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良樹(よしき)

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あたしは、夏の空を眺めていた。
仰向けに寝ているから、ベランダの窓越しの風景だった。

暗い部屋に視線を戻すと、あたしの足の間に弟の良樹の顔がある。
あたしたちは、裸だった。
そう、弟はあたしの陰部を犬のように舐めているのだった。

「はあっ・・・」
冷房をつけていない子供部屋はサウナ風呂のようだった。
良樹の額にも玉の汗が浮いている。
「はむ。ぴちゃ・・・ぺちゃ・・」
幼い舌使いでクリや陰唇をいじめられる。
あたしは、弟がこんなことを知っているなんて驚きだった。
最初は嫌悪感しかなかったが、今は進んで股を開く始末。
なんでも、父が母に同じ事をしていたのを覗き見たというのだ。
中学生の男子はそういうことで頭がいっぱいのようだった。
「ああん。そこ・・そこがいい」
あたしは、とうとうおねだりしていた。
クリを剥かれて、舌先で押し付けられるのがたまらなく、自然に腰が浮き上がる。
「姉ちゃん、やらしいぜ」
「もう・・・」
あたしは両手で顔を覆った。
「ひくひくしてる。穴が」
そんな実況までしてくれる弟。

「ね、いいやろ?中出し」
「う~ん。生理が終わったとこやし、大丈夫やと思うけどぉ」
あたしも中出しのほうが満足感が違った。
いいところで抜かれて、お腹にこぼされるのはあまり好きではなかった。
「もう、おれ、がまんでけへん」
そういって、びんびんに勃起している自慢の道具に手を添えている。
「入れて。ヨシキ」
うんと頷いて、弟は腰を進めてきた。
汗まみれの男女の肌が密着する。
にゅうっと、弟の一部があたしのなかに進入してきた。
それは、お尻の方に進むような感じだった。
圧力を感じた。
思わず、弟の薄い唇に吸い付く。
はむ・・・
弟も舌を入れて応えてくれる。
かちっと歯と歯が当たる。
弟には、すこしひげが生えかけていた。
しばらく動かなかった弟は、ゆっくり腰を動かして出し入れをしてくる。
あたしはゆさぶられた。
窓の空が揺れる。
足を上げたまま、突かれた。
より深くというので、このカタチに落ち着くのだった。
「ね、姉ちゃんのおめこ、めっちゃええ」
「あんたのちんこもええよ。あ、あっ」
お乳が痛いくらいに引っ張られては、寄せられる。
少し左右が不揃いなのは、こんな遊びをしているせいだろうか。
弟の汗が散って、あたしに降りかかる。
それほど、激しく打ち込んでくる。
あたしは、内蔵が口から出そうなくらいに潰される。
「ぐっ・・」
「姉ちゃん、いくで、いくで」
「うん、来て、ヨシキ!ヨシキ!ヨシキぃっ!」
くんずほぐれつの絡み合いで、弟は深い場所で果てた。
どっき、どっきと心臓音が聞こえるくらいに近くに弟がいる。
ペニスも合わせて動き、次第に硬さを失っていくのがわかった。
「はふぅ」
大きく息を吐いて、汗まみれの顔で良樹がわらう。
あたしは愛おしくなって、その頬をなぞり、汗を舐めた。
「よしき・・・」
「姉ちゃん」
ぽろりと弟があたしから外れた。
後始末が大変なくらいに精液が流れ出ていた。
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