2 / 6
魔法使い屋
2
しおりを挟む
1、知らない人にもらったものは食べては行けません
普通の人にはたどり着けないそこはなんでも叶えてくれる【魔法使い屋】。
そこは、店主と二匹?の使い魔が今日も不思議で面白い依頼を待っていた。
?「あるじ、きょうもひま?」
この子は使い魔のうち一匹であるマルテ。ドラゴンの子供で、まだ10歳になったばかり。
?「そうだねー」
?「いい加減、依頼があってもいいと思うのですが…」
そして、この子がもう一匹の使い魔でローリア。ドライアド<バラの妖精>である。
?「そうだねー」
そして、先ほどから気のない返事をしているのがこの店の店主であるアイルシア・マーティンである。
彼は、天才的な魔法使いではあるが気だるげで、やる気はあまり感じられない。
マル「あるじ、なんかきいてないよね」
ロー「そうですね、ご主人様はいつものやる気なしモードですね」
アイ「そこの使い魔たち、聞こえてるからねー
依頼がない時くらいはだらけてもいいと思うじゃん」
ロー「ご主人様、依頼がない時の方が多いのですから、ほとんどサボっていると同じではありませんか」
アイ「聞こえなーい」
ここは例外を除いてある条件の人しか辿り着けないようになっているため依頼人は極端に少ないと言える。
そんな店に久しぶりに依頼人がやってきた。
?「すみませーん」
女の声が入り口にから聞こえてきた。
ロー「はい、いらっしゃいませ」
?「あの、ここって【魔法使い屋】であっていますか?」
女は確かに客であったようだ。見た目は、少し気が強そうに見えるが少し元気がないようだ。依頼したいことと何か関係がありそうだ。
マル「そうだよー」
?「子供?まぁ、そんなことより依頼したいことがあるんですけど」
ロー「ええ、わかっていますよ。こちらで、お話をお聞きします」
そうして、アイルシアがさっきの怠けた感じとは違ってしゃんとして女の人の向かい側に座る。
?「あの、あなたは?」
アイ「まずは、自分の名前を名乗ってくれないかな依頼人になるかもしれないひとくん?」
女の人は少しむかっとしたような表情をしたがしっかりと自分の名を名乗った。
?「私の名前はユリアと言います。こちらも名乗ったんですから、あなた方のことを伺っても?」
アイ「もちろんだとも!私はここの店主で、アイルシア・マーティンと言う。私の隣にいる彼と子供は私の使い魔だ。彼がローリアで、その子供がマルテだ」
ロー・マル 「よろしくおねがいします」
アイ「さて、それじゃあ君の願いをその対価とともに聞かせたまえ!」
普通の人にはたどり着けないそこはなんでも叶えてくれる【魔法使い屋】。
そこは、店主と二匹?の使い魔が今日も不思議で面白い依頼を待っていた。
?「あるじ、きょうもひま?」
この子は使い魔のうち一匹であるマルテ。ドラゴンの子供で、まだ10歳になったばかり。
?「そうだねー」
?「いい加減、依頼があってもいいと思うのですが…」
そして、この子がもう一匹の使い魔でローリア。ドライアド<バラの妖精>である。
?「そうだねー」
そして、先ほどから気のない返事をしているのがこの店の店主であるアイルシア・マーティンである。
彼は、天才的な魔法使いではあるが気だるげで、やる気はあまり感じられない。
マル「あるじ、なんかきいてないよね」
ロー「そうですね、ご主人様はいつものやる気なしモードですね」
アイ「そこの使い魔たち、聞こえてるからねー
依頼がない時くらいはだらけてもいいと思うじゃん」
ロー「ご主人様、依頼がない時の方が多いのですから、ほとんどサボっていると同じではありませんか」
アイ「聞こえなーい」
ここは例外を除いてある条件の人しか辿り着けないようになっているため依頼人は極端に少ないと言える。
そんな店に久しぶりに依頼人がやってきた。
?「すみませーん」
女の声が入り口にから聞こえてきた。
ロー「はい、いらっしゃいませ」
?「あの、ここって【魔法使い屋】であっていますか?」
女は確かに客であったようだ。見た目は、少し気が強そうに見えるが少し元気がないようだ。依頼したいことと何か関係がありそうだ。
マル「そうだよー」
?「子供?まぁ、そんなことより依頼したいことがあるんですけど」
ロー「ええ、わかっていますよ。こちらで、お話をお聞きします」
そうして、アイルシアがさっきの怠けた感じとは違ってしゃんとして女の人の向かい側に座る。
?「あの、あなたは?」
アイ「まずは、自分の名前を名乗ってくれないかな依頼人になるかもしれないひとくん?」
女の人は少しむかっとしたような表情をしたがしっかりと自分の名を名乗った。
