『日本の国民主権を国会に示す党（日本国民主権党／略:日本）』

政党政治による「独裁性」の問題

　日本国民主権党の「特異な形態の政党方針」は、何よりも「選挙が終われば国民（民意）は蚊帳かやの外」という現在の国会の在り方に対する問題提起であり挑戦です。

　日本の国会（政治）は「政党政治」と呼ばれています。これは、議員それぞれが所属する政党の決めた賛否方針に従い、一律に賛否票を投じるという「党議拘束」の政治形態です。

　この政党政治では、与党が議席の過半数を保有していれば、政府案・与党案は民意を無視した強行採決であろうと多数決でほぼ決まってしまうことになります。

　有権者が候補者に投じた「政策・公約への期待」は一向に取組まれないまま、政府・与党の「やりたい政策」だけが次々に法案可決していくのです。また、政府・与党議員に持ち上がる「不正・疑惑」に関しても、十分な説明をもってその疑惑を解消しないままに幕引きを強行するような「独裁的国会運営」が、与党多議席保有状況下では度々起こっています。

　選挙は確かに「民意を示す機会」です。しかし、「獲得議席数」をもって「民意の一任を獲た」とし、民意からかけ離れた法案さえも政府・与党が強行採決で成立させ、成すべき説明責任も果たさないままに疑惑をもみ消してしまう国会運営―――国民主権民主主義国家である日本の国会として、このような「独裁政治」は許されない暴挙です。