異世界に子供の姿で転生し初期設定でチート能力を手に入れた。

みみっく

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25話 俺とドラキンの狩り!?

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 まぁ……誘ったのは、俺だけどさ。

  体が巨大だから足音もうるさいし、ドラゴンの威圧のオーラが垂れ流しで、近くの魔物たちが怯えて逃げていくのが分かる……何度も言うが、はっきり言って邪魔だ。情報はありがたいけどさぁ。

 
「ドラキン……その垂れ流しのオーラを抑えるか、消すか出来ないの? 近くの魔物が怯えて、逃げちゃうんだけど」

ドラキン「失礼しました。直ちに消します……」

 
 よし! 後は、探索魔法で……っと。

 
「この先に、オークの群れがいるから静かにね!」

 
 ドラキンの足に、音の遮断結界を張った。

 
 魔法通信……

ドラキン『主人様、この群れの数ですと、我もお手伝いをした方がよいかと……。かなりの大群ですし』

『大丈夫、見てて』

 豚の魔物のイメージをして、豚の魔物の体内にある魔石を革の袋に転移っと、これでお終い。

 300頭以上の豚の魔物の群れの気配が消えるとドサッ! という音が森に鳴り響いた。

 それで、今回のメインのお肉の回収をする。イメージをして、豚の魔物の死体を収納をした。

 フッ! っと一瞬で300頭以上豚の魔物の死体が、森から消えた。

 
ドラキン「!!」

ノア「えぇー! 豚の魔物が消えたの!」

 俺たちの気配に気付いた豚の魔物のキングが遠くから突っ込んできたので、キングの体内にある魔石をイメージして、魔石を革の袋に転移させた。

 突っ込んできた豚の魔物のキングが、突然力を失い、ドサーッ!と力尽きて勢い良く地面を滑り、動かなくなった。死体を収納すると、森からその死体が消えた。

 騒ぎに気付いた、また別の種類の魔物の群れが現れた。

 
ドラキン「オーガの群れのようです」

 
 なんだ、食べれないヤツかぁ……。面倒だなぁ。ドラキンはドラゴンだし、任せても大丈夫だろ。

 
「ドラキン宜しくね」

ドラキン「かしこまりました。殲滅を致します」

 ドラキンが飛び上空から100メートル前方にドラゴンブレスを吐くと、灼熱の炎が夜空を裂いて降り注いだ。
 周囲が昼間のように明るくなり、燃え盛る炎の影が周囲を照らし出す。その瞬間、耳をつんざくような轟音が鳴り響き、地面が微かに揺れ、激しい爆風が四方八方に襲いかかってきた。
 慌ててノアにバリアを張ったが、その威力に思わず息を呑んだ。まるで大地が怒りを爆発させたかのような壮絶な光景に、少し、いや大分やり過ぎじゃないかと思うほどの威力だった。張り切り過ぎだぞ、ドラキン。
 
 オーガの群れがほぼ壊滅したが、近くに居た一部のオーガが、こちらに向かってやって来た。

 
「ノア、練習した銃で攻撃してみて」

ノア「はい。なの」


 オーガの胸に命中! 5発中4発命中で4体倒せた。

 
「ノア、スゴイね。かっこいい!」

 ノアが照れ笑いをして嬉しそうにしていると、ドラゴンのブレスに反応したドラゴンが1体やって来きた。俺達を敵と判断したのか、こちらにドラゴンブレスを吐いてきた。

  瞬時にバリアを張ると、魔石と素材になるであろう竜の鱗、牙を転移で収納をした。

 俺も少しは、格好良い所を見せておきたいよな。ここはオリジナルのファイアショットに少し手を加えた魔法で良いかな。俺の頭上に30もの魔法陣が現れ、それぞれの魔法陣の中心には高熱で白く発光する球体が次々と浮かび上がった。まるで夜空に浮かぶ無数の星が、今にも爆発しそうな程のエネルギーを秘めているかのようだった。

 次の瞬間、その魔法陣からファイアショットが一斉に放たれた。炎の矢の如く、目にも止まらぬ速度で飛び出し、わずか3秒の連射で巨大なドラゴンを貫く。その威力は凄まじく、ドラゴンの体は原型を留める間もなく粉々に砕け、燃え盛る肉片が四散するのが見えた。まるで火の雨が降り注ぐかのように、地面に落ちた燃えカスが周囲を赤く染め上げた。

 それを見て青褪めていて震えていたドラキンが、怯えた感じで謝罪をしてきた。あぁ~俺も、少しやりすぎちゃったかな。

ドラキン「同胞が、ご無礼を申し訳ございません!! 縄張りを荒らされたと勘違いをしたものだと思います。この辺一帯は、我の領土なのですが……」

「こっちこそゴメン、同族を倒しちゃったね……」

ドラキン「向こうから仕掛けて来たのです。仕方ございません……」

ノア「恐かったの。死んだと思ったの……」

 
 これ以上、狩りをしてるとドラゴンが、また来ちゃいそうだし、生態系が崩れそうだし……帰るか。それに……これは、狩りじゃなくて、魔物の討伐か殲滅だろ。

「じゃあ、帰りますか」

 ドラキンと一緒に、ドラキンを呼び出した森に移動して帰宅した。時間にして2時間で、まだ22時前だった。

 多少、運動をしたのでお風呂に入る事にした。

 
「ノア、お疲れ様。ちょっと汚れたし、寝る前に落ち着くためにお風呂に入ってくるよ」

ノア「わたしも、汗をかいたから、また入るの」

 
 意外にもノアが、一緒にお風呂に入ろうと言ってきたので二人で風呂場に向かった。

 脱衣場で「そう言えば初めて二人でお風呂に入るなぁ」と思っていると、一人で意識して緊張してしまった。

 
「冒険は、どうだった?」

 
 ノアを見ると、服を脱ぎ終わり裸になっていて、ノアの大きめで形の良い胸が見えて、更に緊張してきた。

 
ノア「恐かったけど、そらさんと一緒で楽しかったの」

「また一緒に冒険しようね」

ノア「はい。なの」

 
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