらいなら、中に出さなければ・・・
誘惑に負けた。
それほど、みちるの体は劣情をそそった。
とがった乳房は、若さをこれでもかと主張している。
みちるがまたがってきた。
「できるか?」
「大丈夫だと思う」
痛いくらいに勃起しているぼくのペニスが、みちるの幼い裂け目にあてがわれる。
陰毛はあまり生えてないみたいだった。
「あっ、っつう」
「痛いのか?」
「うん。少し」
硬い感じの入り口で止まってしまった。
みちるの腰が宙に浮いたままだった。
それでも、あごを上に向けて天井を見つめながら押し込めようと力をこめた。
きりきりと狭い膣がぼくを呑もうとする。
「ひぃっ」
小さな悲鳴がみちるの口から漏れる。
ぷつりと、裂けるような感触があってから、すべてが呑みこまれた。
「ふぅ・・・入ったぁ」
汗で、しっとりとしたみちるの肌を感じながら、ぼくは妹を抱き寄せた。
たまねぎのような汗の香りがみちるの腋からただよう。
とうとう、近親相姦の扉を開けてしまった。
紀子の顔が浮かんだ。
そして、父母の顔も浮かんでは消えた。
心の中で詫びた。
「みちる・・・こんなこと・・・いけないよ」
「まだ言ってる。お兄ちゃんの意気地なし」
そう言って、唇を求める妹、みちる。
あむ・・・
対面座位で兄妹はつながっていた。
みちるが、少しずつ潤って、動けるようになった。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・」
声にならない声で、あえぐ顔がいとおしい。
ぼくに似ているその顔をながめながら犯すのは、ナルシズムに訴える快感があった。
ぼくは、勃起をさらに硬くして、下から妹を突いた。
「いやん。すごい」
「痛くないか」
「痛くない。気持ちいい」
尖った、乳首を押し当てるように、前に倒れて口を吸う。
妹の狭い胎内でこすられて、ぼくはどんどん限界に近づいていった。
このままではいけない。
しかし、騎乗位では膣外射精が難しい。
みちるの右手がクリトリスをいじっている。
そのたびに、きゅっと膣がぼくを絞る。
その間隔が密になり、ぼくは射精しそうになっていた。
みちるの、妹の、表情をみているだけで、後には引けない絶頂感が腰から前に襲ってきた。
もう、間に合わなかった。
「ああん」
ぼくはきつく妹を抱きしめていた。
そして、彼女の中心に向かって、禁断の液体を放った。
「うぐ」
「いっくぅ」
二人は一つになった。
急激に襲いかかる、恐怖感。
妹に射精した・・・
妹が妊娠する・・・
妹が兄の子を妊娠する・・・
あわてて、みちるを押しのけた。
「いやん」
どたりと、ベッドの上に倒れるみちる。
膣口が痛々しいほど拡がっておびただしい粘液が泡立って流れ出していた。
激しい交接の後がうかがえた。
「はやく、洗ってこい」
「うん。あたし、のりこさんに勝ったもんね」
そう言って気味悪く笑い、のろのろ立ち上がって、パジャマをつかむと全裸のまま階下に消えた。
残されたぼくは、下半身を出したまま、うつろな表情で天井をながめていた。
今まで繰り広げられていた、悪魔の所業が頭を巡っていた。
「のりこ・・・すまない」
ぼくは、後悔の念に苛(さいな)まれていた。
頭をかきむしって、ベッドにつっぷしていた。
みちるの移り香がシーツに残っていた。
「ああ、どうしよう」
気がつけば、妹のみちるが同じ布団に入ってきていた。
理由を問えばさびしいと言うだけだった。
「なら、一緒にいればいい」
ぼくも、かわいい妹がそばにいることを悪く思うはずも無く、そう言ってやった。
半分寝ぼけていたのだろう。
みちるは、しかし、添い寝だけのつもりではなかったらしい。
その華奢な手を伸ばし、ぼくのへその下を滑って、さらに下へ向かう。
「お、おい・・」
「お兄ちゃん。いいでしょ?」
暗がりでわからないが、きらりと瞳が光ったように見えた。
その手はぼくの下着を通り抜けて、分身をにぎった。
なんのためらいも無く、妹はにぎってきた。
「あ、ああ。みちる」
「あたし、お兄ちゃんにしてもらいたい」
何をしてもらいたいのか、わからない年齢でもなかった。
ぼくは、はっと気づいた。
昨晩、ぼくは、彼女ができたと妹に話した。
やや、自慢げに。
彼女というのは、みちるもよく知っている長谷川紀子だった。
「お兄ちゃん、のりこさんとしたの?」
意地悪そうに、そんな口を利くみちる。
