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保護施設の運営費を考える
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夜遅くまで会議をしていたので眠そうな二人だった。
ミユがそれだった、わたしも参加したのにと言ってくれたがそういう話はミユは得意ではないのをユウヤは知っている。
今日は午前中からスズとミユで保護施設の状況を見に来ている。
場所は家から歩いて10分くらいの場所で意外と近かった。
建物は男子、女子と別れているが調理場で繋がっている感じだ。
庭も広く遊ぶのに十分広い感じで、ただ安全のために塀で囲われており出入り口は1ヶ所だけで警備が24時間交代で二人常駐している、理由は人拐いの警戒と防犯の為だ。
逃げ出すのを防止している訳ではない、出ていくのは自由だが子供達の安全を考えて入る時は事前に審査されて許可が出た者のみが入れる。
スズ達が着くとすでに8人の女の子が保護されていて5歳から11歳の女の子達で健康には問題はなさそうで皆、裁縫は出来るようで安心した。
先生の紹介をして、調理をする人、事務員の紹介をした後に
早速、子供達に簡単に説明をする。
生活をする為に施設の費用、安全面、教育、家事、食費などの費用を稼がないといけない事。
共同生活が出来ない者、ルールが守れない者は、協議して施設から出ていってもらう事もある事。
外に出かける時は少人数で安全の為に護衛を付けて出かける事。
製品を作っただけお小遣いが増える事と安全で重労働では無い事を説明してから作業内容をミユが説明をした。
皆が見本をみて目を輝かせているので大丈夫そうだ。
作り方を実際に見せて皆も実際に作業してみると意外にも早く出来ている、さすが裁縫の経験者達だな。
これは言ってはいないが1個作ると銅貨5枚を貯蓄して出ていく時に支払おうと思っている、いきなりお金も無しで出されても生活が出来ないし職も安心して探せないのは可哀想だ、日本でいうと退職金のようなものかな。
邪魔にならないように教室というか作業部屋から出て保護施設を周って見学をしてる2階は寝室で1部屋6人で寝るみたいで3段ベッドが2つ入っている。衣装ケースも6人分置いてあって部屋が8部屋あった。
1階に降りて作業部屋と職員室、職員の休憩室、事務室、調理室、院長室があってスズに院長室に案内され
「ココはお前の部屋だな。」
「は?良いのか俺が院長になって・・・」
と冗談でニヤリと笑う
スズが考えてるようだ・・・
「何だよそのニヤリって・・・」
「可愛い女の子がいっぱい居るよな」
冗談で言ってるんだがスズが、あっ。っという顔をした。
院長室の椅子に座っている俺をスズが立たせる
「やっぱり無しだ。解雇する。ダメだ。」
テンパっている時のスズだな。
「大丈夫だ冗談だよ。」
「イヤだめだ。私の考えが甘かった。お前は優しいから可愛い子が困ってたら、また家に連れてきそうだし。お前は立ち入り禁止な。絶対だぞ。」
「まあ、俺もその方が良いと思うな。もう嫁は勘弁してほしいし」
「うん。絶対だからな」
と言い手を握ってくるスズ
「あんまり外でベタベタしてると不味いだろ見つかるぞ。お前のキャラが崩れるぞ。それにその泣きそうな顔も止めろよ」
「そうだよな。ついユウヤと二人だけになると油断するな」
「事務員って何するんだ?」
「子供の書類作りと、ぬいぐるみの材料管理と出来たぬいぐるみの管理もやってもらう、誰が何個作ったかも記録してもらう。先生は、あくまでも子供の世話だしな」
「それは良いな。助かる」
「見る所はもう終わったぞ」
「ミユはまだ終わらないよな」
「戻ってみるか?」
「そうだな。」
ミユのいる作業部屋に戻ってきたがミユが夢中になり、ぬいぐるみを作っている。
他の子供も夢中で作っているので良い感じだな。
ミユに護衛を付けて家に戻ることにした。
家に戻るとスズをリビングに先に行かせてミオの部屋に入りミオが横になっている隣に座り
「ケガは大丈夫か?」
「はい。良くなってきてますよ」
と可愛い笑顔で答えてくれた。
左側だけ髪の毛が結んであった。
その髪型も可愛くて好きなんだが・・・
いつもはツインテールだったのにどうしたんだろ?
