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少年期
魔法の授業。
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「はい。次は休憩が終わったら魔法の授業ですので隣の施設に集合です!」
「やったな!次もお前が目立つな!」
「はぁ!?うざっ!あんたも魔法は実は使えるんでしょ!」
「使えないって!」
そんな話をしていたら休憩時間が終わり先生が巻物を配っていた。
「それは使用すると低級魔法がいくつか覚えられるので、覚えた方は的に向かって各自練習をしてください。人に向かって放つような事はしないように!即刻退学ですからね」
うわぁ・・・強制的に魔法を覚えさせて練習かよ。
巻物に書いてある魔法全部使えるし・・・
中にはドデカイ、ファイアショットを放ってスゴイとか言われて喜んでいるヤツが調子に乗って放ちまくって注目を集めているけど・・・あれって、魔力を圧縮出来てないから威力が無いんだよな・・・
見た目が派手でファイアボールと見間違えるけど種類が違うし威力も全然違う。ファイアボールは当たると爆発して範囲系で周りを巻き込んで炎の熱でダメージを与えるけど、ファイアショットは貫通とか当ててダメージをあ与える感じで範囲じゃなく単体への攻撃だよな。
ミーシャが自信満々で放って練習をしてると、それを見た奴等が陰で悪口を言いだした。
「何だあの小さいファイアショットダサくない?」
「やっぱり大きい方がスゲーよな」
見た目はそうだけど・・・あのデカいの的まで届いてないし、そっちの方がダサいと思うけど。
「わたしやめた~」
「どうして?」
「なんか、つまんない~」
「もしかして他のヤツが言ってること気にしてるの?」
「うざっ!そんな訳無いでしょ・・・」
「彼奴等の方がダサいから気にしなくても良いと思うけど。的にも届いてないし。あれじゃ水風船を投げてるのと一緒でダメージを与えられないよね。ミーシャの方は石を投げてる感じでダメージを与えられるよ」
ミーシャが観察してると表情がニヤニヤしてきてる。
「ほ、ホントだ!良く気づいたね~」
ミーシャの機嫌が直って練習を再開した所で先生が皆を集めて俺が話したことと同じ事を説明しだした。
「ユウヤくん・・・スゴイ」
うわ。余計な話をしちゃったよ・・・
ミーシャが目を輝かせて俺を見つめてきている・・・やめてくれ。
ミーシャが悪口を言われて落ち込んでたからつい励ましちゃったよ。
「いや・・・前に親に習った事があって、それを話しただけだから」
「そうなんだ。でもスゴイよ」
先生の説明が終わって練習が再開された。
「そういえばユウヤくんは、まだ練習してないよね。交代するよ」
「あ、うん。そうだね・・・」
色々と考え事をしていて的に当てないようにだけして無意識に無詠唱で威力を抑えてファイアショットを放っていた。
パスッ!パスッ!パスッ!
「あぁ~全然当たらなかった~」
残念そうな顔で振り返りミーシャを見ると驚いた顔をしていた。
ん?俺・・・なにかマズった?
「ゆ、ユウヤくん・・・詠唱は?」
「え?えいしょう・・・?あ、ちゃんと・・・言ってたよ。小さい声で」
「詠唱してる間隔で放って無かったよ?」
遠くから騒がしく誰かが走って近づいてきた。
「お~い!待て~待ってくれ!練習場の裏の結界を突破されて練習場の裏の施設にファイアショットが数発着弾してる!!」
「練習を止めてください~施設のトラブルが起きたみたいで練習は中止で~す!」
はぁ~助かった。ナイス施設トラブル!
授業が中断されて、そのまま下校の時間になった。
学校が終わり放課後にミーシャと、また二人で農村地帯にやってきた。
「今日は色々と楽しかった~ありがとねっ♪」
「いや、全部自分の実力で、俺は何もしてないけどね」
「色々と助けてくれたじゃん」
「そうかなぁ・・・」
その日は魔物退治をせずに青色の制服を着て地面に座って二人で話をして帰ることになった。
帰り道にミーシャに家に寄ってかないかと誘われて、断れる雰囲気じゃなかったのでミーシャの家に来てしまった。
「ここが、わたしの家だよっ♪」
「おおぉ。スゴイっじゃん武器がいっぱいだなぁ・・・」
やっぱり・・・剣が欲しいかも!自分の剣良いよな~
と見ているとお店の人が声を掛けてくれた。
「なんだ坊主剣が欲しいのか?」
「剣って良いですよね~」
「そうか。そうか。剣の良さを分かってくれるか!」
色々と説明をしてくれて俺に合う剣を選んでくれた。
え?なんか・・・購入する前提で話が進んでいるんですけど。
まぁ・・・子供用の練習用兼戦闘用の剣を進められた。
家に入り着替えをして戻ってきたミーシャが恥ずかしそうに父親を紹介してくれた。
「な、なんだミーシャの友達か・・・てっきり客かと思ってな。悪い悪い!」
「もぉ!お父さんあっちに行ってて!」
購入を免れて安心・・・していると。
制服姿とは、また違い薄い黄色のワンピース姿のミーシャを見てドキッっとした。
「うわぁ・・・可愛いね」
「え?」
あ、思ったことを口に出してた。
ヤバイ、ミーシャが頬を赤くして俯いちゃってるじゃん。
「あ、その・・・可愛いワンピースだねって話で・・・」
「あ、うん。お気に入りのを着てきたんだ~可愛いでしょ~♪」
なんとか誤魔化せた?
