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少年期
進級したら隣の席の女子が女王様気取りの女子になって、一緒に森へ魔物の討伐へ行くことになった。
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俺の屋敷に良く警備をしにくる人が来た。
「どうした~?って、ユウヤ坊ちゃま。どうなされました?」
「あ、その剣の練習をして欲しくてお願いに来ました」
「あぁ。それでシャインが困った顔をしてたのか」
「駄目ですか?」
「うぅ~ん・・・学校が終わってからなら大丈夫です」
「ありがとうございます」
「シャイン頼んだぞ。それとケガをさせるなよ」
「は、はい」
「さっそくお願いしたいのですが・・・」
「よし。良いぞ訓練して差し上げてくれ」
「はい」
「よろしくお願いします」
これから毎日の剣の練習が始まり、魔道士兵からも教えてもらえることになり魔法の練習も始まった。
慌ただしく日が過ぎていって、そろそろ・・・1年が過ぎて学年が上がり進級した。
仲良くなったクラスの奴等ともバラバラになり、リサーナという癖の強そうな・・・女子が隣の席になった。
1日見てれば分かるが・・・リサーナはすでに、このクラスの女王様になっていた。
どうやら・・・この町の大富豪の娘で一人っ子で親に溺愛され育っていてワガママ仕放題で周りも、それでも文句を言える人はいなかったらしい。
しかも頭が良くて運動も出来るし見た目も美少女で男子からも人気が結構あった。
1年の時みたいにグループ課題が無くて助かったと思っていたら・・・2日目に勝手に席順で周りの席でグループ分けをされた。
周りの男子から羨ましがられたが・・・俺は係わりたくない。
俺は、どちらかといえば美人より可愛い女の子の方が好みだし、女王様タイプより明るくて口は悪いけど優しい子が良い。
要は・・・極可愛いツンデレが好きだ。
それで・・・今回の課題もグループで魔物を10匹倒すという恒例の課題だった。学年が上がって討伐数が上がってるけど。
「あなた達にお任せいたします」
「あ、そう。助かったな皆足手纏がいなくて」
俺の返答にグループの奴等の表情が凍りついていた・・・
「な、なにを言ってるんだよ。リサーナ様が足手纏なんて・・・」
「そうよ。何を言ってるのよ。余計な事を言わないで」
リサーナも含めて3人から睨まれた。
だってさ~チームワークを乱しそうなリサーナが、いない方が上手く連携出来るだろ。もしかしたら、やる気になってくれるかもしれないし。
たしか・・・恐いのは優秀な敵より、無能の味方だっけ?
どう考えてもリサーナは無能な味方だろ。まぁ・・・実力を知らないから無能とまで言わないけどさ。
「分かりました。私の実力をお見せいたしますわ。他の方は来なくて結構です。ユウさんには付き合って頂きますね」
「え?何で俺だけ?」
「私を侮辱いたしましたので、その目で見届けてください。そして謝罪をして頂きますからね」
うわ。メンドイ・・・地雷を踏んだか。
ちょっと刺激してヤル気を出させて、少しだけ参加してもらえばと思ってたのに。
放課後にリサーナと二人だけで初めて来る森へ連れてこられた。
「俺ここ初めてだけど・・・大丈夫なのか?」
「勿論ですわ。何度もここに来て課題をクリアしてます」
「農村地帯の方が俺は良いんだけど」
「農村なんてイヤですわ」
「そう。じゃあ俺は見てるだけで良いのね?」
「はい。それで結構ですわ」
冒険者の格好に着替えて来てるあたりスゴイ、ヤル気だね。
俺は制服のまま連れてこられている。
まぁ・・・一応帯剣してるけどさ。
任せろと言うだけあって、そこそこ強いと言われる魔物を魔法で倒して順調にきていた。
「どうですか?この私の実力をご覧になりまして?」
「スゴイな。うん。見直したぞ」
「そうですか。もう少し、そこでお座りになっていて宜しくてよ」
かなり余裕そうで安心して見てられるな。
木の上から3匹同時に現れ魔法で対処して上に気を取られていて背後から中級レベルの犬の魔物が襲ってきた。
俺も油断していて襲われて悲鳴を聞いてから気が付いた。
腕に噛みつかれて持っていたナイフで魔物の犬を刺して離れた所を逃げたして、こちらに向かって逃げてきた。
「助けて・・・」
「リサ!伏せろ!」
「は、はい!」
瞬時にファイアショットを無詠唱で放って犬の魔物の頭を吹き飛ばした。
「リサ。大丈夫か・・・?」
「は、はい・・・大丈夫ですわ」
うわ。初めてケガをしたヤツを見たけど・・・痛そうだな・・・血が出てるし穴が空いてるし痛そう・・・
ユウヤは本気で心配して、むしろユウヤの方がケガをしていそうな表情をしていた。
「これは・・・大丈夫じゃないだろ・・・うわぁ・・」
「あの・・・私より痛そうな顔をなさってますよ・・・普通は大丈夫だぞ。とか・・これくらいすぐに治るとか・・元気づけるんじゃないかしら・・・」
「いや・・・これはどう見ても重傷だろ!放っておいたらダメなヤツじゃないか?」
「ですから・・・重傷でも軽傷に思わせるんですよ!」
「わ、分かった・・・じゃあ、お前は軽傷だ。こんなの、かすり傷程度だ。唾を付けてれば治るだろ!うん。午後には治ってるだろ」
「はぁ・・・なんだか痛くなってきました・・」
「じゃあ・・少し大人しくしててくれ。な?今なんとかしてやるから」
俺もレベルが上ってやっとレベル5になっていて治癒魔法も使えるようになっていたので治癒魔法を使った。
「どうした~?って、ユウヤ坊ちゃま。どうなされました?」
「あ、その剣の練習をして欲しくてお願いに来ました」
「あぁ。それでシャインが困った顔をしてたのか」
「駄目ですか?」
「うぅ~ん・・・学校が終わってからなら大丈夫です」
「ありがとうございます」
「シャイン頼んだぞ。それとケガをさせるなよ」
「は、はい」
「さっそくお願いしたいのですが・・・」
「よし。良いぞ訓練して差し上げてくれ」
「はい」
「よろしくお願いします」
これから毎日の剣の練習が始まり、魔道士兵からも教えてもらえることになり魔法の練習も始まった。
慌ただしく日が過ぎていって、そろそろ・・・1年が過ぎて学年が上がり進級した。
仲良くなったクラスの奴等ともバラバラになり、リサーナという癖の強そうな・・・女子が隣の席になった。
1日見てれば分かるが・・・リサーナはすでに、このクラスの女王様になっていた。
どうやら・・・この町の大富豪の娘で一人っ子で親に溺愛され育っていてワガママ仕放題で周りも、それでも文句を言える人はいなかったらしい。
しかも頭が良くて運動も出来るし見た目も美少女で男子からも人気が結構あった。
1年の時みたいにグループ課題が無くて助かったと思っていたら・・・2日目に勝手に席順で周りの席でグループ分けをされた。
周りの男子から羨ましがられたが・・・俺は係わりたくない。
俺は、どちらかといえば美人より可愛い女の子の方が好みだし、女王様タイプより明るくて口は悪いけど優しい子が良い。
要は・・・極可愛いツンデレが好きだ。
それで・・・今回の課題もグループで魔物を10匹倒すという恒例の課題だった。学年が上がって討伐数が上がってるけど。
「あなた達にお任せいたします」
「あ、そう。助かったな皆足手纏がいなくて」
俺の返答にグループの奴等の表情が凍りついていた・・・
「な、なにを言ってるんだよ。リサーナ様が足手纏なんて・・・」
「そうよ。何を言ってるのよ。余計な事を言わないで」
リサーナも含めて3人から睨まれた。
だってさ~チームワークを乱しそうなリサーナが、いない方が上手く連携出来るだろ。もしかしたら、やる気になってくれるかもしれないし。
たしか・・・恐いのは優秀な敵より、無能の味方だっけ?
どう考えてもリサーナは無能な味方だろ。まぁ・・・実力を知らないから無能とまで言わないけどさ。
「分かりました。私の実力をお見せいたしますわ。他の方は来なくて結構です。ユウさんには付き合って頂きますね」
「え?何で俺だけ?」
「私を侮辱いたしましたので、その目で見届けてください。そして謝罪をして頂きますからね」
うわ。メンドイ・・・地雷を踏んだか。
ちょっと刺激してヤル気を出させて、少しだけ参加してもらえばと思ってたのに。
放課後にリサーナと二人だけで初めて来る森へ連れてこられた。
「俺ここ初めてだけど・・・大丈夫なのか?」
「勿論ですわ。何度もここに来て課題をクリアしてます」
「農村地帯の方が俺は良いんだけど」
「農村なんてイヤですわ」
「そう。じゃあ俺は見てるだけで良いのね?」
「はい。それで結構ですわ」
冒険者の格好に着替えて来てるあたりスゴイ、ヤル気だね。
俺は制服のまま連れてこられている。
まぁ・・・一応帯剣してるけどさ。
任せろと言うだけあって、そこそこ強いと言われる魔物を魔法で倒して順調にきていた。
「どうですか?この私の実力をご覧になりまして?」
「スゴイな。うん。見直したぞ」
「そうですか。もう少し、そこでお座りになっていて宜しくてよ」
かなり余裕そうで安心して見てられるな。
木の上から3匹同時に現れ魔法で対処して上に気を取られていて背後から中級レベルの犬の魔物が襲ってきた。
俺も油断していて襲われて悲鳴を聞いてから気が付いた。
腕に噛みつかれて持っていたナイフで魔物の犬を刺して離れた所を逃げたして、こちらに向かって逃げてきた。
「助けて・・・」
「リサ!伏せろ!」
「は、はい!」
瞬時にファイアショットを無詠唱で放って犬の魔物の頭を吹き飛ばした。
「リサ。大丈夫か・・・?」
「は、はい・・・大丈夫ですわ」
うわ。初めてケガをしたヤツを見たけど・・・痛そうだな・・・血が出てるし穴が空いてるし痛そう・・・
ユウヤは本気で心配して、むしろユウヤの方がケガをしていそうな表情をしていた。
「これは・・・大丈夫じゃないだろ・・・うわぁ・・」
「あの・・・私より痛そうな顔をなさってますよ・・・普通は大丈夫だぞ。とか・・これくらいすぐに治るとか・・元気づけるんじゃないかしら・・・」
「いや・・・これはどう見ても重傷だろ!放っておいたらダメなヤツじゃないか?」
「ですから・・・重傷でも軽傷に思わせるんですよ!」
「わ、分かった・・・じゃあ、お前は軽傷だ。こんなの、かすり傷程度だ。唾を付けてれば治るだろ!うん。午後には治ってるだろ」
「はぁ・・・なんだか痛くなってきました・・」
「じゃあ・・少し大人しくしててくれ。な?今なんとかしてやるから」
俺もレベルが上ってやっとレベル5になっていて治癒魔法も使えるようになっていたので治癒魔法を使った。
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