80 / 188
80 自分が正義だと思ってる
しおりを挟む
予定より1日遅れで、ダンジョンに出発した。
傷を癒やしたミールは激かわいい。
ダンジョンにも付いて来ると言うが、困った。
まず、私のレベル上げは、一戦ごとに時間がかかる。休憩も定期的に取らない。
ソロでしか行けない。
スマトラさんが面倒みてくれるって言うし、そっちで冒険者登録をしてランクを上げてもらう。
「ごめんね。私はBランクになるまでソロって決めてるんだ」
「Bランクになったら一緒に冒険に行って。約束だよ、ユリナ様」
うるうるした目でミールに見られ、後ろ髪を引かれながら街を飛び出した。
馬に乗った奴が付いてくる。
「なんだ、あいつまだオルシマにいたんだ。教会本部の監視役かな。ま、あいつが見てても自重しないけどね」
聖騎士ルリイが馬で付いてきている。
クズの仲間にしては、まし。だから放っておいている。
だけどミールに聞いた。
「ルリイも嫌い」
はい決定。
ミールの言葉には従っていい。すんなり、心に入ってくる。
だからルリイ、敵になることはあっても、仲間にする可能性はゼロ。
「そういえば、聖騎士ルリイは鑑定が使えたな。面倒だな」
ダンジョンに着いた。泥だらけの街道の25キロ。
私は1時間で走破できるようになっている。ルリイも付いてきたが、彼女を乗せた馬はかなり無理をしたようだ。
「ま、待って下さい。私も一緒にダンジョンに入る。許してくれませんか」
「・・いいけど、私31階の転移装置まで飛んで、32階から狩りをするよ。あんた付いてこれる」
「私もこのダンジョンは6人パーティーで30階までクリアしています」
「ふ~ん。無理しないでね」
「と、ところで他の仲間は?」
「前回もソロ。レベルとランク上げが目的だから、1人が効率いいでしょ」
「えええ~?」
驚きながら、ルリイは付いて来た。
転移装置で31階に飛んで、32階スタート。
階段を降りる前に、重傷者2人に施した。値段は変わらず1000ゴールド。
軽症者は治さない。街の治療院は、それが稼ぎになるそうだ。
前回の30階イレギュラーボスについて聞かれたりした。情報交換をした。
聖騎士は、冒険者に好かれない。ルリイは、ちらちら見られている。
「ユリナさん、ユリナ様って・・」
「あんたに教えない」
32階に降りて20分後、初の敵が現れた。
オークソルジャーとオーク。推定レベルは50と46。
「まず、オークソルジャーかな」
「な、ならば私がオークに」
「邪魔くさい。手を出さないでほしいな」
オークソルジャーに正面から突っ込んだ。
剣で肩を斬られる瞬間に『超回復』
「ブモッ」
ここからは盛り上がりもない消耗戦。
ただただ、時間がかかる。
「29階の魔物とはまた、ワンランク違うね」
だが慌てず、確実に倒した。
この間、1時間。
ルリイの方を見ると、聖剣技を持っているだけあって、レベル46オークにも負けていない。
が、まだ勝ってもいない。
「本来は私の獲物。倒させてもらう」
後ろから近付いて、オークの股間をめった刺し。
倒れたオークの首を何度を刺して、最初の討伐に成功した。
『超回復』から地上オーク肉を出して「等価交換」。身長マックスの160センチ、体力全開。
この間、15秒。
次の獲物を求めて走ろうとしたら、ルリイから待ったがかかった。
「はあっ、はあっ。ユリナさん休憩は?」
「こっから40階までは33、35、37、39階にセーフティーゾーンがあるでしょ。まずは33階に行って休むよ」
「目安の時間は?」
「72時間くらい。戦いながら行けると思う」
「丸3日ですよ」
「じゃあ邪魔だよ」
「街の人には優しいと聞いていたのに」
「昨日、フードを取ったミールを見てから、あなたもベノアと同じく、ゴブリンに見える。これでいい?」
「聖女様とか呼ばれてるのに、冷たいですね・・」
「私に慈愛なんてない。心はエールのジョッキよりも狭い。目の前の、死にそうな人間を助けただけ」
「だけど、不良冒険者も助けて・・」
「ああ・・。以前に私を大事にしてくれた男に似てただけ。動機は顔だよ」
「それだけですか?」
「うん。金持ちしか助けない、あんた方と似てるよ」
「・・」
「名もなき神様も、劣等人に難しいことは求めないよ」
「聖女と呼ばれる人にしては、人の見方が偏っていませんか」
「考えたこともない。それよりミールに身分証はあるの?」
「・・恐らくありません。いざというときは捨て石になる存在ですから」
カチンときたが、それなら冒険者として登録しても問題ないだろう。
30分後に、オーク2匹、豚1匹と戦った。
戦闘時間は1時間半。「等価交換」を使えば、最短で10分。すごい差だ。
ルリイは肩で息をしている。
けれど付いてくると言い張る。
「ルリイ邪魔・・」
ばきっ。
「は・・?」
「あんた、なんで私が心を許すと思ったの? ミールに直接の暴力を振るってないだけでのクズが」
ルリイをぶん殴り、31階転移装置まで抱えていって放り投げた。
私の教会上層部の印象は、フードの下の傷ついたミールだけが基準だ。
確かに、視界は狭い。
「ルリイ、そういえば、冒険者ギルドの中で、劣等人とばらしてくれたわね」
どぼっ。
追加で腹を蹴る。
「破壊的絶対領域」を使って攻撃してるから、見た目の10倍効いている。
ようやく本気度が分かったようだ。
彼女は21歳で聖魔法、鑑定、剣技に恵まれている。
「自分の正義が通じるとこで遊びなよ。次は容赦しない」
周りに人がいても、構わず蹴った。
60時間で次の33階セーフティーゾーンに到着。
成果はオークソルジャー4、オーク12、豚21。
豚が地味に突進力があり、これで時間を食った。
休憩中、3日前に重傷者を治療したBランクパーティーと話した。
なぜ教会勢力の人間と一緒だったのか、聞かれた。
「金と欲のため、私のスキルを悪用する気なの。監視よ。最悪」
ミールのことで腹も立っているし、悪意を込めて伝えた。
感情の垂れ流しだが、彼ら「オルシマの剣」はすごく怒ってくれた。
ダンジョン内で教会騎士を見かけたら、証拠を残さず始末してくれるそうだ。
仲間にも伝えるという。
それ以降、聖騎士をオルシマ周辺で見ないが・・
まさか・・
傷を癒やしたミールは激かわいい。
ダンジョンにも付いて来ると言うが、困った。
まず、私のレベル上げは、一戦ごとに時間がかかる。休憩も定期的に取らない。
ソロでしか行けない。
スマトラさんが面倒みてくれるって言うし、そっちで冒険者登録をしてランクを上げてもらう。
「ごめんね。私はBランクになるまでソロって決めてるんだ」
「Bランクになったら一緒に冒険に行って。約束だよ、ユリナ様」
うるうるした目でミールに見られ、後ろ髪を引かれながら街を飛び出した。
馬に乗った奴が付いてくる。
「なんだ、あいつまだオルシマにいたんだ。教会本部の監視役かな。ま、あいつが見てても自重しないけどね」
聖騎士ルリイが馬で付いてきている。
クズの仲間にしては、まし。だから放っておいている。
だけどミールに聞いた。
「ルリイも嫌い」
はい決定。
ミールの言葉には従っていい。すんなり、心に入ってくる。
だからルリイ、敵になることはあっても、仲間にする可能性はゼロ。
「そういえば、聖騎士ルリイは鑑定が使えたな。面倒だな」
ダンジョンに着いた。泥だらけの街道の25キロ。
私は1時間で走破できるようになっている。ルリイも付いてきたが、彼女を乗せた馬はかなり無理をしたようだ。
「ま、待って下さい。私も一緒にダンジョンに入る。許してくれませんか」
「・・いいけど、私31階の転移装置まで飛んで、32階から狩りをするよ。あんた付いてこれる」
「私もこのダンジョンは6人パーティーで30階までクリアしています」
「ふ~ん。無理しないでね」
「と、ところで他の仲間は?」
「前回もソロ。レベルとランク上げが目的だから、1人が効率いいでしょ」
「えええ~?」
驚きながら、ルリイは付いて来た。
転移装置で31階に飛んで、32階スタート。
階段を降りる前に、重傷者2人に施した。値段は変わらず1000ゴールド。
軽症者は治さない。街の治療院は、それが稼ぎになるそうだ。
前回の30階イレギュラーボスについて聞かれたりした。情報交換をした。
聖騎士は、冒険者に好かれない。ルリイは、ちらちら見られている。
「ユリナさん、ユリナ様って・・」
「あんたに教えない」
32階に降りて20分後、初の敵が現れた。
オークソルジャーとオーク。推定レベルは50と46。
「まず、オークソルジャーかな」
「な、ならば私がオークに」
「邪魔くさい。手を出さないでほしいな」
オークソルジャーに正面から突っ込んだ。
剣で肩を斬られる瞬間に『超回復』
「ブモッ」
ここからは盛り上がりもない消耗戦。
ただただ、時間がかかる。
「29階の魔物とはまた、ワンランク違うね」
だが慌てず、確実に倒した。
この間、1時間。
ルリイの方を見ると、聖剣技を持っているだけあって、レベル46オークにも負けていない。
が、まだ勝ってもいない。
「本来は私の獲物。倒させてもらう」
後ろから近付いて、オークの股間をめった刺し。
倒れたオークの首を何度を刺して、最初の討伐に成功した。
『超回復』から地上オーク肉を出して「等価交換」。身長マックスの160センチ、体力全開。
この間、15秒。
次の獲物を求めて走ろうとしたら、ルリイから待ったがかかった。
「はあっ、はあっ。ユリナさん休憩は?」
「こっから40階までは33、35、37、39階にセーフティーゾーンがあるでしょ。まずは33階に行って休むよ」
「目安の時間は?」
「72時間くらい。戦いながら行けると思う」
「丸3日ですよ」
「じゃあ邪魔だよ」
「街の人には優しいと聞いていたのに」
「昨日、フードを取ったミールを見てから、あなたもベノアと同じく、ゴブリンに見える。これでいい?」
「聖女様とか呼ばれてるのに、冷たいですね・・」
「私に慈愛なんてない。心はエールのジョッキよりも狭い。目の前の、死にそうな人間を助けただけ」
「だけど、不良冒険者も助けて・・」
「ああ・・。以前に私を大事にしてくれた男に似てただけ。動機は顔だよ」
「それだけですか?」
「うん。金持ちしか助けない、あんた方と似てるよ」
「・・」
「名もなき神様も、劣等人に難しいことは求めないよ」
「聖女と呼ばれる人にしては、人の見方が偏っていませんか」
「考えたこともない。それよりミールに身分証はあるの?」
「・・恐らくありません。いざというときは捨て石になる存在ですから」
カチンときたが、それなら冒険者として登録しても問題ないだろう。
30分後に、オーク2匹、豚1匹と戦った。
戦闘時間は1時間半。「等価交換」を使えば、最短で10分。すごい差だ。
ルリイは肩で息をしている。
けれど付いてくると言い張る。
「ルリイ邪魔・・」
ばきっ。
「は・・?」
「あんた、なんで私が心を許すと思ったの? ミールに直接の暴力を振るってないだけでのクズが」
ルリイをぶん殴り、31階転移装置まで抱えていって放り投げた。
私の教会上層部の印象は、フードの下の傷ついたミールだけが基準だ。
確かに、視界は狭い。
「ルリイ、そういえば、冒険者ギルドの中で、劣等人とばらしてくれたわね」
どぼっ。
追加で腹を蹴る。
「破壊的絶対領域」を使って攻撃してるから、見た目の10倍効いている。
ようやく本気度が分かったようだ。
彼女は21歳で聖魔法、鑑定、剣技に恵まれている。
「自分の正義が通じるとこで遊びなよ。次は容赦しない」
周りに人がいても、構わず蹴った。
60時間で次の33階セーフティーゾーンに到着。
成果はオークソルジャー4、オーク12、豚21。
豚が地味に突進力があり、これで時間を食った。
休憩中、3日前に重傷者を治療したBランクパーティーと話した。
なぜ教会勢力の人間と一緒だったのか、聞かれた。
「金と欲のため、私のスキルを悪用する気なの。監視よ。最悪」
ミールのことで腹も立っているし、悪意を込めて伝えた。
感情の垂れ流しだが、彼ら「オルシマの剣」はすごく怒ってくれた。
ダンジョン内で教会騎士を見かけたら、証拠を残さず始末してくれるそうだ。
仲間にも伝えるという。
それ以降、聖騎士をオルシマ周辺で見ないが・・
まさか・・
2
お気に入りに追加
167
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

ステータス画面がバグったのでとりあえず叩きます!!
カタナヅキ
ファンタジー
ステータ画面は防御魔法?あらゆる攻撃を画面で防ぐ異色の魔術師の物語!!
祖父の遺言で魔女が暮らす森に訪れた少年「ナオ」は一冊の魔導書を渡される。その魔導書はかつて異界から訪れたという人間が書き記した代物であり、ナオは魔導書を読み解くと視界に「ステータス画面」なる物が現れた。だが、何故か画面に表示されている文字は無茶苦茶な羅列で解読ができず、折角覚えた魔法なのに使い道に悩んだナオはある方法を思いつく。
「よし、とりあえず叩いてみよう!!」
ステータス画面を掴んでナオは悪党や魔物を相手に叩き付け、時には攻撃を防ぐ防具として利用する。世界でただ一人の「ステータス画面」の誤った使い方で彼は成り上がる。
※ステータスウィンドウで殴る、防ぐ、空を飛ぶ異色のファンタジー!!

【完結】神から貰ったスキルが強すぎなので、異世界で楽しく生活します!
桜もふ
恋愛
神の『ある行動』のせいで死んだらしい。私の人生を奪った神様に便利なスキルを貰い、転生した異世界で使えるチートの魔法が強すぎて楽しくて便利なの。でもね、ここは異世界。地球のように安全で自由な世界ではない、魔物やモンスターが襲って来る危険な世界……。
「生きたければ魔物やモンスターを倒せ!!」倒さなければ自分が死ぬ世界だからだ。
異世界で過ごす中で仲間ができ、時には可愛がられながら魔物を倒し、食料確保をし、この世界での生活を楽しく生き抜いて行こうと思います。
初めはファンタジー要素が多いが、中盤あたりから恋愛に入ります!!

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
転生したら死んだことにされました〜女神の使徒なんて聞いてないよ!〜
家具屋ふふみに
ファンタジー
大学生として普通の生活を送っていた望水 静香はある日、信号無視したトラックに轢かれてそうになっていた女性を助けたことで死んでしまった。が、なんか助けた人は神だったらしく、異世界転生することに。
そして、転生したら...「女には荷が重い」という父親の一言で死んだことにされました。なので、自由に生きさせてください...なのに職業が女神の使徒?!そんなの聞いてないよ?!
しっかりしているように見えてたまにミスをする女神から面倒なことを度々押し付けられ、それを与えられた力でなんとか解決していくけど、次から次に問題が起きたり、なにか不穏な動きがあったり...?
ローブ男たちの目的とは?そして、その黒幕とは一体...?
不定期なので、楽しみにお待ち頂ければ嬉しいです。
拙い文章なので、誤字脱字がありましたらすいません。報告して頂ければその都度訂正させていただきます。
小説家になろう様でも公開しております。
神による異世界転生〜転生した私の異世界ライフ〜
シュガーコクーン
ファンタジー
女神のうっかりで死んでしまったOLが一人。そのOLは、女神によって幼女に戻って異世界転生させてもらうことに。
その幼女の新たな名前はリティア。リティアの繰り広げる異世界ファンタジーが今始まる!
「こんな話をいれて欲しい!」そんな要望も是非下さい!出来る限り書きたいと思います。
素人のつたない作品ですが、よければリティアの異世界ライフをお楽しみ下さい╰(*´︶`*)╯
旧題「神による異世界転生〜転生幼女の異世界ライフ〜」
現在、小説家になろうでこの作品のリメイクを連載しています!そちらも是非覗いてみてください。
勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。
克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。
転生幼女の攻略法〜最強チートの異世界日記〜
みおな
ファンタジー
私の名前は、瀬尾あかり。
37歳、日本人。性別、女。職業は一般事務員。容姿は10人並み。趣味は、物語を書くこと。
そう!私は、今流行りのラノベをスマホで書くことを趣味にしている、ごくごく普通のOLである。
今日も、いつも通りに仕事を終え、いつも通りに帰りにスーパーで惣菜を買って、いつも通りに1人で食事をする予定だった。
それなのに、どうして私は道路に倒れているんだろう?後ろからぶつかってきた男に刺されたと気付いたのは、もう意識がなくなる寸前だった。
そして、目覚めた時ー
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる