魔法使い屋

夏目ゆうじん✌︎('ω')✌︎

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そして、場所は変わってユリアの家に着いた。

ユリ「ここが私たちの家です
母と父に話をしてくるのでここで待っていてください」
ケン「なんだ、お前ら親に話さないできていたのか」
コト「はい、両親は怪しい薬をもらってから少しそう言ったものに疑心暗鬼になっていたので…」

確かに、薬を買ってきたのは両親と言っていたので薬が偽物と知ることになって状態の悪化になっているかも知れないというのに自分を責めているのかも知れない…

アイ「それなら、両親に話してもダメなら薬だけでもいただいてこっちで勝手に調べて終わってから話すということも視野に入れておくべきだな」
ロー「そうですね、ご主人様。
人生は、親のものではなく自身のものなんですから願いを叶えるのでしたら本人のせつなるものがいいですしね!」

親は確かに人生の中でなくてはならないものの一つかも知れないがだからと言って、いつまでも親に縛られるものではない。
いつかは、自身が親になる可能性もあるのだから。

ユリ「お待たせしました、両親に説明してきたのでこちらに来てください!」

今回は流石に両親も息子の命に関わるかも知れないと説明したみたいなので、両親も慌てたみたいだ。

でも、家にお金がないのは見てわかるので両親の瞳は少し怯えているような、警戒しているようにも見える。

父「初めまして、私がこの子達の父です」
母「母です」

見た目は二人とも優しそうにも見えるが少し気が弱そうにもいるので、詐欺師には格好の的だったと言える。

アイ「初めまして、魔法使い屋の店主です。
今回は、御子息たちかや依頼されてきました」
父「あの、ある程度は娘にお聞きしましたがお代は本当に払わなくても大丈夫なのでしょうか?」
アイ「ええ、お代は将来娘さんか息子さんにもらうという契約を交わしましたので、両親からはもちろん、御子息にも成人してから時が来て払ってもらいますので!」

その話をしてからようやく両親は安心したようだ。
そして、いよいよ本題に入る。

ロー「それでは、話を進めさせていただきます。
今回の、問題は病気を治すというよりは新しく飲んだ薬についての調査とそれが身体に及ぼす影響、それによっては完治させるというものです」

そう説明したが、両親も息子も娘も頷くだけしている。

ケン「その前に、〈エンド・ライク・ローズ〉っていう病気についてよくわかっていないんだが、詳しく説明してくれ」

ケントがそういうと何故か両親も娘も病気にかかっているはずの息子さえも頷いていた。

この親子、今まで何を思って病気と戦っていたんだろうとアイルシアと使い魔はここの中で思った。
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