まさはるくんの受難

奈知

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まさはるくんの受難

はしまりは、ここから

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今井まさはる。高校2年。ただいま絶賛、青春まっさかり!


俺の目の前には、学年いちのカワイイ子。


「今井くん、私、あなたに伝えたいことが・・・」


(えっ!岩崎さん、まさか俺の事を?!)


ドキドキしながら待ってみる。


「実はあのっ・・・・!」


(恥ずかしがって。カワイイな)


「ズボンのファスナーが開いてますっ!!!」


叫んだと同時に、踵を返して走り去る彼女。


その場に残された俺。


(社会の窓が全開・・・か。・・フッ、そりゃ恥ずかしいよな・・・)


イヤ、どう考えても俺の方が恥ずかしい・・・。

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