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王女のミーニャの気持。
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「そっか・・・そうだよね。わたしとは立場が違うんだった。変な事を言っちゃってごめんね」
「いえ・・・心配して頂き有難う御座います。お父様と一回お話をしてみます」
「うん。そうしなよ!もしかしたら良いって言うかもしれないし♪」
「はい♪」
その頃、広場で戦いが終わったユウヤが部屋に入ってきた。
「お。二人とも仲良くしてるな」
「はい♪」
「あ、すみません。どうぞ、こちらにお座り下さい」
ミーニャが席を立ち、席を譲ろうとするとユウヤが向かいのソファーに座ってしまった。
「俺は、こっちに座るから気にしなくても良いよ。そこに座ってて」
「は、はい・・・」
「ねぇ・・・ミーニャちゃんって可愛いよね?」
唐突にアリーナが質問してきたので、何と答えて良いのか考えたが本人が目の前に居るので、実際に可愛いので正直に答えた。
「え?あ、ああ・・・可愛いよな・・・」
「だよね~?一緒に旅ができたら良いと思わない?」
いや。無理だろ・・・だって・・・ミーニャの姉のミーシャは俺の嫁だぞ?結婚は無いと思うけど一緒に旅って姉妹揃って俺の元に預けないだろ・・・?一緒に旅をしたとなると、今後のミーニャの結婚に影響が出るだろ。
ミーニャは、自分の話題をユウヤに振られて恥ずかしいのと、なんて答えが返ってくるのか緊張をした表情で俯いてしまった。
「は?無理だろ・・・親が許さないと思うぞ」
「そうじゃなくて~ユウヤは、どう思うの?って話しだよ~」
ん?なんだよ・・・何を言わせたいんだよ?適当に誤魔化しておくか。
「まぁ・・・一緒に旅が出来たらアリーナも楽しそうだし、可愛い子が増えて華やかになって良いんじゃないの?」
「はぁ~?なにそれ~それって答えになってないしっ。わたしが楽しいかとかじゃなくって~・・・」
やけに食い下がってくるな・・・っていうか、アリーナは何がしたいんだ?ミーニャを気に入ったのか?友達が出来て嬉しくて一緒に旅をしたいのか。
「う~ん・・・居てくれれば、俺も楽しくなって良いと思うな、嫌いじゃないしな」
「だよね♪だよね~♪ 良かったね~ミーニャちゃん」
ん?アリーナが友達が出来て、嬉しくて暴走してただ聞いてきただけかと思ったら、ミーニャ自身も一緒に旅をしたいのか?てっきり嫌われてるか、恐がられてると思ってたけどな。態度も素っ気ないし・・・すぐに目を逸らすし・・・
「う、うん・・・良かったぁ・・・嬉しいです♡」
「ん?ミーニャも一緒に来たいのか?」
「え?あ、あの・・・その・・・は、はい・・・その、ご、ご一緒したいです」
「あ、でも・・・野営もするし危険な事もあるぞ?」
「それは・・・何度か体験していますので問題ないと思います」
「へぇ~・・・お嬢様なのに偉いな」
アリーナが、にいっ♪とした顔で聞いてきた。
「ね~どうかなぁ?」
え?意味が分からないんだけど?アリーナ興奮しすぎだぞ?
「え?何が?」
「だ~か~ら~一緒に旅に出ることだよ!」
「それは・・・俺が決める事は出来ないだろって言ってるだろ」
「ふんっ!ユウヤは頼りにならないね~ミーニャちゃんっ!」
急に話を振られたミーニャは慌てた様子で、なんて答えて良いのか分からずオロオロ・・・として俯いたり俺を見つめたりしていた。
「はぁ・・・分かったよ。まったく・・・」
俺の返事で二人の表情が明るくなり、期待の表情で二人に見つめられた。
うわ。そんな期待の眼差しで見つめられても多分無理だぞ?
っていうかさ、ミーニャは知ってるよな?姉が俺の嫁だって事・・・あ!もしかして・・・姉に会いに行きたいのか?
「あぁ~もしかして・・・姉に会いたいのか?」
「ち、違います・・・一緒に旅をしたいのっ」
あれ・・・キッパリと否定されて、しかも口調が変わってるし。
この子も王女だしステータスに好感度ゲージあるのか?ステータスを表示するとゲージが98%だった。
ん?この子のイベントも何もしてないんだけど?しかも姉妹がいるって設定だけで登場して無かったよな・・・ゲージが有るって事は結婚できるのか?
「違ったのか。まあ直接、親に聞いてみるか・・・呼んできてくれ」
お付きのメイドに指示を出した。
「かしこまりました」
メイドが部屋を出ていくと、アリーナは首を傾げて不思議そうな顔をして、ミーニャは緊張をした表情になった。
「ん?ミーニャちゃんのお父さんってお城で働いてるんだね・・・スゴイね。やっぱり・・・お嬢様だったんだね?貴族様のお嬢様だったんだね・・・」
「ん?お城で親が働いていてもお嬢様って事は無いだろ・・・メイドや執事や兵士とかもお城で働いてるんだぞ?」
「あ、そっか・・・えへへ・・・♪そうでした~」
あ、そうだった・・・アリーナには緊張すると思ってミーニャが王女だって事を隠してあったんだっけ。
しばらくすると、王様が護衛を連れて緊張した表情で部屋に入ってくると、護衛は部屋の外で待機させられた。
「し、失礼します。また色々と不快な思いをさせてしまいすみませんでした。度重なる・・・不祥事、謝罪をいたします・・・」
「いえ・・・心配して頂き有難う御座います。お父様と一回お話をしてみます」
「うん。そうしなよ!もしかしたら良いって言うかもしれないし♪」
「はい♪」
その頃、広場で戦いが終わったユウヤが部屋に入ってきた。
「お。二人とも仲良くしてるな」
「はい♪」
「あ、すみません。どうぞ、こちらにお座り下さい」
ミーニャが席を立ち、席を譲ろうとするとユウヤが向かいのソファーに座ってしまった。
「俺は、こっちに座るから気にしなくても良いよ。そこに座ってて」
「は、はい・・・」
「ねぇ・・・ミーニャちゃんって可愛いよね?」
唐突にアリーナが質問してきたので、何と答えて良いのか考えたが本人が目の前に居るので、実際に可愛いので正直に答えた。
「え?あ、ああ・・・可愛いよな・・・」
「だよね~?一緒に旅ができたら良いと思わない?」
いや。無理だろ・・・だって・・・ミーニャの姉のミーシャは俺の嫁だぞ?結婚は無いと思うけど一緒に旅って姉妹揃って俺の元に預けないだろ・・・?一緒に旅をしたとなると、今後のミーニャの結婚に影響が出るだろ。
ミーニャは、自分の話題をユウヤに振られて恥ずかしいのと、なんて答えが返ってくるのか緊張をした表情で俯いてしまった。
「は?無理だろ・・・親が許さないと思うぞ」
「そうじゃなくて~ユウヤは、どう思うの?って話しだよ~」
ん?なんだよ・・・何を言わせたいんだよ?適当に誤魔化しておくか。
「まぁ・・・一緒に旅が出来たらアリーナも楽しそうだし、可愛い子が増えて華やかになって良いんじゃないの?」
「はぁ~?なにそれ~それって答えになってないしっ。わたしが楽しいかとかじゃなくって~・・・」
やけに食い下がってくるな・・・っていうか、アリーナは何がしたいんだ?ミーニャを気に入ったのか?友達が出来て嬉しくて一緒に旅をしたいのか。
「う~ん・・・居てくれれば、俺も楽しくなって良いと思うな、嫌いじゃないしな」
「だよね♪だよね~♪ 良かったね~ミーニャちゃん」
ん?アリーナが友達が出来て、嬉しくて暴走してただ聞いてきただけかと思ったら、ミーニャ自身も一緒に旅をしたいのか?てっきり嫌われてるか、恐がられてると思ってたけどな。態度も素っ気ないし・・・すぐに目を逸らすし・・・
「う、うん・・・良かったぁ・・・嬉しいです♡」
「ん?ミーニャも一緒に来たいのか?」
「え?あ、あの・・・その・・・は、はい・・・その、ご、ご一緒したいです」
「あ、でも・・・野営もするし危険な事もあるぞ?」
「それは・・・何度か体験していますので問題ないと思います」
「へぇ~・・・お嬢様なのに偉いな」
アリーナが、にいっ♪とした顔で聞いてきた。
「ね~どうかなぁ?」
え?意味が分からないんだけど?アリーナ興奮しすぎだぞ?
「え?何が?」
「だ~か~ら~一緒に旅に出ることだよ!」
「それは・・・俺が決める事は出来ないだろって言ってるだろ」
「ふんっ!ユウヤは頼りにならないね~ミーニャちゃんっ!」
急に話を振られたミーニャは慌てた様子で、なんて答えて良いのか分からずオロオロ・・・として俯いたり俺を見つめたりしていた。
「はぁ・・・分かったよ。まったく・・・」
俺の返事で二人の表情が明るくなり、期待の表情で二人に見つめられた。
うわ。そんな期待の眼差しで見つめられても多分無理だぞ?
っていうかさ、ミーニャは知ってるよな?姉が俺の嫁だって事・・・あ!もしかして・・・姉に会いに行きたいのか?
「あぁ~もしかして・・・姉に会いたいのか?」
「ち、違います・・・一緒に旅をしたいのっ」
あれ・・・キッパリと否定されて、しかも口調が変わってるし。
この子も王女だしステータスに好感度ゲージあるのか?ステータスを表示するとゲージが98%だった。
ん?この子のイベントも何もしてないんだけど?しかも姉妹がいるって設定だけで登場して無かったよな・・・ゲージが有るって事は結婚できるのか?
「違ったのか。まあ直接、親に聞いてみるか・・・呼んできてくれ」
お付きのメイドに指示を出した。
「かしこまりました」
メイドが部屋を出ていくと、アリーナは首を傾げて不思議そうな顔をして、ミーニャは緊張をした表情になった。
「ん?ミーニャちゃんのお父さんってお城で働いてるんだね・・・スゴイね。やっぱり・・・お嬢様だったんだね?貴族様のお嬢様だったんだね・・・」
「ん?お城で親が働いていてもお嬢様って事は無いだろ・・・メイドや執事や兵士とかもお城で働いてるんだぞ?」
「あ、そっか・・・えへへ・・・♪そうでした~」
あ、そうだった・・・アリーナには緊張すると思ってミーニャが王女だって事を隠してあったんだっけ。
しばらくすると、王様が護衛を連れて緊張した表情で部屋に入ってくると、護衛は部屋の外で待機させられた。
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