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アリーナと買い物の続きをしていると、イベントを発見してアリーナが人混みに混ざってしまった。
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そりゃそうだろ・・・この王国を支配下にしている帝国の皇帝に王国軍が集団で襲い掛かっていたんだから、国王の命令だと思われれば王国自体が謀反の罪で12カ国の帝国と王国から攻撃を受ける事になる。
「この度は・・・誠にすみません・・・この件は我が国王、王国軍は一切係わりはございません。どうかお許しを・・・。直ちにこの企みを立てた者を明らかにし処刑を致しますので、しばらくお待ち下さい」
「分かっている。まあ気にするな。それと、ここに残っている者は罪には問わないが3日間の再教育を命じる」
「ですが・・・首謀者を捕らえねばなりません」
「その者は、俺が捕らえている。こちらで勝手に裁くが問題あるか?」
「そ、そうですか・・・分かりました。謀反の罪を、こちらでも確認していますので・・・ご自由にお捌きください、他にも共謀者の情報を得られましたら、こちらでも対応を致しましのでご命令をお願いいたします。今回も、ご迷惑をお掛けして申し訳ございません。お許し有難う御座います。心配をされている国王に報告をしに向かっても宜しいでしょうか?」
「ああ、わかった。好きにして良いぞ」
「有難う御座います。失礼します」
王国軍が引き上げていった。
「え?何?どうしたの?戦争?」
店から騒ぎを聞きつけ、アリーナと店員が数人出てきて驚いた表情をしていてアリーナは選んでいた服を持って出てきていた。
「いや・・・なんか悪い兵士が捕らえられたみたいだな」
「うわ。また?この王国ヤバいんじゃないかな~悪い人ばっかりだね・・・」
「だな・・・後で国王に注意をしておくか」
「うわ。そんな事を、ユウヤが王様に注意できるわけ無いじゃん~あはは・・・♪」
「あはは・・・だよな~」
「そんな事を言ってると捕まっちゃうって・・・」
アリーナが心配そうな顔をして辺りを見回していた。
「だな。兵士も残ってるし気を付けなきゃな」
「そうだよ!ユウヤが捕まったら、わたしはどうするのよ!気を付けてよねっ」
そんな会話を遠くから聞いていた、お付きの者が気不味そうにして話が終わるのを待っていた。
「あ、あの・・・宜しいでしょうか?」
「ん?どうした?」
「おケガの方は無かったでしょうか?」
「あ、うん。問題無いな」
「良かったです。次は、お出掛けになる時には声をお掛け下さい・・・」
「分かった」
慌てた様子のアリーナが小声で話し掛けてきた。
「ねぇ・・・不味いよ!今の・・・話しを聞かれちゃったんじゃない?」
「そうかもな」
「ダメじゃん!ねぇ・・・逃げる?どうする?」
アリーナが心配そうな表情をして、小声で俺に話を掛けてきて、俺の服を掴んで引っ張ってくる・・・
「おい。大丈夫じゃないか?捕らえる気配もないし・・・」
「そうかな~だって、凄く偉そうな人じゃない?着てる服も豪華だし聞かれたんなら不味いって・・・」
心配そうなアリーナで完全に警戒して、俺の背中に隠れてる。
俺のお付きの人のは、明らかにお付きの人という感じでは無く、お城では普段は上級管理職に就いている服装をしていて、他の兵士や兵士の偉そうな感じのヤツと比べても異質のオーラを放っていて、周りに残っている兵士も、その人を見ると立ち止まりキレイにお辞儀をして行く。
「大丈夫だって!それで、もう服は選んだのか?」
「あ、うん。これに決めた!あと普段着も♪」
「そっか。じゃあ買って帰るか~」
「でもね、体のサイズを測られたんだけど・・・?なんでだろ?」
「あ、それは・・・参考にじゃないか?うん。きっとそうだって」
お付きの人に助けを求める目で見ると・・・
「あ、そう・・・ですな・・・妻と娘の服を買いに来た時も参考にと言って妻の体のサイズを測っていましたな・・・」
「ほら。参考に測ってるんだって!」
「そっか~」
アリーナ・・・チョロすぎるぞ・・・他のヤツには騙されないでくれよ!
