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転生してから幼少期

どうやら転生したらしい。

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俺はユウヤ。前世では社畜として会社に可愛がられて死んでしまったらしい・・・。

 
大した業績も残せずに、後輩のアシスタントまでやらされて定時を過ぎてから、残った仕事を片付けて・・・明日の仕事の準備をしていたら気付いたらAM3時だった。

 
廊下に設置してある自販機でコーヒーを買って長椅子で寛いでいて・・・そこから記憶がない。

 
どうやら・・・そこで死んでしまったらしい。

 

・・・・・

 

気が付くと・・・

ん?・・・え?・・・?

真っ暗闇の中?ここは、どこだ?

手足は動かせるけど・・・思ったように動かせない?

人の話し声も・・・するが・・・何を言ってるのか分からないし、ボヤ~っと聞こえるくらいだ。

声も出せないし泣くことしか出来ない・・・これは・・・赤ん坊の体だな・・・転生ってやつか?

学生時代にアニメで見たことあるな・・・それなのか?

 

・・・・・・

 

両親に可愛がられて一人で歩き回れるようになって、言葉も理解できるようになってきて、母親と散歩が出来るようにまで成長していた。

 
文明としては中世って感じだろうか・・・石造りの壁に舗装されていない道路に壁がなく柵で囲われた敷地。

だが、俺達が住んでる町の中は道路は石畳でキレイにしてあったぞ?

農村地帯まで散歩に来たらしい。

という事は・・・俺は程々の暮らしが出来るのか。

母の身なりもドレス姿で使用人が数人居るし・・・

 
うん。段々と理解出来てきたぞ。

 
・・・・・
 

5歳となり屋敷を抜け出して一人で散策に出掛けられるようになってきていた。

広場で子供達が集まって遊んでいたので、何度か通って一緒になって遊んでもらえるようになってきた。


ロックと言う少年が、この広場のボスみたいだった。

あと・・・気になるのが女の子の中ではリコという子が気になった。というか可愛かった。

ロックが子供達を集めた。

 
「おい!これから討伐ごっこをするぞ!」

 
ん?討伐ごっこ?討伐?って事は、モンスター、魔物とかがいる世界なのか?

もしかしたら魔法なんて物もあったりして?

少し期待してごっこ遊びに混ざって遊んで敵役になって、襲う振りをしていると、聞いたことがあるフレーズを耳にした。

 
「ファイアボール!」

 
ん?なんて?

 
「アイシクルショット!」

 
懐かしい響きだった。って事は・・・魔法が使える世界?もしくは・・・そんな物語の本か話が伝わってるのか?

 
今のフレーズで敵役がダメージを受けて倒れ込んでいるので攻撃魔法なのは間違いなさそうだ。

休憩中に隣に居た子に聞いてみた。

 
「ねぇ。ファイアボールとかって何?」

 
と、聞いた相手がリコちゃんだった。

精神年齢高めの俺が幼女相手に緊張してた。

どうやら精神年齢も身体に引き寄せられていて、ごっこ遊びも楽しく遊んでいたし・・・この幼女も可愛く思えてる。

転生前は・・・ロリコンでは無かった。

 
「ファイアボールってね、魔法でね。魔法の練習をすると使えるようになるんだよ」

 
どうやら練習をすると使えるようになるらしいぞ。

魔法・・・使ってみたい。いや見るだけでも良い。

帰ったら母親に聞いてみよう。

もしかして・・・モンスターや魔物の討伐隊やギルドなんて物もあったりするのかな?

 
「敵を倒す人達っているの?」

「うん。いるよ。わたしのお父さんがやってるよ。ユウくんのお父さんは?」

「・・・わかんない」

 
ヤバイ自分の親の仕事を何も知らなかった・・・もっと親に興味を持たないとだな。

 
「そっか・・・今度聞いてみなよ」

「うん」

 
そうだ・・・レベルとかってあるのかな?

 
「レベルってあるのかな?」

「うん。あるよ・・・わたしは・・・レベル2だよ。スゴイんだよ。ふっふ~んっ♪」

 
無い胸を張って自慢気にされたのでオーバーリアクションをしておいた。

 
「え!?スゴイ!どうやってレベルあげたの?」

 
 嬉しそうに答えてくれた。

 
「えっとね~お兄ちゃん達と一緒に魔物退治に付いて行っただけなんだけどね・・・えへへ・・・♪」

「レベルってどうやって分かるの?」

「え?自分のステータス見れないの?」

「うん。どうやって見るの?」

 
 どうやら集中してステータスを出すみたいだ。

 なれると簡単に見れるようになるらしい。
 
 なんとかステータスを見ることが出来たがレベル0だった。

 せめて・・・1だろ普通。

 
「どうだった?」

「あ、うん・・・レベル0だった」

「え?うそだ~初めて聞いたよ」

 
 だろうね・・・俺も初めて見たし普通は1からスタートだよね。

 なのでレベル上げをしたくなって、つい聞いてしまった。

 
「弱い魔物って何処にいるのかな?」

「こっちだよ。付いてきて・・・」

 
 二人でこっそりと抜け出して、前に来たことのある農村地帯きた。

 
「ここか~知ってる。昔に来たことある」

「ここに弱いのが出てくるよ」

 
 リコちゃんも一緒に探してくれることになった。

 
「いないねぇ~おかしいなぁ・・・」

「いないね」

 
 リコちゃんの方を見ると後ろに犬の様な狼の様な狼のがリコちゃんを狙ってゆっくりと近づいていた。

 
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