245 / 254
245 正月も御神体かよ!
しおりを挟む
大晦日の午後11時50分。
勇太ファミリー8人で再び合流した。
除夜の鐘もどこかで鳴っている。
「お、除夜の鐘がこっちもあるんだな」
それより、みんな境内の真ん中を開けている。
5メートル四方の四角いツルツルの石畳の回りをしめ縄で囲っている。
これは勇太の前世にはなかった。そしてウィーンという音がして、石畳が開いた。下には深い空間がある。
そこから、ゴ、ゴゴゴという地鳴りとともに、アレが競り上がってきた。
「な、なになに?」
ルナも梓もカオルも、みんな手を合わせて見ている。
この瞬間だけは、みんな勇太でなく神社の中央に視線を移している。
空いた穴から電動ウインチを使い天に向かって伸びていくのは、長さ7メートルの巨大ペニ●棒だ。
夏祭りの神社の巫女さんの舞のときも、巨大ペ●スに抱きついていた。
ここは、400年も人口維持に苦労した男女比1対12の世界。
正月も年明けとともに7日まで、アレがそびえ立つそうだ。
パラレル神社は本来、スサノオノミコトに由来する。が、江戸時代以降はスサノオ3割、子宝祈願7割に変わっている。
全国的にそれが普通。太宰府にあるパラレルな天満宮も学業3割といったところ。
「すげえよなみんな、神々しいよな」
「これを見ると、心が洗われますね」
「昭和時代までは、あれをみんなで協力して立ててたんですよね」
「ほんと壮観。濡れちゃう・・」
カオル、真子、嘉菜、麗子はガチに真面目な意見だ。
しかし男子経験3人の純子、勇太とシてるルナ、一緒にお風呂に入ってモノを握ったりしてる梓は、勇太のことを話し始めた。
「ルナお姉ちゃん、梓、勇太君のモノもあんな感じ?」
「勇太のは、もっと太い感じかな」
「先っぽは、あの御神体よりメリハリがある感じだよね、ルナさん」
「うおい・・」
勇太はのけ反った。
のけ反った勇太の股間を注目が集まった。
「はいは~い、神事でしょ。注目しようねー」
さすがにふざけすぎと思った勇太。純子、ルナ、梓のこめかみをグリグリしている。
「あたた」「やめて~勇太」「ホントに痛い、ユウ兄ちゃん、いや~ん」
勇太は御神体を前にふざけた3人にお仕置きをした。
「あれって」
「伝説の恋人グリグリだ」
「ホントにお仕置き?」
ただ、ギャラリー女子達には御褒美にしか映らない。
さて勇太のところに女子が群がってくるかといえば、そろまでひどくない。
勇太と伊集院君のお陰で、パラレル市限定ながら男子の出現に慣れた女子が多い。
その効果で、男子専用ゾーンから出てきたハーレム男子のグループもいる。
ちんまりした境内端っこの仕切られたゾーンではなく、普通の神社中央の参拝に挑戦している。
お陰で勇太ファミリーも流れに乗って動ける。
8人で並んでガランガランと鳴らし、みんなと幸せになりますように。そう祈った。
◆
元旦はリーフカフェが営業。梓も11時からシフトなので早々と解散。
さすがに元旦の朝は、それぞれの家族と過ごす。
勇太は梓と帰路についた。
「じゃあね、みんな」
「またね~」
梓と勇太が最初にみんなと別れた。
「梓、なんだか機嫌がいいな」
「分かる?嘉菜お姉ちゃんと話して、なんだかスッキリしたことあるの」
「そっか・・ほら」
まだ人が多い。勇太は梓と手を繋いだ。
ここから家まで歩いて20分。
勇太のLIMEかピロンと鳴った。
勇太は梓と話しながら、ゆっくり家に向かっている。
勇太のLIMEがピロロン、ピロ、ピロロンと鳴りまくっている。
勇太は気にせず、ニコニコして歩いている。
「ユウ兄ちゃん、LIME鳴りまくってるよ」
「だね。家でチェックして返事すれば十分。今は梓と歩く時間。それは格別に大切な時間だよ」
「・・ユウ兄ちゃん」
「こんな時に、LIMEなんてチェックするのもったいない」