「支払いの方は、こちらにお任せ下さい」
お付きの人が部下に指示を出すと、部下が婦人服店に入っていった。その部下も兵士ではなく付き人でもなさそうだった。
ただ買い物をしている俺の付き人をしてて良いのか?俺の付き人じゃなくて、ちゃんと仕事をしてた方が良いぞ。
「買い物をしてるだけだぞ?城で仕事をしていなくて良いのか?」
「これも重要な仕事ですのでご心配なく」
そう言われてもなぁ・・・気になるっての。それに勝手にお付きの人のが5人、護衛が20人ほど周りに付いていた。無駄な人件費だな・・・
アリーナが周りを見渡して心配そうな表情をして小声で話しかけてきた。
「ねぇ・・・もう逃げれなくなっちゃったよ?どうするんの?」
「心配し過ぎだって~」
「だから・・・ユウヤが捕まったら、わたしもお終いなんだよ?」
「はぁ・・・。なあ、俺に何かあったら、コイツを始まりの森のある町まで安全に送り届けてくれな?頼んだぞ!」
「何かあっては困りますが・・・お申し付けを承りました」
「ほら。受けてくれたぞ」
「う、うん・・・そういう事じゃないんだけど・・・」
「まだ、何か心配事があるのか?」
「だから・・・ずっとユウヤと一緒に居たいんだってば!」
「捕まらないって~ほら。行くぞ!」
「は、はぁ~い・・・」
町の広場の方に進んでいくと、イベントをやって人集りが出来ていた。
「お。今日は、何かイベントをやってるのか?」
「ねぇ!見ていこうよ~」
アリーナは、さっき拐われた事を忘れているのか人混みに混ざり、先頭の方へ向かって行ってしまった。
「陛下、人集りに混ざると護衛が難しくなりますのでお控えを・・・」
「もう遅いだろ・・・アリーナが人混みに混ざっちゃったしな、アリーナを一人にする訳にはいかないからな」
「御身のご心配を致してくださいませ」
「俺の大切なヤツなんだ、放って置けるか」
偉そうなお付を無視して人混みにアリーナを探しに入って行った。
「この度は・・・誠にすみません・・・この件は我が国王、王国軍は一切係わりはございません。どうかお許しを・・・。直ちにこの企みを立てた者を明らかにし処刑を致しますので、しばらくお待ち下さい」
「分かっている。まあ気にするな。それと、ここに残っている者は罪には問わないが3日間の再教育を命じる」
「ですが・・・首謀者を捕らえねばなりません」
「その者は、俺が捕らえている。こちらで勝手に裁くが問題あるか?」
「そ、そうですか・・・分かりました。謀反の罪を、こちらでも確認していますので・・・ご自由にお捌きください、他にも共謀者の情報を得られましたら、こちらでも対応を致しましのでご命令をお願いいたします。今回も、ご迷惑をお掛けして申し訳ございません。お許し有難う御座います。心配をされている国王に報告をしに向かっても宜しいでしょうか?」
「ああ、わかった。好きにして良いぞ」
「有難う御座います。失礼します」
王国軍が引き上げていった。
「え?何?どうしたの?戦争?」
店から騒ぎを聞きつけ、アリーナと店員が数人出てきて驚いた表情をしていてアリーナは選んでいた服を持って出てきていた。
「いや・・・なんか悪い兵士が捕らえられたみたいだな」
「うわ。また?この王国ヤバいんじゃないかな~悪い人ばっかりだね・・・」
「だな・・・後で国王に注意をしておくか」
「うわ。そんな事を、ユウヤが王様に注意できるわけ無いじゃん~あはは・・・♪」
「あはは・・・だよな~」
「そんな事を言ってると捕まっちゃうって・・・」
アリーナが心配そうな顔をして辺りを見回していた。
「だな。兵士も残ってるし気を付けなきゃな」
「そうだよ!ユウヤが捕まったら、わたしはどうするのよ!気を付けてよねっ」
そんな会話を遠くから聞いていた、お付きの者が気不味そうにして話が終わるのを待っていた。
