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第21話 魔獣が現れる林の中で……
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あの犬みたいな魔獣が中級クラスの冒険者がやっと討伐が出来るくらいのレベルなんだ?そう考えると、この林の中では強い方じゃないかな?
「スーちゃん、あの犬みたいな魔獣って、この林じゃ強い方なのかなぁ?」
「はいっ!強いですよ!滅多に現れないですけど……あの様な魔獣が毎回現れてたら、この林に入れないよぉ……」
えっと……スーちゃんは、この林によく来てるんだ?まるで冒険者みたいな言い方だよね……
「そうなんだ?この林に良く来てるんだ?」
「う、うん。お小遣い稼ぎに、魔石や獣の肉や素材を集めに来ています……」
気不味そうに答えてきた。そっか……お金が無いって言ってたよね。
「はい。スーちゃんにあげるー」
野球ボールの大きさの魔石を渡した。当然、渡されても困るだけで持てるわけもなく数個がゴトゴトと落ちてしまった。
「今、渡されても困るよね。私が持っておくね!」
スーちゃんが持ちきれなかったので、無限収納のバッグに入れて預かっておいた。
「ありがとうございます……しかも持ってもらっちゃって……」
「大丈夫だよーバッグに入ったしさー」
あれ?この林に慣れてるって言ってたよね?歩きづらそうに、よろよろして危なそう……これって……手を繋ぐチャンスかも!?ドキドキしてきたぁ……
「す、スーちゃん……手を繋ぐ?」
「え?あ……ご迷惑に……大丈夫です……」
え?あれ……失敗……はぁ。
「イヤなんだー?」
「ちがいますっ。恥ずかしい……です……」
「そう……なら良いけどさぁ……」
残念そうにスタスタ進んでいくと、付いてくるのがやっとなスーちゃんが息を上げてツラそうだったので休憩をする事にした。座れそうな岩が転がっていて丁度いいかな。
そう言えばこの体になってから体がスゴく軽いし疲れを知らない感じがする。身体能力がかなり上がってるよね……すごい。途中で魔獣や獣を、こっそりと討伐して魔石を回収しているし、獣の素材や食べられるのか良く分からないので……丸ごと収納をしておいた。
途中で気が付いたのだけれど……魔獣って……いちいち魔法で攻撃をして討伐をしなくてもさぁ……魔石を回収してしまえば良いのでは?という発想で途中から魔石を回収して討伐してきた。これってチートってやつなのかな?私……強いっ!うふふ……♪
「スーちゃん、おそーい!」
「はぁ……はぁ……ミサ様が早すぎるのです!もぉ……。本当に初めてなのですかぁ……!?」
「初めでだよっ!もお、そこに座って休みなよぉー」
「は、はい……。はぁ……疲れたー」
「結構、進んできちゃったね?ここってどの辺なの?」
「……知りませんけど?先頭はミサ様でしたし……てっきり……知っているものだと……あっ……初めって……あぁー迷子です!回りに冒険者さんがいないですよ!」
「あぁーあー……迷子かー……」
迷子か……別に今日中に帰らなくても良いから関係ないか……野営をするつもりだったし丁度いいかも♪焦っているスーちゃんには悪いけどー
「スーちゃんって野営ってしたことあるの?」
「……数回だけありますよ……小さい時に、お父様とお兄ちゃんとですけど……」
「ちなみに……料理とかって……出来たり?」
「……出来ません……」
「そっか……うぅ~ん……」
具現化の魔法で料理なんか出てきちゃったり……しないよね?でも……無から魔力を使って、物質を作るのだから……料理も物質だし?
パン、美味しいパン、焼き立てのパン……出てこい……出てこい……美味しいパン♪
膝の上に手を翳して、目を閉じるとパンの焼ける美味しい匂いが漂ってきた。はぁっ!?この匂いは!まさしくパン!
手に温かさが伝わってきた。こっそりとパンを、ちぎり口に入れてみると、まさしくパンの甘みと香りがして美味しいイメージ通りのパンだった。
同じ様に10個作り溜めをしておき残りは無限収納にしまっておいた。無限収納は保管として有効な時間が存在しないので保管した時と同じ状態で取り出せるので、熱々のスープを入れれば、熱々のスープを取り出せて便利だ。
「スーちゃん、はい♪パンあげる」
「え?わぁっ……ありがとうございます」
あ……っ!?スーちゃん……パンチラッしてる……!?青色の水色のに青色のハート柄!?髪の毛に合わせたのかなぁ……可愛い!思わず……
「スーちゃんのパンツと私、お揃いかもっ!?」
「きゃっ!えっちぃーッ!」
顔を赤くさせてスカートを掴み隠した。
「え?」
……あっ……つい口に出しちゃったよ……
「あ……別に、わたしのなんか良いんですけど……恥ずかしくて……あの、ミサ様もさっきから見えちゃっていますよ……ほとんど色違いで同じなのですねぇ……」
あはは……自分も見えちゃってたのね……恥ずかしい……気を付けていたのになぁ。
「それじゃ隣に座れば見えなくなるよ?隣に座る?」
「……はい。そうします……」
隣に座ったスーちゃんに、また恥ずかしい事を言ってしまった。
「おそろいだねー♪」
「……はい♪でも、もう言わないでください……恥ずかしいですよ」
「言ってる私も恥ずかしいけどねー。でも嬉しいなぁって……」
「うぅ……はい。ミサ様と、お揃いは嬉しいですよ……」
あはは……意外と嫌がっていないかなぁ?寄り掛かってみたりしたら……嫌がるかな?
