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165 解決策が見つかった。それでいい◇間門彩奈◇
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間門彩奈は勇太と間門家を和解されるため、準備していた。
個人的な打算はなく、1年前に勇太に制限をかけた責任を取るため。
◇間門彩奈◇
陽介さんを通じて葉子に話を通してもらった。今の勇太は、話ができる男になっているということ。
悪いイメージは捨て、きちんと向き合おう。
間門側が勇太に制限解除を申し出ても、家庭裁判所の審査が、すんなり通らない可能性がある。
裁判所の調停員、勇太本人がOKしても、男子保護局の人間が、そこから調査する。
勇太に付加価値が付いている。歌の著作権、そして伊集院光輝との繋がりもある。
婚約者繋がりで政治家や大企業の創始者、そして茶道の家元など、伊集院光輝は大きな後ろ楯がある。
つまり間門家が、この男子2人を営利目的で取り込もうとしているとも見られる。
男子保護局員は、単なる文官の集まりではない。場合によっては、拉致監禁された男子を緊急保護する権利も持つ。
男子救出部隊の出身者もいる。基本的に血の気が荒く、同じ女子を疑ってかかってくる。
間門の大人が嘉菜のために動いても、相手はそう見てくれない。
調査が長引く可能性まである。
男子保護局がネックなのだ。
妻仲間で話していたら、スポーツ関連の宣伝をしている5人目の妻・麻美がいいアイデアを出してくれた。
調べたら柔道連盟会長の鬼塚一子が、坂元勇太にご執心だそうだ。
裏で仲介役を頼んだ。
勇太は音楽活動をしている。柔道連盟の依頼で曲を作る予定だということ。
間門の会社は服飾関係で、スポーツウエアも扱う。柔道の大きな大会の協賛企業となることもある。
現状の金銭的なやり取りの制限があると、間門が関わる柔道の大会では勇太の歌を流せない。逆の視点でも同じ。
なので柔道連盟会長の鬼塚一子に絡んでもらう。
『マカド』は来年2月の世界柔道で協賛企業として手を上げている。
恐らく勇太の歌で活動する、純子&風花というユニットも歌を頼まれる。
バッティングする。
『間門家と勇太の付き合いに制限があると、次の世界柔道・日本大会運営に支障をきたす』と、言ってもらえるように頼んだ。
第三者で不利益を被る人間のクレームを起点とした方が、この問題は意外と解決しやすい。
男子保護局の追及が緩くなる。
鬼塚一子は勇太のことならと、簡単に話に乗ってくれた。
思ったより早く問題が片付きそうで安心した。
ただ肝心の嘉菜が、勇太に間門の人間が申し訳ないことをしたと萎縮していた。
そこは嘉菜と一番仲がいい由乃18歳の、悪魔のささやきが効果的だった。
「嘉菜、大変。間門は血筋にこだわる人工授精差別の家って、悪い噂が流れてるよ」
「え、それって不味いですよね、由乃」
「解決策はあるんだ」
「聞かせて下さい」
「次期間門トップの嘉菜が人工授精生まれの男子と恋人になるか結婚すれば、誤解はなくなるよ」
「え、えっと・・」
「最近知り合った、坂元勇太君も人工授精生まれ。彼に近付いたら?」
「あ、あの・・」
「『家のため』だよ。勇太君が好みじゃなかったとしても『我慢』して近付いて」
「そ、そうですね。家のため、次期当主として勇太君とのこと頑張ります」
嘉菜の沈んだ表情が、いきなり明るくなった。
こっそり見ていた私達は、『家のため』、『我慢』、2つの嘉菜に負担をかけていたワードをプラスに使う由乃に驚いた。
けれど頼もしい。
いずれは嘉菜のサポートを由乃がやってくれると言っていた。
安心した。
◆◆◆
勇太がやってきた。はきはきした言葉と態度に、嘉菜以外の娘達もドキッとした。
けれど娘達もバカではない。
ここで勇太に群がって梓と葉子をないがしろにすると、勇太が怒って坂元家との関係が完全に切れる。
葉子、梓をもてなすことが自分達の最優先事項だと全員で申し合わせている。
今の勇太・・勇太君なら、和解に応じてくれると思う。
さてさて・・・・
子供の仲直りじゃないから、これで終わるはずもない。
男子保護局の調査が簡単に終わっても、大きな問題は残る。
結果として、人気急上昇の男性アーティストの権利に制限をかけていたのだから。
陽介さんや、嫁仲間には謝った。
陽介さんや香里奈、みんなが言ってくれた。
『彩奈の責任じゃない。家長である俺の責任だ』
『会社を立ち上げたときトラブルだらけだったよね』
『みんなで乗り越えていこう』
そう言ってくれた。
なんだかんだいって、お人好しばかり。
だから、これまで頑張れた。
あとは単独で立てた計画を実行して、責任を取ろう。
間門家と勇太の問題は、次世代では伊集院家との確執にまでつながる可能性がある。
それを考えると誰かが、しっかりとした形で責任を取るべき。
間門と関係なく、私の単独犯でしたと言って本当のエンディングだ。
私は家の中で権限も強い。
陽介さんの最初の妻、そして会社の社長。我を通して勇太を独断で弾いたことにできる。
間門家の世帯主は陽介さんだけど、会社社長を私が受け持っていて良かった・・
動機も実家と関連付けしやすい。
勇太が人工受精生まれだ。
私の実家の家格は、陽介さんも含めて一番上。そして実家の人間は、何度も人工受精の差別発言をしている。
あそこに迷惑をかけても心は痛まない。
私が差別発言をする背景も十分にある。
調停後には、間門の家、そして陽介さんの前から消える。
関係者、マスコミに送る文書も出来上がった。中途半端な反省の言葉で埋め尽くされた文章で、ヘイトを一身に集めよう。
飛行機に乗ってドロンする。
最終目的地は九州の小さな島。
高校生の時に付き合っていた夢ちゃんのところ。歓迎だって言ってくれてる。
あの子は、お母さんが父親に認知を頼まなかった形で生まれた。
彼女のお母さんが、知り合いの旦那さんに頼んで子種だけもらった。
否認知子ね。私の頃にはよくいた。
けど、父親が誰か名乗れない子と付き合うなって、私の姉なんかが煩かったな。
嫌な思いをさせたのに、今でも仲良くしてくれる。女の子では一番好きだった。
ごめんね嘉菜。
やり方が下手すぎた。
調停が終わったら、お母さんが綺麗に消えるからね。
個人的な打算はなく、1年前に勇太に制限をかけた責任を取るため。
◇間門彩奈◇
陽介さんを通じて葉子に話を通してもらった。今の勇太は、話ができる男になっているということ。
悪いイメージは捨て、きちんと向き合おう。
間門側が勇太に制限解除を申し出ても、家庭裁判所の審査が、すんなり通らない可能性がある。
裁判所の調停員、勇太本人がOKしても、男子保護局の人間が、そこから調査する。
勇太に付加価値が付いている。歌の著作権、そして伊集院光輝との繋がりもある。
婚約者繋がりで政治家や大企業の創始者、そして茶道の家元など、伊集院光輝は大きな後ろ楯がある。
つまり間門家が、この男子2人を営利目的で取り込もうとしているとも見られる。
男子保護局員は、単なる文官の集まりではない。場合によっては、拉致監禁された男子を緊急保護する権利も持つ。
男子救出部隊の出身者もいる。基本的に血の気が荒く、同じ女子を疑ってかかってくる。
間門の大人が嘉菜のために動いても、相手はそう見てくれない。
調査が長引く可能性まである。
男子保護局がネックなのだ。
妻仲間で話していたら、スポーツ関連の宣伝をしている5人目の妻・麻美がいいアイデアを出してくれた。
調べたら柔道連盟会長の鬼塚一子が、坂元勇太にご執心だそうだ。
裏で仲介役を頼んだ。
勇太は音楽活動をしている。柔道連盟の依頼で曲を作る予定だということ。
間門の会社は服飾関係で、スポーツウエアも扱う。柔道の大きな大会の協賛企業となることもある。
現状の金銭的なやり取りの制限があると、間門が関わる柔道の大会では勇太の歌を流せない。逆の視点でも同じ。
なので柔道連盟会長の鬼塚一子に絡んでもらう。
『マカド』は来年2月の世界柔道で協賛企業として手を上げている。
恐らく勇太の歌で活動する、純子&風花というユニットも歌を頼まれる。
バッティングする。
『間門家と勇太の付き合いに制限があると、次の世界柔道・日本大会運営に支障をきたす』と、言ってもらえるように頼んだ。
第三者で不利益を被る人間のクレームを起点とした方が、この問題は意外と解決しやすい。
男子保護局の追及が緩くなる。
鬼塚一子は勇太のことならと、簡単に話に乗ってくれた。
思ったより早く問題が片付きそうで安心した。
ただ肝心の嘉菜が、勇太に間門の人間が申し訳ないことをしたと萎縮していた。
そこは嘉菜と一番仲がいい由乃18歳の、悪魔のささやきが効果的だった。
「嘉菜、大変。間門は血筋にこだわる人工授精差別の家って、悪い噂が流れてるよ」
「え、それって不味いですよね、由乃」
「解決策はあるんだ」
「聞かせて下さい」
「次期間門トップの嘉菜が人工授精生まれの男子と恋人になるか結婚すれば、誤解はなくなるよ」
「え、えっと・・」
「最近知り合った、坂元勇太君も人工授精生まれ。彼に近付いたら?」
「あ、あの・・」
「『家のため』だよ。勇太君が好みじゃなかったとしても『我慢』して近付いて」
「そ、そうですね。家のため、次期当主として勇太君とのこと頑張ります」
嘉菜の沈んだ表情が、いきなり明るくなった。
こっそり見ていた私達は、『家のため』、『我慢』、2つの嘉菜に負担をかけていたワードをプラスに使う由乃に驚いた。
けれど頼もしい。
いずれは嘉菜のサポートを由乃がやってくれると言っていた。
安心した。
◆◆◆
勇太がやってきた。はきはきした言葉と態度に、嘉菜以外の娘達もドキッとした。
けれど娘達もバカではない。
ここで勇太に群がって梓と葉子をないがしろにすると、勇太が怒って坂元家との関係が完全に切れる。
葉子、梓をもてなすことが自分達の最優先事項だと全員で申し合わせている。
今の勇太・・勇太君なら、和解に応じてくれると思う。
さてさて・・・・
子供の仲直りじゃないから、これで終わるはずもない。
男子保護局の調査が簡単に終わっても、大きな問題は残る。
結果として、人気急上昇の男性アーティストの権利に制限をかけていたのだから。
陽介さんや、嫁仲間には謝った。
陽介さんや香里奈、みんなが言ってくれた。
『彩奈の責任じゃない。家長である俺の責任だ』
『会社を立ち上げたときトラブルだらけだったよね』
『みんなで乗り越えていこう』
そう言ってくれた。
なんだかんだいって、お人好しばかり。
だから、これまで頑張れた。
あとは単独で立てた計画を実行して、責任を取ろう。
間門家と勇太の問題は、次世代では伊集院家との確執にまでつながる可能性がある。
それを考えると誰かが、しっかりとした形で責任を取るべき。
間門と関係なく、私の単独犯でしたと言って本当のエンディングだ。
私は家の中で権限も強い。
陽介さんの最初の妻、そして会社の社長。我を通して勇太を独断で弾いたことにできる。
間門家の世帯主は陽介さんだけど、会社社長を私が受け持っていて良かった・・
動機も実家と関連付けしやすい。
勇太が人工受精生まれだ。
私の実家の家格は、陽介さんも含めて一番上。そして実家の人間は、何度も人工受精の差別発言をしている。
あそこに迷惑をかけても心は痛まない。
私が差別発言をする背景も十分にある。
調停後には、間門の家、そして陽介さんの前から消える。
関係者、マスコミに送る文書も出来上がった。中途半端な反省の言葉で埋め尽くされた文章で、ヘイトを一身に集めよう。
飛行機に乗ってドロンする。
最終目的地は九州の小さな島。
高校生の時に付き合っていた夢ちゃんのところ。歓迎だって言ってくれてる。
あの子は、お母さんが父親に認知を頼まなかった形で生まれた。
彼女のお母さんが、知り合いの旦那さんに頼んで子種だけもらった。
否認知子ね。私の頃にはよくいた。
けど、父親が誰か名乗れない子と付き合うなって、私の姉なんかが煩かったな。
嫌な思いをさせたのに、今でも仲良くしてくれる。女の子では一番好きだった。
ごめんね嘉菜。
やり方が下手すぎた。
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