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少年期
剣術の授業が始まった。
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このまま帰るのも勿体ないよな。
「なぁ・・・倒してみないか?」
「だから、わたしの魔法をあてにしないでよね」
「当たらなくても良いからファイアショットを頼むよ」
「もお・・知らないわよ・・・分かったわよっ」
ミーシャが詠唱をしてファイアショットを放ち、見事に・・・外れて小物の魔物が驚いて逃げていった。
「うわぁ・・惜しい!」
「全然、惜しくないしっ!思いっ切り外れてたし」
「そうか?惜しかったと思うけどなぁ・・・」
「ユウヤくんって・・・目が悪いの?」
「そんな事ないと思うけど」
「もしかして・・・気を使ってくれてるの?」
頬を赤くして聞いてきた。
「ち、違うって・・・」
なんか照れて誤魔化した。
「ホントに惜しかったって」
「そうかな~そういう事にしておくよ」
しばらく散策して魔物を見つけるとファイアショットで攻撃して1匹仕留められた。
「スゴイな!やったじゃん!」
「なんか練習に付き合わせたみたいになっちゃったね」
「いやグループ課題だし」
「ありがとね」
「いや。こっちこそ、ありがとな」
ん?なんだか良い雰囲気になっちゃってないか?不味いそういう関係になりたいんじゃないんだけどなぁ・・・
翌日・・・
「昨日散策して1匹ミーシャが倒してくれたぞ!」
「マジかよ・・・すげぇな」
「マジ助かる!」
「それは・・・ユウヤくんが一緒にいてくれたからだよ」
「俺は何もしてないし」
この雰囲気苦手なんだけど。彼女とか止めてくれよ・・・リコで懲りたんだからさ。
何をするにも口を出してきて大変だったんだから・・・
「って、事はいい場所を見つけたんだな!」
「うん。それもユウヤくんが教えてくれた」
「すげぇな・・・流石だな」
「何が、流石だか分からないけど」
そういえば、これってグループ課題だろ?
皆で助け合って魔物を倒すんだったよな。
「お前らは、いつ一緒に来れるんだ?」
「俺は明日かな」
「俺も明日なら」
「じゃあ、明日行くか!」
「ねぇ、今日も一緒に行こうよ・・魔法の練習にもなるし・・・」
ミーシャが頬を赤くして照れた表情で誘ってきた。
「・・・グループ課題だしさ・・・皆で倒さないとじゃない?」
「数を増やしておいた方が良いんじゃない?」
「そうだな、頼むよユウヤ」
「悪いけど頼むよ」
「お前らな~」
「じゃあ決定ねっ♪」
強引に決定にされてミーシャと一緒に今日も魔物の討伐に行くことになった。
っていうか6歳児に魔物の討伐をさせるのか?
ミーシャの雰囲気が変わって女の子っぽくなってる気がする。
今までは人見知りだっただけだよな。恋する乙女じゃないよな。な?
授業が始まり座学が終わり体育の授業が始まるので体育着に着替えて外に集合して待っていた。
異世界らしい内容で剣術の授業で剣の扱い方を習って、実際に剣を初めて振ってみた。
思ったより重く男子は振れるが止められずに地面に叩きつけるヤツが殆どだった。
女子は、やっと剣先を持ち上げられて振るというか・・・剣の重さで振り下ろす感じで地面に叩きつけていた。
俺も、目立たないように同じ感じを真似して苦戦中を演じていた。
「あれ?ユウヤくんも苦戦してるんだ?」
ニコニコのミーシャが話しかけてきた。
「ミーシャは、どうなんだよ?」
「ん?鍛冶屋の娘を舐めないでよねっ!」
ミーシャが素振りをして見せてくれた。
ちゃんと・・・素振りが出来てる!スゲー
って、ミーシャって鍛冶屋の娘なのかよ。初めて聞いたんだけど?
