転生をしたら天国の様な環境だったので、みんなと仲良く暮らしたい。

みみっく

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第26話 スーちゃんと更に仲良くなって……

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 お互いの唇を触り合い、頬を触り合い良い雰囲気でお互いにウットリとした表情をさせていて、思い切ってスーちゃんの唇の中に指を、そっと入れると抵抗する事無く指を入れさせてくれて、私の指をスーちゃんの舌を絡ませてきてニュルニュルと舐めてきた。

 嫌そうな表情をしていないし、引かれて無いよね?とか思っていると、スーちゃんも私の口の中に指を入れてきたので、同じ様に指を舐めるとスーちゃんの体がビクッ♡ と動かして、私に触れている頬を触る手と口の中に入っている指がビクッビクッと震えだして太ももをモジモジさせていると……

 ドッッッカーン!という轟音と地面が振動して、辺りが急に暗くなった。なんだろ?良いところなのに……放っておけば良いかぁ……結界の中だし関係ないよね。

 良い雰囲気のまま、スーちゃんも気にしていないようで私を見つめたままだった。隣にスーちゃんを抱き寄せて抱きしめると、急に慌てだして離れて地面に座り込んで表情は明らかに怯えた表情をしていた。

 えっ!? 私に怯えているの!? な、何で?え?この辺りを暗くしてい陰が動いたので上空を見ると……デカい鳥?……鳥というより恐竜っぽい?


「なにあの鳥?」

「と、鳥じゃないです……ドラゴンですってば!魔物や魔獣と比べ物にならない……ですよ。史上最強の種です……」


 そんな事はどうでもいい。幸せで甘い時間を邪魔をしたのが許せない……鳥の分際で……焼いて焼き鳥にしてあげるわっ。もぉ……

 結界の外に出る前にスーちゃんに結界から出ないように言って聞かせて、頷いたので外に出て上空を見ると数体のドラゴンが飛び回っていた。結界に触れて逆に不可視化を掛け外の状況が見えないように視界、音を遮断をした。スーちゃんに闘ってるところを見せたくないし。

 目線を結界の上に陣取っていたデカいドラゴンと目が合うと大きな羽を広げて羽ばたくと強風で木々がなぎ倒され、周りに生い茂る木を気にせずに降り立つとドラゴンの尾を振ると木々がバキバキッと音を立てて周りが空き地となった。……威嚇のつもりかな?それよりも……幸せな時間を邪魔して……と怒りが込み上げてくる。鳥の分際で……倒すのは後でにしよ……取り敢えず戦闘不能にしておこっと!

 ちょっと強めの威圧で効くかなぁ……ドラゴンって言ってたし大丈夫だよね?まぁ……死んでも関係ないけど!


「話が通じるか分からないけどさぁ……良いところだったのに邪魔して許さないからねっ!! 鳥の分際で邪魔しちゃって……もぉ!」

「わたしに向かって鳥の分際だと!? 自分の立場が分かっていないようね……その身を切り刻んで後悔しながら徐々に殺してあげるわ……うふふ……」



 へぇ……やっぱりドラゴンって会話が出来るんだ?会話と言うより頭の中に入ってくる感じ?こんな感じなんだ。ゲームとかアニメだと大体がドラゴンと会話をしてるよね……。じゃなくて……威圧をするようにドラゴンを睨みつけるとドラゴンがドーンと座り込み動けなくなった。



「そこで大人しくしてて……後で、焼鳥にして食べてあげるから! ふんっ!」



(はっ? え? なんなの?体の底から込み上げてくるこの恐怖は何? 体が動かない…… それに初めて体験する、この震え……力の差……なの? 目が合った瞬間に力の差どころか次元が違う……どうあがいても勝てる存在じゃない……絶対的な頂点捕食者として君臨をしていたのに……初めて捕食される立場になったのね……そう……頂点捕食者の交代か……潔く死を受け入れるしか無いわね……死とは、どな感じなのかしらね……)


 結界の中に戻ろると、スーちゃんが地面に蹲る感じで膝を抱えて震えていた。もぉ……これじゃ雰囲気が台無しじゃないのよ……あのデカ鳥のせいよねぇ……?



「大丈夫? もう外は大丈夫だよ? ね? こっちに来て……」



 声を掛けるとビクッと体を動かし、目を潤ませて駆け寄ってきて途中で足を絡ませて倒れそうな所を抱きしめた。


「ごめんなさいっ……緊張というか……恐怖で動揺しちゃって……足が上手く動かなくて……」

「そうなんだ?でも、ドラゴンは大人しくなったし大丈夫だよ」

「え?ドラゴンを大人しくさせたって……どういう事?え?ドラゴンだよね?」

「そんな心配はしなくて良いからね……ちゅっ♡」



 わぁ……ドサクサに紛れて頬にキスしちゃったっ♪……って、ノーリアクション!?はぁ。もう良いや……この恨みを焼き鳥にして美味しく食べてやるぅー



「ちょっと……昼食の用意してくる……」

「……もう大丈夫でしょ?私も手伝うって……」



 スーちゃんが私の服を掴み、怯えた様子で背中に隠れて警戒をしながら付いてきた。



「待ってても良いのに?」

「ミサちゃん、ばっかりに働かせる訳にはいかないよ……ボクだって役に立ちたいし……」



 あぁー逃げられたかぁ……別に美味しそうじゃなかったから別に良いけどさぁ。確か美味しそうな鳥も回収したし6羽くらい出して、羽を転移で地中に埋めておいた。



「それじゃあ……2羽を解体してスープにしようか?チキンスープ用に小さく一口サイズにしてくれる?あとはー鳥の丸焼きとか!美味しそうじゃない?」



 2匹余るかー仕舞っとこっと。あれ?視線を感じる……んっ!?……だれ?
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