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2話 まさかのドラゴンとの遭遇
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一応、探索魔法で周りの気配を探ってみると……
……ん? ……えっ!? な、なに? ……この反応。
近くに大きく異様な気配を感じた。
これは、不味いんじゃ? 逃げる? それとも戦うか? 考えても仕方がない。まずは、様子を見に行ってみて判断をするか。
そこには、大きな洞窟があり、周りには大きな気配だけを感じる。この洞窟の周りには、なんの気配もなく静まり返っていた。まるで、この気配の主を恐れて、近付かないようにしているようにも感じられる。
慎重に気配を消して歩いた。
しばらく洞窟を進むと、一見ただの岩壁にみえたが……良く見て見渡すと、そこには巨大なドラゴンが体を丸め寝ていた。
うん。……これは倒しても食べきれなさそうだし、見なかった事にしよ……。無駄な争いはしたくは無いし。
引き返そうとしていると、ドラゴンが目を覚まし周りの空気が変わったのを感じた。
ドラゴン「ちょっと待て! そこの人間の子供よ。人間の子供が、こんな所に何の用だ?」
「いやぁ……道に迷ってしまって……」
ドラゴン「この辺りには、人間の住む村は無いはずだが……?」
「冒険をしていて、たまたまこの洞窟を見つけたのです」
ドラゴン「この辺りの魔獣や魔物は、大人の冒険者でも倒せないはずだが?」
これは……完全に不審に思われてるよな? ドラゴンは知性が高いって聞いたことがあるし。でも、正直に話しても信じてもらえるわけがないしなぁ……。誤魔化すしかないか……
「偶然、出会わなかっただけです」
ドラゴン「そんなわけ無いだろう!」
そんな事を言われてもなぁ。本当に会わなかったんだけど? まあ、空を飛んで来たので……実際に会ってないよ。
ドラゴン「まぁ良い。久しぶりの客人だ。相手にはならないだろうが遊んでやるか……」
「えっ?」
いきなりドラゴンの尻尾で、はね飛ばされ壁に激突し洞窟の壁に穴が空いたが、かすり傷もなく無事だった。
ふぅ~ん……。さすが能力値全て最大だな。あの攻撃を受けても無傷か。ダメージなし。
ドラゴン「多少は、手加減をしたが無傷だと? 貴様は、本当に人間なのか?」
「人間のハズですがぁ……?」
なんだか面倒になってきたな……って、ドラゴンが言葉を話すのか!? 今更だが、驚いた。俺に翻訳スキルがあるのか、ドラゴンが本当に話しているのか分からないけど。
ドラゴンの雰囲気というか、睨まれて威圧をされている感じを受け、それに加えて強大なさっきを放ってきた。
ドラゴンと対峙していても、不思議と恐怖心は無く落ち着いていられ会話も出来ていた。
仲良くできれば、話し相手になってくれれば楽しく過ごせるかともおもったけど。これ以上、話をしていても分かって貰えそうにないし……倒すか。
ドラゴン相手に、俺の攻撃が通じるか分からないけど。さっき試した攻撃を、ドラゴンの肩に野球ボールくらいの弾丸で……撃つイメージだよな。
手をスッとドラゴンに向け翳し、イメージをして魔力を少し注ぎ……放つ。すると、野球ボール大の弾丸が手のひらの前に現れると、魔力が弾丸を覆い膜を作りバシュッ! と空気を切り裂く音をさせドラゴンに向け放たれた。
見事にドラゴンの体を貫通し、体から出血した。ドラゴンは、避けることも防御することもしなかった。
人間が攻撃をした所で、ダメージを受けるとは思わなかったんだと思う。長年の経験が生んだ誤算ってやつじゃないか……
ドラゴン「なんだと! 何をした!! 我の体に傷どころか……貫通をさせるだと!?」
「ただの攻撃ですけど?」
ドラゴン「ただの攻撃だと!? ドラゴンに、ダメージを与えられるどころか……肉体に傷を付けれる人間などいるものか!!」
ドラゴンには莫大で強力な魔力があり、その魔力が鱗や表皮に魔力が流れていて物理的、魔法攻撃をも通さずにバリアの代わりをしている。だが、そらの攻撃はレベルの差があり過ぎてドラゴンの魔力を軽く上回り簡単に貫通してしまった。
「次は、頭を狙って終わりにしますかね。ドラゴンって美味しいのかな……? 獲物を無駄にするのは嫌なんで……美味しいと良いんだけどな……」
その言葉を聞き知能の高いドラゴンは、こ食物連鎖の絶対なる頂点捕食者に君臨していたドラゴンが。たった今、捕食される側になったという事を理解し恐怖した。
ドラゴン「わ、悪かった! やめてくれ!! 我の敗けだ! 降参する、いきなり攻撃して悪かった!! 許してくれ……」
「そう? もう攻撃して来ないのなら良いよ。ボクは帰るから」
咄嗟に「ボクは」と出てしまった。ま~見た目は、子供だし……。これからは、子供らしくしないとかな。
それに、ドラゴンなんて食べたくないし……。敵対しなきゃ、こちらからも手出しはしないけど。裏切った時は、食べるとかの考えは捨てて……灰にでもするか。
攻撃を受けた時に、魔力に触れて色々と分かったけど。こんな、ドラゴンに攻撃を仕掛けられても無傷だろうけどな。
ドラゴン「感謝する。我に出来る事が、あれば言ってくれ協力をしよう」
「今のところないよ。またね……。あ、裏切って攻撃を仕掛けてきたら……分かってるよね? じゃあね」
そらが、別れを告げ笑顔で帰っていく姿をみたドラゴンは……命が助かりホッとしたが。そらとの力の差を感じ震えてきた。
洞窟を出て家に帰ってきた。
……ん? ……えっ!? な、なに? ……この反応。
近くに大きく異様な気配を感じた。
これは、不味いんじゃ? 逃げる? それとも戦うか? 考えても仕方がない。まずは、様子を見に行ってみて判断をするか。
そこには、大きな洞窟があり、周りには大きな気配だけを感じる。この洞窟の周りには、なんの気配もなく静まり返っていた。まるで、この気配の主を恐れて、近付かないようにしているようにも感じられる。
慎重に気配を消して歩いた。
しばらく洞窟を進むと、一見ただの岩壁にみえたが……良く見て見渡すと、そこには巨大なドラゴンが体を丸め寝ていた。
うん。……これは倒しても食べきれなさそうだし、見なかった事にしよ……。無駄な争いはしたくは無いし。
引き返そうとしていると、ドラゴンが目を覚まし周りの空気が変わったのを感じた。
ドラゴン「ちょっと待て! そこの人間の子供よ。人間の子供が、こんな所に何の用だ?」
「いやぁ……道に迷ってしまって……」
ドラゴン「この辺りには、人間の住む村は無いはずだが……?」
「冒険をしていて、たまたまこの洞窟を見つけたのです」
ドラゴン「この辺りの魔獣や魔物は、大人の冒険者でも倒せないはずだが?」
これは……完全に不審に思われてるよな? ドラゴンは知性が高いって聞いたことがあるし。でも、正直に話しても信じてもらえるわけがないしなぁ……。誤魔化すしかないか……
「偶然、出会わなかっただけです」
ドラゴン「そんなわけ無いだろう!」
そんな事を言われてもなぁ。本当に会わなかったんだけど? まあ、空を飛んで来たので……実際に会ってないよ。
ドラゴン「まぁ良い。久しぶりの客人だ。相手にはならないだろうが遊んでやるか……」
「えっ?」
いきなりドラゴンの尻尾で、はね飛ばされ壁に激突し洞窟の壁に穴が空いたが、かすり傷もなく無事だった。
ふぅ~ん……。さすが能力値全て最大だな。あの攻撃を受けても無傷か。ダメージなし。
ドラゴン「多少は、手加減をしたが無傷だと? 貴様は、本当に人間なのか?」
「人間のハズですがぁ……?」
なんだか面倒になってきたな……って、ドラゴンが言葉を話すのか!? 今更だが、驚いた。俺に翻訳スキルがあるのか、ドラゴンが本当に話しているのか分からないけど。
ドラゴンの雰囲気というか、睨まれて威圧をされている感じを受け、それに加えて強大なさっきを放ってきた。
ドラゴンと対峙していても、不思議と恐怖心は無く落ち着いていられ会話も出来ていた。
仲良くできれば、話し相手になってくれれば楽しく過ごせるかともおもったけど。これ以上、話をしていても分かって貰えそうにないし……倒すか。
ドラゴン相手に、俺の攻撃が通じるか分からないけど。さっき試した攻撃を、ドラゴンの肩に野球ボールくらいの弾丸で……撃つイメージだよな。
手をスッとドラゴンに向け翳し、イメージをして魔力を少し注ぎ……放つ。すると、野球ボール大の弾丸が手のひらの前に現れると、魔力が弾丸を覆い膜を作りバシュッ! と空気を切り裂く音をさせドラゴンに向け放たれた。
見事にドラゴンの体を貫通し、体から出血した。ドラゴンは、避けることも防御することもしなかった。
人間が攻撃をした所で、ダメージを受けるとは思わなかったんだと思う。長年の経験が生んだ誤算ってやつじゃないか……
ドラゴン「なんだと! 何をした!! 我の体に傷どころか……貫通をさせるだと!?」
「ただの攻撃ですけど?」
ドラゴン「ただの攻撃だと!? ドラゴンに、ダメージを与えられるどころか……肉体に傷を付けれる人間などいるものか!!」
ドラゴンには莫大で強力な魔力があり、その魔力が鱗や表皮に魔力が流れていて物理的、魔法攻撃をも通さずにバリアの代わりをしている。だが、そらの攻撃はレベルの差があり過ぎてドラゴンの魔力を軽く上回り簡単に貫通してしまった。
「次は、頭を狙って終わりにしますかね。ドラゴンって美味しいのかな……? 獲物を無駄にするのは嫌なんで……美味しいと良いんだけどな……」
その言葉を聞き知能の高いドラゴンは、こ食物連鎖の絶対なる頂点捕食者に君臨していたドラゴンが。たった今、捕食される側になったという事を理解し恐怖した。
ドラゴン「わ、悪かった! やめてくれ!! 我の敗けだ! 降参する、いきなり攻撃して悪かった!! 許してくれ……」
「そう? もう攻撃して来ないのなら良いよ。ボクは帰るから」
咄嗟に「ボクは」と出てしまった。ま~見た目は、子供だし……。これからは、子供らしくしないとかな。
それに、ドラゴンなんて食べたくないし……。敵対しなきゃ、こちらからも手出しはしないけど。裏切った時は、食べるとかの考えは捨てて……灰にでもするか。
攻撃を受けた時に、魔力に触れて色々と分かったけど。こんな、ドラゴンに攻撃を仕掛けられても無傷だろうけどな。
ドラゴン「感謝する。我に出来る事が、あれば言ってくれ協力をしよう」
「今のところないよ。またね……。あ、裏切って攻撃を仕掛けてきたら……分かってるよね? じゃあね」
そらが、別れを告げ笑顔で帰っていく姿をみたドラゴンは……命が助かりホッとしたが。そらとの力の差を感じ震えてきた。
洞窟を出て家に帰ってきた。
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