「ってか、お前・・・魔法に剣術出来るって、どんだけ戦闘向きなんだよ。剣使えないって言ってなかったか?」
「だって皆、使えないって言ってたし・・・なんだか恥ずかしかったし・・・」
「魔法だって、みんな使えないって言ってたと思うけど?」
「魔法は最近覚えたから嬉しくてつい・・・言っちゃった」
あちらこちらで地面に剣を叩きつける音がガチャンッ!と聞こえていたけど、ブンッ!ブンッ!と聞こえだした。
男子が数人慣れてきたのか素振りっぽくなってる気がする。
「わぁっ。あの男子格好良い!」
「ホントだな告白してこいよ!応援してやるよ!」
「うざっ!何でそうなるのよ」
ムッ。っとした表情で睨まれた。
「素振りが格好良いって言ったの!」
「いや。男子が格好良いって言ってたぞ?」
「ふんっ!知らないっ!」
うん。この関係を続けていきたいね。
「はい。素振りが何人か出来るようになってきたので、場所を移動しますね~」
屋根付きの武器の練習場に移動してきたら、武器の練習をする人形の的が一定間隔で設置されていて、隣の施設では遠距離の人形の的も用意されていて本格的だった。
「それでは各自、自分の的で練習をしてみてください」
俺も素振りが出来ない演技にも飽きてきたので、的に叩きつけれるほどに上達した事にして軽く叩きつけてると。
「はぁ?なんで、もうそこまで上達してるのよ!」
「なんとなく・・・コツを掴んでさ」
「そ、そうなの・・コツかぁ・・・わたしなんか、やっと素振りが出来るようになってきたのになぁ・・・1時間で抜かれそうな感じじゃん」
「そんなに練習してたの?」
「えっと・・・2年くらいかな、でも・・・嫌々練習をしてたから上達が遅かったのかも」
と言いつつ的を目掛けて振り下ろすとブンッ!ガツンッ!ヒュンッ!ガツンッ!と他の人より音が違った。
「やっとコレくらい出来るようになった感じかな~」
「十分スゴイと思うけど」
「ラックス達を見てみろよ・・・的には当たってるけど・・・剣の重さで当てたい所より下に当たってる感じじゃん」
「じゃあ、ユウヤくんは?」
「あ、俺も同じだと思うぞ」
なんだよ・・・何で隣にいるんだよ・・・遊べないじゃん。
仕方ないので演技を続行中・・・
剣の重さをアピールしつつ的に打ち込んでいった。
「なんか・・・演技っぽい気がするんだけど?」
「うるさいなぁ~これが俺の実力だって」
ミーシャに疑いの目で見られていたら授業が終わった。
「なぁ・・・倒してみないか?」
「だから、わたしの魔法をあてにしないでよね」
「当たらなくても良いからファイアショットを頼むよ」
「もお・・知らないわよ・・・分かったわよっ」
ミーシャが詠唱をしてファイアショットを放ち、見事に・・・外れて小物の魔物が驚いて逃げていった。
「うわぁ・・惜しい!」
「全然、惜しくないしっ!思いっ切り外れてたし」
「そうか?惜しかったと思うけどなぁ・・・」
「ユウヤくんって・・・目が悪いの?」
「そんな事ないと思うけど」
「もしかして・・・気を使ってくれてるの?」
頬を赤くして聞いてきた。
「ち、違うって・・・」
なんか照れて誤魔化した。
「ホントに惜しかったって」
「そうかな~そういう事にしておくよ」
しばらく散策して魔物を見つけるとファイアショットで攻撃して1匹仕留められた。
「スゴイな!やったじゃん!」
「なんか練習に付き合わせたみたいになっちゃったね」
「いやグループ課題だし」
「ありがとね」
「いや。こっちこそ、ありがとな」
ん?なんだか良い雰囲気になっちゃってないか?不味いそういう関係になりたいんじゃないんだけどなぁ・・・
翌日・・・
「昨日散策して1匹ミーシャが倒してくれたぞ!」
「マジかよ・・・すげぇな」
「マジ助かる!」
「それは・・・ユウヤくんが一緒にいてくれたからだよ」
「俺は何もしてないし」
この雰囲気苦手なんだけど。彼女とか止めてくれよ・・・リコで懲りたんだからさ。
何をするにも口を出してきて大変だったんだから・・・
「って、事はいい場所を見つけたんだな!」
「うん。それもユウヤくんが教えてくれた」
「すげぇな・・・流石だな」
「何が、流石だか分からないけど」
そういえば、これってグループ課題だろ?
