36 / 76
ミーニャの活躍で解決したが、ヤキモチを妬かれた。
しおりを挟む
ゴツい男が立ち上がり大声を出し始めた。
「親父!ここは俺に殺らせてくれ。頭にきたっ!!」
兵士の剣を奪い取り左手で持ち斬りつけて来たが避けず、まともに斬りつけられた。レベル2の攻撃なんかでダメージを受ける訳がないだろ。何度も斬りつけられたが何のダメージも受けなかった。その光景を呆然と見ていた領主が我に返り慌てて指示を出した。
「な、なにボサっとしてるんだ!ヤツを捕らえろ!抵抗をするなら殺しても構わんと言っているだろ!」
眠そうに歩いているミーニャが騒ぎを見つけて兵を連れて歩いてきた。俺の身分を明かしても信用するわけがないし、使えない領主を捕らえるのも処刑するのも簡単だがつまらないし。さっきまで暇そうにしていたミーニャに助けてもらうか。
「な~ミーニャ。俺、捕らえられるか殺されるらしいぞ~助けてくれ~わぁ~殺される~」
俺の棒読みのセリフだったが、寝起きだったミーニャが剣で何度も斬りつけられている俺を見て目が覚めた様で慌てて引き連れていた護衛と兵士に指示を出した。
「わっ!わぁっ!は、早く・・・っ!旦那様をお助けして!早くして!!」
一緒に付いてきていたアリーナは顔色一つ変えずに眠そうに俺を見ていた・・・。コイツ・・・全然心配してくれてないな・・・
兵士を連れて豪華なドレスを着ている少女を見た領主が、領地に来た貴族の娘だと思ったのか・・・
「そこの娘も捕らえろ!そいつの仲間だ!」
嫁達には護衛や兵士、隠密の護衛も付いていて領主兵等がどうこう出来る訳もなく。建物の屋根の上に潜んでいた弓兵も隠密部隊に既に倒されていた。
「バカ者共が!!ミーニャ王女様だぞ。不敬だぞ!王族への殺人未遂は謀反だぞ!領主兵に命じる直ちに領主を捕らえろ!命令に背けば謀反とし一族皆処刑だぞ!」
ミーニャの護衛のリーダーが大声で命令を出すと領主兵も戸惑いつつも領主を捕らえるのに協力をしだした。数人領主を助けようとしている者も居たが簡単に捕らえられた。
「ユウヤ様・・・わたしを置いていくから・・・こうなるのですよ」
「そうだよっ。置いていくなん・・・て・・・・って、誰!その子!?ねぇ~!」
「ん?あ・・・隠密部隊の子で打つかって転んで絡まれていたから助けただけだぞ」
「はい?隠密部隊の方が転んで主に助けられていたのですか?そんな隠密部隊の隊員は聞いた事もないのですが・・・?そんな方は実戦に投入されるとは思えませんが?この町の女の子なんじゃないですか?・・・ユウヤ様のお好みの女の子・・・なのでは?」
2人にジト目で見つめられた。
「見てみろよ・・・まだ子供だって・・・」
「ええ・・・わたしと同じ歳くらいに見えますね・・・わたしにも子供扱いをするのですか?」
フタバを、そっと下ろして・・・・耳元で囁いた。
「逃げろ・・・」
「は、はっ。承知致しました・・・有難う御座います」
フタバが早足で人混みに紛れると瞬時に隠密スキルで消えた。
「ユウヤ様・・・」
「ユウヤ~ヒドイっ!」
な、なに・・・この状況・・・恋愛をした事が無いから分からないっての・・・モテたいって心の底から思ってたけど・・・モテるのも大変なのな・・・。それにヤキモチを妬かれてみたいとか・・・思ってたけど大変じゃん。
馬車に連れ戻され強制的に出発になった。その後の領主の処罰はミーニャが手紙で俺とミーニャの命を狙われたと書き添えて国王に任せた。まあ・・・領主一族は無事じゃ居られないよな。王国の謀反に留まらず国王の娘のミーニャで俺の嫁で皇帝の嫁、アリーナも俺の嫁で2人の拘束を命じて、更に帝国の皇帝の命を狙って実際に剣で攻撃をしていた訳だし・・・それで罰金や平民に格下げの罪で終わったら皇帝の命は、その程度と考える国王になってしまう。娘を2人も嫁入りをさせている国王だし・・・軽い罪で済ませはしないだろうな。
