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第28話 ルルちゃんをスーちゃんに紹介をした。
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可愛い姿のルルちゃんと仲良く手を繋いでいると、ムスッとした様子でスーちゃん睨まれた。えっとあの表情は……どっちだろ? 通常バージョン?それともご機嫌斜め?
でも私だって、ちょっとは怒ってるんですからねー! 勇気を出してさぁ……頬にキスをしたんだよぉ? ノーリアクションってヒドイよね……。ここにいるルルちゃん……うぅーん……ルルちゃんの姿でいられると怒れない……ドラゴンの姿になったら引っ叩いて怒れるのに……
「林で迷子になってたから連れてきちゃった……可哀想に泣いてたんだよー。ねールルちゃん」
「はい……寂しくて、不安で……泣いてました。ううぅ……ぐすん。ぐすん……お姉ちゃんっ」
なにこの演技力とても子供には……って、知らないけど……数十年以上生きてるっぽいけど。何百年、数千年かもしれないし……私より歳上だよね……多分。
「そうですか、とても怪しいですね……。林の中で女の子一人ですか……? とても生き延びられる気がしないですよ?」
「親と逸れたばっかりなのかも!」
「それでは、親を探した方が良いのでは? 親も心配をして探しているはずですし」
「それは、その……親は魔獣に襲われて……わたしを逃がしてくれて……死んでしまったの……ぐすんっ……お姉ちゃん、おねがっ! 見捨てないで……?」
「うん。勿論だよ~!」
スーちゃんがスゴく警戒をした表情でルルちゃんを怪しんでいる感じだ。そりゃそうだろうなぁ……まずは場所が怪しい、林の中心部分で子供を連れて入れる場所じゃない。それに林の中心部に冒険者でも、わざわざここまで入ってくる必要がない場所っぽいし。
レアなめずらしい素材や魔物や魔獣も出てくる様子は多分ない、多分……。私は、魔物、魔獣から片っ端から魔石を回収していたので、どんな魔物や魔獣が現れているのか把握していないけれど。
可能性があるとすれば……危ない魔法の実験や練習や、一人で集中をして討伐する目的、技の習得なら理解できるけれども……それを行うのに子供を連れてというのが、やっぱり怪しいよね。
っていうか……スーちゃんって実は、勘が良いのか……今までの私の事は、敢えて聞かなかったのね。そう言えば余計な事は聞かないって言ってたし。
うぅ~ん……どうしたものかなぁ……正直に話すかぁ……ルルちゃんと一緒に暮らすわけだし、隠して暮らせる自信がない……。お喋りという訳じゃないけれど、大切な人に隠し事が出来ないと言うよりスーちゃんに隠し事をしたくない。
話して理解し得てくれなくて、離れていくなら……仕方ないかぁ。その時は、悪いけど私との記憶を消させてもらう……多分、可能だと思う。それが出来ない時は……力ずくというか……威圧で……脅す感じなのかなぁ……嫌だなぁ……
「はぁ。実はね……」
全部、正直に話しをして説明をした。
「……そうですか……とても信じられませんが……本当にドラゴン……うっ……ぁ…………」
疑いの表情でスーちゃんがルルちゃんを見つめていたら、ルルちゃんが服を脱ぎだして大切そうに離れた場所に脱いだ服を置いた。
裸になったルルちゃんが徐々に体が大きく、そして体が変形してドラゴンに戻った。それを見た私とスーちゃんが驚きの表情をして、私は納得して……スーちゃんは固まっていた。
「はい、はい、もう良いから元に戻って~じゃないと引っ叩きたくなるって……」
ルルちゃんが、慌てて元に戻って……服を抱えて私に駆け寄ってきた。もぉ……甘えん坊さん何だからぁ……お姉ちゃん嬉しいよ……と、デレデレした表情で着替えを手伝った。
「ありがと……お姉ちゃん♪……大好きっ」
口を動かさないで話しをするので、やっぱり皆にも話をして納得してもらうしか無いかぁ。言葉は難しいのかな?ちゃんとした声を聞いてみたい。
「声に出してみて言ってみてくれる?今の、お姉ちゃんって」
「お、おねぇ……ちゃ……ん……だぁいす……きぃ……っ」
わぁ……可愛い声じゃん。頭の中に入ってくる言葉とちょっと違う感じで声の方が可愛い♪
「ルルちゃん、言葉の練習しようね。声の方が可愛いって!」
「うん。れんしゅう……する」
「他の子とも仲良くねー」
「わ、わかったぁ……」
笑顔で可愛く答えて甘えてくるので可愛い……けど、スーちゃんは当然、警戒して離れてチラチラ見て昼食の続きを作っていた。
「ルルちゃんは、料理とか出来ないよね?」
「う、うん……でき……ない」
拾ってきた薪で焚き火をして具材と味付け済みのスープ入りの鍋を煮て、遠火で鶏を焼き3人で話をして過ごした。
「スーちゃん、私がキスしてもノーリアクションだったしーヒドイよぉ」
「……え?き、キスしたの?ボクに?え?」
やっぱり気付いて無かったみたいで顔を赤くして驚いていて、ルルちゃんには何回もキスをしていたので自慢気な表情をして私に寄り添ってきて甘えてきて、私の頬にキスをしてきた。
「わっ。ルルちゃん?」
「にひひ……ちゅぅ♡」
「わぁっ。何してるの……ダメ」
スーちゃんが慌ててキスをしているルルちゃんを止めたら、ルルちゃんがムスッとした表情をして私の腕にしがみついた。
「お姉ちゃん……好き……キスする……」
「だめ。次はボクの番……ちゅっ♡」
え?スーちゃんからキスされちゃったぁっ。私……モテモテ……こんな状況は滅多にないし楽しまなきゃ♪
でも私だって、ちょっとは怒ってるんですからねー! 勇気を出してさぁ……頬にキスをしたんだよぉ? ノーリアクションってヒドイよね……。ここにいるルルちゃん……うぅーん……ルルちゃんの姿でいられると怒れない……ドラゴンの姿になったら引っ叩いて怒れるのに……
「林で迷子になってたから連れてきちゃった……可哀想に泣いてたんだよー。ねールルちゃん」
「はい……寂しくて、不安で……泣いてました。ううぅ……ぐすん。ぐすん……お姉ちゃんっ」
なにこの演技力とても子供には……って、知らないけど……数十年以上生きてるっぽいけど。何百年、数千年かもしれないし……私より歳上だよね……多分。
「そうですか、とても怪しいですね……。林の中で女の子一人ですか……? とても生き延びられる気がしないですよ?」
「親と逸れたばっかりなのかも!」
「それでは、親を探した方が良いのでは? 親も心配をして探しているはずですし」
「それは、その……親は魔獣に襲われて……わたしを逃がしてくれて……死んでしまったの……ぐすんっ……お姉ちゃん、おねがっ! 見捨てないで……?」
「うん。勿論だよ~!」
スーちゃんがスゴく警戒をした表情でルルちゃんを怪しんでいる感じだ。そりゃそうだろうなぁ……まずは場所が怪しい、林の中心部分で子供を連れて入れる場所じゃない。それに林の中心部に冒険者でも、わざわざここまで入ってくる必要がない場所っぽいし。
レアなめずらしい素材や魔物や魔獣も出てくる様子は多分ない、多分……。私は、魔物、魔獣から片っ端から魔石を回収していたので、どんな魔物や魔獣が現れているのか把握していないけれど。
可能性があるとすれば……危ない魔法の実験や練習や、一人で集中をして討伐する目的、技の習得なら理解できるけれども……それを行うのに子供を連れてというのが、やっぱり怪しいよね。
っていうか……スーちゃんって実は、勘が良いのか……今までの私の事は、敢えて聞かなかったのね。そう言えば余計な事は聞かないって言ってたし。
うぅ~ん……どうしたものかなぁ……正直に話すかぁ……ルルちゃんと一緒に暮らすわけだし、隠して暮らせる自信がない……。お喋りという訳じゃないけれど、大切な人に隠し事が出来ないと言うよりスーちゃんに隠し事をしたくない。
話して理解し得てくれなくて、離れていくなら……仕方ないかぁ。その時は、悪いけど私との記憶を消させてもらう……多分、可能だと思う。それが出来ない時は……力ずくというか……威圧で……脅す感じなのかなぁ……嫌だなぁ……
「はぁ。実はね……」
全部、正直に話しをして説明をした。
「……そうですか……とても信じられませんが……本当にドラゴン……うっ……ぁ…………」
疑いの表情でスーちゃんがルルちゃんを見つめていたら、ルルちゃんが服を脱ぎだして大切そうに離れた場所に脱いだ服を置いた。
裸になったルルちゃんが徐々に体が大きく、そして体が変形してドラゴンに戻った。それを見た私とスーちゃんが驚きの表情をして、私は納得して……スーちゃんは固まっていた。
「はい、はい、もう良いから元に戻って~じゃないと引っ叩きたくなるって……」
ルルちゃんが、慌てて元に戻って……服を抱えて私に駆け寄ってきた。もぉ……甘えん坊さん何だからぁ……お姉ちゃん嬉しいよ……と、デレデレした表情で着替えを手伝った。
「ありがと……お姉ちゃん♪……大好きっ」
口を動かさないで話しをするので、やっぱり皆にも話をして納得してもらうしか無いかぁ。言葉は難しいのかな?ちゃんとした声を聞いてみたい。
「声に出してみて言ってみてくれる?今の、お姉ちゃんって」
「お、おねぇ……ちゃ……ん……だぁいす……きぃ……っ」
わぁ……可愛い声じゃん。頭の中に入ってくる言葉とちょっと違う感じで声の方が可愛い♪
「ルルちゃん、言葉の練習しようね。声の方が可愛いって!」
「うん。れんしゅう……する」
「他の子とも仲良くねー」
「わ、わかったぁ……」
笑顔で可愛く答えて甘えてくるので可愛い……けど、スーちゃんは当然、警戒して離れてチラチラ見て昼食の続きを作っていた。
「ルルちゃんは、料理とか出来ないよね?」
「う、うん……でき……ない」
拾ってきた薪で焚き火をして具材と味付け済みのスープ入りの鍋を煮て、遠火で鶏を焼き3人で話をして過ごした。
「スーちゃん、私がキスしてもノーリアクションだったしーヒドイよぉ」
「……え?き、キスしたの?ボクに?え?」
やっぱり気付いて無かったみたいで顔を赤くして驚いていて、ルルちゃんには何回もキスをしていたので自慢気な表情をして私に寄り添ってきて甘えてきて、私の頬にキスをしてきた。
「わっ。ルルちゃん?」
「にひひ……ちゅぅ♡」
「わぁっ。何してるの……ダメ」
スーちゃんが慌ててキスをしているルルちゃんを止めたら、ルルちゃんがムスッとした表情をして私の腕にしがみついた。
「お姉ちゃん……好き……キスする……」
「だめ。次はボクの番……ちゅっ♡」
え?スーちゃんからキスされちゃったぁっ。私……モテモテ……こんな状況は滅多にないし楽しまなきゃ♪
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