皆で助け合って魔物を倒すんだったよな。
「お前らは、いつ一緒に来れるんだ?」
「俺は明日かな」
「俺も明日なら」
「じゃあ、明日行くか!」
「ねぇ、今日も一緒に行こうよ・・魔法の練習にもなるし・・・」
ミーシャが頬を赤くして照れた表情で誘ってきた。
「・・・グループ課題だしさ・・・皆で倒さないとじゃない?」
「数を増やしておいた方が良いんじゃない?」
「そうだな、頼むよユウヤ」
「悪いけど頼むよ」
「お前らな~」
「じゃあ決定ねっ♪」
強引に決定にされてミーシャと一緒に今日も魔物の討伐に行くことになった。
っていうか6歳児に魔物の討伐をさせるのか?
ミーシャの雰囲気が変わって女の子っぽくなってる気がする。
今までは人見知りだっただけだよな。恋する乙女じゃないよな。な?
授業が始まり座学が終わり体育の授業が始まるので体育着に着替えて外に集合して待っていた。
異世界らしい内容で剣術の授業で剣の扱い方を習って、実際に剣を初めて振ってみた。
思ったより重く男子は振れるが止められずに地面に叩きつけるヤツが殆どだった。
女子は、やっと剣先を持ち上げられて振るというか・・・剣の重さで振り下ろす感じで地面に叩きつけていた。
俺も、目立たないように同じ感じを真似して苦戦中を演じていた。
「あれ?ユウヤくんも苦戦してるんだ?」
ニコニコのミーシャが話しかけてきた。
「ミーシャは、どうなんだよ?」
「ん?鍛冶屋の娘を舐めないでよねっ!」
ミーシャが素振りをして見せてくれた。
ちゃんと・・・素振りが出来てる!スゲー
って、ミーシャって鍛冶屋の娘なのかよ。初めて聞いたんだけど?
「ってか、お前・・・魔法に剣術出来るって、どんだけ戦闘向きなんだよ。剣使えないって言ってなかったか?」
「だって皆、使えないって言ってたし・・・なんだか恥ずかしかったし・・・」
「魔法だって、みんな使えないって言ってたと思うけど?」
「魔法は最近覚えたから嬉しくてつい・・・言っちゃった」
あちらこちらで地面に剣を叩きつける音がガチャンッ!と聞こえていたけど、ブンッ!ブンッ!と聞こえだした。
男子が数人慣れてきたのか素振りっぽくなってる気がする。
「わぁっ。あの男子格好良い!」
「ホントだな告白してこいよ!応援してやるよ!」
「うざっ!何でそうなるのよ」
ムッ。っとした表情で睨まれた。
「素振りが格好良いって言ったの!」
「いや。男子が格好良いって言ってたぞ?」
「ふんっ!知らないっ!」
うん。この関係を続けていきたいね。
「はい。素振りが何人か出来るようになってきたので、場所を移動しますね~」
屋根付きの武器の練習場に移動してきたら、武器の練習をする人形の的が一定間隔で設置されていて、隣の施設では遠距離の人形の的も用意されていて本格的だった。
「それでは各自、自分の的で練習をしてみてください」
俺も素振りが出来ない演技にも飽きてきたので、的に叩きつけれるほどに上達した事にして軽く叩きつけてると。
「はぁ?なんで、もうそこまで上達してるのよ!」
「なんとなく・・・コツを掴んでさ」
「そ、そうなの・・コツかぁ・・・わたしなんか、やっと素振りが出来るようになってきたのになぁ・・・1時間で抜かれそうな感じじゃん」
「そんなに練習してたの?」
「えっと・・・2年くらいかな、でも・・・嫌々練習をしてたから上達が遅かったのかも」
と言いつつ的を目掛けて振り下ろすとブンッ!ガツンッ!ヒュンッ!ガツンッ!と他の人より音が違った。
「やっとコレくらい出来るようになった感じかな~」
「十分スゴイと思うけど」
「ラックス達を見てみろよ・・・的には当たってるけど・・・剣の重さで当てたい所より下に当たってる感じじゃん」
「じゃあ、ユウヤくんは?」
「あ、俺も同じだと思うぞ」
なんだよ・・・何で隣にいるんだよ・・・遊べないじゃん。
仕方ないので演技を続行中・・・
剣の重さをアピールしつつ的に打ち込んでいった。
「なんか・・・演技っぽい気がするんだけど?」
「うるさいなぁ~これが俺の実力だって」
ミーシャに疑いの目で見られていたら授業が終わった。
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