「あ、あの・・・宜しいでしょうか?」
「ん?どうした?」
「おケガの方は無かったでしょうか?」
「あ、うん。問題無いな」
「良かったです。次は、お出掛けになる時には声をお掛け下さい・・・」
「分かった」
慌てた様子のアリーナが小声で話し掛けてきた。
「ねぇ・・・不味いよ!今の・・・話しを聞かれちゃったんじゃない?」
「そうかもな」
「ダメじゃん!ねぇ・・・逃げる?どうする?」
アリーナが心配そうな表情をして、小声で俺に話を掛けてきて、俺の服を掴んで引っ張ってくる・・・
「おい。大丈夫じゃないか?捕らえる気配もないし・・・」
「そうかな~だって、凄く偉そうな人じゃない?着てる服も豪華だし聞かれたんなら不味いって・・・」
心配そうなアリーナで完全に警戒して、俺の背中に隠れてる。
俺のお付きの人のは、明らかにお付きの人という感じでは無く、お城では普段は上級管理職に就いている服装をしていて、他の兵士や兵士の偉そうな感じのヤツと比べても異質のオーラを放っていて、周りに残っている兵士も、その人を見ると立ち止まりキレイにお辞儀をして行く。
「大丈夫だって!それで、もう服は選んだのか?」
「あ、うん。これに決めた!あと普段着も♪」
「そっか。じゃあ買って帰るか~」
「でもね、体のサイズを測られたんだけど・・・?なんでだろ?」
「あ、それは・・・参考にじゃないか?うん。きっとそうだって」
お付きの人に助けを求める目で見ると・・・
「あ、そう・・・ですな・・・妻と娘の服を買いに来た時も参考にと言って妻の体のサイズを測っていましたな・・・」
「ほら。参考に測ってるんだって!」
「そっか~」
アリーナ・・・チョロすぎるぞ・・・他のヤツには騙されないでくれよ!
「支払いの方は、こちらにお任せ下さい」
お付きの人が部下に指示を出すと、部下が婦人服店に入っていった。その部下も兵士ではなく付き人でもなさそうだった。
ただ買い物をしている俺の付き人をしてて良いのか?俺の付き人じゃなくて、ちゃんと仕事をしてた方が良いぞ。
「買い物をしてるだけだぞ?城で仕事をしていなくて良いのか?」
「これも重要な仕事ですのでご心配なく」
そう言われてもなぁ・・・気になるっての。それに勝手にお付きの人のが5人、護衛が20人ほど周りに付いていた。無駄な人件費だな・・・
アリーナが周りを見渡して心配そうな表情をして小声で話しかけてきた。
「ねぇ・・・もう逃げれなくなっちゃったよ?どうするんの?」
「心配し過ぎだって~」
「だから・・・ユウヤが捕まったら、わたしもお終いなんだよ?」
「はぁ・・・。なあ、俺に何かあったら、コイツを始まりの森のある町まで安全に送り届けてくれな?頼んだぞ!」
「何かあっては困りますが・・・お申し付けを承りました」
「ほら。受けてくれたぞ」
「う、うん・・・そういう事じゃないんだけど・・・」
「まだ、何か心配事があるのか?」
「だから・・・ずっとユウヤと一緒に居たいんだってば!」
「捕まらないって~ほら。行くぞ!」
「は、はぁ~い・・・」
町の広場の方に進んでいくと、イベントをやって人集りが出来ていた。
「お。今日は、何かイベントをやってるのか?」
「ねぇ!見ていこうよ~」
アリーナは、さっき拐われた事を忘れているのか人混みに混ざり、先頭の方へ向かって行ってしまった。
「陛下、人集りに混ざると護衛が難しくなりますのでお控えを・・・」
「もう遅いだろ・・・アリーナが人混みに混ざっちゃったしな、アリーナを一人にする訳にはいかないからな」
「御身のご心配を致してくださいませ」
「俺の大切なヤツなんだ、放って置けるか」
偉そうなお付を無視して人混みにアリーナを探しに入って行った。
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