「し、してないよ。まだ、そんな関係じゃない」
「よかった。あたし、お兄ちゃんの初めてのひとになりたいの。いいでしょ」
もともと、ぼくに対してべたべたする妹だった。
それが、許されない恋心からだったとは・・・
「いけないよ。そんなこと」
「あたしが嫌い?」
「そういうんじゃなくって。兄妹だから」
「いやよ!」
きっぱりと否定された。
そしてみちるが立ち上がると、さっさとパジャマを脱ぎ捨てて素っ裸になってしまった。
「おい、みちる」
「なによ。あたし、するの!ね、お願い」
十五になった妹は、もう大人の体をしていた。
常夜灯に浮かび上がるその裸体は、しっかりと陰影を持ち、発達の良さを表現している。
ぼくの、下着に手をかけられ、脱がそうとする。
ペニスは、勃起しつつあった。
腰ゴムに阻まれた勃起は、跳ね返すように弾けて、外に飛び出した。
「わぉ、おっきい」
みちるが賞賛の声を上げる。
「上に乗っていい?」
ぼくは、許可した。
ぼくも、異常なシチュエーションに興奮していたのだ。
両親は、一階の端の部屋で寝ているから、この時間ならまったく気づかれないだろう。
少しくらいなら、中に出さなければ・・・
誘惑に負けた。
それほど、みちるの体は劣情をそそった。
とがった乳房は、若さをこれでもかと主張している。
みちるがまたがってきた。
「できるか?」
「大丈夫だと思う」
痛いくらいに勃起しているぼくのペニスが、みちるの幼い裂け目にあてがわれる。
陰毛はあまり生えてないみたいだった。
「あっ、っつう」
「痛いのか?」
「うん。少し」
硬い感じの入り口で止まってしまった。
みちるの腰が宙に浮いたままだった。
それでも、あごを上に向けて天井を見つめながら押し込めようと力をこめた。
きりきりと狭い膣がぼくを呑もうとする。
「ひぃっ」
小さな悲鳴がみちるの口から漏れる。
ぷつりと、裂けるような感触があってから、すべてが呑みこまれた。
「ふぅ・・・入ったぁ」
汗で、しっとりとしたみちるの肌を感じながら、ぼくは妹を抱き寄せた。
たまねぎのような汗の香りがみちるの腋からただよう。
とうとう、近親相姦の扉を開けてしまった。
紀子の顔が浮かんだ。
そして、父母の顔も浮かんでは消えた。
心の中で詫びた。
「みちる・・・こんなこと・・・いけないよ」
「まだ言ってる。お兄ちゃんの意気地なし」
そう言って、唇を求める妹、みちる。
あむ・・・
対面座位で兄妹はつながっていた。
みちるが、少しずつ潤って、動けるようになった。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・」
声にならない声で、あえぐ顔がいとおしい。
ぼくに似ているその顔をながめながら犯すのは、ナルシズムに訴える快感があった。
ぼくは、勃起をさらに硬くして、下から妹を突いた。
「いやん。すごい」
「痛くないか」
「痛くない。気持ちいい」
尖った、乳首を押し当てるように、前に倒れて口を吸う。
妹の狭い胎内でこすられて、ぼくはどんどん限界に近づいていった。
このままではいけない。
しかし、騎乗位では膣外射精が難しい。
みちるの右手がクリトリスをいじっている。
そのたびに、きゅっと膣がぼくを絞る。
その間隔が密になり、ぼくは射精しそうになっていた。
みちるの、妹の、表情をみているだけで、後には引けない絶頂感が腰から前に襲ってきた。
もう、間に合わなかった。
「ああん」
ぼくはきつく妹を抱きしめていた。
そして、彼女の中心に向かって、禁断の液体を放った。
「うぐ」
「いっくぅ」
二人は一つになった。
急激に襲いかかる、恐怖感。
妹に射精した・・・
妹が妊娠する・・・
妹が兄の子を妊娠する・・・
あわてて、みちるを押しのけた。
「いやん」
どたりと、ベッドの上に倒れるみちる。
膣口が痛々しいほど拡がっておびただしい粘液が泡立って流れ出していた。
激しい交接の後がうかがえた。
「はやく、洗ってこい」
「うん。あたし、のりこさんに勝ったもんね」
そう言って気味悪く笑い、のろのろ立ち上がって、パジャマをつかむと全裸のまま階下に消えた。
残されたぼくは、下半身を出したまま、うつろな表情で天井をながめていた。
今まで繰り広げられていた、悪魔の所業が頭を巡っていた。
「のりこ・・・すまない」
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