「ユウヤって・・・すぐに女の子と仲良くなっちゃうよね・・・わたしにも気軽に声を掛けてきたし・・・」
ジト目で見てくるアリーナ。そう言えばそうだな・・・あの時は仲間が欲しい一心で声を掛けたな・・・
「今回のは、誤解だっての・・・人助けをして、この仕打ちかよ。困ってる人を見捨てる様な旦那で良いのか?あの時だってアリーナが困っていたから声を掛けたんだぞ?」
向かいに2人が座っているのに隣で・・・グスンっと泣いてる様な・・・は?フタバか?仕事熱心にも程があるぞ・・・こういう時は、お前は外の警護だろ・・・仕方ない・・・悪いけど、この話は強制的に終了をさせてもらう。
「この話は終わりだ。文句があるなら後で聞くが・・・俺の事が気に入らないなら帰ってもらって良いぞ。ちゃんと送り届けさせる」
「むぅ・・・いやっ!一緒に居るっ!ゴメンってば・・・!怒らないでよぅ~」
「わ、わたしも・・・一緒にいます・・・ごめんなさい。ヤキモチですのでお許しください」
で、宮殿に帰るとこんな感じなのが12人も居るのか?ムリムリ・・・帰りたくないっての。あ・・・でも離宮を作って離してあるし大丈夫だよな・・・多分。他の嫁の性格は知らないけどさ・・・
「親父!ここは俺に殺らせてくれ。頭にきたっ!!」
兵士の剣を奪い取り左手で持ち斬りつけて来たが避けず、まともに斬りつけられた。レベル2の攻撃なんかでダメージを受ける訳がないだろ。何度も斬りつけられたが何のダメージも受けなかった。その光景を呆然と見ていた領主が我に返り慌てて指示を出した。
「な、なにボサっとしてるんだ!ヤツを捕らえろ!抵抗をするなら殺しても構わんと言っているだろ!」
眠そうに歩いているミーニャが騒ぎを見つけて兵を連れて歩いてきた。俺の身分を明かしても信用するわけがないし、使えない領主を捕らえるのも処刑するのも簡単だがつまらないし。さっきまで暇そうにしていたミーニャに助けてもらうか。
「な~ミーニャ。俺、捕らえられるか殺されるらしいぞ~助けてくれ~わぁ~殺される~」
俺の棒読みのセリフだったが、寝起きだったミーニャが剣で何度も斬りつけられている俺を見て目が覚めた様で慌てて引き連れていた護衛と兵士に指示を出した。
「わっ!わぁっ!は、早く・・・っ!旦那様をお助けして!早くして!!」
一緒に付いてきていたアリーナは顔色一つ変えずに眠そうに俺を見ていた・・・。コイツ・・・全然心配してくれてないな・・・
兵士を連れて豪華なドレスを着ている少女を見た領主が、領地に来た貴族の娘だと思ったのか・・・
「そこの娘も捕らえろ!そいつの仲間だ!」
嫁達には護衛や兵士、隠密の護衛も付いていて領主兵等がどうこう出来る訳もなく。建物の屋根の上に潜んでいた弓兵も隠密部隊に既に倒されていた。
「バカ者共が!!ミーニャ王女様だぞ。不敬だぞ!王族への殺人未遂は謀反だぞ!領主兵に命じる直ちに領主を捕らえろ!命令に背けば謀反とし一族皆処刑だぞ!」
ミーニャの護衛のリーダーが大声で命令を出すと領主兵も戸惑いつつも領主を捕らえるのに協力をしだした。数人領主を助けようとしている者も居たが簡単に捕らえられた。
「ユウヤ様・・・わたしを置いていくから・・・こうなるのですよ」
「そうだよっ。置いていくなん・・・て・・・・って、誰!その子!?ねぇ~!」
「ん?あ・・・隠密部隊の子で打つかって転んで絡まれていたから助けただけだぞ」