「今日はツインテールじゃないんだな」
「腕を上げると痛かったので、今日はやめておきました。」
「そっか。その髪型も可愛くて良い感じだぞ」
「ありがとうございます」
「その言葉遣い直さないか?もっと普通に話して欲しいんだけど。もう嫁だしな」
「・・・うん。わかった。緊張しちゃう」
「徐々にで大丈夫だよ」
「昼に来れたら迎えに来るから大人しく寝ててな」
「うん。ありがと。待ってるよ」
ミオはだいぶ良くなり傷の跡も無くなり美少女になっている。
ミオは緊張するって言ってたけど俺も緊張してたし。
リビングに行くとスズが居なかったのでスズの部屋に行くとスズが頬を膨らませてた。
「どうしたんだよ?」
「来るのが遅かったから部屋に戻っただけ」
「ミオの具合を見てただけだろ」
「寂しかっただけだよ。」
「悪かったよ。」
「スズは髪の毛結ばないのか?」
「最近は結ばないな」
「前はどんな髪型してたんだ?」
「う~ん・・・色々かな」
「ヘアゴム持ってないのか?」
「あると思うぞ・・・」
引き出しをあさっているスズ
どうやら見つけたようで鏡の前で髪の毛を結んでいるようだ。
髪を結び終えたスズが近づいてくるツインテールだ。
しかも猫耳のツインテールだ。可愛い!
「可愛いな。雰囲気が変わるもんだ。」
「そうか?雰囲気が変わってもっと可愛くなったか?」
「うん。なったな。」
「そうならもっと早く言ってよ。」
「スズは髪の毛結ばないのかと思ってたからな」
「髪の毛切ったから結ばなくても邪魔じゃなくなったの」
「そうだったのか」
「オシャレで、私が結ぶと思う?ユウヤの為なら結ぶけど・・・」
「スズがオシャレでは結ぶ気はしないな。」
「明日も他の髪型も挑戦してみる」
「そんなに凝った髪型じゃなくて良いからな」
「うん。わかった。」
「スズは、そのままでも可愛いしな。」
「あはは。ありがと。」
「一緒にミユを迎えに行かないか?」
「そうだな。そろそろお昼だしな」
外に出る前にミオに出掛けてくるから帰ってきたら迎えに来るから待っててと言っておいた。
施設に着くとミユが、ぬいぐるみを5個も作っていて驚いたけど他の子も少ない子でも3個作っていて出来を確認したけど十分売れる品質だと思う。
ボクとスズが確認したので事務員さんが、ぬいぐるみを片付けてくれた。
ミユの作っている物が出来上がったので、そこで声を掛けてお昼で一緒に帰る時に明日も来るので
「分からない事があったら明日に聞いてね。」
と笑顔で言うと子供達も笑顔で
「明日も楽しみに来るのを待ってるね」
と返してくれた。
それと俺が夕食を食べ終わった後は作業したらダメだと言っておいた。
夜遅くまでやってて昼間に作業が出来なかったら健康にも悪いし昼間の評価が下がってしまう。
帰ってミオと一緒にリビングへ向かい昼食を食べ終わったミユは施設が気になるようでソワソワしているので
「気になるなら護衛を付けて行ってみれば?」
「良いの?」
「良いけど夜遅くなるようだったら施設に泊まった方が安心かもよ」
「うん。分かった。わたしが居ないからって変な事しないでよね。」
「大丈夫だよ、しないよ。」
ミユが施設に行った後にミオを部屋まで送りスズの部屋に入り、いつもの定位置で話をする。
「ミユの作った、ぬいぐるみはミユのお金だよな?」
「うん。そうだよね。それで良いと思うよ」
「それで、ぬいぐるみは売れそうかな?」
「大丈夫だと思うよ銀貨3枚で売れると思う、珍しいというか見たこと無いしな。ぬいぐるみの中の素材も見たこと無いし生地も見たこと無いから真似も出来ないだろ。」
「なら資金面で困ることは無さそうだな」
「で、さっきから頬ばかり撫でてるけど、何してるの?」
「頭を撫でると、せっかくの髪型が崩れるからさ」
「髪型なんか結び直せば良いだけだろ」
「勿体ない気がして・・・可愛いのに」
スズがヘアゴムを取ってしまった。
「これで良いか?」
「全然良くない、勿体ないな~」
「良いんだよ。お風呂に入りに行くから」
「俺も一緒に行こうか?」
