魔法使い屋

夏目ゆうじん✌︎('ω')✌︎

文字の大きさ
上 下
1 / 6
魔法使い屋

1

しおりを挟む
 この世界には魔法というものが存在している。
 しかし、誰でも使えるというものではなく、魔法学園を卒業してもらえる資格がなけてば使っては行けないと、法で決められている。
 たまに、そんなこと関係ないというように魔法を使ってしまうものがいるがそう言うものたちは悲しい結末と重い罰が幾度とも無く行われてきた。
 だから、生活の中で滅多なことがない限り魔法使いが魔法を使っている姿は見る機会がないと言える。

 そんな中で、魔法を使った商売がないと言うことはない。
 そちらかと言えば、魔法を使って生活を豊かにしていると言う部分はたくさん見ることができる。
 例えば、魔法陣を使って魔法科学を発展させ、生活を豊かにするものから身を守るもの開発や魔法を使って犯罪を取り締まることもある。
 なので、多くの人が就職の幅が多い魔法使いの資格を取りたがって学園に通おうとするのが当たり前だが、魔力の有無や才能、倍率もあって受かる人は少ないし、受かっても卒業までの数々の試験で落ちてしまう者は少なくない。

 魔法が存在していると言うことは、それに準ずる生物や植物があると言うことは自然の摂理と言える。
 生物は魔物など普通の生き物にはない魔力をその身に宿し、普通よりも強い力、不思議な力、魔法を使ったりしているので、人にとって脅威になるものもいれば、隣人としてともに歩み生活の助けになるものもいる。
 植物は普通にしていればそこら辺の草と変わらない物が魔力を通すことで薬や毒になったりするものや、生物のように動いたり、人を襲ったりするものまで多種多様にある。
 このような、魔力に関係するものも学園通ってから資格を取らなければ扱うことはできない。

 この魔法学園を無事卒業どころか、数々の異名を残し卒業したものがいた。
 ある者は『奇跡の使い手』といい、ある者は『世界のバグ』といい、またある者は『魔法科学の探究者』という。
 ここからも分かるようにこの者は、在学している時に数多くの伝説を作り、逸話を作った。
 彼は多くの成果を出したことにより国で最も必要であると認められ、王にも匹敵するような権力も手に入れてしまった。
 だからこそ、多くの人が彼を求め、争ったが彼は最後まで誰のもとにもいかず、なびかず、少ない友人と国王にだけ居場所を知らせて消えてしまった。
 そんな彼は、実は特定の人しかあ辿り着けないようにして、店を開いていた。

その店はなんでも願いを叶えてくれるという【魔法使い屋】。
しかし、願いを叶える対価は店主が求めるものを必ず差し出さなければならないという…


 この話は、そんな魔法使いの長い長い人生の歩み。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

美しき父親の誘惑に、今宵も息子は抗えない

すいかちゃん
BL
大学生の数馬には、人には言えない秘密があった。それは、実の父親から身体の関係を強いられている事だ。次第に心まで父親に取り込まれそうになった数馬は、彼女を作り父親との関係にピリオドを打とうとする。だが、父の誘惑は止まる事はなかった。 実の親子による禁断の関係です。

黄色い水仙を君に贈る

えんがわ
BL
────────── 「ねぇ、別れよっか……俺たち……。」 「ああ、そうだな」 「っ……ばいばい……」 俺は……ただっ…… 「うわああああああああ!」 君に愛して欲しかっただけなのに……

王道にはしたくないので

八瑠璃
BL
国中殆どの金持ちの子息のみが通う、小中高一貫の超名門マンモス校〈朱鷺学園〉 幼少の頃からそこに通い、能力を高め他を率いてきた生徒会長こと鷹官 仁。前世知識から得た何れ来るとも知れぬ転校生に、平穏な日々と将来を潰されない為に日々努力を怠らず理想の会長となるべく努めてきた仁だったが、少々やり過ぎなせいでいつの間にか大変なことになっていた_____。 これは、やりすぎちまった超絶カリスマ生徒会長とそんな彼の周囲のお話である。

捨て猫はエリート騎士に溺愛される

135
BL
絶賛反抗期中のヤンキーが異世界でエリート騎士に甘やかされて、飼い猫になる話。 目つきの悪い野良猫が飼い猫になって目きゅるんきゅるんの愛される存在になる感じで読んでください。 お話をうまく書けるようになったら続きを書いてみたいなって。 京也は総受け。

帰宅

papiko
BL
遊んでばかりいた養子の長男と実子の双子の次男たち。 双子を庇い、拐われた長男のその後のおはなし。 書きたいところだけ書いた。作者が読みたいだけです。

フローブルー

とぎクロム
BL
——好きだなんて、一生、言えないままだと思ってたから…。 高二の夏。ある出来事をきっかけに、フェロモン発達障害と診断された雨笠 紺(あまがさ こん)は、自分には一生、パートナーも、子供も望めないのだと絶望するも、その後も前向きであろうと、日々を重ね、無事大学を出て、就職を果たす。ところが、そんな新社会人になった紺の前に、高校の同級生、日浦 竜慈(ひうら りゅうじ)が現れ、紺に自分の息子、青磁(せいじ)を預け(押し付け)ていく。——これは、始まり。ひとりと、ひとりの人間が、ゆっくりと、激しく、家族になっていくための…。

スライムパンツとスライムスーツで、イチャイチャしよう!

ミクリ21
BL
とある変態の話。

生意気な少年は男の遊び道具にされる

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

処理中です...