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60話 シャルの本音
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散歩だったんだが……いつの間にか討伐に変わってるし……昼間に、強制的に帰宅させたしなぁ。討伐かぁ……別に俺が参加をしなくても良いんじゃないか? 別行動とは言わないが討伐組と寛ぐ組に分かれて待ってるのも良いかもな。
「シャルは、討伐か?」
「もう、討伐は遠慮しておく……あ、でも魔獣は欲しいかも……テイムしたいかな」
「そうか、それは明日一緒にするか」
「うん。ユウくんが一緒なら安心だね」
おいおい……こんな性格だったか……?? 素直過ぎて気持ち悪い……違和感しか無いぞ。
「アリアは?」
「うぅ~ん……ミーシャちゃん一人じゃ可愛そうだし……心配だから付いて行こうかなぁ」
「悪いけど頼むよ」
「はぁい」
シャルと二人っきりなってしまった。久しぶりで少し緊張をする。
「シャル、急に素直になって気味が悪いぞ」
「ん? そうかな? 前は、どうしても強くなって最強のパーティに入って活躍しないと! って思ってたからね。ユウくんパーティって、最強になると思って……どうしても入りたくてさぁ~」
「そうかな? そんな感じじゃないんだけどなぁ」
「現に最強のパーティになってるしっ。王国内最強だよ?SSランクだし! 王国内にSSランクはユウくんだけだよ」
「そうらしいなぁ……」
「で、どこのパーティに入っても止めてもらうって言われるし、空回りしちゃうんだよね」
「そっか……」
「それで、今……最低な感じじゃない。だからもう良いかな……って思ったら気が楽になっちゃった♪ しかも好きなテイマーになれるかもって思ったら嬉しくなっちゃって! ありがと。ユウくん」
あぁ~これって、本当のシャルなのかもな……小さい時から父親から運動神経がいい、素質がある、訓練すれば最強になれるって言い続けられてきたからな。期待されてストレスになってて気を張っていたのかもな。それでキツイ性格というか、自分勝手に見えてたけど最善の事だと思って行動をしてたのかも。それが消えた今、本当のシャルになったのかもな。
このシャルなら色々と、協力をしてあげたいな。
「色々と協力そするから、その性格でいろよ?」
「え? いつも通りだけど? なにか違う?」
「全然、違うな……素直で可愛いぞ」
「は? なにそれ~いつも素直で可愛いでしょ! にぃっ♪」
作り笑いだが……とても可愛い作り笑いで、その中に心からの笑顔で微笑んでいる様にも見えた。
「その笑顔だったらモテモテだろうな」
「えへへっ♪ でしょ? でも~モテないんだよね~」
「それは性格の問題だろ~」
「うぅ~ん~わたしが相手にしないからねっ」
「は? 自分から話に……あ、そっかヤキモチをって言ってたな、それって……俺にって事なのか?」
「かもね~♪」
「ま~好きなだけ居て良いからな」
「うん。遠慮なく、お世話になりますっ。ずーっとね♪ 好きなだけ居て良いでしょ? ならずーっと一緒かなぁ」
「ん? それって……え? ずっと?」
「……この意味わからない?」
はい? 意味は分かる……けど、シャルからって思うと、どうしても裏があるって思っちゃうんだけど。今回は裏はなさそうだけど……
「わ、分かるけどさ。前にも同じ様な事を言ってて、男友達と仲良くしてただろ?」
「だから、あれは……ユウくんにヤキモチ妬いて欲しかったの! そんなに心配なら村に帰らなくても良いよ? ここでユウくん達と4人で暮らすから♪」
焚き火の明かりがシャルを照らし、キレイな金髪がオレンジ色に輝き雰囲気が変わり、微笑みが魅力的で幻想的に見え美しい。
これ、ずるくない? こんな状況で言うなんてさぁ……ん……また面倒事に巻き込まれるのは嫌だし。悪いけど事実を確認をさせてもらうよ。シャルに巻き込まれるのは勘弁して欲しいし。
「なぁ、シャル本当の事を言ってくれるか?」
言葉に魔力を込めて聞いてみた。
要は命令でウソがつけないってやつだね。これには逆らえないみたいだし。種族も変えられる強力で絶対的なスキルって感じだよな。
「ウソなんかついてないよ。全部本当、心から思っていることだよ。ずっと前から、出会った頃から好きだったよ。ずっと一緒に居たかったの……でも離れていっちゃうし……パーティになりたかったのにって思ってイジワルをしちゃったの。悪いと思ったんだけどヤキモチを妬かせて……振り向いてくれないかなって……」
見た時は仲良く寄り添っていて演技には見えなかったけど? でも、ウソは付けなくなってるしな……
「男の子と一緒に仲良くしてたのも演技だったのか?」
「うん。好きって言ってくれた子を……仲良くしてただけで、好きでも仲が良いってことも無かったよ。まさか置いていかれるとは思ってなかったけど……」
男の子とは何でも無かったんだな……じゃあ、これから一緒に住むってどういう意味なんだ? ホントにそういう意味なのか? 住む場所が無いからとか?
「そっか、それでずっと一緒にってどういう意味なんだ? 他に住む家がないからか?」
「それは……その……まんまだよ。好きだってこと! 結婚したいって言ってるのっ。住む家なら両親の家があるよ……追い出されてないし」
家は、追い出されていないのか……
「シャルは、討伐か?」
「もう、討伐は遠慮しておく……あ、でも魔獣は欲しいかも……テイムしたいかな」
「そうか、それは明日一緒にするか」
「うん。ユウくんが一緒なら安心だね」
おいおい……こんな性格だったか……?? 素直過ぎて気持ち悪い……違和感しか無いぞ。
「アリアは?」
「うぅ~ん……ミーシャちゃん一人じゃ可愛そうだし……心配だから付いて行こうかなぁ」
「悪いけど頼むよ」
「はぁい」
シャルと二人っきりなってしまった。久しぶりで少し緊張をする。
「シャル、急に素直になって気味が悪いぞ」
「ん? そうかな? 前は、どうしても強くなって最強のパーティに入って活躍しないと! って思ってたからね。ユウくんパーティって、最強になると思って……どうしても入りたくてさぁ~」
「そうかな? そんな感じじゃないんだけどなぁ」
「現に最強のパーティになってるしっ。王国内最強だよ?SSランクだし! 王国内にSSランクはユウくんだけだよ」
「そうらしいなぁ……」
「で、どこのパーティに入っても止めてもらうって言われるし、空回りしちゃうんだよね」
「そっか……」
「それで、今……最低な感じじゃない。だからもう良いかな……って思ったら気が楽になっちゃった♪ しかも好きなテイマーになれるかもって思ったら嬉しくなっちゃって! ありがと。ユウくん」
あぁ~これって、本当のシャルなのかもな……小さい時から父親から運動神経がいい、素質がある、訓練すれば最強になれるって言い続けられてきたからな。期待されてストレスになってて気を張っていたのかもな。それでキツイ性格というか、自分勝手に見えてたけど最善の事だと思って行動をしてたのかも。それが消えた今、本当のシャルになったのかもな。
このシャルなら色々と、協力をしてあげたいな。
「色々と協力そするから、その性格でいろよ?」
「え? いつも通りだけど? なにか違う?」
「全然、違うな……素直で可愛いぞ」
「は? なにそれ~いつも素直で可愛いでしょ! にぃっ♪」
作り笑いだが……とても可愛い作り笑いで、その中に心からの笑顔で微笑んでいる様にも見えた。
「その笑顔だったらモテモテだろうな」
「えへへっ♪ でしょ? でも~モテないんだよね~」
「それは性格の問題だろ~」
「うぅ~ん~わたしが相手にしないからねっ」
「は? 自分から話に……あ、そっかヤキモチをって言ってたな、それって……俺にって事なのか?」
「かもね~♪」
「ま~好きなだけ居て良いからな」
「うん。遠慮なく、お世話になりますっ。ずーっとね♪ 好きなだけ居て良いでしょ? ならずーっと一緒かなぁ」
「ん? それって……え? ずっと?」
「……この意味わからない?」
はい? 意味は分かる……けど、シャルからって思うと、どうしても裏があるって思っちゃうんだけど。今回は裏はなさそうだけど……
「わ、分かるけどさ。前にも同じ様な事を言ってて、男友達と仲良くしてただろ?」
「だから、あれは……ユウくんにヤキモチ妬いて欲しかったの! そんなに心配なら村に帰らなくても良いよ? ここでユウくん達と4人で暮らすから♪」
焚き火の明かりがシャルを照らし、キレイな金髪がオレンジ色に輝き雰囲気が変わり、微笑みが魅力的で幻想的に見え美しい。
これ、ずるくない? こんな状況で言うなんてさぁ……ん……また面倒事に巻き込まれるのは嫌だし。悪いけど事実を確認をさせてもらうよ。シャルに巻き込まれるのは勘弁して欲しいし。
「なぁ、シャル本当の事を言ってくれるか?」
言葉に魔力を込めて聞いてみた。
要は命令でウソがつけないってやつだね。これには逆らえないみたいだし。種族も変えられる強力で絶対的なスキルって感じだよな。
「ウソなんかついてないよ。全部本当、心から思っていることだよ。ずっと前から、出会った頃から好きだったよ。ずっと一緒に居たかったの……でも離れていっちゃうし……パーティになりたかったのにって思ってイジワルをしちゃったの。悪いと思ったんだけどヤキモチを妬かせて……振り向いてくれないかなって……」
見た時は仲良く寄り添っていて演技には見えなかったけど? でも、ウソは付けなくなってるしな……
「男の子と一緒に仲良くしてたのも演技だったのか?」
「うん。好きって言ってくれた子を……仲良くしてただけで、好きでも仲が良いってことも無かったよ。まさか置いていかれるとは思ってなかったけど……」
男の子とは何でも無かったんだな……じゃあ、これから一緒に住むってどういう意味なんだ? ホントにそういう意味なのか? 住む場所が無いからとか?
「そっか、それでずっと一緒にってどういう意味なんだ? 他に住む家がないからか?」
「それは……その……まんまだよ。好きだってこと! 結婚したいって言ってるのっ。住む家なら両親の家があるよ……追い出されてないし」
家は、追い出されていないのか……
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