「良いけど・・・後で大変じゃないの?皆と入ることになるぞ」
「・・・やめとくよ。」
「お風呂に行ってくるね」
「はーい。」
「俺はミオをリビングへ連れてくるな」
「分かった。」
ミオの部屋に入ると着替えの準備をしていた
「入ったら不味かったか?」
「そんな事は無いよ。入っていいよ。」
「お風呂の着替えの準備してたんでしょ?」
「うん。大丈夫だよ」
タオルとパジャマと下着が少し見える・・・
色はピンクだ。
「用意はできたかな?」
「なんかいつも気を使って貰って悪いです」
二人であまり話したことが無かったのでベッドに座り
「あまり二人で話したことが無かったよね」
「うん。無かったね」
「いきなりだけどさ。俺と結婚して良かったの?出会ったばかりで・・・好きでも無いでしょ?」
「え、何で急に?」
「俺も気を使ってるけどミオも気を使ってるでしょ?それじゃお互いに窮屈じゃないかな?ミオは若いんだから他に好きな人が出来るかもしれないし」
「そんな事はありません。私の事が嫌いになったの?邪魔になりましたか?」
「そんな事は無いけどさ」
「何でも言う事を聞きますし、ココで服を脱げと言われれば脱ぎますし裸にもなります。一緒に居させてください。」
「そういう所がさ違うと思うんだけど。そういう事は奴隷でも買えば済むと思うし。それって好きって訳ではないよね。ただ生活に困って行き場所が無くなって仕方なく結婚した感じだし」
「・・・そう見えますか・・見えますよね。」
「それだったら施設を作ったから、そこで安全に暮らせるし食事の心配も無いよ。」
「でも、私はユウヤの事がホントに好きの分かって欲しいんだけど・・・どうして良いのか分からないの、こういう経験が無いから」
「今なら出ていっても結婚を公表して無いし無かった事に出来ると思って話をしただけだよ。出ていっても安全な場所も用意できたしって思ってね。最終確認だよ」
「そうだったの?だったら私はユウヤと一緒にいたいよ。ボロボロの顔で汚かった私に優しくしてくれたし」
「そんな事は忘れちゃって良いよ。じゃあ脱いでもらおうかな」
「え、あ・・・はい。」
服を脱ごうとしてるミオ
「え、あ。冗談だよ。脱がないでって。ビックリさせようと思ったけど。こっちがビックリさせられてるし。ホントごめん。」
「ユウヤにだったら見せても良いよ?」
「だからそういうのは止めてって。もっと自分を大切にして。」
「うん。分かった。」
「でも、さっき入ってきた時にミオがベッドに座ってたから水色のパンツ見れてラッキーだったな」
「え、恥ずかしいよ。」
「そんな感じで自分を大切にしなよ。」
「はーい。」
「じゃあリビングに行って待ってようか」
リビングに一緒にいって一緒に待つ
「帰りはもう大丈夫だよ。」
「分かった。」
しばらく仲良く話をして過ごしてるとスズが呼びに来たのでミオと一緒に風呂場まで付いて行って戻ろうとした時に抱き着かれ頬にキスをされ
「いつも心配してくれてありがと。大好き」
と言ってくれた。
「俺も好きだよ。」
と返したが普通の顔で返せたか微妙だと思う。
抱き着かれた時にミオの胸が当たり予想より大きく柔らかかったからだ。
スズの部屋に戻ると、スズが
「何をそんなにニヤけてるんだよ。何か良い事でもあったのか?」
う~ん・・・何て言い訳をするか・・・
「明日施設に行ったら、ぬいぐるみが何個出来てるんだろうな?って考えててさ」
「まぁ・・・2、30個くらいか?多分」
「もっと作ってたりしてな」
「そんなに簡単に出来るものでも無いと思うけどな」
よし。誤魔化せたっぽいな。
「って言うかお前が金の事でニヤつくとは思えないが・・・ミオの胸を触ったかパンツでも見たのか?」
バレてる・・・
「そんな訳ないだろ」
「パンツなら見せてやっても良いよ」
「そんな事言われて見ても嬉しくないって」
「どうすれば良いんだよ。」
「普通にしててくれれば可愛いんだから大丈夫だろ」
「分かったよ」
と言いつつパンツが見えるように座っている。
今日は薄い黄色のパンツですか。
俺の視線に気づきニコニコのスズ
色々と相談や話をして過ごしてベッドで仲良く手を繋いで眠りに落ちた。
ミユがそれだった、わたしも参加したのにと言ってくれたがそういう話はミユは得意ではないのをユウヤは知っている。
今日は午前中からスズとミユで保護施設の状況を見に来ている。
場所は家から歩いて10分くらいの場所で意外と近かった。
建物は男子、女子と別れているが調理場で繋がっている感じだ。
庭も広く遊ぶのに十分広い感じで、ただ安全のために塀で囲われており出入り口は1ヶ所だけで警備が24時間交代で二人常駐している、理由は人拐いの警戒と防犯の為だ。
逃げ出すのを防止している訳ではない、出ていくのは自由だが子供達の安全を考えて入る時は事前に審査されて許可が出た者のみが入れる。
スズ達が着くとすでに8人の女の子が保護されていて5歳から11歳の女の子達で健康には問題はなさそうで皆、裁縫は出来るようで安心した。
先生の紹介をして、調理をする人、事務員の紹介をした後に
早速、子供達に簡単に説明をする。
生活をする為に施設の費用、安全面、教育、家事、食費などの費用を稼がないといけない事。
共同生活が出来ない者、ルールが守れない者は、協議して施設から出ていってもらう事もある事。
外に出かける時は少人数で安全の為に護衛を付けて出かける事。
製品を作っただけお小遣いが増える事と安全で重労働では無い事を説明してから作業内容をミユが説明をした。
皆が見本をみて目を輝かせているので大丈夫そうだ。
作り方を実際に見せて皆も実際に作業してみると意外にも早く出来ている、さすが裁縫の経験者達だな。
これは言ってはいないが1個作ると銅貨5枚を貯蓄して出ていく時に支払おうと思っている、いきなりお金も無しで出されても生活が出来ないし職も安心して探せないのは可哀想だ、日本でいうと退職金のようなものかな。
邪魔にならないように教室というか作業部屋から出て保護施設を周って見学をしてる2階は寝室で1部屋6人で寝るみたいで3段ベッドが2つ入っている。衣装ケースも6人分置いてあって部屋が8部屋あった。
1階に降りて作業部屋と職員室、職員の休憩室、事務室、調理室、院長室があってスズに院長室に案内され
「ココはお前の部屋だな。」
「は?良いのか俺が院長になって・・・」
と冗談でニヤリと笑う
スズが考えてるようだ・・・
「何だよそのニヤリって・・・」
「可愛い女の子がいっぱい居るよな」
冗談で言ってるんだがスズが、あっ。っという顔をした。
院長室の椅子に座っている俺をスズが立たせる
「やっぱり無しだ。解雇する。ダメだ。」
テンパっている時のスズだな。
「大丈夫だ冗談だよ。」
「イヤだめだ。私の考えが甘かった。お前は優しいから可愛い子が困ってたら、また家に連れてきそうだし。お前は立ち入り禁止な。絶対だぞ。」
「まあ、俺もその方が良いと思うな。もう嫁は勘弁してほしいし」
「うん。絶対だからな」
と言い手を握ってくるスズ
「あんまり外でベタベタしてると不味いだろ見つかるぞ。お前のキャラが崩れるぞ。それにその泣きそうな顔も止めろよ」
「そうだよな。ついユウヤと二人だけになると油断するな」
「事務員って何するんだ?」
「子供の書類作りと、ぬいぐるみの材料管理と出来たぬいぐるみの管理もやってもらう、誰が何個作ったかも記録してもらう。先生は、あくまでも子供の世話だしな」
「それは良いな。助かる」
「見る所はもう終わったぞ」
「ミユはまだ終わらないよな」
「戻ってみるか?」
「そうだな。」
ミユのいる作業部屋に戻ってきたがミユが夢中になり、ぬいぐるみを作っている。
他の子供も夢中で作っているので良い感じだな。
ミユに護衛を付けて家に戻ることにした。
家に戻るとスズをリビングに先に行かせてミオの部屋に入りミオが横になっている隣に座り
「ケガは大丈夫か?」
「はい。良くなってきてますよ」
と可愛い笑顔で答えてくれた。
左側だけ髪の毛が結んであった。
その髪型も可愛くて好きなんだが・・・
いつもはツインテールだったのにどうしたんだろ?
「今日はツインテールじゃないんだな」
「腕を上げると痛かったので、今日はやめておきました。」
「そっか。その髪型も可愛くて良い感じだぞ」
「ありがとうございます」
「その言葉遣い直さないか?もっと普通に話して欲しいんだけど。もう嫁だしな」
「・・・うん。わかった。緊張しちゃう」
「徐々にで大丈夫だよ」
「昼に来れたら迎えに来るから大人しく寝ててな」
「うん。ありがと。待ってるよ」
ミオはだいぶ良くなり傷の跡も無くなり美少女になっている。
ミオは緊張するって言ってたけど俺も緊張してたし。
リビングに行くとスズが居なかったのでスズの部屋に行くとスズが頬を膨らませてた。
「どうしたんだよ?」
「来るのが遅かったから部屋に戻っただけ」
「ミオの具合を見てただけだろ」
「寂しかっただけだよ。」
「悪かったよ。」
「スズは髪の毛結ばないのか?」
「最近は結ばないな」
「前はどんな髪型してたんだ?」
「う~ん・・・色々かな」
「ヘアゴム持ってないのか?」
「あると思うぞ・・・」
引き出しをあさっているスズ
どうやら見つけたようで鏡の前で髪の毛を結んでいるようだ。
髪を結び終えたスズが近づいてくるツインテールだ。
しかも猫耳のツインテールだ。可愛い!
「可愛いな。雰囲気が変わるもんだ。」
「そうか?雰囲気が変わってもっと可愛くなったか?」
「うん。なったな。」
「そうならもっと早く言ってよ。」
「スズは髪の毛結ばないのかと思ってたからな」
「髪の毛切ったから結ばなくても邪魔じゃなくなったの」
「そうだったのか」
「オシャレで、私が結ぶと思う?ユウヤの為なら結ぶけど・・・」
「スズがオシャレでは結ぶ気はしないな。」
「明日も他の髪型も挑戦してみる」
「そんなに凝った髪型じゃなくて良いからな」
「うん。わかった。」
「スズは、そのままでも可愛いしな。」
「あはは。ありがと。」
「一緒にミユを迎えに行かないか?」
「そうだな。そろそろお昼だしな」
外に出る前にミオに出掛けてくるから帰ってきたら迎えに来るから待っててと言っておいた。
施設に着くとミユが、ぬいぐるみを5個も作っていて驚いたけど他の子も少ない子でも3個作っていて出来を確認したけど十分売れる品質だと思う。
ボクとスズが確認したので事務員さんが、ぬいぐるみを片付けてくれた。
ミユの作っている物が出来上がったので、そこで声を掛けてお昼で一緒に帰る時に明日も来るので
「分からない事があったら明日に聞いてね。」
と笑顔で言うと子供達も笑顔で
「明日も楽しみに来るのを待ってるね」
と返してくれた。
それと俺が夕食を食べ終わった後は作業したらダメだと言っておいた。
夜遅くまでやってて昼間に作業が出来なかったら健康にも悪いし昼間の評価が下がってしまう。
帰ってミオと一緒にリビングへ向かい昼食を食べ終わったミユは施設が気になるようでソワソワしているので
「気になるなら護衛を付けて行ってみれば?」
「良いの?」
「良いけど夜遅くなるようだったら施設に泊まった方が安心かもよ」
「うん。分かった。わたしが居ないからって変な事しないでよね。」
「大丈夫だよ、しないよ。」
ミユが施設に行った後にミオを部屋まで送りスズの部屋に入り、いつもの定位置で話をする。
「ミユの作った、ぬいぐるみはミユのお金だよな?」
「うん。そうだよね。それで良いと思うよ」
「それで、ぬいぐるみは売れそうかな?」
「大丈夫だと思うよ銀貨3枚で売れると思う、珍しいというか見たこと無いしな。ぬいぐるみの中の素材も見たこと無いし生地も見たこと無いから真似も出来ないだろ。」
「なら資金面で困ることは無さそうだな」
「で、さっきから頬ばかり撫でてるけど、何してるの?」
「頭を撫でると、せっかくの髪型が崩れるからさ」
「髪型なんか結び直せば良いだけだろ」
「勿体ない気がして・・・可愛いのに」
スズがヘアゴムを取ってしまった。
「これで良いか?」
「全然良くない、勿体ないな~」
「良いんだよ。お風呂に入りに行くから」
「俺も一緒に行こうか?」
「良いけど・・・後で大変じゃないの?皆と入ることになるぞ」
「・・・やめとくよ。」
「お風呂に行ってくるね」
「はーい。」
「俺はミオをリビングへ連れてくるな」
「分かった。」
ミオの部屋に入ると着替えの準備をしていた
「入ったら不味かったか?」
「そんな事は無いよ。入っていいよ。」
「お風呂の着替えの準備してたんでしょ?」
「うん。大丈夫だよ」
タオルとパジャマと下着が少し見える・・・
色はピンクだ。
「用意はできたかな?」
「なんかいつも気を使って貰って悪いです」
二人であまり話したことが無かったのでベッドに座り
「あまり二人で話したことが無かったよね」
「うん。無かったね」
「いきなりだけどさ。俺と結婚して良かったの?出会ったばかりで・・・好きでも無いでしょ?」
「え、何で急に?」
「俺も気を使ってるけどミオも気を使ってるでしょ?それじゃお互いに窮屈じゃないかな?ミオは若いんだから他に好きな人が出来るかもしれないし」
「そんな事はありません。私の事が嫌いになったの?邪魔になりましたか?」
「そんな事は無いけどさ」
「何でも言う事を聞きますし、ココで服を脱げと言われれば脱ぎますし裸にもなります。一緒に居させてください。」
「そういう所がさ違うと思うんだけど。そういう事は奴隷でも買えば済むと思うし。それって好きって訳ではないよね。ただ生活に困って行き場所が無くなって仕方なく結婚した感じだし」
「・・・そう見えますか・・見えますよね。」
「それだったら施設を作ったから、そこで安全に暮らせるし食事の心配も無いよ。」
「でも、私はユウヤの事がホントに好きの分かって欲しいんだけど・・・どうして良いのか分からないの、こういう経験が無いから」
「今なら出ていっても結婚を公表して無いし無かった事に出来ると思って話をしただけだよ。出ていっても安全な場所も用意できたしって思ってね。最終確認だよ」
「そうだったの?だったら私はユウヤと一緒にいたいよ。ボロボロの顔で汚かった私に優しくしてくれたし」
「そんな事は忘れちゃって良いよ。じゃあ脱いでもらおうかな」
「え、あ・・・はい。」
服を脱ごうとしてるミオ
「え、あ。冗談だよ。脱がないでって。ビックリさせようと思ったけど。こっちがビックリさせられてるし。ホントごめん。」
「ユウヤにだったら見せても良いよ?」
「だからそういうのは止めてって。もっと自分を大切にして。」
「うん。分かった。」
「でも、さっき入ってきた時にミオがベッドに座ってたから水色のパンツ見れてラッキーだったな」
「え、恥ずかしいよ。」
「そんな感じで自分を大切にしなよ。」
「はーい。」
「じゃあリビングに行って待ってようか」
リビングに一緒にいって一緒に待つ
「帰りはもう大丈夫だよ。」
「分かった。」
しばらく仲良く話をして過ごしてるとスズが呼びに来たのでミオと一緒に風呂場まで付いて行って戻ろうとした時に抱き着かれ頬にキスをされ
「いつも心配してくれてありがと。大好き」
と言ってくれた。
「俺も好きだよ。」
と返したが普通の顔で返せたか微妙だと思う。
抱き着かれた時にミオの胸が当たり予想より大きく柔らかかったからだ。
スズの部屋に戻ると、スズが
「何をそんなにニヤけてるんだよ。何か良い事でもあったのか?」
う~ん・・・何て言い訳をするか・・・
「明日施設に行ったら、ぬいぐるみが何個出来てるんだろうな?って考えててさ」
「まぁ・・・2、30個くらいか?多分」
「もっと作ってたりしてな」
「そんなに簡単に出来るものでも無いと思うけどな」
よし。誤魔化せたっぽいな。
「って言うかお前が金の事でニヤつくとは思えないが・・・ミオの胸を触ったかパンツでも見たのか?」
バレてる・・・
「そんな訳ないだろ」
「パンツなら見せてやっても良いよ」
「そんな事言われて見ても嬉しくないって」
「どうすれば良いんだよ。」
「普通にしててくれれば可愛いんだから大丈夫だろ」
「分かったよ」
と言いつつパンツが見えるように座っている。
今日は薄い黄色のパンツですか。
俺の視線に気づきニコニコのスズ
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