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2章<まだ未熟>れべる15になる
業務1 神官
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「へぇ~これが街かぁ」
街は活気に満ちていた。さまざまな種族の人々が行き交い、冒険者たちが戦利品を抱えて帰ってくる様子が目に映る。
楽しい雰囲気が漂う。
「仕事、ない」
なんだか楽しい雰囲気を見ると、仕事休んで街にきてるっていう、悪いことしてる気分になるな。いや、仕事や休んで街にいるとかは、全然悪いことじゃないし、今俺オフィスワークじゃないし、これが今仕事だし、さっきレベルちょっと上がったし…。
社畜の魂が抜けない…。
街路には様々な店が立ち並んでいる。武器屋、防具屋、魔法アイテム店、飲食店などがあり、冒険者たちは装備を整えたり、クエストの情報を集めたりしている。
戦士、魔法使い、盗賊など、個々のスキルや特徴を持つ冒険者たちが集まり、ギルド内で話し合っている。
街は賑やかで、さまざまな冒険者や住人が行き交っている。街の中心には大きな広場があり、そこではストリートパフォーマーが華麗なパフォーマンスを披露していた。
「あ!あいつ!」
エルフの泉で見た、変な滑降した奴が、華麗なパフォーマンスを決めている。
関わらないように、逃げよう。
今は地味なよくいる村人の格好だし、気付かないはずだ。
俺はそそくさと逃げようとした瞬間。
「ぎゃっ!!」
瞬間移動させられた。
「貴様」
ーーー柔らかい感触。
「わ!!!」
筋肉質な魔王の膝の上に俺の尻がーーー。
「すすっすすすいません!」
俺が膝から降りようとすると、魔王は俺の腕をつかんでそのまま抱き寄せた。
「貴様は危険だな。これをはめろ」
魔王に密着したまま腕を取られ、何かと思うとブレスレットをはめられた。
「な…んですかこれ」
「モンスターだと気付かれないアイテムだ」
緑色にきらきらと光る石が黄金に輝く輪の中にいくつかちりばめられている。
「きっれー」
ーーー俺、プレゼントなんて人からはじめてもら…
魔王と目が合う。
「ちちちちっかくてすみません!!」
「何故謝る」
「あ、あ、の、その」
魔王の赤い瞳が俺を見つめる。
赤い水晶のように透き通った魔王の目は、少し動くと緑色にも光る。
いったいこの人の目の色は何色なんだろう。
甘く芳しい腕に抱かれて、安心してしまう。
ーーーーこの人には、逆らえない。
「レベルが少し上がったようだな。上手く”誘惑”が使えているではないか」
「え?」
魔王の唇が俺の唇に触れる。
「褒美だ」
唇が触れ合った瞬間、世界が止まったように感じた。思考が一瞬で飛び越え、胸の奥から湧き上がるような熱い感触が広がった。まるで心が燃え盛る炎に包まれているかのような感覚だった。
この目に、引き込まれる。
魔王からのキス。俺の心だけが震えているような錯覚さえ覚えた。
体温が急速に上昇し、一気に恥ずかしくなる。
「あ…っ」
「また、レベルが上がったな」
頭を優しくなでられる。
「魔王討伐をもくろんでいる勇者チームの神官のとこにいけ。
ただし、その神官は”わるいやつだ”
”聖人の”はかなりの力になる。お前のレベルもさらにあがる」
瞬間、俺は元の街に戻っていた。
脚は石畳の上にしっかりと立ち、先ほどの広場からは背を向けていた。
***
戦士、魔法使い、盗賊など、個々のスキルや特徴を持つ冒険者たちが街にはたくさん集まっていたり。
ーーーこぇ~、俺モンスターだからあいつらに見つかったら討伐されちゃうのか。
魔王がくれたブレスレット、これがないと見つかっちゃうんだ。
この街は冒険者たちにとっての拠点であり、新たな仲間や冒険の出会いを紡ぐ場所のようだ。
人々の声や笑い声が響き渡り、活気に満ちた雰囲気が漂っている。商人たちは声高に商品を売り込み、冒険者たちは戦利品の売却や交換を行っている。街全体が冒険のエネルギーで満たされているようだ。
街はすっかり夜になり、幻想的な雰囲気に包まれる。ライトアップされた建物や街路灯が明かりを灯し、輝く星空の下で冒険者たちは再び冒険の日々に備えている。
「俺も宿さがそ~」
幻想的なライトが魔王の瞳を思い出させる。
唇に指をあてる。
「魔王、なんだあいつ、気まぐれ?」
でも、優しかった…。
初キスなんですけどー!!ファーストキスも魔王に奪われ、セカンドキス!!人生でした2回のキスが魔王様と!!すごいのかすごくないのかもうよくわかりません!!
「っていいや、宿!宿!今日こそ屋根のついた部屋でベットで眠る!!」
街の建物はレンガや木材で作られており、中にはカラフルな看板や装飾品が施されている店もある。また、街の至る所には冒険者ギルドの掲示板があり、クエストの依頼が掲示されていた。
「うわぁ、魔王討伐ってかかれてる…こわぁ…ん?」
目の目に白くそびえたつ巨大な教会。
「うわぁ、めっちゃきれい…」
ライトアップされたその教会は、神々しくもあり、華々しくもあった。
元の世界ではこうゆうショーみたいな建物よくあったけど、実際のこの世界でライトアップしちゃう教会って、お金結構かかっているのでは…?あれ?これもしかして、教会じゃなくて、神殿…?
「おや、どうしましたか迷える子羊、宿をお探しですか?」
街は活気に満ちていた。さまざまな種族の人々が行き交い、冒険者たちが戦利品を抱えて帰ってくる様子が目に映る。
楽しい雰囲気が漂う。
「仕事、ない」
なんだか楽しい雰囲気を見ると、仕事休んで街にきてるっていう、悪いことしてる気分になるな。いや、仕事や休んで街にいるとかは、全然悪いことじゃないし、今俺オフィスワークじゃないし、これが今仕事だし、さっきレベルちょっと上がったし…。
社畜の魂が抜けない…。
街路には様々な店が立ち並んでいる。武器屋、防具屋、魔法アイテム店、飲食店などがあり、冒険者たちは装備を整えたり、クエストの情報を集めたりしている。
戦士、魔法使い、盗賊など、個々のスキルや特徴を持つ冒険者たちが集まり、ギルド内で話し合っている。
街は賑やかで、さまざまな冒険者や住人が行き交っている。街の中心には大きな広場があり、そこではストリートパフォーマーが華麗なパフォーマンスを披露していた。
「あ!あいつ!」
エルフの泉で見た、変な滑降した奴が、華麗なパフォーマンスを決めている。
関わらないように、逃げよう。
今は地味なよくいる村人の格好だし、気付かないはずだ。
俺はそそくさと逃げようとした瞬間。
「ぎゃっ!!」
瞬間移動させられた。
「貴様」
ーーー柔らかい感触。
「わ!!!」
筋肉質な魔王の膝の上に俺の尻がーーー。
「すすっすすすいません!」
俺が膝から降りようとすると、魔王は俺の腕をつかんでそのまま抱き寄せた。
「貴様は危険だな。これをはめろ」
魔王に密着したまま腕を取られ、何かと思うとブレスレットをはめられた。
「な…んですかこれ」
「モンスターだと気付かれないアイテムだ」
緑色にきらきらと光る石が黄金に輝く輪の中にいくつかちりばめられている。
「きっれー」
ーーー俺、プレゼントなんて人からはじめてもら…
魔王と目が合う。
「ちちちちっかくてすみません!!」
「何故謝る」
「あ、あ、の、その」
魔王の赤い瞳が俺を見つめる。
赤い水晶のように透き通った魔王の目は、少し動くと緑色にも光る。
いったいこの人の目の色は何色なんだろう。
甘く芳しい腕に抱かれて、安心してしまう。
ーーーーこの人には、逆らえない。
「レベルが少し上がったようだな。上手く”誘惑”が使えているではないか」
「え?」
魔王の唇が俺の唇に触れる。
「褒美だ」
唇が触れ合った瞬間、世界が止まったように感じた。思考が一瞬で飛び越え、胸の奥から湧き上がるような熱い感触が広がった。まるで心が燃え盛る炎に包まれているかのような感覚だった。
この目に、引き込まれる。
魔王からのキス。俺の心だけが震えているような錯覚さえ覚えた。
体温が急速に上昇し、一気に恥ずかしくなる。
「あ…っ」
「また、レベルが上がったな」
頭を優しくなでられる。
「魔王討伐をもくろんでいる勇者チームの神官のとこにいけ。
ただし、その神官は”わるいやつだ”
”聖人の”はかなりの力になる。お前のレベルもさらにあがる」
瞬間、俺は元の街に戻っていた。
脚は石畳の上にしっかりと立ち、先ほどの広場からは背を向けていた。
***
戦士、魔法使い、盗賊など、個々のスキルや特徴を持つ冒険者たちが街にはたくさん集まっていたり。
ーーーこぇ~、俺モンスターだからあいつらに見つかったら討伐されちゃうのか。
魔王がくれたブレスレット、これがないと見つかっちゃうんだ。
この街は冒険者たちにとっての拠点であり、新たな仲間や冒険の出会いを紡ぐ場所のようだ。
人々の声や笑い声が響き渡り、活気に満ちた雰囲気が漂っている。商人たちは声高に商品を売り込み、冒険者たちは戦利品の売却や交換を行っている。街全体が冒険のエネルギーで満たされているようだ。
街はすっかり夜になり、幻想的な雰囲気に包まれる。ライトアップされた建物や街路灯が明かりを灯し、輝く星空の下で冒険者たちは再び冒険の日々に備えている。
「俺も宿さがそ~」
幻想的なライトが魔王の瞳を思い出させる。
唇に指をあてる。
「魔王、なんだあいつ、気まぐれ?」
でも、優しかった…。
初キスなんですけどー!!ファーストキスも魔王に奪われ、セカンドキス!!人生でした2回のキスが魔王様と!!すごいのかすごくないのかもうよくわかりません!!
「っていいや、宿!宿!今日こそ屋根のついた部屋でベットで眠る!!」
街の建物はレンガや木材で作られており、中にはカラフルな看板や装飾品が施されている店もある。また、街の至る所には冒険者ギルドの掲示板があり、クエストの依頼が掲示されていた。
「うわぁ、魔王討伐ってかかれてる…こわぁ…ん?」
目の目に白くそびえたつ巨大な教会。
「うわぁ、めっちゃきれい…」
ライトアップされたその教会は、神々しくもあり、華々しくもあった。
元の世界ではこうゆうショーみたいな建物よくあったけど、実際のこの世界でライトアップしちゃう教会って、お金結構かかっているのでは…?あれ?これもしかして、教会じゃなくて、神殿…?
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