勇太は笑って、再び梓と話し出した。
勇太のLIMEはピロロン、ピロロンと鳴り続けている。
その音を無視して勇太は自分のことを見てくれる。
「ユウ兄ちゃん」
「ん?」
「お嫁さんにしてくれてありがと」
勇太は梓の顔を見た。この梓は、もう妹ではないと思った。
実際に血が繋がったメイちゃんもいるし、ようやく梓をひとりの女性とみることができるようになってきた。
梓と他愛もない話をしながら歩いている。
一度、前世を去った勇太は、この時間がとても大切に感じる。
勇太ファミリー8人で再び合流した。
除夜の鐘もどこかで鳴っている。
「お、除夜の鐘がこっちもあるんだな」
それより、みんな境内の真ん中を開けている。
5メートル四方の四角いツルツルの石畳の回りをしめ縄で囲っている。
これは勇太の前世にはなかった。そしてウィーンという音がして、石畳が開いた。下には深い空間がある。
そこから、ゴ、ゴゴゴという地鳴りとともに、アレが競り上がってきた。
「な、なになに?」
ルナも梓もカオルも、みんな手を合わせて見ている。
この瞬間だけは、みんな勇太でなく神社の中央に視線を移している。
空いた穴から電動ウインチを使い天に向かって伸びていくのは、長さ7メートルの巨大ペニ●棒だ。
夏祭りの神社の巫女さんの舞のときも、巨大ペ●スに抱きついていた。
ここは、400年も人口維持に苦労した男女比1対12の世界。
正月も年明けとともに7日まで、アレがそびえ立つそうだ。
パラレル神社は本来、スサノオノミコトに由来する。が、江戸時代以降はスサノオ3割、子宝祈願7割に変わっている。
全国的にそれが普通。太宰府にあるパラレルな天満宮も学業3割といったところ。
「すげえよなみんな、神々しいよな」
「これを見ると、心が洗われますね」
「昭和時代までは、あれをみんなで協力して立ててたんですよね」
「ほんと壮観。濡れちゃう・・」
カオル、真子、嘉菜、麗子はガチに真面目な意見だ。
しかし男子経験3人の純子、勇太とシてるルナ、一緒にお風呂に入ってモノを握ったりしてる梓は、勇太のことを話し始めた。
「ルナお姉ちゃん、梓、勇太君のモノもあんな感じ?」
「勇太のは、もっと太い感じかな」
「先っぽは、あの御神体よりメリハリがある感じだよね、ルナさん」
「うおい・・」
勇太はのけ反った。
のけ反った勇太の股間を注目が集まった。
「はいは~い、神事でしょ。注目しようねー」
さすがにふざけすぎと思った勇太。純子、ルナ、梓のこめかみをグリグリしている。
「あたた」「やめて~勇太」「ホントに痛い、ユウ兄ちゃん、いや~ん」
勇太は御神体を前にふざけた3人にお仕置きをした。
「あれって」
「伝説の恋人グリグリだ」
「ホントにお仕置き?」
ただ、ギャラリー女子達には御褒美にしか映らない。
さて勇太のところに女子が群がってくるかといえば、そろまでひどくない。
勇太と伊集院君のお陰で、パラレル市限定ながら男子の出現に慣れた女子が多い。
その効果で、男子専用ゾーンから出てきたハーレム男子のグループもいる。
ちんまりした境内端っこの仕切られたゾーンではなく、普通の神社中央の参拝に挑戦している。
お陰で勇太ファミリーも流れに乗って動ける。
8人で並んでガランガランと鳴らし、みんなと幸せになりますように。そう祈った。
◆
元旦はリーフカフェが営業。梓も11時からシフトなので早々と解散。
さすがに元旦の朝は、それぞれの家族と過ごす。
勇太は梓と帰路についた。
「じゃあね、みんな」
「またね~」
梓と勇太が最初にみんなと別れた。
「梓、なんだか機嫌がいいな」
「分かる?嘉菜お姉ちゃんと話して、なんだかスッキリしたことあるの」
「そっか・・ほら」
まだ人が多い。勇太は梓と手を繋いだ。
ここから家まで歩いて20分。
勇太のLIMEかピロンと鳴った。
