3 / 4
第三話
しおりを挟む
栗林郷(りつりんきょう)はなぜか、女ばかりの村だった。
その噂は名高く、洛陽にまで聞こえていた。
ただ、そこへ行って戻ってきた者は少ない。
戻ってきた者とて、栗林郷のことは固く口を閉ざして語らない。
ある者は、完全に惚(ほう)けて帰京した。
ある者は、唖(おし)になって帰京した。
などなど・・・
劉盟にそのことを尋ねても、笑ってかわすだけで、まったく謎めいていた。
同じことを妹の劉華に尋ねてみた。
「男の人はね、いつのまにか居なくなっちゃうのよ。ほんとに」
「どこかへ旅立つってわけかい?」
「忽然と、いなくなっちゃうの。それ以上はわからないわ」
こんな具合だった。
毎晩、姉妹の訪(おとな)いを受けて、私は夢のような毎日を送っていた。
姉が、私をくわえて、いきり立たせ、妹が競うように、私の顔面に騎乗する。
劉華の陰裂は、甘酸っぱ果汁でしっとりと濡れて、さらに奥から溢れさせ、私の鼻といい、口といい、しとどに濡らした。
「あふっ」
鳥のさえずりのような劉華の声。
私の長さを確かめるような、劉盟の口使い。
「じゅるっ」
多過ぎる姉の唾は、白く濁って口角から流れを作る。
泡立つ劉盟の口に、何度も我が身が飲まれる。
その熱い洞穴に住まう山椒魚のような舌は、男根を細部まで取り調べるように動き回った。
「じゅぽ、じゅぽ」
姉は激しく頭を動かし、妹も腰を打ちつけるように上下した。
「はあん。いい、いい。いく。いくぅ」
「私もだめだ、もう」
弓の弦が切れてはじけるように、劉華がのけぞった。
ほぼ時を同じくして、私は劉盟の喉奥に精汁を放った。
「ごくり」
私にもはっきり聞こえる音で、飲み下されたことを知る。
私は、女たちに鍛えられ、一回の放出では柔らかくならなくなった。
「まだ、硬い・・・」
劉盟がにっこりとして私に言った。
たぶん、淫羊霍(いんようかく)というイカリソウから作られた薬のせいだと思われた。
この秘薬は、その精力を無限に高めるものだった。
「硬いうちに、あたし、いただいちゃおうかな」
劉盟が跨る。
私の竿が女の手で支えられ、白い尻が落とされる。
ゆっくりと確実に陰門を割り、するりと鞘に収まった。
なんと、炉のように熱い秘肉。
「ああ、すばらしい」
感嘆の声が思わず出てしまう。
「先生、あたしのお豆も触って」劉華が私の右手を取って、茱萸(ぐみ)のような実(さね)に誘(いざな)う。
くちゅりとかわいらしい音を立てて、皮が剥かれ、張り切った実を掻くように弄(いじ)る。
「きゅわっ」
喉の奥から、妙な声がした。
「いいのかい。劉華」
「いや、いや。だめ」
谷筋をなぞり、深々と中指を侵入させた。
後ろ手をついて、劉華が腰を持ち上げる。
劉盟はというと、腰をピッタリ私につけ、円を描いている。
顔の表情はとろりとして、まるで阿片に酔っているようだ。
劉華のひざがぎゅっと閉じられ、私の腕を締め付ける。
指が秘肉に捕らわれ、歯のない魚に噛まれたようだ。
「あぎゃっ」
嬰児(みどりご)のような声を上げて、ぶるぶると震えて顔をしかめている劉華。
また逝ったのだろう。
いささか長持ちしている私に、姉の劉盟が気をよくして、私の上で挽き臼のように回り出した。
ねじ切られるような快感がたまらない。
女の汁で滑りが良くなっている。
「姉さん、すごい・・・」
妹は、姉の狂乱を見物している。
勝気で清楚な劉盟が、壊れたように私の上で悦楽に泥酔している。
「ああ、あはは、いい、こんなのはじめて」
などと言いながら、口角から涎(よだれ)をたらしつつ、劉盟が回る。
後ろ向きになった、劉盟は「突いて」と乞うた。
女の背と私の腹を合わせる形で腰を持ち上げる。
赤くただれたようになった、女陰は私の硬い柱で押し広げられ、痛ましくも見えた。
突き上げて硬く当たる子袋の入口を感じた。
「そこ、そこを突いて」
入口が巾着のように締まる劉盟の名器は、その奥にも珍味を用意していた。
木耳(きくらげ)でできたような絶妙な「しこり」が、何度も私を突かせた。
「おお、いいぞ。これはなんじゃ?」
「わからない。なんか、いいの」
寝台は古いのか、かなり揺れが激しく、きしみもうるさかった。
きい、きい、きい
「ああ、姉さんのあそこが、あんなに広がって」
覗きこむ劉華。
「先生のふぐりが、あがってきたよ」
射精が近いのだろう。
「劉盟、もう、出すぞ」
「やって、やってくださいっ」
角度を浅くしてひと突き加えると、ぱくっとさらに奥に入る感触があって、その凄まじい感覚が劉盟を悶絶させた。
「ぎゃっ」
劉盟は失神してしまった。
魂を抜き取られるように、私は長く放精した。
「姉さん!しっかり」
びっくりした劉華が姉の頬を叩く。
男根を抜き去るときに抵抗があって、おそらく子袋の中に放精したのだろうと思われた。
ずいぶんしてから、劉盟は眠りから目覚めたように伸びをして、起き上がった。
「あたし、どうなっちゃったのかしら」
「一度、死んだのさ」
と、私は言った。
「そんな感じ。どこか雲の上の世界をさまよっていたみたい」
「ずるーい。姉さんばかりいい気持ちになって」
と、劉華がぷっと膨れた。
「お前も、もっと大人になったらわかるかもしれないよ」
私は、幼さを残した劉華を抱き寄せて接吻した。
「先生、教えてね」
「ああ」
有明の月が軒先にかかっていた。
その噂は名高く、洛陽にまで聞こえていた。
ただ、そこへ行って戻ってきた者は少ない。
戻ってきた者とて、栗林郷のことは固く口を閉ざして語らない。
ある者は、完全に惚(ほう)けて帰京した。
ある者は、唖(おし)になって帰京した。
などなど・・・
劉盟にそのことを尋ねても、笑ってかわすだけで、まったく謎めいていた。
同じことを妹の劉華に尋ねてみた。
「男の人はね、いつのまにか居なくなっちゃうのよ。ほんとに」
「どこかへ旅立つってわけかい?」
「忽然と、いなくなっちゃうの。それ以上はわからないわ」
こんな具合だった。
毎晩、姉妹の訪(おとな)いを受けて、私は夢のような毎日を送っていた。
姉が、私をくわえて、いきり立たせ、妹が競うように、私の顔面に騎乗する。
劉華の陰裂は、甘酸っぱ果汁でしっとりと濡れて、さらに奥から溢れさせ、私の鼻といい、口といい、しとどに濡らした。
「あふっ」
鳥のさえずりのような劉華の声。
私の長さを確かめるような、劉盟の口使い。
「じゅるっ」
多過ぎる姉の唾は、白く濁って口角から流れを作る。
泡立つ劉盟の口に、何度も我が身が飲まれる。
その熱い洞穴に住まう山椒魚のような舌は、男根を細部まで取り調べるように動き回った。
「じゅぽ、じゅぽ」
姉は激しく頭を動かし、妹も腰を打ちつけるように上下した。
「はあん。いい、いい。いく。いくぅ」
「私もだめだ、もう」
弓の弦が切れてはじけるように、劉華がのけぞった。
ほぼ時を同じくして、私は劉盟の喉奥に精汁を放った。
「ごくり」
私にもはっきり聞こえる音で、飲み下されたことを知る。
私は、女たちに鍛えられ、一回の放出では柔らかくならなくなった。
「まだ、硬い・・・」
劉盟がにっこりとして私に言った。
たぶん、淫羊霍(いんようかく)というイカリソウから作られた薬のせいだと思われた。