「はい?隠密部隊の方が転んで主に助けられていたのですか?そんな隠密部隊の隊員は聞いた事もないのですが・・・?そんな方は実戦に投入されるとは思えませんが?この町の女の子なんじゃないですか?・・・ユウヤ様のお好みの女の子・・・なのでは?」
2人にジト目で見つめられた。
「見てみろよ・・・まだ子供だって・・・」
「ええ・・・わたしと同じ歳くらいに見えますね・・・わたしにも子供扱いをするのですか?」
フタバを、そっと下ろして・・・・耳元で囁いた。
「逃げろ・・・」
「は、はっ。承知致しました・・・有難う御座います」
フタバが早足で人混みに紛れると瞬時に隠密スキルで消えた。
「ユウヤ様・・・」
「ユウヤ~ヒドイっ!」
な、なに・・・この状況・・・恋愛をした事が無いから分からないっての・・・モテたいって心の底から思ってたけど・・・モテるのも大変なのな・・・。それにヤキモチを妬かれてみたいとか・・・思ってたけど大変じゃん。
馬車に連れ戻され強制的に出発になった。その後の領主の処罰はミーニャが手紙で俺とミーニャの命を狙われたと書き添えて国王に任せた。まあ・・・領主一族は無事じゃ居られないよな。王国の謀反に留まらず国王の娘のミーニャで俺の嫁で皇帝の嫁、アリーナも俺の嫁で2人の拘束を命じて、更に帝国の皇帝の命を狙って実際に剣で攻撃をしていた訳だし・・・それで罰金や平民に格下げの罪で終わったら皇帝の命は、その程度と考える国王になってしまう。娘を2人も嫁入りをさせている国王だし・・・軽い罪で済ませはしないだろうな。
「ユウヤって・・・すぐに女の子と仲良くなっちゃうよね・・・わたしにも気軽に声を掛けてきたし・・・」
ジト目で見てくるアリーナ。そう言えばそうだな・・・あの時は仲間が欲しい一心で声を掛けたな・・・
「今回のは、誤解だっての・・・人助けをして、この仕打ちかよ。困ってる人を見捨てる様な旦那で良いのか?あの時だってアリーナが困っていたから声を掛けたんだぞ?」
向かいに2人が座っているのに隣で・・・グスンっと泣いてる様な・・・は?フタバか?仕事熱心にも程があるぞ・・・こういう時は、お前は外の警護だろ・・・仕方ない・・・悪いけど、この話は強制的に終了をさせてもらう。
「この話は終わりだ。文句があるなら後で聞くが・・・俺の事が気に入らないなら帰ってもらって良いぞ。ちゃんと送り届けさせる」
「むぅ・・・いやっ!一緒に居るっ!ゴメンってば・・・!怒らないでよぅ~」
「わ、わたしも・・・一緒にいます・・・ごめんなさい。ヤキモチですのでお許しください」
で、宮殿に帰るとこんな感じなのが12人も居るのか?ムリムリ・・・帰りたくないっての。あ・・・でも離宮を作って離してあるし大丈夫だよな・・・多分。他の嫁の性格は知らないけどさ・・・
26
お気に入りに追加
188
あなたにおすすめの小説
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
異世界に転生をしてバリアとアイテム生成スキルで幸せに生活をしたい。
みみっく
ファンタジー
女神様の手違いで通勤途中に気を失い、気が付くと見知らぬ場所だった。目の前には知らない少女が居て、彼女が言うには・・・手違いで俺は死んでしまったらしい。手違いなので新たな世界に転生をさせてくれると言うがモンスターが居る世界だと言うので、バリアとアイテム生成スキルと無限収納を付けてもらえる事になった。幸せに暮らすために行動をしてみる・・・
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
迷い人 ~異世界で成り上がる。大器晩成型とは知らずに無難な商人になっちゃった。~
飛燕 つばさ
ファンタジー
孤独な中年、坂本零。ある日、彼は目を覚ますと、まったく知らない異世界に立っていた。彼は現地の兵士たちに捕まり、不審人物とされて牢獄に投獄されてしまう。
彼は異世界から迷い込んだ『迷い人』と呼ばれる存在だと告げられる。その『迷い人』には、世界を救う勇者としての可能性も、世界を滅ぼす魔王としての可能性も秘められているそうだ。しかし、零は自分がそんな使命を担う存在だと受け入れることができなかった。
独房から零を救ったのは、昔この世界を救った勇者の末裔である老婆だった。老婆は零の力を探るが、彼は戦闘や魔法に関する特別な力を持っていなかった。零はそのことに絶望するが、自身の日本での知識を駆使し、『商人』として新たな一歩を踏み出す決意をする…。
この物語は、異世界に迷い込んだ日本のサラリーマンが主人公です。彼は潜在的に秘められた能力に気づかずに、無難な商人を選びます。次々に目覚める力でこの世界に起こる問題を解決していく姿を描いていきます。
※当作品は、過去に私が創作した作品『異世界で商人になっちゃった。』を一から徹底的に文章校正し、新たな作品として再構築したものです。文章表現だけでなく、ストーリー展開の修正や、新ストーリーの追加、新キャラクターの登場など、変更点が多くございます。
【R18】異世界なら彼女の母親とラブラブでもいいよね!
SoftCareer
ファンタジー
幼なじみの彼女の母親と二人っきりで、期せずして異世界に飛ばされてしまった主人公が、
帰還の方法を模索しながら、その母親や異世界の人達との絆を深めていくというストーリーです。
性的描写のガイドラインに抵触してカクヨムから、R-18のミッドナイトノベルズに引っ越して、
お陰様で好評をいただきましたので、こちらにもお世話になれればとやって参りました。
(こちらとミッドナイトノベルズでの同時掲載です)
異世界帰りの底辺配信者のオッサンが、超人気配信者の美女達を助けたら、セレブ美女たちから大国の諜報機関まであらゆる人々から追われることになる話
kaizi
ファンタジー
※しばらくは毎日(17時)更新します。
※この小説はカクヨム様、小説家になろう様にも掲載しております。
※カクヨム週間総合ランキング2位、ジャンル別週間ランキング1位獲得
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
異世界帰りのオッサン冒険者。
二見敬三。
彼は異世界で英雄とまで言われた男であるが、数ヶ月前に現実世界に帰還した。
彼が異世界に行っている間に現実世界にも世界中にダンジョンが出現していた。
彼は、現実世界で生きていくために、ダンジョン配信をはじめるも、その配信は見た目が冴えないオッサンということもあり、全くバズらない。
そんなある日、超人気配信者のS級冒険者パーティを助けたことから、彼の生活は一変する。
S級冒険者の美女たちから迫られて、さらには大国の諜報機関まで彼の存在を危険視する始末……。
オッサンが無自覚に世界中を大騒ぎさせる!?
【全話挿絵】発情✕転生 〜何あれ……誘ってるのかしら?〜
墨笑
ファンタジー
『エロ×ギャグ×バトル+雑学』をテーマにした異世界ファンタジー小説です。
主人公はごく普通(?)の『むっつりすけべ』な女の子。
異世界転生に伴って召喚士としての才能を強化されたまでは良かったのですが、なぜか発情体質まで付与されていて……?
召喚士として様々な依頼をこなしながら、無駄にドキドキムラムラハァハァしてしまう日々を描きます。
明るく、楽しく読んでいただけることを目指して書きました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる