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第11話 先生に見つかってしまった!?
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呆然としていた先生たちが騒ぎ出した。なによ?すぐに直せるからそんなに騒がなくても良いじゃない!
「それは……誰が破壊をしたんだ?」
皆が私を見た……。そうよ。私ですよ……何か問題でも?普通に魔法の練習をしていての事故ですけど!
「私ですけど?」
「そ、そうかミサさんですか……その的は10人掛かりで結界を張った……普通の人じゃ壊せない様になっていたんだが……」
偉そうな先生が困った表情をしていた……。だったら直せば良いでしょ?先生が10人いるんだしさー
何だか現場検証みたいな感じで壊れた的を調べていて、観客席の壁に穴に気付いた先生が大声で他の先生を呼んだ。
「こっちにも穴が空いてますー!」
「な、何だと!?その壁は……的より強力な結界が張ってあるはずだぞ!?観客席に被弾したら大事になるからな……それを破壊して穴を開けるなんて……あり得んぞ!」
そう言うと再び皆から注目を浴びた。注目されて気不味いんですけど。直せば良いんでしょ?多分……直せるよね……イメージして直せば良いんだよね……
魔法で直すって言ってたし……他の人に出来て私に出来ないわけが無い!
観客の壁に穴が空いた場所に向かい手を翳して……壁が直るのをイメージをして……次に魔力を流す感じをイメージをして掌から魔力が放出されているのが可視化が出来て壁が埋まっていくのを回りの人が驚いていた。いやいや……私が一番驚いているってば!こんなすごい才能があったんだねー。私ってすごいっ!
じゃー次は、結界かなー。えっと……魔法を防ぐのをイメージで良いのかなぁ?でも、それより無効化にした方が良いんじゃないの?そっちの方が強そうだし、格好良いよね!?
「おわったよー」
は?っと言う顔をして見つめられた。だから何よ?もうそのリアクション要らないし……嬉しくないって!しつこいってばー
「ミサさん……結界というのはですね……早くても数日は掛かるもので……そんな短時間で張る結界は、脆くて数回魔法を受けると壊れてしまいますよ。それに数時間で結界の効果が無くなってしまうものなのですよ」
へぇ~そうなんだ?そんなに脆いのかな?頑丈に結界を張ったつもりなのに……
「じゃあ……皆で確かめてみて?」
皆が顔を見合わせて頷いた。みんな……顔を見合わせるの好きだねー。チームワークってやつかな?先生と生徒で連帯感があっていい感じだね……うふふ。
離れた場所に移動して眺めていると、魔法を壁に放ち壊そうとするが壁に当たる瞬間に魔法が消えてしまう。30分ほど繰り返していたが諦めた様子で止めてしまった。
「あれは……壊せない!すごいな……あんなの見たことも聞いた事も無いぞ!」
30分間を、ボーッとしているのも暇だったので的を直しておいた。
「壊した場所は全部直したからもう良いでしょ?」
「あの、誰も責めている訳では無いですよ?だいぶ想定外の事が起きましたが、ミサさんの魔力が強過ぎただけです。この場所を提供をしたのは私達ですので」
「明日も使っても大丈夫ですか?」
なんだか、ここって射的の豪華バージョンみたいで好きかも……。また明日も使えたら嬉しいんだけどなぁ……♪
「勿論、使って頂いても問題ありませんよ」
「やったっ!ありがとうございまーすっ♪明日も使えるってーリコちゃん!」
「良かったですね……って、まだ強くなるつもりなのですか?」
ん?あーそうか……魔法は使えるようになって練習はもうしなくて良いのかぁ~。ん~貸してって言っちゃったし、明日が最後で良いか。
「じゃあ、明日が最後で!」
「最後と言わずに、いつでも使用を許可しますのでお使い下さい」
「はーい。ありがとー♪」
解散してリコちゃんとルリちゃんと寮の部屋に戻ってきた。
「お姉ちゃーんッ♡」
寮の部屋のドアが閉まると同時にリコちゃんが抱き着いてきたので私も抱きしめ返した。何だか久しぶりに会った恋人同士みたい、こんな感じなんだろうなぁ……恋人はいた経験が無いから分からないんだけれど。
頬を赤くしてチラチラっと見ていたルリちゃんが、戸惑いながら近寄ってきて、後ろから遠慮気味に抱きしめてきて体を触ってきた。えっと……遠慮してるつもりかもしれないけれど……それ、くすぐったくて……逆に大胆だと思うんですけど!?
「あの……ルリちゃん、それ……私の胸なんですけと……?」
「あっ。すみませんっ。触り心地が良くて……」
「もぉっ!……ルリさんっ!」
リコちゃんがムッとした表情でルリちゃんを睨んでいた。ルリちゃんってばーエッチだなぁ……オドオドしてるのに大胆っ♡
リコちゃんが胸をガードするように顔を押し付けて来た。それで何してるの……これ?イチャイチャは良いんだけど、そろそろ夕食だよね?
「そろそろ夕食だよー?お腹すいちゃった」
「むぅ……そうですね……でも、もう少し……」
「はぅ……もう少しお願いします……っ♡」
うわぁ……っ♪ 懐かれてるぅ……幸せっ♡
「あ、うん。別に良いけど……」
照れ隠しで喜んでない様に発言したけれど、顔は正直で絶対に、ニヤけて頬が赤くなっていてバレバレだと思う……あはは……♡ 2人は、私に抱き着いていて顔は見られていないので大丈夫だけどねーっ。この可愛いやつらめっ♡
「それは……誰が破壊をしたんだ?」
皆が私を見た……。そうよ。私ですよ……何か問題でも?普通に魔法の練習をしていての事故ですけど!
「私ですけど?」
「そ、そうかミサさんですか……その的は10人掛かりで結界を張った……普通の人じゃ壊せない様になっていたんだが……」
偉そうな先生が困った表情をしていた……。だったら直せば良いでしょ?先生が10人いるんだしさー
何だか現場検証みたいな感じで壊れた的を調べていて、観客席の壁に穴に気付いた先生が大声で他の先生を呼んだ。
「こっちにも穴が空いてますー!」
「な、何だと!?その壁は……的より強力な結界が張ってあるはずだぞ!?観客席に被弾したら大事になるからな……それを破壊して穴を開けるなんて……あり得んぞ!」
そう言うと再び皆から注目を浴びた。注目されて気不味いんですけど。直せば良いんでしょ?多分……直せるよね……イメージして直せば良いんだよね……
魔法で直すって言ってたし……他の人に出来て私に出来ないわけが無い!
観客の壁に穴が空いた場所に向かい手を翳して……壁が直るのをイメージをして……次に魔力を流す感じをイメージをして掌から魔力が放出されているのが可視化が出来て壁が埋まっていくのを回りの人が驚いていた。いやいや……私が一番驚いているってば!こんなすごい才能があったんだねー。私ってすごいっ!
じゃー次は、結界かなー。えっと……魔法を防ぐのをイメージで良いのかなぁ?でも、それより無効化にした方が良いんじゃないの?そっちの方が強そうだし、格好良いよね!?
「おわったよー」
は?っと言う顔をして見つめられた。だから何よ?もうそのリアクション要らないし……嬉しくないって!しつこいってばー
「ミサさん……結界というのはですね……早くても数日は掛かるもので……そんな短時間で張る結界は、脆くて数回魔法を受けると壊れてしまいますよ。それに数時間で結界の効果が無くなってしまうものなのですよ」
へぇ~そうなんだ?そんなに脆いのかな?頑丈に結界を張ったつもりなのに……
「じゃあ……皆で確かめてみて?」
皆が顔を見合わせて頷いた。みんな……顔を見合わせるの好きだねー。チームワークってやつかな?先生と生徒で連帯感があっていい感じだね……うふふ。
離れた場所に移動して眺めていると、魔法を壁に放ち壊そうとするが壁に当たる瞬間に魔法が消えてしまう。30分ほど繰り返していたが諦めた様子で止めてしまった。
「あれは……壊せない!すごいな……あんなの見たことも聞いた事も無いぞ!」
30分間を、ボーッとしているのも暇だったので的を直しておいた。
「壊した場所は全部直したからもう良いでしょ?」
「あの、誰も責めている訳では無いですよ?だいぶ想定外の事が起きましたが、ミサさんの魔力が強過ぎただけです。この場所を提供をしたのは私達ですので」
「明日も使っても大丈夫ですか?」
なんだか、ここって射的の豪華バージョンみたいで好きかも……。また明日も使えたら嬉しいんだけどなぁ……♪
「勿論、使って頂いても問題ありませんよ」
「やったっ!ありがとうございまーすっ♪明日も使えるってーリコちゃん!」
「良かったですね……って、まだ強くなるつもりなのですか?」
ん?あーそうか……魔法は使えるようになって練習はもうしなくて良いのかぁ~。ん~貸してって言っちゃったし、明日が最後で良いか。
「じゃあ、明日が最後で!」
「最後と言わずに、いつでも使用を許可しますのでお使い下さい」
「はーい。ありがとー♪」
解散してリコちゃんとルリちゃんと寮の部屋に戻ってきた。
「お姉ちゃーんッ♡」
寮の部屋のドアが閉まると同時にリコちゃんが抱き着いてきたので私も抱きしめ返した。何だか久しぶりに会った恋人同士みたい、こんな感じなんだろうなぁ……恋人はいた経験が無いから分からないんだけれど。
頬を赤くしてチラチラっと見ていたルリちゃんが、戸惑いながら近寄ってきて、後ろから遠慮気味に抱きしめてきて体を触ってきた。えっと……遠慮してるつもりかもしれないけれど……それ、くすぐったくて……逆に大胆だと思うんですけど!?
「あの……ルリちゃん、それ……私の胸なんですけと……?」
「あっ。すみませんっ。触り心地が良くて……」
「もぉっ!……ルリさんっ!」
リコちゃんがムッとした表情でルリちゃんを睨んでいた。ルリちゃんってばーエッチだなぁ……オドオドしてるのに大胆っ♡
リコちゃんが胸をガードするように顔を押し付けて来た。それで何してるの……これ?イチャイチャは良いんだけど、そろそろ夕食だよね?
「そろそろ夕食だよー?お腹すいちゃった」
「むぅ……そうですね……でも、もう少し……」
「はぅ……もう少しお願いします……っ♡」
うわぁ……っ♪ 懐かれてるぅ……幸せっ♡
「あ、うん。別に良いけど……」
照れ隠しで喜んでない様に発言したけれど、顔は正直で絶対に、ニヤけて頬が赤くなっていてバレバレだと思う……あはは……♡ 2人は、私に抱き着いていて顔は見られていないので大丈夫だけどねーっ。この可愛いやつらめっ♡
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