「疲れたねー」
「はい。ミサ様……歩くの早いんですもの……付いていくのが大変でした……」
「ごめんねー」
さり気なくスーちゃんに寄り掛かってみた。初めはビクッ!と体を動かして驚いていたけど何も言ってこなかった。
「スーちゃん、あの犬みたいな魔獣って、この林じゃ強い方なのかなぁ?」
「はいっ!強いですよ!滅多に現れないですけど……あの様な魔獣が毎回現れてたら、この林に入れないよぉ……」
えっと……スーちゃんは、この林によく来てるんだ?まるで冒険者みたいな言い方だよね……
「そうなんだ?この林に良く来てるんだ?」
「う、うん。お小遣い稼ぎに、魔石や獣の肉や素材を集めに来ています……」
気不味そうに答えてきた。そっか……お金が無いって言ってたよね。
「はい。スーちゃんにあげるー」
野球ボールの大きさの魔石を渡した。当然、渡されても困るだけで持てるわけもなく数個がゴトゴトと落ちてしまった。
「今、渡されても困るよね。私が持っておくね!」
スーちゃんが持ちきれなかったので、無限収納のバッグに入れて預かっておいた。
「ありがとうございます……しかも持ってもらっちゃって……」
「大丈夫だよーバッグに入ったしさー」
あれ?この林に慣れてるって言ってたよね?歩きづらそうに、よろよろして危なそう……これって……手を繋ぐチャンスかも!?ドキドキしてきたぁ……
「す、スーちゃん……手を繋ぐ?」
「え?あ……ご迷惑に……大丈夫です……」
え?あれ……失敗……はぁ。
「イヤなんだー?」
「ちがいますっ。恥ずかしい……です……」
「そう……なら良いけどさぁ……」
残念そうにスタスタ進んでいくと、付いてくるのがやっとなスーちゃんが息を上げてツラそうだったので休憩をする事にした。座れそうな岩が転がっていて丁度いいかな。
そう言えばこの体になってから体がスゴく軽いし疲れを知らない感じがする。身体能力がかなり上がってるよね……すごい。途中で魔獣や獣を、こっそりと討伐して魔石を回収しているし、獣の素材や食べられるのか良く分からないので……丸ごと収納をしておいた。
途中で気が付いたのだけれど……魔獣って……いちいち魔法で攻撃をして討伐をしなくてもさぁ……魔石を回収してしまえば良いのでは?という発想で途中から魔石を回収して討伐してきた。これってチートってやつなのかな?私……強いっ!うふふ……♪
「スーちゃん、おそーい!」
「はぁ……はぁ……ミサ様が早すぎるのです!もぉ……。本当に初めてなのですかぁ……!?」
「初めでだよっ!もお、そこに座って休みなよぉー」
「は、はい……。はぁ……疲れたー」
「結構、進んできちゃったね?ここってどの辺なの?」
「……知りませんけど?先頭はミサ様でしたし……てっきり……知っているものだと……あっ……初めって……あぁー迷子です!回りに冒険者さんがいないですよ!」
「あぁーあー……迷子かー……」
迷子か……別に今日中に帰らなくても良いから関係ないか……野営をするつもりだったし丁度いいかも♪焦っているスーちゃんには悪いけどー
「スーちゃんって野営ってしたことあるの?」
「……数回だけありますよ……小さい時に、お父様とお兄ちゃんとですけど……」
「ちなみに……料理とかって……出来たり?」
「……出来ません……」
「そっか……うぅ~ん……」
具現化の魔法で料理なんか出てきちゃったり……しないよね?でも……無から魔力を使って、物質を作るのだから……料理も物質だし?
パン、美味しいパン、焼き立てのパン……出てこい……出てこい……美味しいパン♪
膝の上に手を翳して、目を閉じるとパンの焼ける美味しい匂いが漂ってきた。はぁっ!?この匂いは!まさしくパン!
手に温かさが伝わってきた。こっそりとパンを、ちぎり口に入れてみると、まさしくパンの甘みと香りがして美味しいイメージ通りのパンだった。
同じ様に10個作り溜めをしておき残りは無限収納にしまっておいた。無限収納は保管として有効な時間が存在しないので保管した時と同じ状態で取り出せるので、熱々のスープを入れれば、熱々のスープを取り出せて便利だ。
「スーちゃん、はい♪パンあげる」
「え?わぁっ……ありがとうございます」
あ……っ!?スーちゃん……パンチラッしてる……!?青色の水色のに青色のハート柄!?髪の毛に合わせたのかなぁ……可愛い!思わず……
「スーちゃんのパンツと私、お揃いかもっ!?」
「きゃっ!えっちぃーッ!」
顔を赤くさせてスカートを掴み隠した。
「え?」
……あっ……つい口に出しちゃったよ……
「あ……別に、わたしのなんか良いんですけど……恥ずかしくて……あの、ミサ様もさっきから見えちゃっていますよ……ほとんど色違いで同じなのですねぇ……」
あはは……自分も見えちゃってたのね……恥ずかしい……気を付けていたのになぁ。
「それじゃ隣に座れば見えなくなるよ?隣に座る?」
「……はい。そうします……」
隣に座ったスーちゃんに、また恥ずかしい事を言ってしまった。
「おそろいだねー♪」
「……はい♪でも、もう言わないでください……恥ずかしいですよ」
「言ってる私も恥ずかしいけどねー。でも嬉しいなぁって……」
「うぅ……はい。ミサ様と、お揃いは嬉しいですよ……」
あはは……意外と嫌がっていないかなぁ?寄り掛かってみたりしたら……嫌がるかな?
「疲れたねー」
「はい。ミサ様……歩くの早いんですもの……付いていくのが大変でした……」
「ごめんねー」
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