この秘薬は、その精力を無限に高めるものだった。
「硬いうちに、あたし、いただいちゃおうかな」
劉盟が跨る。
私の竿が女の手で支えられ、白い尻が落とされる。
ゆっくりと確実に陰門を割り、するりと鞘に収まった。
なんと、炉のように熱い秘肉。
「ああ、すばらしい」
感嘆の声が思わず出てしまう。
「先生、あたしのお豆も触って」劉華が私の右手を取って、茱萸(ぐみ)のような実(さね)に誘(いざな)う。
くちゅりとかわいらしい音を立てて、皮が剥かれ、張り切った実を掻くように弄(いじ)る。
「きゅわっ」
喉の奥から、妙な声がした。
「いいのかい。劉華」
「いや、いや。だめ」
谷筋をなぞり、深々と中指を侵入させた。
後ろ手をついて、劉華が腰を持ち上げる。
劉盟はというと、腰をピッタリ私につけ、円を描いている。
顔の表情はとろりとして、まるで阿片に酔っているようだ。
劉華のひざがぎゅっと閉じられ、私の腕を締め付ける。
指が秘肉に捕らわれ、歯のない魚に噛まれたようだ。
「あぎゃっ」
嬰児(みどりご)のような声を上げて、ぶるぶると震えて顔をしかめている劉華。
また逝ったのだろう。
いささか長持ちしている私に、姉の劉盟が気をよくして、私の上で挽き臼のように回り出した。
ねじ切られるような快感がたまらない。
女の汁で滑りが良くなっている。
「姉さん、すごい・・・」
妹は、姉の狂乱を見物している。
勝気で清楚な劉盟が、壊れたように私の上で悦楽に泥酔している。
「ああ、あはは、いい、こんなのはじめて」
などと言いながら、口角から涎(よだれ)をたらしつつ、劉盟が回る。
後ろ向きになった、劉盟は「突いて」と乞うた。
女の背と私の腹を合わせる形で腰を持ち上げる。
赤くただれたようになった、女陰は私の硬い柱で押し広げられ、痛ましくも見えた。
突き上げて硬く当たる子袋の入口を感じた。
「そこ、そこを突いて」
入口が巾着のように締まる劉盟の名器は、その奥にも珍味を用意していた。
木耳(きくらげ)でできたような絶妙な「しこり」が、何度も私を突かせた。
「おお、いいぞ。これはなんじゃ?」
「わからない。なんか、いいの」
寝台は古いのか、かなり揺れが激しく、きしみもうるさかった。
きい、きい、きい
「ああ、姉さんのあそこが、あんなに広がって」
覗きこむ劉華。
「先生のふぐりが、あがってきたよ」
射精が近いのだろう。
「劉盟、もう、出すぞ」
「やって、やってくださいっ」
角度を浅くしてひと突き加えると、ぱくっとさらに奥に入る感触があって、その凄まじい感覚が劉盟を悶絶させた。
「ぎゃっ」
劉盟は失神してしまった。
魂を抜き取られるように、私は長く放精した。
「姉さん!しっかり」
びっくりした劉華が姉の頬を叩く。
男根を抜き去るときに抵抗があって、おそらく子袋の中に放精したのだろうと思われた。
ずいぶんしてから、劉盟は眠りから目覚めたように伸びをして、起き上がった。
「あたし、どうなっちゃったのかしら」
「一度、死んだのさ」
と、私は言った。
「そんな感じ。どこか雲の上の世界をさまよっていたみたい」
「ずるーい。姉さんばかりいい気持ちになって」
と、劉華がぷっと膨れた。
「お前も、もっと大人になったらわかるかもしれないよ」
私は、幼さを残した劉華を抱き寄せて接吻した。
「先生、教えてね」
「ああ」
有明の月が軒先にかかっていた。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。



ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる