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危機感の低さが驕りを生む

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 なぜこのような「民意軽視の独裁的政権運営」が起きてしまうのか? それは「政府・政権与党のおごり・高ぶり」だと言えます。つまり「危機感の低さ」が民意を軽視したまつりごとでも構わないとする風潮を創り出してしまっているのでは無いでしょうか?

 本来なら政府・与党(もちろん野党も)は国民の声に耳を傾け、国民の幸福と繁栄を第一に考えるまつりごとに全身全霊を捧げるリーダーであるべきです。

 政党の理念や方針が在ったとしても、民意を確認しつつ「自分たちは独裁者となっていないか? 独善的な暴走をしていないか? 私利私欲を優先していないか?」と自己批判を重ね、法案の問題点・民意との乖離点かいりてんを修整しながら「国民多数が了解し得る内容」に整え直し法制化していくことが「民主主義国家の政治」の在るべき姿だと私たちは考えます。

 実際、戦後の日本政治の中でもこの「在るべき政治の姿」が<一定程度>は守られて来ました。政府・与党も「野党からの指摘」にキチンと向き合い、時には政権与党内でさえも「党内野党」が活躍し、民意とのズレを矯正する役割を果たして来ました。

 野党の「強さ」や与党内各勢力の「強さ」が政府・政権与党の驕り高ぶりを抑制し、一定の自浄作用を生み出していたのです。

 しかしいつからかこの政府・政権与党内の「自浄作用」は失われ、国会議席保有数による「驕り高ぶり」が蔓延してしまいました。

「選挙で負けることは無い」「今後も政権与党(の議員)で在り続けられる」「野党の意見なんか聞く必要も無い」―――なぜなら「地位を脅かすほどの強力な敵(野党)はいないから」という危機意識の低さが、民意軽視の傲慢な政権運営に向かわせてしまうのでは無いでしょうか?
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