「やったな!次もお前が目立つな!」
「はぁ!?うざっ!あんたも魔法は実は使えるんでしょ!」
「使えないって!」
そんな話をしていたら休憩時間が終わり先生が巻物を配っていた。
「それは使用すると低級魔法がいくつか覚えられるので、覚えた方は的に向かって各自練習をしてください。人に向かって放つような事はしないように!即刻退学ですからね」
うわぁ・・・強制的に魔法を覚えさせて練習かよ。
巻物に書いてある魔法全部使えるし・・・
中にはドデカイ、ファイアショットを放ってスゴイとか言われて喜んでいるヤツが調子に乗って放ちまくって注目を集めているけど・・・あれって、魔力を圧縮出来てないから威力が無いんだよな・・・
見た目が派手でファイアボールと見間違えるけど種類が違うし威力も全然違う。ファイアボールは当たると爆発して範囲系で周りを巻き込んで炎の熱でダメージを与えるけど、ファイアショットは貫通とか当ててダメージをあ与える感じで範囲じゃなく単体への攻撃だよな。
ミーシャが自信満々で放って練習をしてると、それを見た奴等が陰で悪口を言いだした。
「何だあの小さいファイアショットダサくない?」
「やっぱり大きい方がスゲーよな」
見た目はそうだけど・・・あのデカいの的まで届いてないし、そっちの方がダサいと思うけど。
「わたしやめた~」
「どうして?」
「なんか、つまんない~」
「もしかして他のヤツが言ってること気にしてるの?」
「うざっ!そんな訳無いでしょ・・・」
「彼奴等の方がダサいから気にしなくても良いと思うけど。的にも届いてないし。あれじゃ水風船を投げてるのと一緒でダメージを与えられないよね。ミーシャの方は石を投げてる感じでダメージを与えられるよ」
ミーシャが観察してると表情がニヤニヤしてきてる。
「ほ、ホントだ!良く気づいたね~」
ミーシャの機嫌が直って練習を再開した所で先生が皆を集めて俺が話したことと同じ事を説明しだした。
「ユウヤくん・・・スゴイ」
うわ。余計な話をしちゃったよ・・・
ミーシャが目を輝かせて俺を見つめてきている・・・やめてくれ。
ミーシャが悪口を言われて落ち込んでたからつい励ましちゃったよ。
「いや・・・前に親に習った事があって、それを話しただけだから」
「そうなんだ。でもスゴイよ」
先生の説明が終わって練習が再開された。
「そういえばユウヤくんは、まだ練習してないよね。交代するよ」
「あ、うん。そうだね・・・」
色々と考え事をしていて的に当てないようにだけして無意識に無詠唱で威力を抑えてファイアショットを放っていた。
パスッ!パスッ!パスッ!
「あぁ~全然当たらなかった~」
残念そうな顔で振り返りミーシャを見ると驚いた顔をしていた。
ん?俺・・・なにかマズった?
「ゆ、ユウヤくん・・・詠唱は?」
「え?えいしょう・・・?あ、ちゃんと・・・言ってたよ。小さい声で」
「詠唱してる間隔で放って無かったよ?」
遠くから騒がしく誰かが走って近づいてきた。
「お~い!待て~待ってくれ!練習場の裏の結界を突破されて練習場の裏の施設にファイアショットが数発着弾してる!!」
「練習を止めてください~施設のトラブルが起きたみたいで練習は中止で~す!」
はぁ~助かった。ナイス施設トラブル!
授業が中断されて、そのまま下校の時間になった。
学校が終わり放課後にミーシャと、また二人で農村地帯にやってきた。
「今日は色々と楽しかった~ありがとねっ♪」
「いや、全部自分の実力で、俺は何もしてないけどね」
「色々と助けてくれたじゃん」
「そうかなぁ・・・」
その日は魔物退治をせずに青色の制服を着て地面に座って二人で話をして帰ることになった。
帰り道にミーシャに家に寄ってかないかと誘われて、断れる雰囲気じゃなかったのでミーシャの家に来てしまった。
「ここが、わたしの家だよっ♪」
「おおぉ。スゴイっじゃん武器がいっぱいだなぁ・・・」
やっぱり・・・剣が欲しいかも!自分の剣良いよな~
と見ているとお店の人が声を掛けてくれた。
「なんだ坊主剣が欲しいのか?」
「剣って良いですよね~」
「そうか。そうか。剣の良さを分かってくれるか!」
色々と説明をしてくれて俺に合う剣を選んでくれた。
え?なんか・・・購入する前提で話が進んでいるんですけど。
まぁ・・・子供用の練習用兼戦闘用の剣を進められた。
家に入り着替えをして戻ってきたミーシャが恥ずかしそうに父親を紹介してくれた。
「な、なんだミーシャの友達か・・・てっきり客かと思ってな。悪い悪い!」
「もぉ!お父さんあっちに行ってて!」
購入を免れて安心・・・していると。
制服姿とは、また違い薄い黄色のワンピース姿のミーシャを見てドキッっとした。
「うわぁ・・・可愛いね」
「え?」
あ、思ったことを口に出してた。
ヤバイ、ミーシャが頬を赤くして俯いちゃってるじゃん。
「あ、その・・・可愛いワンピースだねって話で・・・」
「あ、うん。お気に入りのを着てきたんだ~可愛いでしょ~♪」
なんとか誤魔化せた?
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