あなたへ

深崎香菜

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あなたへ

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あなたへ

 こうやってあなたに手紙を書くのは初めてですよね。
出会ったのは半年前なのにこうやって手紙を書いていると
あの日のことを思い出してニヤけてしまうよ。
あの時の気持ちが今残っている。それだけが嬉しいんですけどね。

 さて、私がこうやって手紙を書いている理由わかりますか?
わかります・・・・よね。あなたですもの。
わからなくても薄々気づいてる・・・よね。

私はもうすぐこうやって手紙を書くことも、
あなたに微笑むことも、あなたと一緒に泣くことさえ出来なくなるでしょう。
わかる。自分の身体ですから。
だから残しておきたかった。
私があなたをどれだけ想っているか、
どれだけあなたに伝えたいことがあるかを・・・・・

 まず、私の心にはいつもあなたがいます。あなたも一緒ですか?
いつもあなたの心には私がいますか?
もし、いるとするのならその私はちゃんと笑えていますか?
心の私くらいはいつも笑顔でいたいんです。
あなたには笑顔のわたしだけを覚えていてもらえればいいんです。

 あぁ、まだまだ書きたいけれどいざとなると2つしか浮かばない・・・
神様の意地悪ぅ・・・・

 もう1個伝えたいこと。
本当は一番に言えばよかったかも。いや、最後のが効果的かな?
好きです。誰よりも、あなたが。
だから私のことは忘れてください
きっとこれを読む頃には私は私じゃないだろうから。
好きです。あなたが。大好き・・・・・でした。 
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