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アリーナと、のんびりと生活を楽しむ。
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朝食は、パンとクリームスープとサラダを出して食べ終わると山に向かった。
「はぁ~朝から、あんなに豪華な食事をして……夕食に山菜料理って……ダメじゃん、嫌われちゃうじゃん……ううぅ……ホントに良いの?貧乏料理だよぉ?」
「いやいや……俺からお願いしてるんだし嫌わないって。嫌いになる意味がわからないって」
「えぇ……だってさ~不味い料理を出す女の子って思われちゃうじゃん!」
料理がキライという訳じゃ無さそうで、俺に嫌われたくないって気にしてるっぽいな。前にも話してたな……仕事から帰ってきて不味い料理を作る奥さんは嫌われるし最悪だって。正直言ってアリーナの作る料理は不味くはないし、作れるメニューが少ないだけで作れるメニューが増えれば問題ないんじゃないか?
「気にしすぎだって」
「ユウヤは肉ちゃんと獲ってきてよ!それに掛かってるんだからね!パンと山菜スープだけなんて寂しすぎるぅ……」
「はいはい……」
俺が獲れなくても材料はタップリ在庫があるから何の肉だって出せるって。
「ウサギ肉で良いの?」
「うん!出来れば3匹以上は……欲しいかな」
「ん?何で?」
「丸焼きで一人1匹と~明日の朝のスープ用に1匹っ!」
あれ?夕食と朝食?昼飯は?
「あぁ、分かった。でも昼は?」
「え?昼は……食べないよ?」
「そうなの?」
「だって……食べに、いちいち家に戻ってたら時間が勿体ないよ」
「お弁当とか持ってくれば良いんじゃない?」
「おべんとう?なにそれー?」
弁当っていう習慣がないのか?それとも山で食事をするという事をしないのか?アリーナが首を可愛く傾げて聞いてきた。
「作った料理を持ってきて山で食べれば良いじゃん」
「えぇ?そんな事してる人いないってばっ。匂いで魔物に襲われちゃうじゃん!」
え?魔物が料理の匂いに寄ってくるのか?それは山賊や盗賊じゃないか?
「そうなの?」
「そうなのっ!美味しそうな匂いをさせてたら魔物が寄ってくるでしょ!」
匂いの問題なのか?昼食代の問題じゃない?
魔物や猛獣が寄ってくるのって傷を負っている血の匂いや、弱ってる魔力にじゃないか?美味しそうな料理に寄っては来ないと思うんだが?
「匂いの問題なら異次元収納に入れておけば匂いもしないだろ?」
「あ……うん。って異次元収納を持ってる人は山菜採りや狩りをしてないってば~っ」
「そうだな……そんなアイテムを買う金があれば生活費とか食費にしてるか」
「うん!そうだよ。だって金貨1枚は、したんじゃないの?」
「あ……うん。金貨3枚ね」
販売をされている異次元収納バッグはバッグを作る職人さん、魔石を加工する職人さん、装飾をする職人さん、魔法を付与する魔術士と付与士どの人が係わっていて特に最後の行程の魔法を付与するスキルを持っている人が希少で魔道具には欠かせない存在だが滅多に居ないので高額だ。
「はぁ?無駄遣いだよ!もぉ!」
「誰かさんが、その高いモノを欲しがってたんだけどね……」
「ううぅ……ごめんなさい。それ、わたしです……」
「あはは……まぁ良いじゃん。喜んでくれたんだから」
「うん。凄く嬉しかったぁ♡」
楽しく会話をしながら目的地に到着した。
「じゃあ近くで狩りをしてるから、あまり遠くに行くなよ?」
「はぁい」
念の為にアリーナに自動で追跡をしてくれる結界を張っておくか。間違って俺の矢が当たっても困るし……魔物に襲われても困る。
さて……少しズルをしてって言っても俺の能力だしズルでもないだろ、近距離マップで獲物を探すか~
狩り用の弓矢を用意して……と。
狩りを楽しむかな。ウサギ肉もストックがマックスなんだよな……魔物を倒したら、たまに色んな肉をドロップするんだよな。そう言えば……金もドロップしてたよな?この世界に来てから気にしてなかったけど……金もドロップしてるのかな?
お。ウサギだ……狙いを定めて……と。よし!ウサギ1匹を確保っと。……ズルをしてます。はい。狙いを定めた時点で、逆方向に向けて矢を放っても追跡して当たるんだよね……猟師職業をマックスだし弓矢のスキルもマックスだし。使うことは無いと思ったけどマックスにしておいて良かった……あ、でも……クエストで〇〇肉の料理を作るってのがあって、数回レアな食材を手に入れるために使ったっけかな……他のヤツは必要ないって言っててレベルが低くて苦戦してたので高値で売ったな……金には困ってなかったけど。
大物っていないのかな……?イノシシとか鹿とかクマ?は……あぁ……ダメか……パーティ名が「くまさんラブ」だし。
狙いをイノシシと鹿にして近距離マップで探してみると近くにイノシシの反応があった。
よしよし……発見っ!!3矢を連射した。よし……って、まだ生きてるじゃん……不味くはないか……?落ち着いて、また3本の矢を放って仕留めた。威力を上げ過ぎると可食部分が少なくなるし……調節が難しいな……
この世界で解体が無くて便利だよな……肉としてドロップするから回収をしに行かなくても良いし、他の人はどうしてるんだ?
近くにいるアリーナを探して聞いてみた。
「なぁ~?アリーナー」
「きゃぁっ!もおっ!急に話し掛けないでよ!ビックリするでしょ……」
「悪い。悪い……」
「ウサギって獲ったら解体するのか?」
「ん?かいたい?」
「革を剥いだり内臓を取ったりしないの?」
「なにそれ?ウサギを捕獲したら肉になるでしょ?」
「そうなんだ?」
「うん。でもすぐに取りに行かないと無くなっちゃうけど……」
「はぁ~朝から、あんなに豪華な食事をして……夕食に山菜料理って……ダメじゃん、嫌われちゃうじゃん……ううぅ……ホントに良いの?貧乏料理だよぉ?」
「いやいや……俺からお願いしてるんだし嫌わないって。嫌いになる意味がわからないって」
「えぇ……だってさ~不味い料理を出す女の子って思われちゃうじゃん!」
料理がキライという訳じゃ無さそうで、俺に嫌われたくないって気にしてるっぽいな。前にも話してたな……仕事から帰ってきて不味い料理を作る奥さんは嫌われるし最悪だって。正直言ってアリーナの作る料理は不味くはないし、作れるメニューが少ないだけで作れるメニューが増えれば問題ないんじゃないか?
「気にしすぎだって」
「ユウヤは肉ちゃんと獲ってきてよ!それに掛かってるんだからね!パンと山菜スープだけなんて寂しすぎるぅ……」
「はいはい……」
俺が獲れなくても材料はタップリ在庫があるから何の肉だって出せるって。
「ウサギ肉で良いの?」
「うん!出来れば3匹以上は……欲しいかな」
「ん?何で?」
「丸焼きで一人1匹と~明日の朝のスープ用に1匹っ!」
あれ?夕食と朝食?昼飯は?
「あぁ、分かった。でも昼は?」
「え?昼は……食べないよ?」
「そうなの?」
「だって……食べに、いちいち家に戻ってたら時間が勿体ないよ」
「お弁当とか持ってくれば良いんじゃない?」
「おべんとう?なにそれー?」
弁当っていう習慣がないのか?それとも山で食事をするという事をしないのか?アリーナが首を可愛く傾げて聞いてきた。
「作った料理を持ってきて山で食べれば良いじゃん」
「えぇ?そんな事してる人いないってばっ。匂いで魔物に襲われちゃうじゃん!」
え?魔物が料理の匂いに寄ってくるのか?それは山賊や盗賊じゃないか?
「そうなの?」
「そうなのっ!美味しそうな匂いをさせてたら魔物が寄ってくるでしょ!」
匂いの問題なのか?昼食代の問題じゃない?
魔物や猛獣が寄ってくるのって傷を負っている血の匂いや、弱ってる魔力にじゃないか?美味しそうな料理に寄っては来ないと思うんだが?
「匂いの問題なら異次元収納に入れておけば匂いもしないだろ?」
「あ……うん。って異次元収納を持ってる人は山菜採りや狩りをしてないってば~っ」
「そうだな……そんなアイテムを買う金があれば生活費とか食費にしてるか」
「うん!そうだよ。だって金貨1枚は、したんじゃないの?」
「あ……うん。金貨3枚ね」
販売をされている異次元収納バッグはバッグを作る職人さん、魔石を加工する職人さん、装飾をする職人さん、魔法を付与する魔術士と付与士どの人が係わっていて特に最後の行程の魔法を付与するスキルを持っている人が希少で魔道具には欠かせない存在だが滅多に居ないので高額だ。
「はぁ?無駄遣いだよ!もぉ!」
「誰かさんが、その高いモノを欲しがってたんだけどね……」
「ううぅ……ごめんなさい。それ、わたしです……」
「あはは……まぁ良いじゃん。喜んでくれたんだから」
「うん。凄く嬉しかったぁ♡」
楽しく会話をしながら目的地に到着した。
「じゃあ近くで狩りをしてるから、あまり遠くに行くなよ?」
「はぁい」
念の為にアリーナに自動で追跡をしてくれる結界を張っておくか。間違って俺の矢が当たっても困るし……魔物に襲われても困る。
さて……少しズルをしてって言っても俺の能力だしズルでもないだろ、近距離マップで獲物を探すか~
狩り用の弓矢を用意して……と。
狩りを楽しむかな。ウサギ肉もストックがマックスなんだよな……魔物を倒したら、たまに色んな肉をドロップするんだよな。そう言えば……金もドロップしてたよな?この世界に来てから気にしてなかったけど……金もドロップしてるのかな?
お。ウサギだ……狙いを定めて……と。よし!ウサギ1匹を確保っと。……ズルをしてます。はい。狙いを定めた時点で、逆方向に向けて矢を放っても追跡して当たるんだよね……猟師職業をマックスだし弓矢のスキルもマックスだし。使うことは無いと思ったけどマックスにしておいて良かった……あ、でも……クエストで〇〇肉の料理を作るってのがあって、数回レアな食材を手に入れるために使ったっけかな……他のヤツは必要ないって言っててレベルが低くて苦戦してたので高値で売ったな……金には困ってなかったけど。
大物っていないのかな……?イノシシとか鹿とかクマ?は……あぁ……ダメか……パーティ名が「くまさんラブ」だし。
狙いをイノシシと鹿にして近距離マップで探してみると近くにイノシシの反応があった。
よしよし……発見っ!!3矢を連射した。よし……って、まだ生きてるじゃん……不味くはないか……?落ち着いて、また3本の矢を放って仕留めた。威力を上げ過ぎると可食部分が少なくなるし……調節が難しいな……
この世界で解体が無くて便利だよな……肉としてドロップするから回収をしに行かなくても良いし、他の人はどうしてるんだ?
近くにいるアリーナを探して聞いてみた。
「なぁ~?アリーナー」
「きゃぁっ!もおっ!急に話し掛けないでよ!ビックリするでしょ……」
「悪い。悪い……」
「ウサギって獲ったら解体するのか?」
「ん?かいたい?」
「革を剥いだり内臓を取ったりしないの?」
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