給料の大半を課金に使い続けヒキニートの友人とパーティ組んでいたらゲームの世界に転生して最強になっていた。

みみっく

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やっぱりダンジョンのボスを倒すとボスが現れ魔人だった。

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最深部まで余裕で到着すると、ボスの部屋の中に躊躇いも無く入ると、ボスが威厳のある雰囲気を出して立ち上がり話そうとすると、サラヒメがシュッ！と消えボスの目の前に現れ瞬時に何度も斬り付けた。

「ぐは……っ！」

「あ……」

ワンコが憐れむ表情で見つめて声を出した。

「話くらい聞いてあげましょうよ……」

「だって……話す内容一緒なんだもんっ。つまんない……」

「次は、わたしね！」

「魔人は同じ種族なんじゃないのか？」

「だから何？人間も人間同士で戦ってるでしょ？」

「そうだな……気を付けろよ」

ワンコの時と同じ様に声が聞こえるが姿が見えないが……そんな小細工が通用する相手じゃないので。

バシュッ！バシュッ！と誰も居ない壁に魔力弾を放つと壁に当たらずに途中で魔力弾が当たったように弾かれた。

「貴様、何者だ！？なぜ私の位置が分かるのだ！まぁ……分かった所で貴様の攻撃は届かぬがな！」

実際にヒアリナの魔力弾が弾かれていたし。ヒアリナが振り向き困った顔をしていた。ん？まさか苦戦してるのか？

「ユウヤ～どうしよ～？」

「ん？苦戦してるのか？」

「うん。してる～」

「は？ヒアリナがか……？ん？そんなに強い相手には見えないけど？」

「うん。アイツさぁ～バリア使ってるから魔法が通らないの～」

「そんなの強引に……あ、そっか……強引に貫通をさせる威力を出すと……ダンジョンが確実に崩壊するな」

ワンコも察したらしく怯えた表情をしていた。この世界で一般でいうバリアは魔力の高密度の魔力防壁で、魔力で壁を作り攻撃を弾くのが一般的なのでヒアリナの方が魔力の質、量も格段に上なので魔力で力押しをすれば、魔人くらいは倒せるが……ダンジョンがヒアリナの魔力に耐えられずに崩壊する。

ちなみに魔力防壁のバリアは物理攻撃も防げるが、あまり物理攻撃を防ぐのは得意じゃないし魔力を大量に消費してしまう。

「はっははは……どうだ我のバリアに手も足も出んだろ！雑魚め！俺様は１階級の魔人で最強の防御使いなのだ！」

「ヒアリナ、俺が倒すわ……イラッとするわコイツ……」

「生き埋めになりたくないから任せる～」

「ご主人様、大丈夫なのですか？アイツのバリア破れるとは思いますが……ダンジョンを壊さないでくださいよ！１階級の魔人のバリアは強力ですぜ！」

俺のバリアは、スキルで魔力は関係無いし……それを利用すれば余裕だろ。超反則技だけど……

ディアやアスモが、魔力で槍を作っていたのを思い出してバリアで虹色に輝く槍を数十本を作り、火属性の魔法で爆発させて弾丸のように格好良く飛ばしたかったけど……閉鎖された空間で大音量を使いたくない……耳がヤバそう。

なので……魔人に槍を転移させて無数に串刺しにした。魔力防壁も俺のバリアは防げないし、転移で更に意味がない物になった。防御スキルのバリアの最上位でレベルマックスのバリアだし。

「クソが……なんて攻撃をしやがるんだ！おかしいだろっ！なぜ俺様のバリアを魔力弾が貫通をするんだ！？」

「わぁっ。すご～い♪いっぱい刺さってるのに死んでないよーっ」

サラヒメが面白そうに見ていた。

「ふんっ。我は１階級の魔人だぞ？それくらいじゃ死なん！」

「へぇ～これなら？」

魔人の体内の中で棘々のウニの様なバリアを作成して、棘々を拡大し体から無数のトゲが生えた。

「ぐはっ！くそ……許さんぞ……何だその魔法は！！」

魔人の耐久性凄いな……まだ生きてるよ……面白っ！

「魔人って凄いな～お前も、あの攻撃を食らっても生きてるって事だろ？」

「や、止めてくださいよ！大丈夫かもしれないですけど……アイツも言ってたじゃないですか！１階級の魔人だぞって。私は３階級の魔人なんですよ！格下なんですよ。格下です！」

「でも、飽きたな……ほらよっと」

魔人をバリアで捕獲した。

「捕まえたぞ」

「貴様！何をしやがるっ！出せ！命令だ！出せば、この無礼を許してやるぞ！」

「な～ワンコ、コイツは俺のファイアボール何個まで耐えられる？」

「はい？魔人は魔法じゃ……えっと……５個分じゃないですかね……」

普通は魔法じゃ死なないと言うか、魔法で死んだと聞いたことが無いだけで、あの威力の魔法を見たら死ぬかもしれないとワンコは思って言い直した。

「メンドだから５個分のファイアボールから始めるか」

「え～なになに？何するのぉ～？」

サラヒメは楽しそうに俺に抱き着いてきて聞いてきた。ヒアリナも興味深そうに隣に来て見つめていた。これから起こる内容を知っていたワンコ、ディア、アスモは怯えた表情で魔人を見つめていた。

「はいっ。５個分だぞ、簡単に死ぬなよー！」

ゴルフボール程の大きさに圧縮された白っぽい火球がユウヤの指先に現れると、バリアの中に転移させバリアの中が白い閃光を放ち、魔人の叫び声がボスの部屋に響き渡りしばらくすると静かになった。

「もうギブアップしたのか？」

「弱ってるだけじゃないですか？そう簡単に死なないと思いますが……１階級ですし」

「だよなぁ……今度は冷やすか」

「プッ。可哀想～灼熱地獄から冷却地獄だねー」

サラヒメが面白そうに楽しんでいた。

『アブソリュートゼロ』

次も、ユウヤの指先にゴルフボール程の黒い球体が現れ、白いモヤが大量に放出され、ボスの部屋の温度が明らかに下がり、どんどんと肌寒くなり床辺りに白いモヤが溜まってきた。その黒い球体をバリアの中に転移させるとパキンッ！と凍りついた音がし、バリアの内部が白くモヤが掛かった。

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