兄弟

wawabubu

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兄弟

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親がいないと、子どもというものは勝手なことばかりするものだ。
まだ、ケータイ電話もない1980年代の集団住宅にあたしたちが住んでいた頃の事だった。

「かずみ、よしきが帰ってくるまでしゃぶってくれよ」
兄の直人(なおと)が学生服の前をはだけて、勉強机の椅子にふんぞり返っている。
ちょっと太り気味の兄は家では父より体格が大きく、ただでさえ狭い部屋がよけいに狭っ苦しくかんじられた。
「またぁ?もう、口が痛いよ」
「な、ちょっとだけ。な」
人の良さそうな顔で、頼まれるとあたしも断れなかった。
兄にクンニをしてもらいたいし・・・

あたしたち兄弟は、親の目を盗んで、淫靡な遊戯にふけっていた。
弟の良樹は中学一年生、あたしが高一、兄が高三だった。
最初は良樹とあたしが布団の中で睦み合っていたのを、兄に見つかり、なし崩しに鬼畜の関係になってしまった。
兄弟に奉仕させられる毎日を送っていたけれど、あたしにも喜びを与えてもらっている。

兄は、黄ばんだパンツからやおら太い性器を引き出すとあたしの前に差し出した。
あたしは、その生臭い生き物を頬張った。
「あむ・・」
完全に亀頭を露出させた凶器は、おそろしく硬く、太かった。
何度も、胎内に入れられているけれど、目の前にすると、惚れ惚れするくらい、立派な男根だった。
弟の良樹のものは、皮がかぶっていて、手で剥かないと亀頭が顔を出さないのだ。
裏スジと兄が言う部分を舌先でなぞるように舐める。
後退した皮を伸ばすようにしごく。
豊かな陰毛が鼻をくすぐるので、くしゃみがでそうになる。
「ああ、かずみ。ええぞ。もそっと、早く顔を動かして・・」
指示が飛んだ。
ずりゅ、ずりゅ・・・
唾が溜まって、唇から漏れる。
たらりと、糸を曳いて絨毯に落ちた。
「あふっ。あふう・・」
兄の腰が上がる。
蒸れた匂いのする、赤みがかった、陰嚢が引き上がりまた下がる。

「ただいまぁ!」
良樹が帰ってきた。
「ちぇっ」
舌打ちをして、兄があたしの口から性器を引き抜くと、そそくさと片付けてしまった。
あたしは、ティッシュで口を拭いながら、読みかけの「若草物語」を拡げてその場を取り繕った。
「あれ?二人共いたん」
良樹がカバンを床に置きながら言った。
「うん」
あたしたちは、ハモって返事をし、見合わせて笑った。
「あやしいなぁ。姉ちゃんも兄ちゃんもエッチなことしてたんちゃう?」
「昼間っからするか。アホ」と兄。

「隠さんでもええやんか。いっつもしてるこっちゃし」
「うるさい!」
兄は、途中でやめさせられたので不機嫌だった。
「ほな、ぼくしよっかなぁ。姉ちゃん♪」
「なによぉ。本読んでるの、邪魔しんといて」
良樹はおかまいなしに、あたしにまとわりついて、お乳をもんでくる。
「もう・・」
「姉ちゃん」
強引にキスまでしてくる汗臭い弟。
あたしは、Tシャツをまくられ、ブラをしていない裸乳を直接いじられた。
硬いものが学生ズボン越しに感じられた。
ホットパンツは薄い生地なので、すぐにわかる。
「おい、お前ら。こんなとこですんなや」
兄が、咎める。
「ほな、どこですんね」と良樹が食ってかかる。
「もう、がまんならん、おれもする」
そう言って、兄もズボンを脱ぎ捨てて裸になってしまった。
あたしは、二人の男に挟まれて嬲られた。
口には兄の太いものが差し込まれ、膣には弟の長いものが送り込まれた。
いわゆる3Pである。
サンドウィッチとも言うらしい。
こういう犯され方はあたしは早くから経験していた。
兄弟に同時にヤラレるということは、とうぜんこの形になるのだった。

良樹が先にクライマックスに達した。
タイミングよく抜いてあたしの内腿に精液を引っ掛けた。
兄はなかなか逝かない。
アゴがだるくなってきていた。
兄はあたしの髪をかき分けて、自分に顔をよくみえるようにする。
あたしも、トロンとした目で応える。
口をO型にして、カリをひっかけるようにする。
「ああ、ええな。もう少し早くできるか」
あたしは頷いて、首を早く動かした。
股間が開放されたので、座りなおして兄に集中した。
このまま挿入なしに、口で逝きたいらしい。
兄は挿入をあまりしない。
あたしが華奢だから痛がるのでしないのかもしれないし、妊娠が怖いのかもしれない。
それでもあたしがねだれば、やさしくゆっくり入れてくれる。
決して乱暴にはしなかった。
そんな兄が好きだった。
じゅぼ、じゅぼ、じゅぼ・・・
先に終わった弟も、そばで食い入るように見つめている。
だらりとした白い性器は、また起き上がってきていた。

「あ、いくわ」
兄が短い言葉で、終わりを告げた。
どぴゅっ・・
強い射出が上顎に当たって跳ねて喉に向かった。
そんな感じだった。
口内が青臭い香りで充満し、あたしの唾液と精液で一杯になって口からあふれだした。
「あわわ、おわっ。うえっ」
ティッシュを取ってあたしは吐き出し、口を拭った。
「姉ちゃん。すげぇ」
「もう、見んといて」
あたしは、そのまま洗面所に走った。
いたたまれなかったから。
口をゆすいで、裸の自分を鏡に映した。
細かった体は丸みを帯び、乳房もしっかり隆起していた。
赤黒い乳首さえも、男を誘っているみたいだった。
「いやらしい体・・・」
裸の内腿には弟の精液が貼り付いて、乾きかけていた。
「やっぱ、シャワーしよっと」
あたしは着替えを持って風呂場に消えた。
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