勇太は梓と話しながら、ゆっくり家に向かっている。
勇太のLIMEがピロロン、ピロ、ピロロンと鳴りまくっている。
勇太は気にせず、ニコニコして歩いている。
「ユウ兄ちゃん、LIME鳴りまくってるよ」
「だね。家でチェックして返事すれば十分。今は梓と歩く時間。それは格別に大切な時間だよ」
「・・ユウ兄ちゃん」
「こんな時に、LIMEなんてチェックするのもったいない」
勇太は笑って、再び梓と話し出した。
勇太のLIMEはピロロン、ピロロンと鳴り続けている。
その音を無視して勇太は自分のことを見てくれる。
「ユウ兄ちゃん」
「ん?」
「お嫁さんにしてくれてありがと」
勇太は梓の顔を見た。この梓は、もう妹ではないと思った。
実際に血が繋がったメイちゃんもいるし、ようやく梓をひとりの女性とみることができるようになってきた。
梓と他愛もない話をしながら歩いている。
一度、前世を去った勇太は、この時間がとても大切に感じる。
31
お気に入りに追加
252
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
分析スキルで美少女たちの恥ずかしい秘密が見えちゃう異世界生活
SenY
ファンタジー
"分析"スキルを持って異世界に転生した主人公は、相手の力量を正確に見極めて勝てる相手にだけ確実に勝つスタイルで短期間に一財を為すことに成功する。
クエスト報酬で豪邸を手に入れたはいいものの一人で暮らすには広すぎると悩んでいた主人公。そんな彼が友人の勧めで奴隷市場を訪れ、記憶喪失の美少女奴隷ルナを購入したことから、物語は動き始める。
これまで危ない敵から逃げたり弱そうな敵をボコるのにばかり"分析"を活用していた主人公が、そのスキルを美少女の恥ずかしい秘密を覗くことにも使い始めるちょっとエッチなハーレム系ラブコメ。
男女比1:10。男子の立場が弱い学園で美少女たちをわからせるためにヒロインと手を組んで攻略を始めてみたんだけど…チョロいんなのはどうして?
悠
ファンタジー
貞操逆転世界に転生してきた日浦大晴(ひうらたいせい)の通う学園には"独特の校風"がある。
それは——男子は女子より立場が弱い
学園で一番立場が上なのは女子5人のメンバーからなる生徒会。
拾ってくれた九空鹿波(くそらかなみ)と手を組み、まずは生徒会を攻略しようとするが……。
「既に攻略済みの女の子をさらに落とすなんて……面白いじゃない」
協力者の鹿波だけは知っている。
大晴が既に女の子を"攻略済み"だと。
勝利200%ラブコメ!?
既に攻略済みの美少女を本気で''分からせ"たら……さて、どうなるんでしょうねぇ?
性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)
18禁NTR鬱ゲーの裏ボス最強悪役貴族に転生したのでスローライフを楽しんでいたら、ヒロイン達が奴隷としてやって来たので幸せにすることにした
田中又雄
ファンタジー
『異世界少女を歪ませたい』はエロゲー+MMORPGの要素も入った神ゲーであった。
しかし、NTR鬱ゲーであるためENDはいつも目を覆いたくなるものばかりであった。
そんなある日、裏ボスの悪役貴族として転生したわけだが...俺は悪役貴族として動く気はない。
そう思っていたのに、そこに奴隷として現れたのは今作のヒロイン達。
なので、酷い目にあってきた彼女達を精一杯愛し、幸せなトゥルーエンドに導くことに決めた。
あらすじを読んでいただきありがとうございます。
併せて、本作品についてはYouTubeで動画を投稿しております。
より、作品に没入できるようつくっているものですので、よければ見ていただければ幸いです!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる