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王女のミーニャを国王から差し出された。

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王様が頭を下げた謝罪をしてきた。

 
「あ、気にしなくても良いよ」

「有難う御座います。この様な事が起きぬよう対策を・・・」

「わぁ~♪ミーニャちゃんのお父さんってやっぱり偉い人っぽいじゃん」

 
アリーナが隣に座るミーニャを突っついて話し掛けていたけどミーニャはドキドキした表情で俺と王様を見ていた。

 
俺が呼んだんだから俺から話すのか?ミーニャから話してくれないかな・・・俺から話すと命令になっちゃうじゃん。
 
俺がミーニャを見ると恥ずかしそうに俯くし・・・はぁ・・・分かりましたよ。俺から話しますよ。

 
「これから帝国に戻ろうと思うんだけど、ミーニャを同行させようと思うんだけど良いかな?」

「は、はい?このミーニャをでしょうか?」

「はい。わたしです。ダメでしょうか?お父様」

 
お、随分と積極的じゃん・・・まあ親密度98%だしな・・・
 
もう一度ステータスを見ると100%になっていた。
 
は?何で?俺が国王の父に同行させたいと求めたからか?それしかしてないぞ?しかも結婚するかという選択のアイコンが出てきたんだけど・・・?

 
ホントに結婚・・・出来るのか?するのアイコンを押すイメージをすると結婚済みと表示されて好感度ゲージが消えた。
 
すると国王が決心した顔になり俺を見つめてきて話しだした。

 
「娘の決意も決まっているようなので・・・ユウヤ様に娘のミーニャを捧げ致しますので可愛がってい頂けると嬉しく思います」

 
おいおい・・・アリーナの友達として同行を求めただけなんだけど?それに好感度・・・なんで上がってたんだよ?初対面だぞ?国王や姉から俺の話でも聞いていたのか?アリーナが何か話したのか?そんな話で好感度が上がるのか?

 
「え?いやいや・・・姉のミーシャもいますよ?姉妹を貰うわけにはいかないでしょ。普通は王女は周りの国や重要な貴族の元へ嫁に出すでしょ?」

「重要なと言われると、どんな貴族や他国の王族の元よりもユウヤ様の方が一番重要だと思いますが?」

 
まあ、この世界では最強の帝国になってるけどさ。

 
「そうだけど・・・娘を2人も嫁に貰うのはどうかと・・・」

「裏切らないと言う誓いの証ともなりますし、周辺の王国よりユウヤ様の強い庇護下にあるという証にもなりますので、どうか娘をお受け取りください」

「お願いします・・・ユウヤ様」

 
本人のミーニャも頭を下げてお願いしてきたのをアリーナが驚いた表情で見つめていた。

 
「いやそれより、この王国の後継者が居なくなるんじゃ?」

「それはミーニャの双子の娘と弟が居りますのでご心配なく・・・」

 
は?設定では2姉妹だったよな?何で増えてるんだよ。

 
「はぁ・・・分かりました。こちらこそ宜しく・・・」

「有難う御座います。ユウヤ様」

「わぁ♡ 有難う御座います」

 
ミーニャが立ち上がり初めて見せる笑顔で深々と頭を下げた。へぇ~・・・可愛い笑顔をするんだな。向かいのソファーに座っていたミーニャを手招きをすると、しっかりと教育を受けているのか背筋を伸ばし美しい歩き方で近寄ってきて俺の目の前までくると、俺が手を伸ばし頭を撫でようとすると戸惑い、どうして良いのか分からない様でオロオロしていると。

 
「あ、それ頭を撫で撫でしてもらうんだよっ♪ミーニャ頭を下げて~」

「え?ですが・・・」

 
アリーナが教えてくれるが・・・更に戸惑った様子になり国王の方をチラッとっと見たりアリーナを見たりしていた。
 
ん?もしかして・・・無礼とか侮辱的行為だったり?

 
「あ、俺の国では子供には褒める時に行う行為でもあるし、恋人同士ではスキンシップなどで行う行為だが、この王国では無礼や侮辱行為だったか?悪かったな・・・下って良いぞ」

 
12の王国があれば習慣や礼儀もバラバラだろうし、ゲームの中で生活する設定は無いので、そんなのは知らないし。
 

「この王国でも、その様な無礼や侮辱などという事はありません・・・頭を撫でる行為は子供を褒める行為で・・・王女であるミーニャは成長し子供扱いをされるのが恥ずかしく戸惑っているだけですので、お気を悪くさせたのでしたら申し訳ございません」

 
国王が慌てた様子でフォローしてくれた。そっか・・・無礼や侮辱行為で無くて良かった。
 
ミーニャがソファーに戻ろうか迷ってる様子でいたのでアリーナが俺に頭を差し出してきた。

 
「だったら、わたしを褒めてよっ♪大人しくして待ってたんだしっ」

 
まぁ・・・良いけど。大人しく待ってるのは普通だろっ。とか思いながら、ニコニコの笑顔になって俺に頭を撫でられ、王様がミーニャの隣に座る為に移動してきて隣に座るアリーナが俺の腕に抱き着いてきたのをミーニャが羨ましそうに眺めていて、国王がミーニャに目で合図を送っていた。

 
「気持ち良くて~幸せな気分になれるんだよっ♪」

「そうなのですか・・・・で、では、わたしも・・・お願い出来ますでしょうか・・・?」

 
ミーニャも俺の隣に座り、アリーナと同じ様に俺の腕を抱きしめてきて頭を撫でられると頬を赤くして嬉しそうに甘えてきた。
 
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