?「私の名前はユリアと言います。こちらも名乗ったんですから、あなた方のことを伺っても?」
アイ「もちろんだとも!私はここの店主で、アイルシア・マーティンと言う。私の隣にいる彼と子供は私の使い魔だ。彼がローリアで、その子供がマルテだ」
ロー・マル 「よろしくおねがいします」
アイ「さて、それじゃあ君の願いをその対価とともに聞かせたまえ!」
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
美しき父親の誘惑に、今宵も息子は抗えない
すいかちゃん
BL
大学生の数馬には、人には言えない秘密があった。それは、実の父親から身体の関係を強いられている事だ。次第に心まで父親に取り込まれそうになった数馬は、彼女を作り父親との関係にピリオドを打とうとする。だが、父の誘惑は止まる事はなかった。
実の親子による禁断の関係です。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
王道にはしたくないので
八瑠璃
BL
国中殆どの金持ちの子息のみが通う、小中高一貫の超名門マンモス校〈朱鷺学園〉
幼少の頃からそこに通い、能力を高め他を率いてきた生徒会長こと鷹官 仁。前世知識から得た何れ来るとも知れぬ転校生に、平穏な日々と将来を潰されない為に日々努力を怠らず理想の会長となるべく努めてきた仁だったが、少々やり過ぎなせいでいつの間にか大変なことになっていた_____。
これは、やりすぎちまった超絶カリスマ生徒会長とそんな彼の周囲のお話である。
捨て猫はエリート騎士に溺愛される
135
BL
絶賛反抗期中のヤンキーが異世界でエリート騎士に甘やかされて、飼い猫になる話。
目つきの悪い野良猫が飼い猫になって目きゅるんきゅるんの愛される存在になる感じで読んでください。
お話をうまく書けるようになったら続きを書いてみたいなって。
京也は総受け。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
例え何度戻ろうとも僕は悪役だ…
東間
BL
ゲームの世界に転生した留木原 夜は悪役の役目を全うした…愛した者の手によって殺害される事で……
だが、次目が覚めて鏡を見るとそこには悪役の幼い姿が…?!
ゲームの世界で再び悪役を演じる夜は最後に何を手に?
攻略者したいNO1の悪魔系王子と無自覚天使系悪役公爵のすれ違い小説!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
黄色い水仙を君に贈る
えんがわ
BL
──────────
「ねぇ、別れよっか……俺たち……。」
「ああ、そうだな」
「っ……ばいばい……」
俺は……ただっ……
「うわああああああああ!」
君に愛して欲しかっただけなのに……
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
嫁側男子になんかなりたくない! 絶対に女性のお嫁さんを貰ってみせる!!
棚から現ナマ
BL
リュールが転生した世界は女性が少なく男性同士の結婚が当たりまえ。そのうえ全ての人間には魔力があり、魔力量が少ないと嫁側男子にされてしまう。10歳の誕生日に魔力検査をすると魔力量はレベル3。滅茶苦茶少ない! このままでは嫁側男子にされてしまう。家出してでも嫁側男子になんかなりたくない。それなのにリュールは公爵家の息子だから第2王子のお茶会に婚約者候補として呼ばれてしまう……どうする俺! 魔力量が少ないけど女性と結婚したいと頑張るリュールと、リュールが好きすぎて自分の婚約者にどうしてもしたい第1王子と第2王子のお話。頑張って長編予定。他にも投稿しています。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
フローブルー
とぎクロム
BL
——好きだなんて、一生、言えないままだと思ってたから…。
高二の夏。ある出来事をきっかけに、フェロモン発達障害と診断された雨笠 紺(あまがさ こん)は、自分には一生、パートナーも、子供も望めないのだと絶望するも、その後も前向きであろうと、日々を重ね、無事大学を出て、就職を果たす。ところが、そんな新社会人になった紺の前に、高校の同級生、日浦 竜慈(ひうら りゅうじ)が現れ、紺に自分の息子、青磁(せいじ)を預け(押し付け)ていく。——これは、始まり。ひとりと、ひとりの人間が、ゆっくりと、激しく、家族になっていくための…。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる