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ヒアリナと魔法士の対戦。
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「なんだよ……せっかく対戦相手を探してやったのに……」
喜んでもらおうとしていたので、俺が少しガッカリした表情をすると、ヒアリナが気付き慌てた表情で言い直してきた。
「わ、分かったって……ありがと……さ、始めるわよ」
「無理しなくて良いって……俺がやるって」
そんなに無理して付き合わなくても良いのに。
「ごめんって……あの……暇でイライラしてたの……だって……出番なにも無かったし……」
「だから対戦相手を用意をしたんだけどさ……」
「うん……ありがとね……ガンバってくる」
うんうん……ガンバって……えっ!?ヒアリナがガンバったら不味いって……
「ヒアリナ……そんなに頑張らなくても良いぞ……相手を殺すなよ……」
「あ、うん……程々に……する……」
対戦相手の参加、不参加の確認もせずに練習試合が始まった。まぁ~俺が練習試合の相手に選んだので拒否権はないけどな。
対戦相手が俺の前に来ると跪き頭を下げた……。ん?異議でもあるのか?参加したくないとか……か?腕に自信がないとか……怪我でもしてるのか?
「発言の許可を頂きたく……」
「許す。なんだ?戦う自信でも無いのか?それともケガ、体調不良か?」
「いえ……その……陛下と仲がよろしそうな娘ですので、心配になり確認をと思いまして……本気で戦ってもよろしいのでしょうか?」
「遠慮はいらん。全力で叩き潰してみろ」
「御意。失礼を致しました」
闘技場の俺の居た場所に、即席の観覧席が用意されハオルチアのメンバーと一緒に見ることとなった。
「わたし、ここで見る~♪」
サラヒメが俺の膝の上に座り、両隣にアイスとロメオが立って観戦するようだ。
「サラヒメ……行儀が悪いですわよ……大人しく座っててね」
「は~い♪」
「リーダーは……サラヒメに懐かれて大変だな」
「あ~別に大変では無いぞ……サラヒメは大人しいし……優しいからな」
「ホント?えへへ……♪褒められた~」
サラヒメの機嫌を損ねると面倒だし……どうなるか分からないので恐いのでお世辞を言っておいた。
闘技場に上がったヒアリナが俺の方をチラッチラッと見て嬉しそうにしていた。ん?練習試合とはいえ……よそ見してて良いのか?
試合開始の合図が出された。
中年男性の魔法士が風魔法で中に浮くと歓声があがり、ファイアショットをヒアリナに数発放つと魔法士が勝ち誇った表情をしたがヒアリナが瞬時にバリアを張り防ぐと、ヒアリナが重力魔法を放つと宙に浮いていた魔法士が闘技場の床へ叩きつけられた。
「小娘が……重力魔法だと……?い、一体き、貴様は何者だ!?」
「ん?えっと……ユウヤくんの……婚約者だよ?」
ヒアリナが頬を赤くして恥ずかしそうに答えると、魔法士の男がバカにされてると思い怒り表情で睨みつける。
「は?何を言ってるのだ?そんな事を聞いているのではない!その魔法は一体……どこで教わったのだ?なぜ小娘が、その様な魔法を習得しているのかを聞いているのだ」
「そんな事、教えれるわけ無いじゃん……」
「まあ良い……力で捻じ伏せて聞き出してやる……」
魔法士の頭上にデカいファイアボールが現れ、放たれれば宮殿も無事では済まない程の大きさだった。
「あぁ~あ……そんなの放っちゃダメなんじゃな?怒られちゃうと思うけど……良いの?ほら……あっち……」
ヒアリナが俺の方を指を指すと、ゆっくりと魔法士が俺の方を見て我に返り青褪めファイアボールを消し去った。実際は放たれても魔法防御がしてあるので建物への被害は無いが死者、ケガ人が多数出て大騒ぎになっていたと思うが、その前に魔法を無効化して器物損壊罪未遂で異空間牢獄に半日入れて反省をしてもらう所だった。今回はヒアリナの機転で練習試合での威嚇行為だけだったので問題なしだけど……
「ねぇ~ファイアボール……そんなもんなの?レベル100なんだよね?」
「ふんっ。小娘のお前に、あれ以上のモノが出せるのか?」
「ん……わたしは、こんなもんかな……ほら……」
ドンッ!と身体の底まで響き渡る様な轟音がすると闘技場の上空に魔法士が出したファイアボールがゴルフボールに思えるくらいの差のある大きさのファイアボールが現れ不気味なゴォォォっと炎の渦巻いていた。
それを見た魔法士が驚愕した表情でファイアボールを見つめ肩を落とし実力の差を実感したのか闘気が消えた。もしも、そのファイアボールが放たれたら宮殿は無事だが……帝都の方が吹き飛ぶな……しかも、指輪を一つも外していないし。
「……降参だ……実力が違いすぎる……」
「まだ、わたし何もしてないんだけど……もっと遊ぼうよ?ほらっ。ファイアボール消したしさ……ね?遊ぼ」
「俺を殺す気か?」
「やっぱりつまんない……」
あんなモノを見せられたら……実力差を思い知って降参もするだろうなぁ……周りの者も驚愕してフィリーズしてるし。
喜んでもらおうとしていたので、俺が少しガッカリした表情をすると、ヒアリナが気付き慌てた表情で言い直してきた。
「わ、分かったって……ありがと……さ、始めるわよ」
「無理しなくて良いって……俺がやるって」
そんなに無理して付き合わなくても良いのに。
「ごめんって……あの……暇でイライラしてたの……だって……出番なにも無かったし……」
「だから対戦相手を用意をしたんだけどさ……」
「うん……ありがとね……ガンバってくる」
うんうん……ガンバって……えっ!?ヒアリナがガンバったら不味いって……
「ヒアリナ……そんなに頑張らなくても良いぞ……相手を殺すなよ……」
「あ、うん……程々に……する……」
対戦相手の参加、不参加の確認もせずに練習試合が始まった。まぁ~俺が練習試合の相手に選んだので拒否権はないけどな。
対戦相手が俺の前に来ると跪き頭を下げた……。ん?異議でもあるのか?参加したくないとか……か?腕に自信がないとか……怪我でもしてるのか?
「発言の許可を頂きたく……」
「許す。なんだ?戦う自信でも無いのか?それともケガ、体調不良か?」
「いえ……その……陛下と仲がよろしそうな娘ですので、心配になり確認をと思いまして……本気で戦ってもよろしいのでしょうか?」
「遠慮はいらん。全力で叩き潰してみろ」
「御意。失礼を致しました」
闘技場の俺の居た場所に、即席の観覧席が用意されハオルチアのメンバーと一緒に見ることとなった。
「わたし、ここで見る~♪」
サラヒメが俺の膝の上に座り、両隣にアイスとロメオが立って観戦するようだ。
「サラヒメ……行儀が悪いですわよ……大人しく座っててね」
「は~い♪」
「リーダーは……サラヒメに懐かれて大変だな」
「あ~別に大変では無いぞ……サラヒメは大人しいし……優しいからな」
「ホント?えへへ……♪褒められた~」
サラヒメの機嫌を損ねると面倒だし……どうなるか分からないので恐いのでお世辞を言っておいた。
闘技場に上がったヒアリナが俺の方をチラッチラッと見て嬉しそうにしていた。ん?練習試合とはいえ……よそ見してて良いのか?
試合開始の合図が出された。
中年男性の魔法士が風魔法で中に浮くと歓声があがり、ファイアショットをヒアリナに数発放つと魔法士が勝ち誇った表情をしたがヒアリナが瞬時にバリアを張り防ぐと、ヒアリナが重力魔法を放つと宙に浮いていた魔法士が闘技場の床へ叩きつけられた。
「小娘が……重力魔法だと……?い、一体き、貴様は何者だ!?」
「ん?えっと……ユウヤくんの……婚約者だよ?」
ヒアリナが頬を赤くして恥ずかしそうに答えると、魔法士の男がバカにされてると思い怒り表情で睨みつける。
「は?何を言ってるのだ?そんな事を聞いているのではない!その魔法は一体……どこで教わったのだ?なぜ小娘が、その様な魔法を習得しているのかを聞いているのだ」
「そんな事、教えれるわけ無いじゃん……」
「まあ良い……力で捻じ伏せて聞き出してやる……」
魔法士の頭上にデカいファイアボールが現れ、放たれれば宮殿も無事では済まない程の大きさだった。
「あぁ~あ……そんなの放っちゃダメなんじゃな?怒られちゃうと思うけど……良いの?ほら……あっち……」
ヒアリナが俺の方を指を指すと、ゆっくりと魔法士が俺の方を見て我に返り青褪めファイアボールを消し去った。実際は放たれても魔法防御がしてあるので建物への被害は無いが死者、ケガ人が多数出て大騒ぎになっていたと思うが、その前に魔法を無効化して器物損壊罪未遂で異空間牢獄に半日入れて反省をしてもらう所だった。今回はヒアリナの機転で練習試合での威嚇行為だけだったので問題なしだけど……
「ねぇ~ファイアボール……そんなもんなの?レベル100なんだよね?」
「ふんっ。小娘のお前に、あれ以上のモノが出せるのか?」
「ん……わたしは、こんなもんかな……ほら……」
ドンッ!と身体の底まで響き渡る様な轟音がすると闘技場の上空に魔法士が出したファイアボールがゴルフボールに思えるくらいの差のある大きさのファイアボールが現れ不気味なゴォォォっと炎の渦巻いていた。
それを見た魔法士が驚愕した表情でファイアボールを見つめ肩を落とし実力の差を実感したのか闘気が消えた。もしも、そのファイアボールが放たれたら宮殿は無事だが……帝都の方が吹き飛ぶな……しかも、指輪を一つも外していないし。
「……降参だ……実力が違いすぎる……」
「まだ、わたし何もしてないんだけど……もっと遊ぼうよ?ほらっ。ファイアボール消したしさ……ね?遊ぼ」
「俺を殺す気か?」
「やっぱりつまんない……」
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